ゆうしゃれべる1 (製品版)
女勇者シチュを煮詰め直し、温故知新に
作品名の通り「駆け出しの」「女勇者」という部分にこだわって、作られています。
一見、エロRPGではありふれた設定に思えますが、例えば一番初めのエロシーン「王様に勇者の鎧と称され、見えない鎧を渡される(見えると言い張るとエロシーン)」
次に「一人では頼りないので仲間を募った結果、えろい身体を目当てにロクでなしの男どもが集まり、ダンジョンに入った時点でさっさと混乱魔法&レイプ」
という流れに至っては、”なるほど”と違いを感じる所あり。
システム的には「他人の家から勝手に物を盗ったら清純度が下がる」「勇者という事は知れ渡っているらしく、清純度とは別に”町の人からの信頼度”がある」といった部分も、勇者らしさを強調。
その結果、オッパイが露出した状態で町に入ると「なるべく見つからずに宿屋まで行かなきゃ…(見つかると清純度ダウン。信頼度も?)」という目新しい事にもなるのです。
定番をしっかりやる良さもあり
女勇者とは同時にオーソドックさの象徴でもありますが、定番の部分に手を抜いていないのも良い。
例えば清純度(=淫乱度)一つ取っても、昨今だと”下がるイベントが限られていて、中盤移行でないと一定以下にならない(前の町にも戻れない)”という物がありますが、今作は初めの町から、物を盗んで下がり・露出して下がり・エロイベントならもちろん下がり…と数が多いこと。
(ただ肝心の清純度による変化が、体験版では窺えない? のが気になる所ですが…
セクハラの反応や、露出で兵士に捕まると通常は牢屋に入れられて罰金ですが、清純度低いとやっぱ違う展開になるのかな…と期待が)
冒頭で成り行きで処女喪失する物も多いですが、今作はどうやらある程度、場面を選べそうな気配。
(メニューに「処女を失った相手」という項目がありますし…)
着せ替えという定番中の定番も、衣装によって町の人のセリフががらりと変ったり、エロシーンにも差分変化があったり…。
まさに”定番”とされつつも、後の作品が面倒がって省いていった部分を、きちんと揃えています。
必然的にエロ箇所も、シナリオ上でのエロ、町でのセクハラ、ボスでの敗北エロ…全てを抑えるようとする事で、エロ頻度がなかなか高くなっています。
なかなか遊ばせてくれるゲーム部分
ゲームの手応えにもクラシックさがあり。
最近のエロRPGは「軽く・薄く」みたいなバランスが多いですが、今作はボス戦前のLV上げ必須。
そもそもザコからしてダメージがでかく、数ターン行動不能になるステートを使ってくるので、ちょっと油断したら死にがち。
ではどうするかと言うと、敵の落とす”未鑑定の宝石”から属性石を判別。
武器に敵の苦手な属性を付与したり、また鎧(衣装)を強化したり。
強化すると言っても単純に能力値が上昇とかではなく、それぞれの衣装の特殊効果「最大HP◯%プラス」「獲得経験値◯%プラス」という一点が上がるだけなので、そこは起用のしどころ…。
(服の上下で効果が分かれているので、戦闘に最適な物を選ぶうち、いつの間にか着せ替えも楽しんでいるという…)
強化は尻上がりに必要経費が増えますし、戦闘中に武器持ち替えて、敵によって剣を使い分けたい(属性の強弱値がかなりデカイ)…となると、お金が幾つあっても足りません。
出てくる敵モンスターの種類も多く、落とすアイテム種類も多いので、お、これはまとまった金になる素材アイテムだぞ…と分かってくると楽しみ。
売っても大して金にならないアイテムは一見カスですが、町には一定数以上で交換したがる人=サブ依頼があるのも嬉しい。
よくエロRPGだとサブ依頼と言いつつ、初めにまとめて請けて、ちょっと流れ作業的になる…ってのがありますが、「もっと稼ぎたいと思った時に」「自分の意志で、依頼条件を満たそうと思える」自主性がくすぐられる…。
「お金を溜めて、その町で一番良い武具を揃える」「それでも勝てなかったらぐるぐる歩いて、敵を延々と倒す」という単調な作業を避けています。
ちなみにサブ依頼を聞き込んでると、寄り道ダンジョンが現れる時もあり。
ここはちょっと敵が強めなので、本線のボス戦前の稼ぎに使うも良し…。
そしてサブダンジョンも最奥まで進むと、既存のエロイベントと絡む…というのも、面白い展開で良いな…と。
(初めにレイプしてきた仲間がボスとして登場。仲間は断わる選択肢もあったので、セリフとか変化するのだろうなと)
これは面白いものだ、と思えました。(エロRPGのキャリア長い作者さんですしね…)
淫乱度でエロシーン変化って最近見ないが、本作は三段階の変化+処女差分! 処女ビッチも!
これは驚き…。
まさに「最近では他のエロRPGが、面倒臭がって省いてること」をきちんとやっていました。
清純度に従って、おおよそのエロシーンがピュア・ノーマル・ビッチの3段階に変化。
この変化も”一部のセリフが”とかじゃなく、大部分が変わる。
(特にビッチ化なんかは割と活き活きしてるというか、面目躍如というか…)
本番系だとこれに処女差分が加わり、そして衣装もエロシーンに反映されると…。
こうなると集めたエロが楽しい。
改めて回想部屋で「処女」+「ビッチ」の組み合わせ(理論上はあり得るけど、大体その前に処女喪失するので貴重)で試すかあ、衣装はこれで…なんて出来る嬉しさがある訳です。
まさに基礎的な事をがっちりと。
あんまり細かいんで、プレイヤーに見られない差分が結構あるんじゃないかと勿体無く思えるほど…。
だが本来エロRPGってのは、こういう事を言うんじゃなかったか…と。思いますね。
古き良きエロRPGよ
ゲームとしては、町自体が小さめ、強制イベントとかもごく少ないので、モリモリ戦闘、次々とダンジョンに挑んでる感じになります。
育て方である程度左右されるでしょうが、スピード感あるところに、派手にダメージを与えて喰らってって感じで、油断すると割とすぐ敗北。
でもLVアップはガンガンするので、つい「もう2,3LV上げて、ダメならあの寄り道ダンジョンに行って…」とか、万年お金不足なので、お金がちょっと貯まれば新武器を買いたい、衣装強化して特殊プラス効果をもっと上げたい…とか。
小目的に事欠かないので、つい続けてしまう。
ただまぁ戦闘ばかりしてると飽きるのも確かで、そこでエロイベント。
ハートマーク付いた町の人は大概「特定の素材を◯個集めるか」「特定の衣装の上下揃えて」でエロ開始なので、寄り道ダンジョンで衣装を見つけたり、ガンガン戦ってるうちに素材が集まったりしてで、間々にエロを見てると気晴らしに。
初めの方のエロイベントもきっちり清純度で変化するので、戻ってみたりね。
戦闘もなかなか楽しく、町を進むごとに(差分があるので)エロがわっと増える。
最近のADVぽいRPGとは対照的というか、まさに古き良き(と言っても少し前ですが)エロRPGって感じですねー。
脳筋なもので、ひたすら村人のスカートを鍛えまくって(経験値プラス効果)敵と出会い頭にスキルぶっ放し、回復アイテム輸血しまくりで、ラスボスに行くまで約6時間。
もうLV99…なんだけど、ちょっと手こずるのが悔しい。
(小剣だと状態異常を上手く使いこなして戦う、という感じになる様子?)
「清らかな心の持ち主なら無限の力が出るはず!」という事で、もう清純度が底を打ちまくって完全にアバズレ化していた僕の勇者は、予定調和的に2周めへ。
2周めはほぼ30分くらいでクリアできましたが(Lv99だし)
どうやら処女クリアとかしても、Hシーン全解放は無い…?
Hシーンは見つかりにくいというより、モンスターのエロ攻撃を待ったり、素材を集めるマメさが大事系なので、一応9割くらいは埋められましたが…。
清純度による、ピュア~ビッチの差分があるエロは半分くらいか。
残りはNPCのエロ・敗北エロ・媚薬エロ、ビッチでないと着られない衣装でのエロとかで、アヘりまくり固定だったりする。
ただそういうエロでも、敗北とかには処女・非処女差分があって細かい。
「処女+ピュア」で本当に何も知らない子がエロされるのから、「処女+ビッチ」の特別なスケベ感とかの書き分けが上手い。
(処女ビッチは、なかなか見れないものだしね…)
唯一、同じ人相手に何度も犯されてる(段階エロ)が、メイドコスの一つだけ、って所のがちょっと不満なくらい。
まあ色んな所にエロ散らしたら仕方ない気もする。
寄り道的に結構あるので最後のエロ回収がどうしても作業になったり、戦闘が粗い感じになっちゃたりもしましたが、最近だとなにげに安い価格のエロRPGですしね…、エロ共々楽しめました。
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