トビ姫 – Inter Breed – (製品版)

ACT,R18製品版の感想

最近チラホラと、大作エロACTの予告が多い感じ。
その中でもドットは根強い人気がありますが…今作のサークルさんは、過去、ドットCGの作品が大人気でもあります。
そんなサークルさんが遂にエロACTに着手…となれば、まさに鬼に金棒、人気も納得。
さっそくプレイしてみた次第です…!

2015/05/10予告版の感想です

これが同人ゲームかあ…、参るなあ…。という完成度

ドットのアピール力は強いし、”パズル”ともあるし、つい何かACTはおまけ的な物かな…などと思ってたら、まったく真逆。
玄人ぽく、システムもがっちりと作り込まれた作品でした(ちなみにこれもUnity製…。凄いな…)
しかもそうした大作にありがちな、「さあ、遊ぶぞ…」みたいな腰の重さを要求しない、遊び易さも良いなあと思います。

マウスで仲間を順に跳ばして、攻撃だ!

 

ルールは簡単。
最初のパーティーは3人ですが、この3人を敵に向かって「跳ばして」攻撃、ぶじ倒せたら一面クリアとなります。
跳ばし方は、キャラをクリックしてぐーんと引っ張り、高さと角度を調整、放すとばいーんと飛んで行く、というもの。
パーティー全員を跳ばしても、まだ目標の敵を倒せなかったらアウト。
再びステージをリトライ…という感じです(この辺がパズルぽい所ですね)

システムだけなら昔のFLASHゲーとかにもあったなあ…という所ですが、跳ばした後にもう一回クリックを押すと、軌道をキャンセルして攻撃開始(例えば急降下)と微アクティブ。
敵・味方のターンもあり、味方ターンでは一人跳ばした後に、もう跳ばした他の味方ユニットも攻撃(4人めを跳ばしたなら、1~3人めも順に攻撃)
敵ターンだと、敵の周囲の居た味方が攻撃されてしまう…となっています。
このシーン、RPG的な計算がされるのが妙に面白く、例えば攻撃を当てても、攻撃力が低ければ敵を倒しきれませんし、そうなれば恐らく次のターン、敵の攻撃を受けてしまう。
この時もHP・防御力・属性で生き残る…といった、いかにもソレらしい要素が反映されます。

 区切りまで遊ぶと(1ステージめは5フロア)物語が進み、デモも

敵を倒すとアイテムドロップ、経験値でLVアップ、お店で武具を買う、物語が進むと新しい仲間も加入…といった、継続的に遊んで、成長させていく…というまさにRPGの良い部分。
またステージごとに課せられる特殊条件「◯ターン以内クリア」「(ステージ上にまばらに配置された)コインを◯個回収」を満たせばSPアイテム獲得といった、ミニゲーム的な面白さも。
ついパーフェクトプレイをしようと、軍団を成長させる・SPアイテムを獲得して、更に新しい戦い方ができるようになる…
といった楽しさに繋がる訳で、良いトコ採りの贅沢を感じます。

敵に犯されるのを狙って、仲間を増やそう

エロ要素もステージの延長となっており、ハートマークが付いた発情敵に、そのままユニットがブチ当たるよう軌道を調節して、跳ばせばOK。
見事接触すれば、そのまま犯されだし、次のターンには妊娠! となるのでした。

犯されてる所をしっかり観察したいので、キーボードでアイコン消し・着衣~ハダカにする…のコマンドはあって良かった気も

そのままクリアすると、エロられた子とモンスターのモン娘が誕生、スライム娘とかハチ娘…とかが戦線に加わります。
最大パーティー数は6人、最初は産めば産んだだけ、戦力強化。
属性などがある事も考えると、控えのメンバーとかも欲しい所です。
デメリットは恐らく無し。どんどん目指して行きましょう
(ただしフロアをクリアしないと無効なので、犯されるキャラ抜きで攻略しないといけない。いつもとは違うプレイになったり、この辺りもやり甲斐に繋げてて、上手い)

画面は拡大できるので、まじまじと観察しよう(装備の服の着脱も反映されるよ)

産まれるモン娘は親の能力次第なので、ストーリーが進んで新しい仲間が加わるたび、あるいは新しい発情敵を見つけるたび、とりあえず全裸にして、敵目掛けてぶっ放す…と楽しみになるのでした。

ただ、デモでHCGとかもあるものの、これだけがエロ要素だと、ステージ中では鑑賞しづらいし、少し寂しいかな…という印象は受けました。
(回想部屋とか、後から大いに活用されそうな気もしますが)

仲間の強化と、より良いプレイを…と目指したくなる数々

遊び易いし面白い、というシステムですが、要はやる事は「跳ばして、クリック」なもので、飽き易さが懸念されますが、そこも先回りで考えられてる辺り、玄人。

例えば2ステージめ、大きな樹が横たわっていて邪魔だなあと思ってたら、味方ユニットが攻撃した途端に真っ二つに割れたり(しかも割れ方はランダム?)
キャラが乗ると大きくU字にひしゃげる吊り橋があり、そこに着地してしまうと結果的に真ん中にずり落ちていく、そして敵がその上空、左右に配置されており、敵ターンを迎えると一斉攻撃を受ける事になる…
みたいなステージギミック。
なにしろ横視点であり、どう飛ばすかという”距離”が大事なゲームなので、似たステージ構成でも、パーティー全員が同じ地点からスタートなのか、二手に分かれ、離れた二点からスタートするのか…
という小さな設定ですら、プレイ感覚がかなり変わるのは強みですね…
(*この辺り、リアルタイムな重力・物理演算ゲームぽい所もあるなあと。
場合によっては敵の上に乗ったまま次のターンに行っちゃって、敵がもう絶対攻撃できないだろって所まで落ちちゃったりとかw
”プレイヤーごとに、まったく違うプレイになる”…ってのは良いですね。
好きに伸ばすだけ伸ばした値を、受け入れる遊び幅。
本作はRPG的なパラメータ、横視点ステージでの計算処理…で、それを叶えてる訳ですね)

 言わば「跳ばすだけでなく、着地した後も攻撃が派生していく」訳で、パーティーの順番編成も含めて色々と考えられる。

初めのステージをクリアすると、進む道が二股に分かれたり(メインと寄り道)
同じステージでもHARDでやってみるとまた別感覚、条件満たしてまた特別なアイテムを獲得してみたり(これも寄り道)
新しく加入する仲間は、既存キャラとは大胆に攻撃軌道が違ったり(それまでは跳び→攻撃で降下が多かったのが、真横に攻撃したり)
その度に運用を考え直させられました。
「これが同人ゲームかあ…参るなあ…」とボヤきたくなる、しゅっと洗練された物がありますねえ…。

掛け値なしに面白い

気がついたらプレイ6時間くらい、ぶっ続けで遊んでた…マジか…。
予告版のセーブデータが普通に引き継げたので、クリアまでは+1時間。

結界破ったり高台から見下ろしたり、ドラマを感じるステージ構成も多かった

という訳で、現在のバージョンだとちょっとバグが気になるものの、まぁ掛け値なしに楽しめました。
出撃人数が6人まで、最後にはNPCキャラが5人仲間になるので(しかもかなり強い)モン娘の出番がそんなに無い…と思いながらも、まぁ6-3で一回詰まったりしましたし…。(近距離ユニットばかり育ててるとお手上げ)
ステージ設計はきちんと考えられ、しかし物理演算と3D背景は大胆にぶっ壊れたり、けっこう強引に進めたりも。
なんというか、繊細さと大胆さのグラデーションが凄いなと。(それが戸口の広さや、長く遊んでも飽きない緩急になってる気がする)
ドットもよく観察してみると、装備した衣装や武器までも反映してるという…。

海流に乗って飛距離を伸ばすステージも。考えられてるものだなあ…

クリア後に、何となくこのまま終わるのが惜しくて、HARD以上につい挑んでみたり。
実績解除とかの押し付けじゃなく、自らやり込みたくなる面白さがある。

キャラ立ちはしてるけど、ストーリーは意外とさらりと

ストーリーは体験版の範囲だと、かなり復讐劇として盛り上がりそうでしたが…、色々と空気を読ませたり、余り描写がしつこくない感じ。
短いやり取り・設定一つ取っても、十二分にキャラ立ちはしてるけど、深くは突っ込まない。
メインはゲームで、ストーリーデモは箸休め程度に、という事かな…。
個人的にはもっとドロドロ、メロドラマをやっても良かったのではと思うけど…まぁ好き好きか。

ドットビジュアルも、もちろんキャラ性に貢献。…光の女王だけ服がレア扱いなので、基本裸族になります(魔法も尻から出てるような…)

ストーリー上でのエロ(CG)も、NPCキャラ達が国民にレイプされたり、オークちんぽに夢中になったりするけど、みな目的の為にモンスター出産を決意するくらいなので、その時は悲惨な空気になりつつも、すぐに開き直る。陵辱はあるけど、基本明るめ。
しかし気になるのはエロドット回想ですよ…。
タイトル画面で空欄があるし、絶対あると思うんですが、NOMARLで全面クリアしても出なかった… まだ無いみたい…
(”タイトルで「SHIFT+D」を押し続けると”だって…?)
ストーリー上のエロも雰囲気の演出としてはグーなんですが、やはりシコなのは犯されドットだと思うので。
集中的にぜひ見たいもの…。
攻略情報は暇だからゲームでもするかさん、
同人ゲームの鍵さんがやっておられます