Anthesis
・以下は夏のアダルト創作祭参加時バージョンの感想です。
夏のアダルトと創作祭2017参加作品の感想を書いていこうという記事です。
感想一覧はこっち。
フリゲ故か3Dモデルのエロが目立った今回のコンテストでは珍しい、二次絵エロ作品。
流れとしてはごくシンプルに
「インキュバスに呪われてしまった女の子が封印を解くべく、30日の期限の間に一定数の”情念(エロ)の高まり”を集める」
という事で、あぁなるほどこれはいわゆるミニエロRPGなのかなぁと。
一言で言うなら
「ただフラグを建てていくほとんどADVなRPG(淫乱度の数値もただのフラグ代わり)」
のような……。
しかしけしてそんな退屈な作品にはすまい、とばかりの様々な仕様に、そんな作品が集まる当コンテストの一段の奥の深さも感じましたね……。
違うなぁと感じさせるのは冒頭からで、そもそも本編に入って最初の行動が「ツィッターにエロ自撮りのUP」。
なるほど、要は男性たちをムラムラさせれば「情念の高まり」が集まるという事で、今の時代、ネットの方がそれを効率的に行えるかも知れぬ。
しかしムラムラを稼ぐ為には初期ステータスでは「魅力」が全然足りない……という事で、鏡を調べてエロポーズの練習へ。
すると行動力を1消費して魅力が+1、なんていうちょっとしたSLG感覚。
他のステータスを挙げれば淫乱度、人気度、悪評、お金、メダル所持数……なんてのもあるようで、限りある行動力と天秤にかけつつ色んな行動を吟味、きちんと意志を持って「情念の高まり」を稼ぐのだ、ミニエロRPGで”一定額のお金を貯める”なんて言っても結局は設定だけ、最後のイベントで大金が入って帳尻合う……って展開も珍しくありませんが、本作は普通に届かずにバッドエンドもある、というアクティブ具合でした。
という事で開始早々エロ見まくり……のつもりが、後々のことを思えば「エステ」でまず魅力を大幅アップしたい、その為にバイトで金を稼がねば、なんてしょっぱい生活を計画して動いたりも。
(ちなみに相当難しそうですが、その辺に落ちてる「情念の高まり」をちょっとずつ拾い集め、一切エロに手を染めないクリアも可能ぽい……?
数値ゆえの選択性が出ているのですね)
そうしてある程度の情念の高まりを貯めると、インキュバスの封印が少しずつ解け、主人公の女の子の淫らな「素養を開花」できる……という事で、もっとHな自撮りが可能になったり、売春ができるようになったり、街中にセクハラしてくる変態男が出現するようになったり……と更なるエロを解除。
つまりエロへの取り組み方を工夫してたくさんゲットし、更なるエロへと取り組ませる構図ですね。
全体の広がりも大したもので、そうした任意に選択する「素養の開花」以外にも淫乱度が一定以上でバイト先にもエロが、(今バージョンではありませんが)エステにエロ段階の発展が。
更に日数経過では新しい街や銭湯みたいな移動先が出現、ここ絡みのエロや取り組み方(銭湯では行動力が半分回復できるぞ)も追加……と、普通にプレイしててもどんどん世界が広がっていく。
ただこれだけ色々な値や行動があって、いかにもワクワクするんですが、今バージョンではいっかい各行動の効果を把握してしまえば、ステータスを上げるために毎日同じエロを見たり(効率を突き詰めてしまった悲しさでしょうか)
他にも売春がかなりインフレ的に稼げるとか、ルーティンに陥りそうな感覚がほの見えました。
(効率的な所を目印に、売春ルートとかエロ自撮りルートとかで何周もプレイして開拓していくゲーム性かもですが)
あとステータスの種類が多いほど、エロ条件は分かりにくくなるよね……といった基本的な懸念もあるのですが、結局はまだ開発途中で未知数、追加シチュや段階エロで更に完成度上がると化けるかも、と期待があります。
プレイ時間は、用意されてるエロをほとんど見て2時間弱。
エロ箇所かなり多いですが、現段階だとまだ前戯系が半分以上で、短めのセクハラカットインか立ち絵エロなのは仕方ない所か。
代わりにエステのマッサージや、素養によってムリヤリとか変態などのタイプに分かれる売春、学校の教師に脅迫されてのセックス強要みたいな長いエロには興奮したので、過激化してからが本番なのかも。
がっつりハメてる感あるスチル、差分も適度でシコでしたね。
・暇だからゲームでもするかさん、
アクナキさん、
ゲーム中毒R18版 ~エロ同人ゲームの攻略・感想~さんが製品版について書かれていました。
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