チャイナ・インフェルノ (製品版)

ACT,R18製品版の感想

*Ver1.0でのプレイです

よくこれだけの物を、というボリュームの動画と水中ミニゲーム

この手のACTなミニゲーム集って大体ステージ8もあれば多い方なので侮ってましたが、ステージ数24(26?)というボリュームに驚き。
ムービーの量も凄く、そしてその全てが水中シチュ絡みという徹底……

息継ぎムービー 1面変化
▲体験版では絶対クリアできなかった1面。Airが尽きた所で、工作員女子が隙間から漏れ出る空気に気付いて回復! だが機雷を破壊した後は警備ロボも出現して……。ミニゲーム中にも状況は千変万化

ゲーム展開としても初め、何が起きるか分からないハチャメチャさと
予想を上回るヒロインへの酷い仕打ち、苦しんだり恥ずかしい姿を多方面からクローズアップするアングルの細かさに、
わくわくプレイ、ちょっとしたムラムラも止まらない、という感じであった。
(リョナの中でも分類すれば暴行要素はほんの少し、スプラッタ系は全然無いけど、楽しむ為にはやっぱり基本素養が必要かなという感じはする)

女の子ブロック崩し1 女の子ブロック崩し2
▲衝撃の2面。「もう女の子自体を弾にするブロック崩し」へ……! 無抵抗な姿で上へ下へと弾かれる女性、誰がこんな展開を予想したでしょうか……

個人的に面白かったのは、
1面の逆ブロック崩しをようやくクリアした後、助けるはずが呼吸停止状態に……どうなるんだ……
という所で大爆発が発生→よし今度は(たぶん気絶してる)この子をボールとして使うブロック崩しだ!
弾かれた女の子は力無くくるくる回転してるし、機雷を破壊したらしたで爆発の勢いで大股開きぱっかー、受け損ねて下のエリアに落ちちゃうと、なぜか触手に呑まれたりプロペラにあられもない恰好で巻き付かれたりの後で絶対死ぬだろコレみたいな勢いで射出し返されるぞ!(言わばピンボールで言う”役物”感覚……?)
というステージ構成を見せられるに至っては、ああこれは、
女体がおもちゃみたいにぞんざいに扱われる(そしてその過程で見せる、恥も外聞も無い恰好が妙にエッチ)という嗜好ですね……、そのマニアさと展開が刺激的でした。

ヒント画面
▲ヒント画面で本編では薄くなってしまった中華娘要素を補給するのであった(かわいい)

真面目にゲーム性という意味で考えるなら、奇抜な状況にいきなり放り出され
「さてこのステージのクリア条件と、ルールは……?」と手探りで考える楽しみがあるかも知れない。
(そして初回では大方分かった位でタイム or HPオーバー、ゲームオーバームービーが流れるまでがワンセット。
一応ヒントキーはあるんですが、あくまでヒント止まりなので……)
こうした水中死なゲーム……は稀少ながらも他に見られますが、
ここまでのボリュームと願望が形になったという意味では、
”何かもう、いま俺は本当に凄い物を見てるんではなかろうか”という気分になるものです。
(実はヨガチカの一部作品……例えば[レイパー・ゲーム]等でこの方向を目指してた気配もあるのだけど、まぁあちらは中身がスカスカなので……。
ある種、中身がぎっしり詰まった”正しいヨガチカ”……と言えるかも知れない)

触手中出し1 触手中出し2
▲ぷっくりして柔らかそうなおまんこに出し入れ、激しい音の後に一瞬遅れて、水中に精子が広がるナイス表現(ゲムオバムービー)。触手エロとしてもかなりの物が

エロ嗜好のメインはやはり水中での苦しみと、後は触手もかなり多いですね。
水中+触手でもがきつつも結局大した抵抗もできず、ガシュガシュと凄い勢いで中出しされてるのが、水に散った白濁液で分かる……というのは、アニメの質もあってなかなか興奮でした。
(むしろDLsiteのレビューを見てると、この作品から目覚めた方が相当数いそうな気配……。)

リョナは好きじゃなかったのですが、リョナも意外と悪くないですね。溺れる寸前の表情がいいです。

丸呑みシーンが目的で買ったのですが、息をこらえる描写や水着を治す描写までもがとにかくエロかった。

ちょっとダレちゃうのはあるかな

ただまぁ今の所の難点としては、どうしてもシチュが水中縛りだからでしょうか、割とダレちゃう、あとマンネリさもあるかなと……。
いやある程度進んだ所で一休み、これまでの経緯や近況を語る長いムービー描写が入ったり、基本、物理演算を利用しながらもよくこれだけ毎ミニゲームにアレンジを加えるなあ……
みたいに、緩急を付けようという動きもひしひしと窺えるんですが、
例えば中盤ぐらいからボリュームを増やそうと焦ったのか、同じミニゲームのパターンやクリア後の息継ぎ動画が共通になったり、どうも少しキメが粗い、中だるみもあるかなぁと。

物語デモ1 物語デモ2
▲〜5面でひとまずの一区切り、長い物語デモが入ります。ピンチまたピンチですが常に極小ビキニ姿がいちいち艶めかしい

それと(アプデ入りそうですが)難易度が現段階ではちょっと厳しめ、
まず単純にアクションとして酸素ゲージとか割とギリギリだな……という所があるのと、
それとこれは「ルール&クリア目的をその場で考える」の弊害ですが、割とどうすれば先に進むのかが分かり辛いのも、一部にあるかなと。
(ヒントを見る訳ですが、それで逆に詰まりそうな箇所も。
「壁に引っ掛かるとハマるので気を付けよう」のヒント→先に進むには壁に向かって方向キーで隠れる が解法のステージや、
「スライムを倒すと呼吸が大幅に減るので、状況を見極めよう」→クリア条件はスライムを倒しまくる
とか、アドバイスが逆効果な面も……)

水中死ムービー1 水中死ムービー2
▲力なくくるくる回りながらも海の底に沈んでいく。ひんやりするような死に様を、時に文字説明も交えて強調……。Air0・HP0両タイプのゲームオーバーエロが鬼ほどあります

そして何度もリトライしてると、ステージ中のムービーがスキップできないとかもちょっと気になって来る次第。
動画の質やボリュームしかり、まさに”力作”という言葉が相応しい今作ですが、こだわりが似た部分で被ってしまっている故に、プレイ側としては意外にその凄さを”感じにくくなってる”のが勿体無いかな……とも。
まあACTに珍しくステージ数も凄い、途中セーブもされますから、一日3面くらいずつ進めるのが毎回、感動も新鮮になって良さそうかな?

難易度問題、けっこう多層的に絡んでる話だと思う

救済ボタン追加されたの!? とコメント見て驚きましたが、ひとまず最後まで自力プレイ。
クリアすると動画回想や、CGギャラリー(zip)も見えるぞ。

スライム退治面1 スライム退治面2
▲激しく乳揺れとかもしつつ、ぶつかったスライムを蹴散らしていく面だ

ゲーム全体を見渡すと、要は色々変化を付けてはいるものの、序盤のブロック崩しの流れを抜けてからは
・スライムなど、ザコを一定数倒す作業系
・正しい数字を順に辿る探索ぽい感じ
・ボス系の、爆弾落として倒す
の3タイプの繰り返しであったなと。
(最後辺りにもう一度、ブロック崩しとかが欲しかった所でしょうか……)
クリア時間も人によりだいぶ分かれるそうで、まぁプレイしてて感じるのは、
『作者の丁度良いは、一般プレイヤーにとってかなり難しい』
という、作者さん一人のデバッグによるバランスの悪さですね……。
(後々修正されるかもですが)

探索パート1 探索パート2 探索パート3
▲正しい数字順を辿っていく探索ぽい感じ。まれにドラム缶が降って来たり、銃撃を岩壁に張り付いてやり過ごしたり

指摘されてるこのゲームの難しさはけっこう多層的で厄介な事になってると思いまして、
まず時間制限までに目標を達成するとか、落ちて来るドラム缶を避ける……みたいな、アクションの腕という意味で一つ。
そこに別側面、製品版プレイ1の感想でも述べましたが、探索系では解法の分かりにくさも加わって来たりする。
そしてそれとは別次元に、挙動バグで微妙にハマったりすると少しずつイライラが募ってくる……。

ボス戦
▲ボスやステージの特性を考えて立ち向かうボス戦(遠景)。ここ分かりやすくて好き

ダレる理由も考えたのですが、難しいのでリトライ回数多い→ムービー飛ばせないって所もあるでしょうが、
ストーリー的には「割と今何やってるのか(どこを目指して脱出してるのか、今どのくらいまで来てるのか?)」
が分からないのと、ミニゲームになぞらえるため仕方ないんですが、巻き起こるシチュ(に繋がるゲームプレイ)の納得のいかなさもあるかも。
あと個人的にはやっぱりACTとしては「回避不能、ここはダメージ喰らうしかない」って箇所は萎えるってのもあったり、
基本的な話ですが、スライム倒しや正しい数字巡りは、アクションの腕というより何回も死んでルート開拓を覚える物なので、作業感も気になりました……
逆に、爆弾で戦うボス戦なんかは上で述べた事が当てはまりにくい、
派手な演出に、自分のやってる事に納得感もあって、楽しみやすかったです。

印象的カット1 印象的カット2
▲なぜかローションを身体中に塗りたくったり、驚いた時の表情とか……。合間に見せるカットが凄く良かったりするけど、堪能はしづらいかも?

つまり(内容を考えれば、けしてそんな事は無いのだけれど)
理不尽かつ高難易度の壁に阻まれたと感じた時に、人は思わずクソゲー! と
叫んでしまいたくなるもので……、そんなゲーム感覚があるんですよね。
水中シチュ&多量のムービーというちょっと見た事無い大きな魅力と共に、現時点ではちょっと遊びにくさも抱えた作品ではあるかなぁ、と。
それだけクセのある、尖った作品とも言えるんですが、まあ安いゲームでは無いので、一応……。
ただ、自分の想像以上にDL数が多くなってて、それだけ熱い支持を集めてる作品でもあるのは確かなんですけどね。