ダークアリー エルフ (製品版)

ACT, R18製品版の感想, ライター:エローン大君

ダークアリー エルフ
ダークアリー エルフ[Projekt_Wolfenstahl]

*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

売春してお金を稼げ! 日本にはあまり無いセンスの作品

Projekt_Wolfenstahlさんの「ダークアリー エルフ」の感想です。
本作は、ダークエルフの「フランチェスカ」を操作し、街中にいる男達と売春するアクションゲーム。
ゲーム内時間での1日は5分間。8日の間にどれだけお金を稼いだかで、ストーリーが分岐する作品となっております。
街の構造自体は変わりませんが、一日一日敵や売春客の位置は変化し、また日数が過ぎるほどに個性豊かな敵が登場。
売春する際や敵に犯される際に発生するミニゲームや、キャラを小さく表現する日本にはあまり無いセンス・アイディアが、非常に興味深い作品となっております。

ちなみに、この作品は「Deathblight RPG」というゲームを現在開発中のサークルさんが、「2週間でゲームを作る」というコンセプトで作られたもの。
その関係でボリューム自体は少ないですが、心地よい操作感や細かい演出。
そして、基本ルールは同じでも、日が進むにつれて敵が逐次投入されることによる「戦略の変化」が、どこかミニマム・ミュージックのような快感を感じさせる一作です。

説明書もチュートリアルもない本作 スムーズに売春するため、まずは本作のシステム説明から……

本作のストーリーを軽く説明しますと、
『ダークエルフのフランチェスカが、お嬢様のアナベルと金稼ぎをする賭けをする。
売春で稼ぐことにしたフランチェスカは、8日間でどれだけ稼ぐことができるのか!』
と言った感じ。
ちなみにアナベルは、フランチェスカが売春で金を稼いでることを知りドン引きしてました。

ストーリーを見た感じですと、$50,000稼げたかどうかで賭けの勝敗が決まり、エンディングが分岐。
敗者となった側のエロいイベントCG&テキストを見ることが出来ます。
(全編英語の作品なので地の文は分かりませんが、それ以外なら何とか理解できるレベルかと……)
ただ、何回かプレイしたところ、$50,000強では賭け敗北エンドに行ってしまうことが判明したため、$55,000は稼いでおきたいところ。
私は最高難易度のLunaticにて$56,000ほどで賭けに勝利。お嬢様のアナベルをギャングのところに連れていき、輪姦させられるよう仕向けるエンドにたどり着けました。
ちなみに、難易度でイベントが変化することはありませんので、そこに関してはご安心を。

難易度は「Easy~Lunatic」の4種類。
違いらしい違いは、「売春1回に対する報酬が違う」程度となっています。
分かりやすい例を出すと、難易度Normalでは1発$1,000だったのに対し、難易度Lunaticでは1発$600になるという世知辛さ。
この一発ごとの報酬の違いが、後々かなり響いてくるので、出来るだけノーミスで進めたいところ……!

と、一見具体的なようで、何だかふわふわした説明をしておりますが、その理由は本作が英語での作品であることと、ゲームシステムの説明がないためです。
説明書に書かれているのはあくまで操作方法だけ、ゲームのクリア条件も(恐らく)ストーリー上で話されているものだけがヒント。
自力で翻訳するにしても、スラングっぽいものが頻発するためかなり難解。
ただ、それっぽい数値が会話中に出てきたりはしますので、まずは純粋に「売春して金を稼ぐゲームである」ということだけを認識して、ビッチなダークエルフとして街中を駆け回り売春しまくればOKだと思います。

それでは、軽くゲームのルール説明。

このスクリーンショットは、ゲーム内の一部を切り取ったものになります。
白いTシャツを着て頭の上に「$」マークがあるのが売春を求めているお客さん。
それ以外の人達は全員敵で、接触してしまうと制限時間が15秒減り、犯されてしまうという大ピンチに。
そんな敵達はジャンプで避けたり、鉄パイプでぶん殴り叩きのめして撃退しましょう。
中には飛び道具を飛ばしてきたりする敵もいまして、それに当たってしまうと数秒間動けなくなってしまいます。
その間に敵に囲まれて、大ピンチに陥った時は、「体を売りにきたつもりが、ただただ犯されるハメになる」というシチュを感じさせられてなかなかに良い……。

売春が始まったり悪漢に捕まってしまうと、「3つのラインから降ってくるアイコンをキャッチする」ミニゲームが始まります。
ミニゲームは、「青色で囲まれたアイコン」を取り、「赤色で囲まれたアイコン」は避けるのが基本ルール。
売春の場合は制限時間の中に「ハートマーク」を5個集めることで、お客さんを満足させお金をゲットできます。

一方、悪漢に捕まった場合は「拳」のマークを3つ集めることで逃げだすことができるます。
また、「紙幣」のマークも落ちてきて、こちらを集めますと何と敵からもお金が貰えてしまいます。
売春と比べますと明らかにはした金ですが、時間が減らされるペナルティがある以上は、是非とも集めていきたいところ。
ただし、うっかり赤いアイコンを取ってしまうと、犯されてしまう上にHPが減らされてしまうので要注意です。

1日の終わりになると、主人公であるフランチェスカの仲間「レサス」が、Talisman(護符)を売ってくれます。
体力を回復できる護符や、画面内にいる敵を全滅させることができる護符など全4種類。
それぞれ値段や使用回数が異なりますので、吟味してどの護符を買うか、またはお金を節約するために買わないか。
様々な戦略が求められることでしょう。

ダークエルフ夜を往く 演出手法&ミニマム・ミュージックのようなゲーム性に注目

本作でまず目を惹くのは、「街中を駆け回るエロアクションゲーム」というコンセプトともマッチした、オシャレさを感じさせるグラフィック。
街の空気が感じられるような背景絵や、その中で生活するように蠢く小さいキャラの数々は、海外製作者さんならではのセンスを感じさせます。

これは「エロをミニゲームパートに集約させる」ことで出来る表現なので、一つ間違えれば「いちいちミニゲームに入るせいでゲームテンポが崩れている!」と言われかねません。
ですが、ミニゲーム自体にも「客を満足させるまでに設けられた制限時間・被ダメージペナルティからのリカバリー」などの要素を入れることで、プレイヤーにストレスを与えないようにする、かなりギリギリなバランス感覚が凄いのです。

他の面白い表現としては、フランチェスカが走るたびに「靴音」がなること。
客を求めて走り回るというゲームコンセプトにあっている上に、より「街の中で生きている」という没入感を高めさせる。
ジャンプの挙動など操作感が非常にいいことも、ゲーム全体の雰囲気に華を添えています。

「街中を探索して、客を見つけて売春するだけ」なゲームではありますが、決して単調なゲームではありません。
本作は「ゲーム内時間の8日間でどれだけ金儲けが出来るか」というゲームですが、日にちが進むごとに様々な敵が追加されていきます。
最初は、歩いている敵とグラスのようなものを投げるくる敵だけ。次の日には飛び道具を使ってくる巨漢が登場。
1日1日進むごとに敵キャラの種類や数が増えていき、それによってゲームの戦略が変わっていく。
これを音楽のフレーズと例えるならば、徐々にフレーズが重ねていくことで表現を行う「ミニマム・ミュージック」のような感覚。これこそが本作の面白さの核と言える部分となっています。
その関係で、本作の体験版(3日目まで遊べる)の場合だと、(システム把握が難しいのもありますが)面白さの核も伝わりづらいので、購入スルーしてしまう方が多そうな印象です。

「同じマップ上を走るため探索自体が単調になるのではないか」という懸念も、1日ごとに客や敵の種類・配置が変わりますので必要売無し。
何より、アクションゲームとしての操作感もかなり快適で気持ちいいものとなっておりますので、靴音の演出と共に楽しんでみるのがオススメですよ。
ジャンプしたり、↓+ジャンプで下に降りていくだけでかなり気持ちいいのだ……。
ちなみに、本作には「触手プレイ」が存在するのですが、とある発見がなければ出会うことすらできないでしょう。
ヒントは「4日目」。これまで見てきた街を改めて眺めると、とある変化が起きているかも……?

作中のエロ面に関しましては「2週間でゲームを作る」のが目標なチャレンジである関係か、イベントCGも含めかなり少な目。
ただ、「ミニゲーム中にハートマークを集めるとCGが変わっていき、プレイがヒートアップしていく」というのはなかなかに面白いものがあります。
本作の主人公であるフランチェスカは色黒のダークエルフで、売春で金を稼ごうとしているだけあって、Hにはかなりノリノリ。
「ヘーイ、まずはお金を見せてからね」(※英語ボイス)
そう言いながら、売春を楽しむフランチェスカの様は、なかなかに清々しいものがあります。

体験版では完全な魅力が伝わらない歯がゆい作品だ! エロ的には色黒な女の子が好きな人にオススメ

というわけで、Projekt_Wolfenstahlさんの「ダークアリー エルフ」の感想でございました。
エロ面としては薄味な作品ではあるのですが、独特の街の空気感の表現やゲームのプレイ感覚など、見るべきところがたくさんある作品。
売春を行うたび挟まれるミニゲームに関しては、ゲームシステムを理解していないと「テンポを崩している」と勘違いしがち(と言いますか私はしてしまいました)が、全てを理解すると結構面白いシステムだと思います。

「ミニマム・ミュージックのようなゲーム」と例えたように、ゲーム内の一日ごとに敵キャラが増えていく関係で、体験版ではなかなか面白さが伝わりづらいのが、製品版を遊んだ身としてはかなり辛いです。
ただ、ゲームの空気感など重要な部分は体験版にて味わえますので、是非とも興味のある方はプレイしてみてください。
色黒な女の子好きな人には、結構オススメかも?

需要があるかどうか分からない攻略FAQ

Q.右側のホテル天井に客がいるんだけど行き方が分からない
A.ホテルの隣にある高めの建物からジャンプで行けます。ここのみ、ギリジャンが求められるので位置を微調整しましょう。

Q.フランチェスカの鉄パイプ振りかざしが遅くて辛い
A.ジャンプ攻撃のドロップキックは出が早いので、ドロップキックから鉄パイプ攻撃するのがオススメです。ドロップキックは先端を当てないと敵に捕まっちゃうので要注意。

Q.護符は買った方がいいの?
A.護符は買っても大丈夫です(※ただし最高難易度のLunaticは除く)。ただし、HP回復の護符は最高難易度ですら使いどころがないので無視した方がいいです。

Q.客がいなくなっちゃったんだけど、どうすればいいの?
A.敵にわざと衝突して、はした金をゲットしていきましょう。タイムペナルティがあるおかげで次の日まで早く進めますし、難易度によっては非常に重要な稼ぎ元になります。

Q.最高難易度の「Lunatic」がクリアできない
A.ノルマは恐らく$55,000なのですが、客が多い割に1発金払いが悪くなる関係で、1~3日目で稼げる理論値は1日につき「$6,850」(=8日間で$54,800)あたり。攻略の鍵は4日目から開放される触手ステージにありますので、頑張って挑戦してみましょう。