だいまん通 Vol.1 (製品版)
*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。
昔のゲーム情報の「ワクワク感」を再現したデジタルゲーム雑誌
ネットニュースサイトを追うだけでも大体のことは分かる。
今でこそゲーム情報は簡単に手に入りますが、昔はテレビのCM・ゲーム番組やゲーム屋のビデオ、ゲーム雑誌ぐらいでしか情報は手に入りませんでした。
特にゲーム雑誌は、新作情報だけで無く攻略情報が載っている他、雑誌によってはゲームの体験版や予告版ムービーが収録されていて、胸を躍らせたものです。
……となんでこんなことを急に語ったかと言いますと、「そんなゲーム雑誌」に憧れを抱き、コンセプトとした作品があるのです。
それが、Dime en loanさんの「だいまん通」シリーズです。
自サークルの新作・攻略情報・作品リスト。
そしておまけとして、新作CGと過去作品のMOD付きと、「昔のゲーム雑誌のワクワク感」を詰め込んだ、いわゆるデジタル雑誌となっております。
……と、軽く紹介したのはいいのですが、「デジタル雑誌」という立ち位置上、中身について話してしまうといけませんので、許可が出た範囲で「こんな雰囲気だよ」ということをお伝えしたいと思います。
それと同時に、以前レビューさせていただきました「アクメ弟子入り」のバージョンアップにて、追加されたモードについても書いていきたいと思います。
新作予告から攻略情報・CG集まで!情報としても読み物としても中身は充実!
だいまん通は、ビューワで気軽に見られるjpg版の他、矢印をクリックすることでページを見られるアプリ版が同時収録!
画像ビューワで気軽にページ送り出来るjpg版も良いですが、1ページ1ページめくっていく感覚のあるアプリ版が、余計に「ゲーム雑誌を読んでいる感覚」が味わえて趣が深かったり。
(※だいまん通Vol.2より、画像版・アプリ版ともにプロテクトがかかっております)
まず、「だいまん通」では新作の予告情報が告知されました!
「製作を決意!」という段階ではありますが、Dime en loanさんの人気シリーズ「スーパーヒロインアテネレイザー」最新作情報が載せられております。
新システムの紹介やキャラクター、開発中スクリーンショットなどの情報がまとまっており、「どんなゲームとして完成するんだろう」と思わずワクワク。
格ゲーのシステムとしては、かなりガチなものになる様子……?
ちなみに、Dime en loanさんの格闘ゲームは、ギルティギア系コンボゲーより前の格闘ゲームのようなクラシカルさを持っております。
旧作を遊んだところ、エロシーンを見せるアプローチもかなり特徴的。
例えば、「戦闘中に10コンボ以上決める」と言ったような、「戦闘中に特定の条件を満たす」というフラグ立てが必要だったりして、ゲームとしての歯応えはバツグン!
サークルさんの旧作のノリを分かっていれば分かっているほど、「次はどんな歯応えのあるゲームが来るのだろう」と余計にワクワク感が引き立てられます。
だいまん通では、「アクメ弟子入り」の攻略情報も取り扱っております。
現在、アクメ弟子入りはレビュー時の3モードに加え、2モードが追加されております。
だいまん通Vol.1段階では、追加モードのうち「稽古人形を倒せ!」が収録中でしたので、3モードに加えてこのモードに関しても攻略情報がいち早く掲載されております。
すごく個人的な話なのですが、「空中で打倒せよ!」に関してレビュー記事段階で、「本番だと妙に失敗してしまう」という違和感を持っておりました。
「デモシーンが挟まれ主人公が弱体化する」という要素があったので、緊張からかなーと思っていたのですが、しれっとその理由が書かれておりました。
ものすごく納得が出来ると同時に、色々と衝撃的な理由ですので興味のある方は是非ご覧くださいませ!
ちなみに私は、「鬼だ!この人鬼だ!」と言いながら爆笑しました。
オマケやDLC販売を行ってきたサークルならでは!見ているだけで楽しいソフトカタログに、オマケMODまで付いてくる!
他には、これまでDime en loanさんが発売したソフトカタログ(CG集含む)が掲載されております。
「ジャンル」「発売日」「価格」と並べて書かれると、本当にゲーム雑誌のカタログみたいで面白いですね。
Dime en loanさんはかなり興味深い販売方法を採っている方でして、ゲーム性がガチな故に落ち着いて見られないエログラフィック達に対し、「グラフィック素材」「エロ技ビューア」を販売しております。
興味深いのは、それらに「何らかのオマケ」が付属しているところ。
どの作品にどんなオマケがついているのか、という情報が一覧できるのは結構有り難いです。
残りは連載ものとなるエロCG集と、雑誌ならではのオマケ「アクメ弟子入り」で使える背景MOD。
背景MODはステージに他の弟子達を登場させ、「衆人環視」シチュを演出すると言ったものになっております。
超薄着故にスケスケとなってしまう肢体が、男性達に晒される……!
アクメ弟子入りの雰囲気自体を一変させるものとなっております。男性陣がいるとよくない妄想も捗って良い……。
データを上書きして使う形となっておりますので、ご使用の際は元ファイルのバックアップもお忘れ無く。
ちなみに、既に出ている「だいまん通」Vol.2のオマケは、過去作品「AVH -Complete Edition -」の特別体験版。
体験版が付くと、余計にゲーム雑誌っぽさが出てくるのが面白いです。付録CD付きゲーム雑誌みたいな雰囲気。
オマケもつけて「ゲーム雑誌」の再現を目指した「だいまん通」。
サークルさんの情報発信と言うと、ブログやTwitterが主流になっている中、ちょっとしたこぼれ話や雑誌特有のレイアウトなど「読み物として読んでいて楽しい」ものに仕上がっているのが見事だと思います。
他のサークルさんも絡めて、こういう情報が集約された情報誌みたいなのが出来たら、すごく面白そうなんですけどね……。
バージョンアップしたアクメ弟子入りは、2つのミニゲーム(稽古)が追加 クセモノ揃いで楽しめる!
「アクメ弟子入り」のバージョンアップでは、現在「稽古人形を倒せ!」「連続技を決めよ!」の2モードが追加。
以前のレビューの時も書きましたが、「このゲームをやれば格闘ゲームが上手くなる!」という点が、追加モードでは更に強調されています。
先に追加された「稽古人形を倒せ!」は、時間経過によるデメリットが無い上、ぴょんぴょんと跳ね回る稽古人形3体を倒すだけ、とルール的に簡単な内容。
実際、アクメ弟子入りの中でも、格ゲーおなじみボーナスステージを模した「即座に破壊せよ!」(木人をただただ殴る、時間経過で出来ることが少なくなる)と同等、もしくはそれ以下の難易度となっております。
稽古人形を好きなように殴ったり蹴ったりして、必殺技を決めれば人形達がぶっ飛ぶ!
アクメ弟子入り屈指の爽快感が味わえます!
ポイントとなるのは、倒す対象の稽古人形が3体いる上に、ランダムな方向・飛距離で跳ねるところ。
プレイヤー操る「りあ」を取り囲む形になることが頻発、りあがキョロキョロと振り向く関係で、必殺技がまともに出せない状況に陥ります。
まともなコンボは期待できないため、「火力がありつつも、たくさんの稽古人形を巻き込める方法」を考えなければなりません。
アクメ弟子入りの中では一番爽快感がある稽古ですが、「おしおきを受けずにクリア」はちょっとコツが必要だったり。
エロシーンは、縛られてのリモコンバイブ責め。
天井から手が縛られ、脚も縛られている状況なので、リモコンバイブからの快感から逃れようとしても、体をくねらせてただ耐えるしかない……!
絶頂と共に汗で濡れた超薄手の胴着から愛液がしみ出す壮絶なドットアニメ、そしてデモシーンのCGは見物です!
もう一つの追加稽古は「連続技を決めよ!」。
格闘ゲーム好きならおなじみの、「お題として出てくるコンボをクリアしていく」モードとなっております。
最近の親切な格ゲーには大体ついている他、昔に遡るとストリートファイターEXαの家庭版あたりには収録されていたりも。
このミニゲームは、どちらかというと格ゲーマー向け。
ストリートファイターEXαでは「エキスパートモード」と言う名前なところから分かるとおり、実戦的なコンボがごく普通に出てくる関係で、この手のモードはお題を完走するだけでも一苦労。
その代わり、色々なコンボを知ることができるため、ついつい夢中になってやってしまうのも、この手のモードの特徴だったりします。
操作難易度が高いコンボが成功した時はすごく気持ちいいのです……。
そしてもちろん、現状の「アクメ弟子入り」ではこのモードが最難関稽古となります。
「最後のお題まで完走できるだけでも結構スゴい」領域に突入しておりますので、意地でも完走しようとすると心が折れると思われます。
それに加えて、「完走までの早さを元に稽古結果が決まる」要素もありますので、格ゲーに自信がある方々にこそ、是非とも挑戦していただきたいモードになっております。
(諦める用ボタンが用意されているので、エロいデモシーンはどなたでも見られるのでご安心を)
最難関稽古「連続技を決めよ!」は完走すら大変!? 求む攻略情報!
コンボ中で難しいのは「しゃがみ強攻撃 > 強回転飛び蹴り」の繋ぎ。
この稽古では、プレイヤー攻撃が途切れると攻撃の受け役が自動的に反撃してきます。
それに当たってしまうとコンボが途切れるわけですが、必殺技でキャンセル(隙消し)が出来ない「しゃがみ強攻撃」と、そもそも技の発生が遅い「(強)飛び後ろ蹴り」は反撃を受けやすい組み合わせ。
この繋ぎが必要となるお題は3個目、「ジャンプ強攻撃>しゃがみ強攻撃>(強)飛び後ろ蹴り>遠距離強攻撃」となっております。
コツとしては、最初のジャンプ強攻撃を垂直ジャンプ・先端を狙って当てて、しゃがみ強攻撃。
その後、相手の反撃はほぼ確実にスカるため、焦らず(強)飛び後ろ蹴りを入力して、強攻撃ボタンを連打(ワンテンポでも送れると近距離版の強攻撃になってしまうため)、といった感じだと思います。
……ヒット数も途切れていないのでこれでいいはずなのですが、「コンボ成功」扱いにはならないため、何か自分が重大な思い違いをしているのか、それとも上手く判定されていないのかすごく悩んでいたり……。
どの道諦めることでエロシーンが見られるのでいいのですが、いつか絶対にクリアしてやる……ウギギ!
完走できていない関係で「諦めた」バージョンのデモシーンしか確認出来ておりませんが、この稽古では「秘所をバイブで責められながらの逆さ吊り腹筋」を見ることが出来ます。
シチュエーションもありまして、かなりダイナミックな構図のCGが見られますので、こちらもお楽しみに。腹筋する度に股間に意識がいって快感で悶絶しそう。
実力の関係で全てを見られていないため、いまいち自信が無いのですが、本作はミニゲームごとに終了後のデモシーンが「大失敗」「失敗」「クリア」の3パターンがあると思われます(おしおきを受けないパターンは、明確に「クリア」と表示される)。
師匠からのおしおき=エロシーンである以上、ゲームのコンセプトが「プレイヤーに失敗させること」なので、本作は基本的に高難易度となっております。
前述した「稽古人形を倒せ!」も難易度は低いとは言え、ウッカリしていると失敗するぐらいにはクリア条件はシビアだったり。
失敗してこそのこのゲームなので、「クリア出来なくてもいいや」という気分で気軽に楽しみましょう。
おしおきを受けるHドットアニメを見ながら修練を積めば、クリアという名の何物にも代えがたい快感が貴方にも訪れるはずです。
連載もののCG集や攻略情報が楽しみ! サークルさんが楽しんで作っているのが伝わるゲーム雑誌
というわけで、Dime en loanさんのサークル発ゲーム雑誌「だいまん通」と、「アクメ弟子入り」アップデート分の感想でございました。
「だいまん通」に関しては、作者の方が楽しんで作っていることが誌面から伝わってきて、読んでいて楽しいことが一点。
そしてもう一点は、ネット上でゲームの情報が簡単に手に入るようになった代わりに、どこか無味乾燥とした感じを覚えていた中で、「ゲーム雑誌という形態でサークル情報を届ける」という試みが新鮮で、サークルさんのファンにとってはたまらないんじゃないかな、と思います。
情報の発信の手間が格段に増えた分、情報を受け取る側としてはそれ以上に楽しませていただきました。
アクメ弟子入りのアップデートで追加されたミニゲームは、どちらも違う技術を求められてものすごく楽しかったです。コンボが完走できなかったのは悔しい……!
新作情報・CG集・おまけ目当てで「だいまん通」続刊も買っていこうかな、と考えています。
連載の書き下ろしエロCG集も、肉棒を打ちつけられた衝撃で不○火舞の衣服がはだけて胸が露わになるところが「狙って露出度を高くしていたけど、見せるつもりは無い部分が曝されてしまった」という羞恥を感じさせ、個人的に大好きなシチュエーションなので、是非とも追っていきたいところ。
旧作含め全体的にゲーム難易度が高めなサークルさんなので、旧作の攻略情報の需要もありそうですし、今後の動きに要注目です!
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