怪虫戦隊インセクトエンジェルズ (製品版)

SRPG, R18製品版の感想

プレイ6時間、悪堕ち・not悪堕ちルートクリア

怪人VS正義の変身ヒロインVS正義の怪人。三つ巴をゲームに!

自分は初めSRPGが目当てだったのですが、どっこいそこに(信長の野望みたいな)国盗りSLGみたいな要素も加わり……、DL同人で言うと[竜王ちゃんの野望]が一番近いのかなと思うんですが、かなり凝ったシステムとなっていて感心しました。

怪人らの悪の組織・正義の変身ヒーローの組織、そして主人公達の「正義を守る為に怪人となった」組織の共闘、あるいは三つ巴……。
という、前作[淫魔化すごろく]はファンタジー舞台のすごろく段階悪堕ちが強烈でしたが、
今作はライダーか戦隊モノかという設定に、多人数の悪堕ちという魅力的な設定を織り上げています。

ストーリー(導入)

▲男気長官、変身ヒロイン、獣人の悪の幹部たち! こういうノリ。

ストーリーとしては、一枚岩の正義の組織として悪の怪人組織として戦っていた変身ヒロイン達、しかしある日その女性司令官がさらわれ、怪人改造手術を施されてしまう。
この時はヒロイン達が総出で救出に向かい、なんとか手術の途中で助け出せたものの、「理性は元のまま、ただし姿は異型の怪人」という状態に。

正義の為に戦っても、その姿はまさに怪人そのもので市民の理解は得られない……という状況に、正義の組織は二つに分かれる事になるのでした。
異型の姿をした司令官へ付いて行く事を決めた三人のメインヒロイン=主人公たちは、折しも戦力不足を感じていた事もあり、自分たちも改造手術を受ける。
ここに「正義の怪人組織」が誕生したのである……!

▲でもこれは子供向け番組では無いので、全裸で改造洗脳はされるのだ。途中で救出されますが、新組織設立の引き金になるのでした

というOPですが、司令官がいかにもな洗脳装置に掛けられたり、無邪気な変身ヒロインから怪人化した各人のいやらしいフォルム……など漂う濃厚なフェチな雰囲気を気に入れば、何倍も楽しめることでしょう。
(ただし具体的にシコれる長エロシーンはほとんど無いのですけど……後述)

各組織入り乱れるSLGと、局所戦闘を表現したSRPG

システムですが、まず拠点フェーズ……、つまり毎ターン、女王バチ化した司令官が生み出す蜜(システムメッセージだけですが、あぁいやらしい雰囲気)や市民の評価に基づき支給されるお金を使い、ヒロイン達を強化したり、後の戦闘の部隊編成を考える場面を経て、よしこれでOK……となったら、出撃先を選択するフェーズへ。

▲エリアに派兵して領地を奪うのだ。たまたま同じエリアになると戦闘開始……!

出撃フェーズではヒロインたち三部隊の行き先を選択、敵のエリアへ進撃させるか、それとも自分のエリアに配置して守らせるか。
それらの決定後に敵部隊の行動も明らかとなり、もし敵部隊と主人公部隊が同じエリアでカチ合えば戦闘開始=すなわちその場を巡ったSRPGに突入する……という具合。

逆に敵と主人公の位置が被らなかった時は、自分のエリアならパトロールなどのイベント発生、敵のエリアなら守っているユニットが居ない訳で、戦闘すら待たずそのまま制圧完了、自分の領土に。

と、こうした国盗り的なSLGとSRPGによる局所戦闘を繰り返し、敵本拠地があるエリアへどんどん駒を進めて行くのだ……となっています。
ですのでSRPGとしては、ファイアーエムブレムみたいな規模感(大きめな面を毎回転戦する)というより、ライブアライブみたいな、マス型の戦闘が差し挟まれる、といった方が正しいかも知れない。

大変だけどここ要るよねが作ってある安心感と、”えっここも!?”って所がもたらす意外感

▲攻撃は別の戦闘画面に移らず、そのままキャラチップが動いて処理。よく見るとちまちまキャラが動いててシームレスな感覚が楽しい

そして本作は「良くここまで作ってあるなぁ……」という所が多い作品でした。
SLGパートとSRPGが連続しており、局所戦闘である事を意識させられます。
つまりどの場所で戦うかにもよるのですが、大体5ターンくらいで決着という制限があり、とても一回の戦闘で敵部隊を全滅とは行きません。(やられたユニット数やダメージ総量が多い方が退却して、敗北扱い)

でもそこで与えたダメージは次以降も持ち越し、SLGパートの毎ターンごとに少しずつ回復していく……というきちんと意味あるシステム。
そこに自分以外の組織=いちおう同盟関係である正義の組織VS怪人組織との戦闘などが絡むと、何やら第三者のレベルが勝手に上がってるのを見て取れたり、自分が攻め込んだと思ったらやたらと相手が傷付いてる、みたいな奥深さを感じられるのでした。
あるいはもっと直接的に言えば、
出撃先エリアに自分たち1、怪人部隊1、正義の組織1となった場合、SRPG面にはそれぞれのユニットが出現、入り乱れて戦う事となります(同盟関係の正義の組織は自動NPC)
同エリアに派兵できるのは最大2隊まで……という事でもあるので、いよいよ敵基地を攻めるぞという時は全勢力で挑みたい所ですし(場合によっては自分たち2部隊、正義の組織2部隊、敵も2部隊、そして一隊は大体5ユニットくらいの編成……と揃い踏みの戦場に)
逆にうかうかしていてこちらの本拠地に2部隊で攻め入られてピンチという、SLGっぽいダイナミズムが反映される訳です。

▲ダメージは蓄積される! むちゃくちゃ強い敵首領も波状攻撃で追い込め!

そうした「ここを抑えると一気にゲームの感覚が変わるよね」という所だけでなく、「ここもやるんだ!」と純粋に驚かされた点も多くて、
例えば自分たちの本拠地に攻め入られた時、そもそもこれが起きる事が稀なのでそのままゲムオバ処理に移しちゃった方が楽だと思うのですが、今まで物語上、ただ立ち絵だけの存在だと思ってた司令官が単身ユニットとして出現したり。(かなり強い)

通常の戦い方だと、大体HP10%を切ったユニットは自動で退却するというワンポイントがあって、じゃあ一気にそれ以上のダメージを入れたら……と試すと昏倒、その戦闘に勝利すれば捕虜に出来たり。
(敵味方同じ条件なので、こっちのヒロインでそれが起きると相当難しくなるぞ)

▲会話発生も。敵幹部は獣ベース、こちらは昆虫ベースの怪人なんだね

そして物語のほぼ最初から示されてる事ですが、正義の心に怪人の身体という不安定な彼女たち、パトロールをしても市民に避けられる辛い状況に「汚染度」は高くなり、また戦闘でも必殺技スキルを使う度に怪人としての破壊の快楽に酔うようになる……
という事で普通にクリアを目指すと、開き直った集団洗脳・悪堕ちルートが待っているのでした……。

この堕ち方にしても、メインヒロイン3人が汚染度100超える場合が殆どでしょうが、ちょっと慎重に進めてみると司令官が先に悪堕ちして……という差分的な違いがあったり、まさにこの多彩な展開発生こそが楽しみと言えるでしょう。

悪堕ちエロについて

▲集団悪落ちが始まる……

エッチぽい箇所としては、戦闘中にユニット同士が隣接した時に会話発生、ここがヒロインの汚染度によって違ったり、あるいは町でのイベントもパラメーターを反映した変化がある(ここも会話が中心)
という事で、長いシーンは間に少しだけ入るくらい。

つまりこの悪堕ち、堕ちた女怪人たちの美を楽しむものであって、直接的なシコでないのは注意。
ただしそこを楽しみたい人には、この雰囲気、もって来いのゲームと言えるかも知れません。
(アプデで色々入りそうな気配も?
司令官を皆でレイプするシーン、最高にえろかったのでもっと長いシーンも欲しい……というのは贅沢でしょうか……)

▲怪人化が更に進むことは無いですが、町イベントで擬態した私服姿のきれいさ……。登場キャラ数といい、凄い立ち絵の多さです

前作[淫魔化すごろく]もそんな感じでしたが、今回は初めからメインヒロインが怪人化しており、派手な段階変化はありませんがその分、他キャラの堕ち・立ち絵が凄く多い……と、システムに合わせた、集団性に重きを置いている感じなのかなと。
(洗脳した悪の怪人と、悪堕ちした正義の味方同士の会話が用意されてたり、とてつもない物量だなあと)

余談

以上とても面白かったのですが、あえてゲームデザインとして多少の惜しさを言うなら、今回のコンセプトとして「SLGダイナミズムの中で色んな悪堕ちが発生する」のだったかなと邪推するのですが、(それを形にしただけで本当に凄いのですが)ちょっとバランス的に噛み合ってない所が、一部分にあったかなと。

町の資金調達のイベント、強化してる能力値によってセリフが変化するとかかなり面白い試みだと思うんですが、うーん、自分は一周目ではそれを見ずにクリア出来ちゃってたという……、余りメリットが無いような。(プレイ次第ですかね……)
そして二周目に効率的なプレイに気付いてしまうと、自分の本拠地が攻められるとか、起こりにくくなるようなシチュもあるかな……? と。
システムがシステムだけに仕方が無いのかなとは思いますが。

バルサックを倒す時、バルサックのキャラ達が改心して仲間になっていると……?

もやりたかったのですが、割と敵ボスを捕虜にするのって運も絡むので、ちょっと断念しました……
(あと正義の組織を先に滅ぼした場合とかも試して無い……、何だかまたやりたくなって来たぞ)

▲ヤッター、洗脳だー!

あとまぁSRPGとしては、行動が終わった時に次のユニットにカーソルが回らないのかーとか、
基本的にマウス操作なので画面スクロールもクリック、クリックで端を動かす感じでちょいだるかったかなとか(ホイールぐりぐりで未行動のユニットにカーソルが移るとか……どうでしょう)
細かいですが、編成場面もドラッグ&ドロップだけでユニット入れ替えしたかったとか、拠点で右クリックでキャンセルしたかったかなとか……

いや言いつつ、一気に6時間プレイしてしまったんですけども。
それだけ遊ぶと細かい所も目に付くかな、という事ですね……

関連:

[竜王ちゃんの野望]


[魔剣士リーネ2]
もそういう所あるかな

あとこういう悪、怪人は

[混蟲記 ムシ人間の逆襲1.0]
のサークルさんですねえ……