JK跳馬 (製品版)
*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。
やたらと中毒性のあるバカゲー跳馬 着地失敗こそ本作の醍醐味?
▲一見普通っぽい演技に見えて、ひねり速度がドリル並み。これがJK跳馬だ!
オリンピックレベルって問題じゃねえ!君は美しく跳べるか!
東京バカゲーアイランドさんより発売された、「JK跳馬」の感想でございます。
名前の通り、「JKが跳馬をする」とゲーム内容を表せばシンプルなアクションゲーム。
しかし、回転も捻りも恐ろしい勢いで行われ、うっかりすれば頭からの大胆な着地失敗!これぞまさに、バカゲー・ネタゲージャンル!
ちなみに本作、1プレイ10秒程度で終わるのですが、楽しすぎて気が付いたら2時間近くやってました……。まさかの時間泥棒……!
連打して跳ぶところはあのゲームに似てますが…… エクストリーム跳馬で魅せろ!
本作の操作は、方向キーとEnterキーのみ。
方向キーを連打して走り、踏切板でタイミングよく跳んで、様々な演技をしてEnterキーで着地。ね、簡単でしょう?
では、演技部分について簡単に説明いたしましょう。
ジャンプ中に方向キーを連打することで、「抱え込み」「伸身回転」「屈伸回転」「ひねり」を行うことが出来ます。
抱え込み含めた回転技でグルグル回ったり、体操競技ではおなじみなひねりを決めたり、いかにも本格派ではありますが、
▲ジャンプの様子
跳びます。恐ろしく跳びます。ジャンプ力特化なキャラで無くとも、3mくらいは跳びます。
このジャンプ力を活かせば、回転やひねりを使った演技の自由度は満点。
リアルとは異なる、ゲームならではの演技を行えることでしょう。
ちなみに、スポーツゲームの歴史をたどると、そもそも跳馬を扱っているゲームが少なく、「ハイパーオリンピック(スポーツ含む)」シリーズか「マリオ&ソニック 北京オリンピックAT」程度しかありません。
操作的に本作はハイパーオリンピック風味ですが、元ネタはあくまで「連打で回転し跳躍距離を伸ばして着地」と言った感じの、演技的な評価は少ない簡易的な作り。
その点、本作は跳馬ゲームとしても、恐ろしく凝った作りとなっているわけであります。
ただし演技に凝っている関係上、うっかり着地に失敗すると、
▲ゲームじゃなきゃ出来ないタイプの失敗だよ!
という感じになります。やばいやつだコレ!
ちなみに採点は実際のスポーツに沿っているわけではなく、「飛距離・回転数・ひねりの回数・着地の綺麗さ」などが影響するようです。
ボタンをガチャガチャしているだけでも、様々な演技をしてくれる様はまさにJKローリング。
調子に乗って回転しすぎたり、地面スレスレまで演技をすると、着地で失敗するので要注意だ!
上手く着地できた時に起こる歓声が心地よく、例え点数が低くても何かやり遂げた気持ちで心が満たされます。
1プレイ10秒程度なのに、なぜ2時間ほど遊んでしまったかを自問自答したのですが、「慣性を持つキャラを操る楽しさ」のように、「勝手に回転するものを操作する楽しさ」が本作には詰まっているのではないか、と考えました。
壺に入ったおじさんを操ることで話題のゲーム「Getting Over It」のような、「思い通りにいかないものを操作する」のは独特の中毒性を生み出すのだと思います。
着地成功でポイント獲得 選手を強化&コスチューム解禁で更なる高みを目指せ
▲跳馬ならではの強化画面。でも、JK跳馬なので強化するとすごいことになります。
本作では、着地して演技に成功するたびに、ポイントを獲得することができます。
そのポイントを使えば、JKの強化、踏み切りスキル。そしてコスチュームの解禁が可能。
例えば、JKの強化では、ジャンプ力や回転力・ひねりの速度アップが行えます。
ポイント入手効率的にはJKをフル強化するだけで、演技成功のたびに2倍のポイントをGET!
ポイントはあればあるほど、コスチュームの解禁が楽になるので、出来る限り早くやっておきましょう。
▲跳馬に手を付く時に側転する「側転ひねり踏み切り」
▲側転からの踏み切り&後転跳びな「ロンダート」。様々な跳び方がある辺りが、意外にも本格派。跳び方を変えてみるのも結構楽しい。
跳び方の解禁では、「片手跳び」「側転ひねり踏み切り」「ロンダートからの背面踏み切り」の3つが解禁できます。
リアルの競馬では「ツカハラ跳び」「カサマツ跳び」と言った側転ひねり系の技。
そして、「ロンダート」(側転着地からの踏み切り)からも様々な技に派生したりするので、ポイントに影響があるかもしれません。
が、JK側転の価値点は表示されない上に、ジャンプ力や回転量がえげつないエクストリームっぷりなので、これからも研究が必要ですね。
▲場違いすぎるがこれはJK跳馬だ!これでいいのだ!
さて、本作のキモとなるのはコスチューム。
最初こそ制服ですが、セーラー服・ブルマ・スク水などから、明らかに出る競技を間違えている陸上競技用のユニフォーム(へそ出しのいわゆるセパレートユニフォームですな)など、フェティシズムを感じるものが様々。
しかし、フェチっぽいコスチュームというわけではないのです。
それぞれのコスチュームには、様々な効果が用意されています!
▲初期服とセーラー服のジャンプ力比較(JKは無強化・踏み切りは同じタイミング)。セーラー服はジャンプが高い分、様々な技が決めやすい。
セーラー服ならジャンプ力、競泳水着ならひねり力、ピンク陸上は空を跳び、レオタードは全然わからん!
ただし、メリットだけではありません。競泳水着が分かりやすいのですが、「ひねり力を得た代わりに、回転力を失う」というリスク・リターンも存在。
見た目だけではなく「ポイント稼ぎのために強いコスチュームを使う」というのも攻略法の一つです。
回転力が強すぎると、着地時に余計に回ってしまって、
これになってしまうので、あくまで「着地しやすいコスチューム」を選ぶのがコツです。
ちなみに最強なのは、ピンクのセパレートユニフォーム(3000ポイント)だと思いますが、あらゆる能力が高いせいで欲張り、
になりやすいので、ハイスコアを目指す時にはオススメですが、ポイント稼ぎにはオススメしません。
1プレイ10秒程度とは言え、パワーアップしないと1プレイ100ポイントくらいが平均だしね。
ジャンプと同時にあらゆる方向に連打しまくるゲッダン戦法(命名:私)がポイント稼ぎには良さそうですが、それでも入手ポイントは200~300ポイントとブレブレ。稼ぎ用のプレイも未だ研究中です……。
たくさん用意されたコスチュームの強み・弱みを掴んで、JK跳馬ならではのぶっ飛んでいて華麗な魅せプレイを行いましょう!
個人的には、ファイルの受け渡しをして他のプレイヤーの演技が見られるリプレイモードが欲しいですが、実装するとなるとすごく難しそう、という気持ちもあり……。
注意点なのですが、本作にオートセーブ機能は無く、タイトルにてファイルのセーブ・ロードを行わなければなりません。セーブを忘れたら、せっかくのポイントが無に帰します。
少し面倒ではありますが「JK無強化縛りプレイ」などが出来るので、これはこれで面白い仕様だなぁと思ったり。
最強に極めたキャラ達で、君もロンダートからの6回5回捻りなどに挑戦だ!
▲動画でスロー再生しながら何回転・何捻りしたかを数えました。みんなもプレイ動画を作ってYouTubeに上げよう!
というわけで、東京バカゲーアイランドさんの「JK跳馬」の感想でした。
いわゆるバカゲー・ネタゲージャンル、しかも216円というお安い価格。
それにも関わらず、思わず長時間やってしまうような中毒性のあるゲームでございました。
跳馬ゲームとしてもジャンプ力や回転力など色々とぶっ飛んではいますが、実は意外と本格派な本作。
体験版ではJKの強化ができないだけで普通に遊べちゃいますので、まずは遊んでみて興味が出たら購入してみてはいかがでしょうか。
DL同人としてはなかなか日の当たらない一般向けゲームですが、ガチガチの面白いゲームから、パンダがサソリなどと戦う奇ゲーなど様々なゲームがあります。
気が向いた時に覗いてみれば、面白いゲームに出会えるかもしれませんよ?
余談ですが、DLsite.comの姉妹サイトである二次元情報サイトである「DLチャンネル」にて、「好きな作品の記事を作れば300ポイント」という企画が行われています。
文字数などのルールはありますが、それさえ守れば実は本作の購入代金より多くポイントがもらえちゃいます。
個人的に「JK跳馬でどんな演技を皆さんがされるのか」がすごく興味がありますので、購入された方は、ついでにDLチャンネルで記事を作ってみてはいかがでしょうか。
YouTubeにアップロードすれば、エクストリームな演技を他人に魅せることが出来るヨ!
ディスカッション
コメント一覧
20本程度しか売れてないゲームに挑戦することがすげぇ!w
たとえ200円だとしても。
挑戦というか、私がまず体験版やって、おっこれは面白そうオーラ、と感じましたので感想を依頼したのですー。
売上以外にも基準はあるさきっと多分…!