Lust Grimm (体験版)
2017/08/22予告時の感想です
定期的な需要があるBF(バトルファック)。過去作を良く研究した上での+αかも
予告での事前お気に入りが1500超えたBFのRPG……という事で興味を持ってプレイ。
BFはエロRPGの中でも歴史が深く、その割には散発的な発売なので定期的に求められている……と思うのですが、分けても本作は、ゲーム感という意味では[Succubus Rhapsodia]辺りに近いものを覚えました。

▲初めの村を出ると二又に分かれた道が。片方は強めの淫魔が、もう片方は状態異常耐性のある防具が無いと苦労しそう……? いきなりどっちに進むべきか悩む
つまり見知らぬ世界に放り出されてスタート、
初めの村から出ればもう道が幾通りかに分かれ、どこを目指そうと自由ですし、淫魔もガンガン襲って来る。
ゲーム性としては他にも抑えてるデザインがある一方で、エロは今のBFシーンからすると初見ではやや淡白な印象か。
例えばBF自体は淫魔がアニメで動くとか、こちらの責めに応じて体位変更するとかは無しで([ROBFEOY]、[Sexy GIRLS HUNT]みたいな)
グラフィック的な派手さは控えめ。
かと言って執拗に煽ったり苛めるようなM系のセリフパターンが潤沢でもなく。


▲出て来る子は軒並みおっぱいが大きいぞ。脱衣もあってこれが励みに
ただしイラストはなかなかの高クオリティ、更に
登場キャラクター数40体以上、基本CG50枚
なので、登場する敵はかなり多そう……、
全キャラに敗北逆レイプやダメージ脱衣もあるぞと相まって、
まさにいきなり召喚された異世界のなか、この世界の理を探りつつ、
たむろする淫魔たちにぶち当たっては撃退、新しい道・エリアを切り拓く……という手応えが面白そうなところ。
やり込み、探索感。遊べる手触りもしっかり
遊べるゲームデザインについて。
[Succubus Rhapsodia]似と述べましたが、あれほどタイトではなく、恐らく”初心者でも楽しめるカジュアルぽさ”がコンセプトにありそうな感じ。
(あちこちに居るNPCがツクールの基本操作まで説明したり、オプションで難易度設定もあり)
その上で遊ばせようとする煮詰め方が、なかなか面白いなと。
例えば一戦一戦は比較的易しいけど、でもエリアの最奥まで強引に進もうとしたり、油断してるとあっという間に敗北エロへ……という緩急あるバランスですね。



淫魔が使ってくる技は拘束・状態異常系が多くて、万全の体制ならまず喰らないけど、
LV差があったり
(マップ上の淫魔にはあらかじめLVが見えていて、これが1ならラクだけど、2,3だと一気に危険に。
油断してるとピンチに、あるいはあえて挑むも良し……という選択感)
連戦連戦で主人公の発情度たる「Rust」という値が蓄積してると、回避できる確率もがくりとダウン。
一つの状態異常からあれよあれよと責め込まれて負けちゃう。

▲いかにも強そうなエリアボスにも行き当たる画像技もう一枚?
その状態になると敵のメッセージも変化して追い込まれを演出、
またRustが限界近く溜まってる時だけ繰り出される、カットインありの責め技や、
ある種の定番ですが「もっと責めて欲しい?→はいorいいえ」な選択肢も挟まれたり、
また敗北エロは相当な贅沢仕様(後述)だったり……
苦戦するに伴い、じょじょに淡白だったエロの印象も覆っていきます。
恐らく長い冒険の旅で、次第にエロの発見があるよう考えられた設計なのかなと。



▲どうも主人公が召喚されたのは本の中の世界、淫魔たちによる物語改変を防ぎ、呼び寄せた張本人の赤ずきんを探す……みたいな事もあるようですが、体験版範囲ではその辺はぼんやり

▲シリアスかと思えば、あちこちに変なノリの意味無しモブも配置されてるがまぁ先に進む楽しみと考えよう……
勿論というか、基本的な探索の手応えに、キャッチーなやり込み要素も備えていて、
前者はあちこちの寄り道ダンジョンに、隠し通路、
「暗いダンジョンなので、他で灯りアイテムを見つけてから来ないと」みたいな、あそこやってからこっちだな……と攻略順番を考えさせられたり。
フィールドで何か使い途の無い小アイテムをよく拾うなあ……と思ったら、それが後の合成屋で、縄×10でロープになって井戸に降りれる……といった発見の嬉しさ。
後者では、何だかんだあちこち進んでは死に、拠点に戻される事が多いものだから、その度にいつの間にか、新しい施設やお店がオープン。
BFで使ったスキルに応じて、「口・胸・お尻」それぞれの部位に熟練度があって、これが一定以上溜まると、実績解除で能力値がちょいプラス……みたいな事がたまにあると、続けようかなって気になる。
エロさ嬉しさの刺激を受けつつ、なかなか長時間、わくわく遊べそうな手触りだなと思いました。
テーマは”依存”? 2回めで、降参で、回想で……細かくテキストが変化する敗北おっぱいエロ
しかしエロであえて言えば、どうだろう、優等生的ではあるかも知れないけど、[Succubus Quest]から[Succubus Rhapsodia]にまで連なる淫魔・サキュバスへの畏怖さえあるような雰囲気が足りない(そもそもサキュバス縛りでもなく、割とモン娘的な子も出てくる)
あるいは[幻想世界マインディア]みたいな色仕掛けとか、
Mで言うなら、暴虐とさえ言えるほどの搾精(例えば敗北後、HP0でひたすらループで責められるフェーズとかは無し)
みたいなフェチさに今ひとつ欠けてるのでは……と感じたりも。
しかしそれも敗北エロの仕様に、”快楽への依存”こそテーマかとハッと気付かされました。


まず本作の特徴として『依存度』という値が採用されており、
これは一回負けると次からは”以前の敗北逆レイプを思い出し、負けやすくなってしまう”、
言わばもう同じ敵には快楽を刻み込まれてしまう、というものらしく。
そしてその状態で更に負ける……つまり二回目の敗北エロともなると見所で、
テキストが心なし”甘やかすように”差分変化、
「快楽に飼いならされた」「調教された」「依存させられた」といった表現で、むしろ初めての敗北エロより長いくらい……という始末です。
ここに本作、表紙絵からしても推してる
巨乳以上によるおっぱいプレイが大部分を占めます。
パイズリ・ぱふぱふ・授乳手コキ・騎乗位etc
で、エロシーンの構図はほとんどが大きな乳房に顔を埋めてたり、ムスコを柔らかに包まれたり……というもの。



そして更に驚くのは、そこだけで留まらずあと一段階用意されてること。
つまりBFにはほぼ付き物の「諦める」スキルを選んだ時で、
これも即死ダメージ、すぐ敗北エロに入る……なんてシステム的な物で済まさせず、主人公は「奉仕を全面的に受け入れる(嫌がってるのに射精させられる……ではない)」みたいな態度に、
そして相手の淫魔もそれに応じ「降参したカワイイ相手をがっつり責めて泣かせてやる」というテキストに差分変化。
まさに”降参”という内容になるのでした。
ただでさえ敵種が多そうな所に、このボリューム仕様。
プレイしていて、何かどんどん負けたくなる……まさに依存という、突き抜けた予感がありました。
(全ての敵に用意されてる訳ではないみたいですが)


▲モン娘も割と多い様子。モン娘ならではの体躯を活かした描写もえろい
ちなみに回想の扱いも凄くて、
淫魔ごとに落とす特別アイテムを持ってると(つまりこれもやり込み仕様ですね)
回想部屋での再戦が可能になるのですが、
製品版ではここを特別に「ラブイチャエロ」仕様にする事も出来るらしい……という。
(力で負けて依存、降参で全力責めの後に繋がる……という事でしょうかね)
なかなか首尾良く作られた、BF冒険記でありそうです。
アクナキさんが製品版について書かれていました。
ディスカッション
コメント一覧
体験版やってみた
ストレスゲージが貯まる一方で死に戻りゲーっぽいね……こういうのってプレイヤーキャラを駒としか見なくなって愛着もクソもなくなるんだよなあ
それに負けるってのはストレスでしかないからこういうステータス管理ってどんどん心が荒む……SLGだともっと視点がマクロになるから、中途半端な感情移入もなくなって効率厨になれるんだろうけどもRPGなのよね
んー分かりますが、「ちょこちょこエロ見つつ進む」テンポが好きな人も居るでしょうし、結局ゲーム性とかシコりやすさの好みな気がしますー
レベリングや探索による強化とlustのリソース管理を天秤にかけて進むゲームのように思います。HPMP補給の為に宿に泊まるという事は、接敵した際の実質lust上昇に繋がるので
避けゲー出身なら幅2マスの敵も抜けられるレベルの追尾なので更に楽でしょう
lust落とすアイテムも多分に手に入るので、正直あまり緊張感は無いです
そう、ゲームに対しどう捉えるかってありますよね。
このゲーム、感想書いてるブログは少ない感じでううーん…
自分も絵とか好きで今でもかなり気になってるんですが、時期外しちゃった感じがあるんですよね……。
バグフィックスもあらかた終わったみたいなのでプレイしました。
クリアまで11時間半。紹介文がエロシーンについてばかりなのに対し、しっかりとしたシナリオでボリュームもあります。
ゲームシステムがシナリオと結びついているのが良いですね。プレイヤーキャラだけが敵に対抗できるのも、敵が甘やかして依存させてくるのも、敵にやられてもなんどもはじまりの家に復活できるのも、ラスボスが「皆の期待を背負った主人公が強敵を次々打ち破るものの、ラスボスに何回も負けて依存してしまい志半ばで冒険が終了する」というバッドエンドを望んでいるからです。
RPGとしては「時間はかかるが難しくない」です。
Lust値は拘束からの脱出確率、敵の連続攻撃確率、即死攻撃の使用基準になっているので上げておく意味はありません。BFにありがちな多すぎる状態異常がない代わりに、Lust値の管理を怠ると格下でも簡単に負けます。Lust値を低下するにはアイテムしかないので、いちいち使わなければいけません。アイテムが足りなくなることはありませんでした。きちんと探して集めれば。
レベルを上げてもHPMP以外は体感できるほど上昇しません。プレイ実績で上昇するので実績集めに奔走する必要があります。
攻撃ダメージに直結するのが熟練度です。おそらくダメージへの係数になっています。上昇させるには使用回数を増やすしかないのでなんども敵に攻撃する必要がありますが、弱点攻撃をすると少ない攻撃回数で敵を倒してしまいます。かといって、ターン数を多く戦闘すると敵の攻撃も多くなりLust値の上昇を招きます。
結論としては「RPGはバランスがとれていて面白いが手間がかかる。面倒くさいなら救済アイテムを使え!クリア後に無条件で回想全開放できる」です。
でもすこし稼ぎすぎているかも。HP20000のボスにピストン一回で10000以上のダメージでることあるし……。
上の方に続き、Trueまで。難易度はハード、探索はノーヒント、寄り道を挟んだので30時間。迷いの森で一番苦戦したとか言えない
私個人は、総合的に良作でありダイマする価値があると判断した。
私的に言えば、倍でも払うから活動を続けて欲しい。
以下は乱文及び素人らしい所見。上の方が綺麗にまとめてくれてるので好き放題……
購買意欲を削ぐネタバレをするなら、ゲームシステムと世界観のリンクを楽しめるのは中盤まで。
作品のバランス感覚の中枢。
RPGらしい興奮、焦燥感・緊張感・育成の計画性を担っているlust値だが、この均衡は物語の3〜4合目ほどで崩れる。
lust値回復アイテムに余裕が生まれる時期と雑魚処理にlustを要しなくなる時期だ。
具体的に、強力な状態異常技。タイマンが多いBFで諸氏が煮え湯(ご褒美)を飲まされてきたステート攻撃である。ハグハグ雷ハグ雷
今度はこちらが蹂躙する番だ、と言わんばかりの強力技。
せめてコストは高揚にしておくべきだった……耐性に引っかかるので万能技では無いのが救い。強敵には攻略を練る余地が多分に残されている。
だが「こちらのリソースを全て失う前に探索を完了し、エリアのボスに勝てるよう主人公を育て切る」というジレンマとBFらしい上質な誘惑・ハニトラの相関が魅力に見えた作品に、無粋なシロップを掛けられたような心地であったのが正直な心境。
某・糸を盗むリスのような危険な罠に引っかかった際も「焦らない。この技で何とかなるかも?」といった感じで、ホントに何とかなっちゃう。
木の実と引き換えHとかも良いよね!
「いくらでも育てられる。嫌なら育てなければ良いじゃん」という自戒と「こんな俺で十分なのだろうか?目の前の、この可愛い娘に」という葛藤は違うのだ!
探索において効率を重視せねばという緊張感が薄れた事で、行きつ戻りつの少し難解なメインストーリーを進めるテンポが遅くなってしまったとも思う。
そして、これらの印象を隠しはしないが補って余りある魅力が作品にある。
ストーリー。世界観……NPCはフリーダムだが。上手いBGMのチョイス。
崩れたら一瞬の戦闘バランス。軽視されがちだか、RPGとしてセンスが必要となるマッピング感覚。
各所のパロディネタ……の出来はどうとして、それらから感じられる「ああ、これはゲームが好きな人が楽しく作ったゲームなんだな」という共感。
上に挙げた長所を、私は皆の一体験として感じて欲しい。
良くも悪くも、私みたいに腰を据えて楽しもう楽しもうと意気込むプレイヤーばかりではないのだから、買ってみて欲しい。
うおおー、お二人方、ありがとうございます!
ダイマですか…熱意が伝わってくる感想で良いですねえ!
他のBFとはちょっと違う冒険を引き起こすゲーム性だとは思っていましたが、実際にそれが噛み合うとそうなる訳ですねー。
いや、コメントで済ますのが勿体無いくらい熱量だと思います。(自分の「書きっぱなし感想」として引用投稿したいくらい)
せっかくなのでキャンペーン中ですし、DLチャンネルなどに投稿されてみてはいかがでしょう…?
感想書く時って構えがちですが、今の文章そのままで良いと思いますよ。きっと何か一つが伝えわれば良いんだと思います。