Marionette Memory (製品版)
”ちゃんと作られた”ARPGだからこそ、駆け引きが、成長が面白いんだよね
OPから凝ってる造りで、真価が見えるまでプレイ20分ほど掛かりますが、
一言でいうなら、面白いARPGをちゃんと作るんだ…という意志が感じられる作品だと思いました。
それは密度の高いマップや、
ゴリ押しが通用せず、アイテムの補充が結構大切なバランス…、
敵のAIも回りこんで来たり、割と考えてるように動く、
そういう所に弓矢とかの遠距離や、鎌(横3列攻撃)みたいな武器タイプへ持ち替えられる喜び、
お金でスキルを任意の順番で覚えられるって良いね…
(それも力+10%みたいなバフだけじゃなく、新攻撃技やスピード速くなったりと、アクションに影響する物)
といった見た目・システム面でも色々語れるんですが、
あえてシンプルで根っこな一点を挙げると、
ザコ敵が攻撃前におたけび→数ミリ秒後に、攻撃判定→当たれば打撃音・かわしてると回避音…って調整が良いなと。
これにより、敵の”警告”から実際の攻撃のほんの僅かな間に、慌てて身をかわす…という感覚がしっかりと出ていた。
ツクールでとりあえず作られたARPGには、「攻撃の結果(だけ)を」音や演出で表すのも多いんですね…。
敵の攻撃に気付いた時には、もうほぼヒット確定だったり。
当たってからボコボコみたいな打撃アニメが出ても、それは結果でしか無く、残念なだけ…。
この一点で、”ツクール製のARPGだけど、凡百の物とは同じになるまい”みたいな、こだわりを感じました。
予告版で見えたエロ箇所としては、ボスに負けた場合の敗北エロと、
もう一つはオナニーエロ。
主人公は姉をさらわれ、自らも生き残る為に悪魔と契約、えろい事をすれば強くなれる体質なので(特殊技を覚えられる。また消費した特殊技ゲージは、エロでしか復活しない)
色んな玩具を買っては、新しい自慰を試せるようです。
ARPGとしては、割と早い段階から露出状態で歩けて淫乱度がガンガン上がる、スキル覚えで街中での公開オナニーとかも出来るようになる…
といったマップとイベントのシームレスさも、熱いところでしょうか。
他、物語上でのエロや、淫乱度の街エロ(露出→見つかってイタズラされるや、売春?)とかもありそう…。
姉を救出したら終わりかと思えば、まだまだフィールドも広そうで、かなり手応えあるARPGとなってそうで期待。
唯一気になるとすれば、話の盛り上がりが良く言えば重厚、悪く言えばちょっともったりしてる…、
平均クオリティが高い分、優等生的ではある(これという尖った要素が無い)とかかな…?
露出オナニー、強制笑顔…恥辱シチュ良し!
予告ではそんなに期待してなかったんですが、エロ要素もなかなか良いです…、
特に公開オナニーみたいな羞恥を煽るシチュだと、完全に”これは、好きでやってるな…”と光ってました。
オナニーを外でしたら捕まってしまい、チャラい男達に悪ノリ的に輪姦される(強制笑顔)
闘技場で敗北すると、観客の前で犯される(犬扱いで、わんわん言うまで暴力)
鉱山街の公衆トイレで全裸になると、おまんこをテープで開かせ、そこ目掛けてぶっかけという「精液当てゲーム」に…
(これは、恥辱シチュが好きでないとなかなか出て来ないのでは…)
そもそも普通のオナニーでさえ、毎回お供のサキュバスが囃してくるので、恥辱と言えなくもないですし。
エロシーンとしては一つ一つがけっこう長め、数も割と多めです。
ただ個人的にはそれだけに、是非とも主人公の心理描写が欲しかったなあ…と。
それと段階エロとかは一切無いみたい。
野外オナニーでも、一回目→見つかりそうになるけどギリギリセーフ
二回目→バレしまって…とか見たかった気がしますが、さすがに贅沢か。
オナニー(×オモチャ分で計8種)、ボス敗北エロ、
そして街ごとに固有の施設があって、一応、風俗みたいな完全に1対1のエロもあったり、女主人公モノRPGチックでもあり。
(エロ箇所豊富ですね…)
冒険しながら見ていける感じ。
ゲーム部分もやっぱり楽しめるよ
ゲーム部分は、進むほどに考えて作られてるのが分かります…、やっぱり感心。
敵がただ突っ込んでくるのじゃなく、少し迂回するような(ランダム+ときおり経路探索?)動きにはやはり緊張感増す…。
広範囲武器だと分かんなくなっちゃいますが、敵に「攻撃が当たるか、避けられるか」のタイミングが肌で感じられるのはなかなか。
ただスキル・装備品によってかなりバランスにばらつきが出そうではあるかも。
(予告版で、初めのお金で回復アイテム買い込んだら苦戦、製品版で鎧重視にしたらかなりラクだった)
ストーリーは初め、けっきょく姉があっちこっち連れ回され、
それを追って、毎回モンスター退治を請け負うって形かぁ…とやや退屈だったけど、宝島に行く辺りから、少しずつエンジン掛かって来たかも。
というか、マップチップがなかなか見た事ないのが多い…、そういう所で緩急付けてきたな、という感じも。
ただボスを数体用意して後は出すだけ…じゃなく、各ダンジョン、ギミックや演出を凝らしていく姿勢はほんとに偉い。
武器のリーチがけっこう重要なだけに、壁に邪魔されたり、ARPGとしては「屋内で戦ってる」感が出てるのもなかなか珍しかった。
今回、自分はカジュアルモードでプレイしちゃったけど、勿体無いことした…と思ったくらい。
(ゴリ押しできちゃって簡単すぎるので…)
全体にとても優秀、受け身感がちょっと気になったかも?
ただゲーム全体の進み方としては、やっぱり、やや中だるみはあった…か。
(製品版プレイ1で感じたような、もろもろの工夫も伝わってくるんだけど…)
何故かと考えると、たぶん、”言われるままあっちこっち行く”受け身のストーリーで、街部分での、自主性を発揮する所が薄いから。
この影響は意外に大きくて、街に着くたび、ちょっと”足が止められる”感じを覚えちゃったり
(街が割と大きいだけに…。
息抜きの意味もあるのだろうけど、ゲームテンポの違い…にまでは無っていなかった)
終盤の展開にも伏線はもちろんあるんだけど、なにか腑に落ちなさはあったかも。
ARPG的には、流れるようにもっと行きたかったかなあ…と。
プレイ時間比で言うと、かなりエロシーン数は多い。
だけどやっぱり、ゲーム進行と関係するエロほど興奮が大きかったように思う。
(個人の嗜好は大いにありそうだけど…)
野外オナニー→輪姦されるは興奮だけど、
ボスと戦うたび、敗北をわざと負けて見る感じはううーん…と。
(敗北シチュでも、ラスボスのNPC巻き込んだ乱交とかはストーリー上、結実した感があるので、おおっと思わされる…)
風俗エロは現状、やる意味が無いので、個人的にはううーん…。
(衣装ゲット→その衣装での前振りあって…、なら?)
ただ人気の嗜好ってやっぱ大事だろうし…悩ましいところ。
全体に、今回でこれなら次回作はどうなるんだ…って気になる、優秀な初作でした。
やりこみんの遊べる同人ゲーム攻略が攻略されています。
ディスカッション
コメント一覧
このゲームとは関係ない話で恐縮ですが…。
以前、QuickTimeをインストールされたみたいですが、QuickTimeは複数の脆弱性があり、修正の見込みも無いのでアンインストールしたほうがいい、という話は御存知でしょうか?
半月ぐらい前の話ですが、忙しくてすっかり忘れてました。
すでに御存知でしたならすみません。
appleがQuickTimeのサポートを止めた、って奴ですね。
そうですね、そういえばインストールしたんでした…
もうあまりQuickTimeを要求されるソフトも無いし大丈夫だろと思ってましたが、悪意のあるwebサイトこそそれを使っていて、そこを踏んじゃうと、自動でなんやかんやされちゃう、って事ですかね…
万が一ってあるので、アンインストールしておきます。
関係ありそうな[魔法のマッポちゃん]
http://super-game.net/archives/魔法のマッポちゃん.html
の記事にも注釈を入れておきました。細かい所まで読んでくれてありがとうございます。
#追記
プレイ4時間、クリア。
6章で攻撃できなくなったバグがでたそんなことに金を払うのはずるい。まじでゴミ
バグは作者さんに報告しよう…!