外の文化を取り込み、どんどんエロゲ流に落とし込んでいくのだ 今週のまとめvol.289

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週(5/05~5/11)の人気だった記事は
1位

立ち絵からして「重力」を感じる様な、もっちり巨乳オッパイとかなりのハイレグ、その割には正義のヒロイン気取りなのが堪らない。
そんな子を連日のクリック調教で、どんどんえろくさせて行くぞ……と。

クッキークリッカーぽさを押してもいますが、そこはううーん……と思いつつ、Unityでシコい絵のリアルタイムLive2D描画の破壊力・えろさをまざまざと思い知った気分でした。
https://super-game.net/archives/matome288.html

2位

予告でプレイした作品ですね……、
入国審査官となり、困窮する人々のパスポートの不備を指摘するかどうか(職務には忠実かも知れないが、恐らく突き返された人のその後は……)
…という、社会性を帯びた新鮮なゲームという事で有名になったインディーズゲー、[Papers,Please]を下敷きにエロゲー化。
ずばり全年齢では絶対に入れられない展開「不備を見逃してやる代わりにエロ」な訳だけど、次々現れる女性キャラがこれまた、やけにソソられるやらしいボディをしている事もあり……
「まぁそりゃ、こういう事も起きるよね」という奇妙なゲス感と、納得感があるものに。
まさに(エロRPGでは絶対、端役であろう)門番ロールプレイよ……。

そんなついついの加虐心・イタズラ心が芽生える「立場」の魅力あり、
ウディタ製なんだけど(元ネタっぽい)”アプリぽい”UIを意識してたり、
女性キャラだけじゃなく、あえて男を全裸にして尻穴を広げるとかさえも出来たり、なかなか遊び心のある雰囲気でした。

あらかじめ行動を練ってスロットにセット、後は自動での探索結果を検証するという[ダンジョンリピーター 冒険者ヴェーラの物語]のサークルさんでもあって、毎回、意欲的なゲームを作っておられると思いますね……。

3位

先述「帝國の関所番」がPapers,Pleaseなら、こっちはインディーズで言えば「LITTLE NIGHTMARES」でしょうか。
(これ以前にも[アルプスと危険な森]が「LIMBO風」と指摘されてましたが、主に奥行きのある所が違うかなと……)

2Dグラで奥行きありと言うと、今までなら暴力満載のベルトアクションといった傾向になってたと思うんですが、
今作はただ血なまぐさい狂気の施設、奇怪な敵に捕まらないよう駆け抜けたり、音を出さないよう息を殺したり、ロッカーに隠れたり……という状況に応じた「逃げ」オンリーのアクション。
こういうプレイスタイルでも、奥行きがあると臨場感が一味違うものだな……と痛感しました。

捕まれば当然犯されファック、年齢指定が無い作品では難しいだろうな、鮮血のホラー・スリリング演出というエロゲ化をしているのでした。

サークルさんの過去作を見ると、いちおう狂気の施設からの脱出というテーマではあるものの、
そこはそれ、女の子も強くて、露出の激しい格好で銃をブッ放しては化け物の返り血で血塗れ、ヒロイン自体も狂気&エロみたいなテイストになってた(それも好きだけど……)のですが、
今作はまさに逃げるしか無いという方向が、より強く感じられるなと。

4位

[エローン大君]さんに書いて頂いた、製品版の感想ですね。
東亜プランと言う言葉も懐かしく、”90年代風アーケード”な縦STGの魅力、そしてエロをたっぷりと語ってくれています。

特に「スコアアタック」を目指した記述に、深いものを覚えましたね……。
普通に遊ぶ分にはボムがたくさん溜まる作品であり、うん、初心者には安心だろうね……なんて思ってたのが、
実のところ「稼ぐことを目指す」ボム使用タイミングになるし、
またオプションのフォーメーション変化で隠された得点アイテムをサーチ&発見(うむ、懐かしい感覚だ……)
TIPSの「敵が近いほど得点が高くなる」、
戦車とかは自機が重なってると撃って来ないよ(これ、ポイント稼ぎの仕様であると共に理不尽死防止でもありますね……、実際、戦車の構造を考えると真上に弾撃てないのも納得だしね)
といった数々の仕様ですよ。
正直自分は体験版プレイして、うおー、STGだー!(ばりばり)くらいの気持ちで浮かれており、全然気付けてなかったんだなぁと恥ずかしい気持ちに……
これがあの年代なのか……
(まぁ派手にバリバリ壊す、でも良いっちゃ良い気がしますが)

あと個人的には、発売時かなりの不評であったアクツクMVもここまで実用的になり、凝れるようになったんだなあ……と目を見張る気持ちも。
スペック問題さえ改善されたら、割と幅のある物が作れるツールだったんだなぁという、可能性が匂ってきた気もしますね……
(アクションを作ろうとすると絶対にハードルになるだろう、グラ制作ノウハウにも”余談”として触れてる記事なのだ…)

果たしてエロACTが、エロRPGに続く影響力を持つ日は来るのでしょうかね……

5位

夢魔の女の子と契約、人々の夢に入っちゃあ睡姦レイプを繰り返すのだ……というRPG。
ダンジョン(夢)での戦闘を繰り返すぽい内容と、サークルさん初のRPGであり、サンプル画像なんか見てもあんまり目立たないし……と判断するのは早計だ。

ダンジョンでは「敵と僅か数歩でエンカウントする地形」「まったく敵が出ない地形」に分け、
向こう岸までどう通ろうか……(なるべく最短ルートで渡りたい)
みたいな形で、探索に直近の目標を持たせる。
他にも、ダンジョンの途中にはあちこちに睡姦できるモブ女子を配置、これも継続するモチベに。
あとモブ女子はメガネとか巨乳とか、身体パーツがランダムな組み合わせで出現。
後の回想部屋なんてシステムチックな所でもそれを活かし、ダンジョンで身体パーツを揃えようみたいな要素にしたり、
お金が貯まれば拠点で強い武具を買うか、あるいは夢魔との仲を深めるLV上げに費やすか……(LV上げは効果は弱いけど、エッチがある…)

エロ箇所もなにげに豊富で、レアアイテムを手に入れれば前に勝ったボスを呼び出し、従順にさせる段階エッチだ。
キャラやストーリーもちょっと良い感じであり、平たく言えばゲーム作りのセンスを感じる。

これが初作っていうなら、今後はかなり期待できるのでは……? と慌てて書いたものですよ。
(現在、評価4.68との事なので、やはりプレイヤーにもその辺は伝わっているのでしょうか。
あと最近気付いたのですが、ゲーム性が高いとDLsiteの方のレビューが付きやすい傾向がある……? 気のせいでしょうか…)

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

個人的にはだいぶ好きかな……、まぁ体験版範囲の最後までも進めないんですが…。
暴力を標榜するベルトスクロールアクション!
アニメ塗りと肉体強調の攻撃アクションポーズが妙にフェチい、バニーガールお姉さん忍者が舞い降りた!

エロ攻撃に気を付けつつ、並み居る敵をスタイリッシュにばったばったと切り伏せるのだ……というコンセプトで充分な気もするのですが、本作は更にそこでもう一捻り。
ベルトアクションですが、ゲームパッドは使わない、キーボードもWASDの移動のみ。
攻撃は主にマウスのクリックのみで、しかも他に攻撃コンボ・飛び道具・飛び道具が変化した相手拘束・倒れてる相手を掴んで投げる・落ちてるアイテムを拾う、
などなどを担当しているぞ……

普通に考えると誤操作がとか、忙しなさ過ぎる……とか色々ありますし、まぁそういう所も無きにしもあらずなんですが、これが慣れて来ると、上達が感じられて嬉しくてね……。
そもそもベルトアクションとして難しさを煽る仕様やバランスでもあり、容赦なしの超高難易度かなと……。
だが確かに一度習得した箇所は驚くほど簡単になるし、上手く操作と敵を御せるようになった成長の喜びがある……ガチな奴なのだ。

ファミコンの「ソロモンの鍵」辺りがベースかな……と言っても、今はもう通じない人の方が多いのだろうか(っていうか、自分もプレイした事は無いけどね…)

だいたい約一画面に収まるステージが次々と。ブロック1マス分しか跳べない主人公で、なんとか高所にある鍵や扉へ辿り着いてクリアしていくのだ。
もちろん普通にやってたら進めないので、「物体を1マスだけ狙った方向に飛ばす」矢印の魔法陣を上手い具合に配置、敵を転がしたり、自分自身が高く跳んでみたり……。
基本はパズルの閃き、だけど敵を掻い潜るにはアクションの腕もいるぞ……という感覚が癖になる、レトロ風なアクションパズルですね。

レトロゲー的には、昔のナムコとかのステージ幕間に入る、コーヒーブレイクを思い起こさせる演出が良いなと思ったりしますが、
そんな小粋な所だけでなく、エロ的に注目なのがドットエロアニメ。

ドットで打たれたエロスチルがエフェクトツールぽいヌルヌルした動きを伴い、そして切り替え差分自体も、なかなか用意されてますね……
そして一体何回すれば気が済むんだみたいな、連続射精・潮噴かせの絶頂描写。
(記事の動画を見ると、その説得力が分かるかなと)

エロドットで実際にシコれる物って意外に戸口が狭い、いわゆる密度が凄く高いドットアニメくらい……と思ってたんですが、
色味やドットの粗さはファミコンのADVクラス、だけど動きの滑らかさでシコれる物になっている……と、かなり面白いインパクトかなと。

全年齢の、「エモーショナルアクションアドベンチャー」。
その名にたがわず、心象風景を切り取ったような、無機質だけどどこか優しい世界……幾何学模様…背景に直接文字で描かれた心情スケッチ…
心地良い音楽、キャラの細かいアニメ。
そんな場面が続き……。
なるほど、さすがに全年齢の有料(シェア)ゲー、それだけの価値がありそうな良い表現と感じました。

これ、ツクMV作品なんだよね……と思うと、ますます気になる感じ。
うーん、どういう風に作ったのかなという事さえ気になる……こういう物を作ってみたいものだなあと…。
スクショでちょっと切り取った場面さえ画になる感じで、驚かされますねえ……

記事にしなかったけど興味深いもの:


[青龍剣姫伝]


[不知火伝説 ~宿敵編~]


[ダンジョンと娼婦]


[506ANOTHER]


[【会社の内緒】 弱みを握り~陥れろ!]

アップデート的なあれ↓

[アリアと中出し種付け迷子の子]


[Daydreamer デイドリーマー 淫魔と天使と勇者の(バニーの)思い出]


[水晶物語]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

退魔師綾乃

ぴっちりスーツの退魔師と触手ダンジョン、発情値&どこでもオナニーシステム!
あーもう一目で分かる、シコれる奴じゃないですかあ……と。
絵の効果が素晴らしすぎる……

KUNG-FU GIRL -EROTIC SIDE SCROLLING ACTION GAME 3-

DLsiteのエロACTの総売上1位を何年も守り通していた作品、
[SHINOBI GIRL -EROTIC SIDE SCROLLING ACTION GAME-]から数えて、シリーズ3作目でしょうか。

ただ右のゴールへ向かう分かりやすいシステム、それ故に実現できた片手で遊べる操作体系、ヒロインも敵もでっかいサイズで。
コンテンツ的にはセリフ変化に、アニメの豊富さと……。
伝説が再び登場するのか。

忍者・天使と来て、今回は中華娘かー

ミリィと生贄の森

触手はびこるダンジョンを探索するエルフ……
これも[退魔師綾乃]とは違った側面で上手な、可愛さあるエロ絵ですよ……うーん強い。

他の方のブログ

うちに良い文章を感想寄稿して下さっていたさたけるさんが、ご自分のエロ同人ゲーのブログを起ち上げられたので、紹介します。

このサークルさん、前作[○○○バーグへようこそ ─女商人ちゃんの街作り─]がウディタ製の町づくりRPGで、なかなか興味深い作品を作られる……と思っていたら、
2年の開発期間ののち、続いた今作がUnity製のおさわりで驚いたものですよ……。しかもRPGより売れているんですよね。

Unity上でLive2Dのリアルタイム描画って所を抑えつつも、妹を犯す睡姦。
[Night High 4]のような「起こさないように犯す」なのかな……と思ったら、別に起こしちゃってもそれはそれでアリという……。

プレイ(エロ)の仕方によって、後日の妹の反応が変わる・実績解放との事で、結局は兄ラブって所の確認というか、ゲームをキャラ性に繋げたのが響いたのかもですね。

今週[クリッカー×Live2D 高飛車ツリ目な正義の変身ヒロインを1週間で快楽堕ちさせるSLG]が発売されたり、もう一度、我々はクッキークリッカー×エロという物を見詰め直す必要がある……!
というのは穿ち過ぎでしょうか、ここでSteam製のエロゲ? を……。

見た目おバカな構図に、要は着せ替えスキンと責めが増えつつ、尻をずっと叩くだけじゃん! とツッコミつつも、最後の

お尻の反応の良さが妙に素晴らしく、なんか病み付きになって止められません。
シンプルだけど製作にはひと手間かかってそうな良さがあり、アダルトクリッカーゲーとしては一つの境地に達しているゲームではないかと

という結びには、ゲームとしての「成功」を感じますねえ……。面白い。
クッキークリッカーはまさか、スパンキングと相性が良いのだろうか……?

スパンキングなエロゲ作品、

[おしおき!妖夢ちゃん!2]
とかを見るに、そんなに需要は大きくない……?
でも

[ティファのゆれる尻 ver1.2]
とかは割と売れてるし、どうかな……(これはまぁ、挿入ありきのスパンクではありますが)

元々地力あるサークルさんではありますが、特に今作はDMMで相当売れたCG集というか、カラー漫画というか。

小説作品があまり売れない現状で、CG集+小説&感動ストーリーだと売れるという実例を示してくれた貴重な作品

という捉え方には、ハッとさせられますね……

これだけ文字を読ませても良いし、エロ以外の描写があっても良いんだ……と実証された気分でしたね。
(実際、体験版分だけでも絶対幸せにしたるでっ、という切ない気持ちになるのは凄いと思う)

「奴隷との生活」がよぎったのは自分だけじゃなかった……! と思いつつ、そうですね、明らかにシコ用CGで語られる物語とは、違ったメッセージになって行きそうな物を感じますね……


[魔物の物語~オークの少年ゴド~]
とか、

[乙女ゲーの棄てられた悪役お嬢様を美味しく頂くために]
とかもそういった補助線があると、より飲み込みやすいのかなぁ……と。