いつの時代でも変わらない絵の強さと、エロでもゲームの系譜を刻んでいく事と 今週のまとめvol.314

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週(10/27~11/02)の人気だった記事は
1位

初作の[マグナ・フォルトゥナ~偉大なる運命と永遠の少女~]は8000DL超え、サークルさんの、約2年ぶりのエロRPG。
前作は「絵は良くてエロもシコいものの、唯一スロースターターな所が難点」などと聞きましたが、今作はかなり早い段階でエロ、流れるようにハーレム展開へ、
更に随所のFF5パロにニヤリとさせられますし、そしてまぁエロRPGですから、スイスイ進める配慮も……と、”万全の構え”を感じましたね。

しかし優等生的ではあっても、振り切った何かが無いかも……などと危惧していたら、おさわりパート解禁からは牽引力を発揮。
特に選択肢を選ぶ→高いクオリティですぐアニメという本番パートには、元絵の上手さもあって、「あぁこれは凄い……」と本物を感じました。
しかもエロ数的にも、仲間の女の子3人全員とそれぞれ別のエッチ、NPCのエロも……?
(細かい部分ですがシナリオの一環として、ハーレム・身内ケンカというか、横恋慕がちょっとあるのも個人的にはニクい所だ)

FF5パロですから、ジョブチェンジ周りもしっかり有り。
これがゲームシステムとしてだけじゃなく、ジョブにより立ち絵が本当にコロコロ変わるという仕様で、見ていて絵の上手さが伝わる、丁寧さを感じるものですよ……

FANZA専売の予告として明らかに期待されてるのも見もので、
これまでも[蒸気都市の探偵少女]など、DLsiteのDL同人エロゲの牙城を崩すべく、色々専売を仕掛けているFANZA。
この作品は事前お気に入り数も高く、更なる有効打となりそう……?

2位

先週に引き続きランクイン。

ヨガチカ謹製のゲームではありますが、まぁ分かる、表紙絵から素晴らしく期待度しちゃう奴だ(実際、売上も良く、ヨガにしては☆評価も高め……)
こいつは気になりますよ、と体験版を触ってみました。

囚われた砦の様な場所から脱出していくRPGですが、
「お○んこを見せる『誘惑』で、道を切り開く」
「戦闘中のセクハラ攻撃を、キー入力で脱出」
などの多種なエロさが目を惹く。
そして何より、きれいな絵がアニメもするじゃん……という事で、始めた時の瞬間最大風速はかなりのもの。

表紙の”バトルファック”(うーん……、この戦闘中エロをBFというのは微妙に抵抗がある)
という謳い方といい、他サークル扱いですが、同じくヨガ謹製の[くノ一 楓]に似た構造・コンセプトを覚えたり。

[くノ一 楓]が潜入なら本作は脱出である訳で、
これもまぁ[ルゴーム砦の脱出]・[オーレクタ砂漠の魔術師]辺りの運びと同じ、なかなかの采配を発揮するのがヨガの中にもおるな、なんて思いますかね…
https://super-game.net/archives/matome313.html

3位

前作[ラフレシアブレイク]は何やら「最悪の未来」を未来視できる機能であったり(まぁ強制敗北で、敗北エロルートを確認するのとそんなに変わらない気もしましたが……)
開幕からハード陵辱を匂わせてたり、かと思えばレズみがちょっと良かったり、と注目したものです。
そこからサークルさんが新たな同人ゲームをリリース……、今度は和RPGだ! と。

なんでしょうね、前作でも窺えた「何かちょっと変わった事をしようとする」姿勢が割と良い方向にも振れてるというか。
ともかく開幕から割とばんばんセクハラされる子、なんて基本を抑えつつ、
「こうしたらどうなるだろ」
「この選択肢を選んだら、どうなるかな?」
と試したら本当にエロが起きたり、パワーアップ施設など、あらゆる局面にともかくエロを絡めようとする姿勢……。
基本枚数も多く、これこそがエロRPGの楽しみであった、なんて思い出す感じがありましたね。

まぁどうだろう……、その「ちょっと変わった事をしようとする」姿勢が(前作とは真逆な)コメディさにも現れていて、
有名妖怪をしょうもない感じでもじったかと思えば、いちいち時代掛かった絵で紹介したり、必要あるのか、それ?w みたいなSDキャラカットで妖怪を突然お仕置き、
たまに出て来るNPCも、どう見てもアレとかその人を匂わせてる、みたいな自重しないノリよ……。
個人的には”分かっていながら”やっちゃった物を感じるし、プレイしてて楽しいので好きなんですけどね。
(だが一方でどうしても「ふざけてる」感じにはなって、エロに本腰入れて乗り切れない面もある、か……?
エロはエロで相当力を入れてるんですけどね)

4位

[エローン大君さん]にお願いして、書いて頂いた製品版の感想ですね。

わんさと押し寄せる敵から、駆け逃げる少女を守れ……!
ジャンルこそSTGですが、弾幕シューティングとかではなく、マウスで撃退する『ガンシューティング』という、同人エロゲではかなりの希少さ。
(更に、ただゴールを目指して走る女の子と、それを手助けするプレイヤーなんて構造は、ちょっとランゲーぽくもあるよね……。
私も追加の反応なんてのを、DLチャンネルに書いたものですよ(大君さんと111の視点で、また別の魅力も浮かび上がるかなと)

製品版では、敵の犯されがかなり多く、ついやり込めるようなプレイ感と、飽きさせない展開も用意されている……というのが伝わって来ました。
特にエロ。
逃走する少女の、一度追い付かれてしまうとグロッキーになるまで輪姦されまくる勢い、
ステージごとの敗北エロシーンの、妙にシコれるアニメや文章(私が体験版プレイした時はその辺斜め読みしてたのですが、”喋れない少女”が”異型に犯されて”、喘ぎ声を漏らすって良いなあと)
あと顔ウィンドーでおっぱいが枠からはみ出てる……みたいな細かいエロ要素に言及して下さってるのも、余す所なく伝えているなぁと。

5位

DLsiteのトップにも推され、結構、今週の目玉的な扱いだった横ACT。
表紙からして”シンプルで爽快なアクション”とあり、割とよくある奴かと誤解しがち……ですが、どっこい、コイツはかなりのマジな手応えですよ。

なにしろ初期状態では、一番弱いスライムでさえ4発くらい斬り付ける必要があり、対して敵の攻撃威力はでかい。
回復とかも出来るんですが、これが数秒待たなきゃいけない上に、回復量も雀の涙…。
つまりまずガードで相手の様子を窺い、カウンターでの反撃が基本……と、手探りで進んでいくACTなのです。
起伏の多いステージや、途中のルート分岐、よく観察しないと手痛いダメージを受けるステージごとの仕掛けといった所も、そんな「手探り」のじわじわスリルを底上げしてくれてるなと。

おまけに、好きな能力値を任意でパワーアップできる……、
つまり脚力を鍛えればダッシュが可能になり、今まで苦戦していた敵との関係が一気に変わるかもだし、
でも慎重に進むなら攻撃力・防御力のアップはやはり鉄板な所、
あるいは技術力を上げ、遠距離の弓矢の威力を上げれば、もしかしたら完封できそうな敵も居そうで、
しかも脚力と技術力が合わせて一定以上になると、2段ジャンプも可能にもなるのか……
と、この難しさに自分なりの考えで挑める。

ちょっと処理が怪しい所があるかなとか、今の水準だとアニメは(種類は多いものの)そこまで際立っていないかな……とかはあるんですが、
いや、プレイしてみると”なるほど”が2回も3回も出る、手に汗握る手応えがありました。

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

こちらも[エローン大君さん]にお願いして書いて頂いた、製品版の感想。

私が体験版プレイした時は、なかなか気持ちの良い挙動、明るさが特徴的なM搾精ドットアニメ……という所に惹かれたものですが、
ジャスト回避に代表されるそんな所を噛み砕いて挙げながらも、製品版の感想として、
ギミックやコインによるステージ誘導といった奥深さでもって、ステージの豊かさを説き。
(自分が想像していたより、ずっとアスレチックぽいのだなーと。もっと単調な横ACTかと思い込んでた……
実はこの感想を読んで初めて、あっ”スーパーまものシスターズ”ってそういう……と、タイトルのミーニングに気付いたという……)

他の感想サイトさんの感想も多い作品ですが、ストーリーからさらっと入っていく感じの書き出しも割と好きだなあ…

いちおう自分も[脱衣STG まとめ版~5人の娘さんに囲まれて、わしゃ幸せだ~]とかで18禁STGを発売してる身なので、ビビン! と反応する訳ですが、この作品、結構重要な到達点だと感じてたり。
つまるはエロSTGの一形態として、大きな女の子の全身を舐める様にスクロールしつつ、弾を打ち込んでパーツ単位で脱がしていく……ってのがある訳ですが
(しかしこういうの、何の作品から始まったんでしょうね……『センチメンタルシューティング』が有名ですが、勿論それ以前からもあるだろうし……、言ってみればパロディウスとかもそうなのか?)
今作はゲーム性は2DのSTGながら、背景は3Dの女の子で、面進行として、巨大な女の子に旋回しつつ迫っていく、脱がして行くと。

だからR-typeとかグラディウスとかも、最近は背景3Dでゲーム性2Dのものが出ていて、基地の中に少しずつ侵入していくぞーとかやると思うんですが、その基地が女体なんだというか。
2Dでスプライトな女の子を脱がしてた時代から、脱衣STGもまたそんな系譜を辿るのだと、ちょっと感慨深い物を感じたものですよ……。

またマウスだけで遊べる・何度も繰り返し挑んで強くなる(ただ1面が5分くらい掛かるので、結構リトライはしんどい……)
という最近のエロアクション等に多い要素を盛り込んでるのもなかなか巧妙。
女の子デザインが今風だったらもっと売れたでしょうかね……、うーん、そもそもがマニアック過ぎるのかなあ……。

長らく予告だったものが、木曜日発売。
良いゲームだと思います。

ファミコンの「ソロモンの鍵」辺りがベースかな……と言っても、今はもう通じない人の方が多いのだろうか(っていうか、自分もプレイした事は無いけどね…)

だいたい約一画面に収まるステージが次々と。ブロック1マス分しか跳べない主人公で、なんとか高所にある鍵や扉へ辿り着いてクリアしていくのだ。
もちろん普通にやってたら進めないので、「物体を1マスだけ狙った方向に飛ばす」矢印の魔法陣を上手い具合に配置、敵を転がしたり、自分自身が高く跳んでみたり……。
基本はパズルの閃き、だけど敵を掻い潜るにはアクションの腕もいるぞ……という感覚が癖になる、レトロ風なアクションパズルですね。

レトロゲー的には、昔のナムコとかのステージ幕間に入る、コーヒーブレイクを思い起こさせる演出が良いなと思ったりしますが、
そんな小粋な所だけでなく、エロ的に注目なのがドットエロアニメ。

ドットで打たれたエロスチルがエフェクトツールぽいヌルヌルした動きを伴い、そして切り替え差分自体も、なかなか用意されてますね……
そして一体何回すれば気が済むんだみたいな、連続射精・潮噴かせの絶頂描写。
(記事の動画を見ると、その説得力が分かるかなと)

エロドットで実際にシコれる物って意外に戸口が狭い、いわゆる密度が凄く高いドットアニメくらい……と思ってたんですが、
色味やドットの粗さはファミコンのADVクラス、だけど動きの滑らかさでシコれる物になっている……と、かなり面白いインパクトかなと。
https://super-game.net/archives/matome289.html

記事にしなかったけど興味深いもの:

割引とかアップデートのあれ:

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

ミッションマーメイデン-ハスミと深海の姉妹-

戦闘中の催眠、洗脳を打ち出して現在1万DL近く……![テイル・アンダークラスト -ハスミと最後の7日間-]のサークルさんが、今度は打って変わってUnityで横ACTを作ってるらしい……というのは、実はツィッター等で見聞きしておりました。
(しかも流れて来るものを見る限り、相当な高クオリティで驚いたものです……)

その最新作が遂に予告に。
ぴっちりスーツという基本の『抑え』に、
(横ACTなのに)その後のステージも残り続け、更に複合的になる状態異常……!
これだ、この視点だね、という明らかな革新性が見えます。
しかも動きも相当良いんですよね、これ……。
ううーむ、作品を出すたび、一段飛ばしくらいの勢いで成長されてて本当に凄いな……。

C.Uニトロニィル

当時まだ寝取られRPGが珍しい頃に予告を開始(しかもハードなSF世界観の長編)、
そこからの長期開発のすえに発売! という[ナナハよ。]が記憶に残るサークルさんの最新作。

もちろん今回も寝取られRPG、”望まぬ妊孕を以て完治する稀有の病”という設定がいかにもグイグイ来ておりますよ……

【凌辱】スクール・オブ・ザ・デッド【タイピングゲーム】

これは面白いなと。
ゾンビを撃ち殺すゲーム……というと、普通はFPSなりTPSなりを思い浮かべると思うんですが、今作はキーボードによるタイピングで倒す!
つまり昔の『タイピング・オブ・ザ・デット』ぽい訳ですね……

タイピングゲー、どうしてもなかなかマニアックなジャンルかと思うんですが
(最近だと[サキュバスブリーダー打打打!]とか思い出すかな、しかしこれも1年以上前……)
それを、人気CG集サークルさんの初ゲームでやるという取り合わせ。

でも考えてみればタイピングゲーって(演出・ゲーム進行にもよりますが)
あんがい処理的にはADVと地続きでやれる所があって、初作としては案外入りやすいのかも。
後は企画だという所で、目から鱗でしたねえ……面白い。
(ただどうしてもゲーム性の広がりに弱さがある気がするんですよね……タイプ速度っていう、ある意味の身体性に思い切り関わって来ますからね……)

他の方のブログ

うちに良い文章を感想寄稿して下さっていたさたけるさんが、ご自分のエロ同人ゲーのブログを起ち上げられたので、紹介します。

製品版の感想はお休みのようなのだ……。
そして111自身も最近、このアフィ感想ライフに限界を感じ始めてるので、
気持ちがどんどん分かって来たのだ……