エロもゲームもそれと分からないくらいに、でも着実に変化しているのだ 今週のまとめvol.323

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週(12/29~1/4)の人気だった記事は
1位

先週の「今週のまとめ」。

2位

女番長が不良高校に乗り込んで制裁する! ADVから始まったオウカシリーズの第4弾にして、エロRPGとしては2作目。
前作[トッコー委員会オウカRPG]ではいかにも凶悪な、悪の不良幹部……を一人一人力ずくでのしていった中、さて今回は……という所で、なんと”過去最弱”の不良が相手。
しかし女を言いなりにさせる秘術を持っているという噂に、
また学園全体も極端な男女比による男尊女卑で……と、より組織ぐるみの企みみたいな、シコの捻りが効いてる感じ。
対するオウカをサポートする女性たちも様々で、格好良いのだ(そして漏れなく彼女たちにもエロの気配が……)

負ければ、力では最弱のクズ凶悪チンポにいいようにされるという興奮もある訳ですし、
また学園全体のあちこちでオウカ達を良く思わない連中が、という事で、それぞれのルート堕ちも用意されてる模様。
基本的には男尊女卑なエロイべに揉まれつつ、
戦闘中の拘束エロ(徹底的におもちゃにされ、変化する絵の強さ)
どこで負けるかで分岐する流れでしょうか……?
(ルート分岐後→学園生活での周りからのエロというのも楽しみだなと)

キャラデザの確かさがあった上で、
絵柄の変化とかもそうなんですが、RPGとしてもきっちりトレンドを抑えつつかなり上手に調理している感じ、毎作その巧みさが凄いなぁと、感心させられます……。

[Kamikaze Kommittee Ouka RPG 2]

実は英語版も結構売れてるサークルさん。(今作に至っては英語化もされてないのに)
そうか、国内だけであれこれ比べていては分からないけど、
海外に好まれやすい絵柄とか、海外ファンに根強いってのもあるのか……とこれを気に考えさせられるのでした。

(ところでエロ嗜好、現実で手に入れられない物の人気が高くなるという説をTwitterで見まして、それで考えると、何だかんだ女性の権利も少しずつ強くなっているだろうと思うので、
(対抗すべく)男尊女卑とか支配系、(むしろ完全に受け入れ、ゴロニャンと積極的に下になる感じで)Mエロ、
(現実で手に入らない物の代表格として……)純愛が人気、ってな考察も出来るんですが、実際どうなんでしょうね……)

3位

先週から続けてランクイン。

RPGシステム的にはそこまで凝っておらず、戦闘とかやり込みとかそういうのではないですが、
道中の選択肢多め+そして何といっても、平均したら5分に1回くらいは襲い来るのでは、というストーリー上でのエロ多め。
そう、任意でエロイべ探す奴ならエロ頻度の高さも珍しく無いですが、本作、ともかく戦闘敗北やらストーリーの展開上やら、
ことごとく「何か怪しい雰囲気と思ったら、やっぱりその通りになった」みたいなコテコテで、更に捻るような+αのエロが発生。
そうなるともうコント的、ある意味ギャグにもなりそうなものですが、本作は[SACRED EYES]、[二つの剣の物語]の作者さんですから……
ムチムチした絵クオリティで、まったくシチュ負けしていないシコさ。
果たしてこの勢い・頻度で、最後まで持つのか……と心配にさえなる程でしたしねえ…
(あとスクショで見返してみると、テキストとかも女騎士だから危機一髪で助かるんだとか、羞恥時のいかにもな煽りとか、的確なんですよね……。テキストを追うように発生する差分量も素晴らしく)
https://super-game.net/archives/matome320.html

4位

先週から続けてランクイン。

初作の[マグナ・フォルトゥナ~偉大なる運命と永遠の少女~]は8000DL超え、サークルさんの、約2年ぶりのエロRPG。
前作は「絵は良くてエロもシコいものの、唯一スロースターターな所が難点」などと聞きましたが、今作はかなり早い段階でエロ、流れるようにハーレム展開へ、
更に随所のFF5パロにニヤリとさせられますし、そしてまぁエロRPGですから、スイスイ進める配慮も……と、”万全の構え”を感じましたね。

しかし優等生的ではあっても、振り切った何かが無いかも……などと危惧していたら、おさわりパート解禁からは牽引力を発揮。
特に選択肢を選ぶ→高いクオリティですぐアニメという本番パートには、元絵の上手さもあって、「あぁこれは凄い……」と本物を感じました。
しかもエロ数的にも、仲間の女の子3人全員とそれぞれ別のエッチ、NPCのエロも……?
(細かい部分ですがシナリオの一環として、ハーレム・身内ケンカというか、横恋慕がちょっとあるのも個人的にはニクい所だ)

FF5パロですから、ジョブチェンジ周りもしっかり有り。
これがゲームシステムとしてだけじゃなく、ジョブにより立ち絵が本当にコロコロ変わるという仕様で、見ていて絵の上手さが伝わる、丁寧さを感じるものですよ……
https://super-game.net/archives/matome314.html

5位

先週から続けてランクイン。

こんなエロRPG、欲しかったよね……! という事で、海賊になって商船を襲ったり、船を強化して他の海賊どもと対決したり、あるいは港を襲撃したり。
地道に交易品を運んで儲けたりも出来る……と、思い出すは[大航海時代]でしょうか(古い?)

港町を落としてのレイプ祭り、あるいは女の子を脅して情婦(カキタレ)にしたりも出来るのですが、
そこはサークルさん持ち前の絵で、割と明るい感じで見られるのも良いかなあと(他の海賊の面々の個性も良い具合、仲間にできれば更に嬉しいと)

個人的に([大航海時代]みたいに)余りSLGには倒さず、あくまでRPGの範疇に留めていながらも出来る幅は広い……というのも良い塩梅だと思いましたね。
https://super-game.net/archives/matome319.html

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

予告で書いたものが、土曜日に発売でした。

女尊男卑の国。その闘技場で、息子の為に勝ち抜こうとする父親が居た……!
こちらも過去作[幻想のアイリス]などで実力が折り紙付きのサークルさん。

そんなサークルさんが割と定番の大枠ではある、闘技場勝ち抜きを作るとあって、どんな塩梅かなと気になって予告でプレイ。
戦闘システムには行動カードを事前にどうセットしておくかといった戦略を、
そのカードを求めて・あるいは単に肉体強化をする為に、次の試合に備えて町イベをこなす、と。
そして忘れちゃいけない、ここは女尊男卑の国ですから、例えばお金を稼ごうとして働くでも、風俗(男が奉仕する側)に、
銭湯での掃除とかやってたら基本男の存在が軽いのでしょうか、身体を洗ってたおねーさんから誘惑される……といった具合。
逆に男性向けの風俗は裏でコソコソ隠れるように運営されてたり、
この女尊男卑ならではの世界観、嬉し恥ずかしいようなソフトMっぷりを楽しむRPGなのだろうなーと考えると、かなり特色あるなと。

そして闘技場の本戦ともなると、戦闘中の拘束からQTEで脱出、
これも女主人公なら絶頂させられる所ですが、我らが主人公は吐精、数ターン行動不能になったり(頑張れお父さん…息子が待っている…)
戦闘前にミエミエだけど魅力的な誘惑があって、応じれば弱体化(色仕掛け)、
対戦相手に負ければその女性に”奴隷化”されるバッドエンドエロ(女の子によって奴隷としての待遇はそれぞれですが、どれもそんな酷い事はされず、むしろちょっと嬉しいぐらいの弄られ具合のようだ…)
かなり刺激的になっていそうでした。
https://super-game.net/archives/matome321.html

びゅるる! 輪郭の無いふわふわパステルなドット(でも補正が効いてて、なんだかぬるぬる動く)とすぐ快楽に負けちゃう(ほぼ)全裸ロリっ子!
[びゅるるラビリンス]のびゅるるな名前を関する、エロACTシリーズ第二弾です。

今回も前作がそうだったように、てっきり探索横ACTなのかな……と思ってましたが、
登場キャラこそ一部で被るものの、ゲームシステムが大胆に変化(これ、私も[脱衣STGシリーズ]で”18禁STGなのに、毎回謎にゲームシステムが変化する”でやったから分かるんですが、けっこーキツイんですよ…… だからこそ、ゲームツールを使いこなしておられる証拠となる訳で、凄いんですが)
今回はノンストップに進みさえすればどんどん移動速度も向上、拐われた博士がちんぽを受け入れてしまう前に救出するのだ! っと、ハイスピードACTを志向した感じ。
実際ステージ構成に慣れ、また能力UPさせるとその目指す所が分かる操作感になるのですが、初見ではなかなかそうも行かないのが、またアクションとして独特の立ち位置になっておりますね…。
Hシーンにおける改善とかも感じ取れて、足跡が残る良い一作を作られた、そんな心持ちがします。
(赤マフラーといい、斬りのしゅば感といい、ストライダー飛竜匂わせてる気がするんですが、どうなんでしょうね)

大晦日振り返り&新年的なアレ。
いちおうゲーム感想ブログ的には昨年で一番遊んだ一本であるとか、
あるいは来年の展望的な物を語る必要があると思うのだが、
今年もひたすらダウナー決まっているのであった。

「(シコ用とかではなく)手触りや、意趣の良いゲーム」を、もっと広められたら良いなぁという願望ですね……。

については一つ思いついたので、これだけは近い内に試したい所、ってくらいかな……。

そして新年からやる気が出ず、今週既に「これ書くべきでは」という作品も何となく記事に出来ずに少し逃してしまうのであった、一体どうなっていくんだおれは……。
世の中には副業でゲーム感想を頑張ってる方もおられるのに、111に至ってはこれが収入のメインなんですよ、信じられない事に……。

せめて記事中にある

・ゲームを発売する

だけはやり遂げたい所だが。(これが出来れば、2年連続、通年で出せた事になるのや……)

記事にしなかったけど興味深いもの:


[この不条理な世界の底で]


[氷獄の肉便騎スティーリア~便女領主と魔人の陰謀~]


[ブタゴンボール]

暇だからゲームでもするかさんが製品版について書かれていたのだ


[うさうさすこあシューター]


[いじる 冥土印ア〇ュリー]


[事故物件脱出]


[デビルズオナニーゲーム ~天使のシコシコボイスで悪魔の誘惑に耐えヌけ!~]


[撃電妖異譚-AE1-]

さーくる亀さんの最新作。


[えふごにょプラス アップグレード版]


[竜王ちゃんの野望 パワーアップキット]

サークルさん恒例の追加パッチ!(今までぜんぶ”ぷらす”って表記だったのに、竜王ちゃんの野望だけ原作に合わせて「パワーアップキット」なの、分かってるなと……)

パッチ適用した一本:


[竜王ちゃんの野望 完全版]


[えふごにょプラス]

アップデート的なあれ:

[フラワープリンセス エルル -痴漢車両・お触り調教編ー]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

~Azur Ring~聖女と奴隷のはこ

印象派のような濃い塗りの敵グラと見目麗しい女の子という横ACTで過去、かなりの売上を築いてこられている海外サークルさん。
今作も同じ路線かな……と見つつも、
なにやらキャラ成長システム、3人のヒロインを攻略可能と?(というか男主人公?)

同じ所に留まっていてはならぬ、という姿勢が見て取れますね

魔剣インキュバス

サンプル動画で分かる通り、Unityか何かのリアルタイム3DのACTのようですね。
しかしモデルの「きゅっ」とした所が、よくあるやっつけでなく、動きの良さを予感させるような(自作部分が結構多そう?)

喰牢の牙

グラ制作能力は確かなんですが、毎回微妙に残るちょっとおかしなノリと、ちょっと粗さも覚えてしまうACTのシステム……という印象なサークルさん。
しかし今回の新作のPVを見てみたら、明らかに分かる『本格的なアクション』感。

一体なにが、と思ったら開発ツールを変更されたんですね……!
正直直近で一番驚いて、楽しみな作品かも。

他の方のブログ

うちに良い文章を感想寄稿して下さっていたさたけるさんが、ご自分のエロ同人ゲーのブログを起ち上げられたので、紹介します。

[年末の抱負]の中で、後でちょっとじっくり触れようかな、などと書いたら、いつの間にかツィッターで割とRTされてた記事。
(エロ絡む記事が拡散されるのは珍しい。さたけるさんの文才のなせる業なのかも)

昨年のDL同人界の話をまとめつつ、「そうそう」みたいな感じで、言葉に出来てなかったけど思い当たる所をずばりと指摘していたり、
その流れで「あれにはああいう意味があったのか……」と気付かされる、発見の多い文章。

2018年にはじまったクリエーター支援サービス「Ci-en」の2019年の躍動は凄まじい。

実はこれが凄いと思うのは、日本のゲーム業界で初めて一次情報(サークルの生情報)を集約するサイトとなったことでした。

Ci-en、なんだか最近面白いねーくらいに感じてたのが、こういう風に現象をまとめられて、初めて、あっと深く頷く感じがしました。

また、なんて言ったら良いのでしょうね……、なんちゃって”反権力”って割と姿勢としてはラクで、今だと「DLsiteはもう一極集中で売れるようになって、細々と作ってるサークルさんはその犠牲者だ」みたいな。
こういう「かつて良かったけど、今は駄目になったね」系のボヤキって割と言ってて気持ち良いし、緩い共感ってのも呼びやすいんですが、
でも何ていうか、それ、いかにも貧乏思考で、ネガティブな事が気持ちよくなっちゃってるってのもまあ、実は内心あるんですよね。

そんな所で、

多様性ある様々な大作ゲームが作られた1年でした

という一言は、確かに起きてる現象として、あぁそうだなあ……と。
襟を正さねばと思える良いご指摘でした。
(さたけるさんが挙げてる注目のRPGのラインアップ、何となくどれも共通の特徴があるな……と思いつつ、自分にはピンと来なかったのですが、

美麗なCGとテキストでエロに関しても一定品質がありますが、ねっとりとした同人特有のエロさでは無く、商業ゲームなどでよく見かける物語と同化したようなエロです。

にも、なるほどと得心しました。
人気の理由が分からねえ、となったまま終わる所だった……。
うーむ、これが素養の差、という感じだ……!)

こちらは新年の挨拶……もそこそこに、「DL同人にとってどういう一年になるか?」の観測&予測。

いわゆる”伝説のサークル”の復活にスポットを当てつつも、その明暗を4つのパターンで分けたりも興味深く、
あと、えっ「花とマッチ売りの少女」の人っていまFPSとか作ってるの!? とか、観測範囲の広さに舌を巻きますねえ……

クリスマス前、そろそろ大作ラッシュがって頃に発売された、3DレンダリングなRPGですね。
3Dモデルでムービーや素材を揃える作品って、外注とかと違い、作者がこだわりやすいからなのか、独自の味がありつつも、かなり良いゲーム体験を誇るのも確かですね……。

もう、ロウファンタジー好きとしては、このあらすじを見るだけでワクワク。

あぁ、魔法もある世界なのに普通にスマホとか取り出して、勇者仲間とLINEでやり取り、カメラで映像送ったり、
町の人々は掲示板でやり取りする……と、なんだこの、ごった煮世界観は! と意表を突かれたものですが、こういうのって、ロウファンタジーというのか……!(これが素養の差……)

戦闘時の背景も3Dの地形を静止画出力した画像を使用しており、疑似3D感はよく出ています。

かっこいいと言うよりは、PS1時代のようなダサかっこいいが似合いそうな演出、何度も見ると癖になります。

分かる……。
分かるかなあ?(問い掛け)
3Dモデルの静止画でゲームとして戦ってたのに、ふいにムービーに切り替わる、
でこのムービーがぐわーっていうね……なんだろう、「見せる事を前提にした」カメラアングルみたいなね。
(背景の岩とかに微妙にめり込みつつ、180°くらいカメラを回転したり。リアルな映像作品になると、却ってあんまりこういう事しないよね……)

あれ、ちょっと面白い感じがありますね……

一部は3D静止画や3Dムービー中のQTEや矢印で正解を選ぶミニゲームとなり敗北すると即効でエロイベントで移行。

これもまさかそんな事があるとは、っていう面白さでした。
RPGやってたつもりが、突然3Dレンダリングに合わせてキー入力が求められる。
たぶん、頭の認識では3Dレンダリングで急な操作を要求される=リアルタイムアクションってのがあると思うんですよ、RPGから急に変わるもんだから何か脳がバグるという、
んでそれが、妙に面白い体験でしたね。

まあ、ぶっちゃけると初魔王は強大で残酷な敵という印象しか無かったのに、リーシェと体内魔王のやり取りは始終コメディ且つ魔王もお茶目だったりすることが分かるので、まあネタバレしなくても結局魔王との結末はプレイ中に想像がついていました。

正直ちょっと進み方がたるくて、体験版だとこの直前(着せ替え要素)くらいで切り上げてしまったのですが(ロウファンタジーを初めから楽しむ姿勢だと全然違うかも)
これからこういうやり取りに発展するストーリーだったんだなあと。
(でも体内魔王に発情させられる、という……)

エッチはレイプ半分、リョナ半分。

序盤だとけっこうリョナ多めだったので、「あ、そういうノリなんだ」って思ったものでした。なるほど……