プレイし易さとかだけじゃなく、表現やコンセプトの意味でもテンポは重要なのだ 今週のまとめvol.328

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週(2/2~2/8)の人気だった記事は
1位

予告で書いたものですね。
初サークルさんなのに事前お気に入りが(現在)1800くらいとなっていて、ムムッ? と二度見。
で、表紙を眺めてみるに、たまに前触れ無く出てくる「女主人公RPGの良作」に近いオーラを感じるなと……
(翻ってみると女主人公RPG、初サークルさんがヒットを飛ばせるジャンルではありやすいのかなと。
例えばそうですね、経営SLGの良作とかは何作も重ねていく内に鍛錬されていくイメージがあるので……)

それで体験版触ってみましたが、
初めこそ、段階エロの一段階目からいきなりヤラレ、イキまくる描写があったりして戸惑いましたが、むしろそこからの性的なプレイのこじれ方や、対人関係を濃く楽しむのが今作の味か……と踏まえてからは
(むしろ現代の女主人公RPGとしては、必要な捻りなのかも知れない。
典型という物の先を行かねば……)
戦闘中エロのイカされの凝り方、ほう、良いですねと……。
特に一度敵の拘束を抜け出たかと思ったら催眠でまたエロ、に至っては[Curse Errant]とかにもあった戦闘の感じを思い出したり。
ボス敗北後にちょっとしたエロ分岐あり、エリアごとの共通やられスチルも変化、ボス戦前の選択肢(エロで許して貰う)
など、流れを楽しくする、細かい所へのこだわりも光るなと……。

色々な女主人公RPGの名作を踏まえた上で作っていそう、と期待させる作品ですが、
ただスチル的なばらつき辺りには、ちょっと初作っぽさは感じるでしょうか。
(恐らく[Anthesis アンテシス]が2作目でもう[Ambrosia アンブロシア]に化けたような、一作出されてから、急激な成長を遂げられる方なのかも? と踏んでおりますが……)

2位

とんでもない乳がやってきた!
という事で、5人全員爆乳というヒロインを攻略すべく
キモオタ・DQNマッチョが、それぞれのやり方(金の力や暴力など……)で仲を進展させようとする中、負けじと自分も鍛えたりしてナンパHに持ち込め、という作品の製品版感想です。

モブ娘のナンパH(レアキャラあり)に、いつでも呼び出せてヤレるみたいな事とかもあったりする中、やはりインパクト大なのは、何だか過去作よりも尖ってる気がする爆乳シチュ。
黒乳輪にデカ乳首、ぽっかり乳頭、爆乳踏みつけピストン。
正直、初見ではキツイくらいなんですが、
これがナンパに成功してからの会話で女の子の性格に触れたり、
あるいは良い感じのその状態から他の男に出し抜かれ、ヤリ捨てみたいに激しくコキ使われるNTRを拝んだりすると、
愛着やらギンギン来る過激さが絶妙にフィット、おシコリ度に直結するという。

おっぱいがむちゃくちゃデカイ作品=内容は雑みたいな謎の固定観念も持ってしまいますが、キャラ・シチュの描き分け共に意外に巧み、
5人×3人×4〜5段階(前戯、会話含む)という量でさえ、それぞれ余りエロが被ってないのには、素直に感心しました。

システム的にはナンパにまつわる諸々を試した所がありながらも、エロの見やすさを優先した為か、結局ルーティンになっている点もありますが……どうしようもない乳好き、
起き抜けに乳揺れ動画を15分くらいあれこれ眺めないと元気が出ないよぉ……(それは111ですね)
といった方には、やはりシコれる事間違いなし。

またアップデートでの追加も盛んに行われそうな気配、そうなった時にがらっと変わる物がありそうかも。

3位

予告で書いた作品が、土曜日に発売。

(結構珍しい)海賊ヒロインのエロRPG!
両手にサーベルと銃を持ち、頭にはもちろんあの海賊印の帽子、
谷間が溢れんばかりのコルセット、お猿を相棒に引き連れて海を荒らしまくるのだ!

実際には大海賊だった父親の汚名を晴らすべく、ライバルであろう女騎士との確執が中心になりそうなメインストーリーと、
それだけじゃ海賊要素足りないっていうので、素材採取しては船を強化、船Lvでサイドストーリーや諸々の要素が可能に……という構成でしょうか。

陵辱もシコれるんですが、やっぱ歳取ってくると気が滅入るもので、なんだかんだ発情したお猿に押し切られてエッチみたいな明るさも良いかなと。
これがお話全体の暖かさと、野山を駆け抜けて素材採取する部分の手触りとマッチしているんですよね……
(何となく好感をもたれやすい感じだと思います)

商業同人サークルさんかと思うのですが、その点でスチルの綺麗さもやはり折り紙付き。
ただどうだろう、個人的にはアニメをウリにするには、少し期待値が上がっちゃってるかな……という気持ちは少し。
(何だかんだ同人エロゲでもアニメが標準的になりつつある昨今、その是非はともかくとして(私は、機械的なアニメ>静止画 という風潮にちょっと疑問を抱くので……。違和感のデメリットの方が大きいんじゃないかなぁと…)
ウディタにとっては結構厳しくなりそうか?
まぁウディタなら、アニメに関する新機能追加とかも割と来そうな感じですが……)

実はサークルさんが出して来た過去作RPGとは作者が異なっているんですが、
今作もやはりゲーム作りをしっかりして来た人なんだろうな、というのは窺える出来でした。
https://super-game.net/archives/matome327.html

4位

先週の日曜日にさくっと体験版遊んだ作品ですね……、
さらっと銀髪で赤目、ハイレグが微妙に食い込んでるよね……という低身長エルフが(実はVRchat向けの3Dモデルだという経緯も面白い)
謎の異世界で探索をしていく、というRPG。

この探索というのが、ノンフィールドRPGぽく街などの拠点が見つかるまで、調査を繰り返す……(たぶん、調査度みたいな数値がカウントされてる?)
という物なのですが、あくまで簡易的であり、
そして簡易な割に、戦闘の敵のエロ攻撃がすかさずみたいに、かなりの頻度。
(絵的にも、乳首舐めしつつ頭ナデナデ……という幼女へのセクハラ感、主人公もロリっぽい癖にHPが減るとすぐスケベポーズや、うっとりキス受け入れとかのポーズを取るのも良い)
んで、見つかった村でもやっぱりエロイベ……という事で、何か「エロイべの為の探索」という様相を呈するテンポがあり。
なかなか、おっと思ったものです。

何をどう話すかの順序が表現には結構大事なように、またテンポってのもプレイ感に大きく影響して来るわな、
それはプレイしやすさとかじゃなく、もうメッセージ性やコンセプトとしても……なんて大仰に考えるのでした。

5位

この方向で言うと、私が成功例として知っているのは一つくらいで、
ダークメルヘン×ハードコアRPGな[BLACKSOULSII -愛しき貴方へ贈る不思議の国-]なんですが、ともかく、こういう不思議な雰囲気、夢の中の世界みたいなんだけど、エロも入りますからダークさもちらり、というのは割と惹かれる所ではあります。
(その分野を占める主要な客層によって、セールスになりそうな関心とそうでない関心がありますよね……。
例えば(書いていいか分からないですが……)同じ路線であるかも知れない[ユカイナHナお遣い]の作者さんは昔、ユリイカに作品が掲載された事があるそうで、
その界隈ではやはり絵本的な物は尊ばれるし、買おうかという気持ちの人が在住している訳でしょう。
だがそれがエロRPGでもそうかというと、面白がられはするだろうけど……と。
DLsiteで素人の同人エロゲが、FANZAだとコスパ・ボリューム的には商業単行本で劣るはずの同人誌がむっちゃ売れる、なぜ……とか言われますが、結局はその界隈の”色”なのだと思います)

本作も予告でプレイしてみましたが、やってみると何か意味無しな選択肢があったり、
不条理(エロ)行動を取れたり……そしてその延長上で出てくる、やたらな敵のおぞましさ。
個人的には、この方向で表現を磨いていって欲しい(もっと音楽的なアプローチとかもあったり……?)と思うのでした。

PVランキングに入らなかったけど面白いもの:

衣装が、武器が、そして敵からの状態異常が立ち絵にかなり反映される……
というコンセプトだからですが、「そのまんまやんけ」という作品タイトル。しかし悪くない…

ピコハンにスモッグ(あるいはスク水……)など、主人公を幼女らしい格好にしてみたり、
状態異常の立ち絵反映はあっても、専用のエロなどは用意されてない様ですが、
それが故に「刃物で傷つけられて血だらけ」「毒で血を吐いて気持ち悪そう」みたいな、
エロには直接結びつきにくい立ち絵があるのも、割と珍しいかと楽しんだり。

衣装の逐一な反映であったり、ザコ敵全てに敗北エロであったりは、まぁエロRPGとしては割と初歩や基本の構造だったりするのですが、ここにしっかり手を掛けると、案外楽しめるものよね……と。
そういうシステム面だけでなく、唐突に飛び出すリョナやら主人公幼女の異常な物分りの良さ、初めから仄めかされてる陰謀的な雰囲気など、
そういう「ちょっとヘン」な所もスパイスになってて、基本的なシステム面と合わせて、何か「(同人らしく)急にハイテンションなのが飛び出して来た」みたいな物があるなと……。
(作者さんもそういう風に、あんま肩肘張らずに作ってる気がする)

ちょっとフフフとなる物があったものです。
セールス的にはもっと絵が上手で、H描写が執拗だったら動くかもですが、まあ……

記事にしなかったけど興味深いもの:


[CFNM:女の子様の強制シコシコ命令!~お貢ぎ逃避ザコマゾ男・無駄打ち敗北射精~]


[生意気な!!激強魔法少女が油断したので焦らし寸止めわからせるために!エロトラップダンジョンにぶち込んでやりました!!]


[Revenger]


[ビキニアドベンチャー]


[シスターの冒険]


[レイシズムの王国]


[伝説のおもらしクリッカー]


[麻雀]

アップデートとかのあれ:

[FlashCyclingRide.2~自転車露出主義~【フリーライドろしゅつRPG】]


[爆災雷鋼ライオウガー]


[絶対服従プリズムスターズ -超自由RPGで恥辱の永遠命令させろ-]

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

軋轢のイデオローグAppend

現時点で45000DL超え、つまりRPGとしては歴代1位のDL数となった作品に、新規CG81枚、ChobitのPVとかも、まるでTVアニメじゃないか……! という様なアペンドディスクが。

先週、この「今週のまとめ」で書いた[Succubus × Saint.ex]とかでも思った事ですが、かつては[自宅警備員 脅迫無双パッチ]とかであったり、100円(低価格)の追加パッチという手法が一時期かなり有効だったものですが、最近では、追加部分が一本の作品並に高い代わりに、満足度も高い、作品を深めてくれる……『アペンドディスク』の時代なのかなあと。
(実際、今は売れるとなったら割と一極集中的であり、かつ開発に元手が掛かってる物が多いので、そりゃそうなるのも当然という感じもしますが。
つまり「追加パッチ」はより本編を数多く売って”抜きん出る”為の手法として、
「アペンドディスク」は”抜きん出てからの”手法として、現在も有効だったりするのだろうか……?)

サキュバスアフェクション ~SuccubusAffection~

むっ、これは楽しげでHそうな、良さみあるエロドットACTの雰囲気……!
(ちょっと[Attack it! Devil legion]とかの感じも思い出すかな?)