久しぶりのエロ格闘、フランス映画のような官能描写RPG、バトルの戦略性とシームレスなロリ誘惑 今週のまとめvol.574

今週の作品まとめ

今週のまとめ

今週書いた感想記事を直近から振り返っていく。

11/2(土)は、久しぶりのエロ格闘だ! とか記事では勇躍しておりますが、冷静に返ればこれ、伝わるか? と。
エロ格闘=エロ格闘ゲームの事ですね…、こちとら、[デブオタの俺が悪魔を召喚してやりまくる]とか[ざ・くいーん・おぶ・ふぁいたーず特別版]とかから「増えねえかなあ」との想いを胸に抱き、遠巻きに眺めておる。……眺めてるだけなんやけどね。

で、昔から見てて思うのが、エロ格闘のネックとして一番に挙がりやすいのがボリューム。
そら同人ですもの、普通の格闘ゲーみたいなモーション入れて駆け引きとかやって、更にエロも…とかすると、コスト的に用意できるのは4人、とかなっちゃったりする。
現在の商業格ゲーの、まぁキャラは16人くらいからが勝負です、という感覚とは完全に別というか……
(商業においても定番の格ゲーシリーズ以外出なくなってるのはそういう意味でのコスト、そして特殊なノウハウ等がまず参入障壁になる世界だよなあと……)

でも見たい!
不知火舞や春麗やらを操作してた時に感じてたエロスというか、それをおシコリにダイレクト直結させた物が見たいんや……! というのは、きっとどこまでも続く人の夢なのでしょう。
本作がそのロマンを体現してるとはまぁ言い難いのですが、同人エロ格闘の歴史において重要かもというのが幾つかあって、
・格闘本編に入る前に、幼少期編的な物語パートがある(ちゃんと操作して、その後悪堕ちして戦う事になる女の子と出会っていくので、キャラ紹介的にも美味しい)
・HP0になってもダウンのみ。エロ技でイカせて初めて勝利(逆に言えばHPが残ってても、摑み扱いのエロ技を何度も当ててイカせれば強制勝利)
・格闘中の(モーション的な)エロ技だけでなく、ダウン状態からのエロは大きな画面一杯でアニメ展開
・その上で、対戦できる女の子キャラも6人と少なくはない
といった辺り。
ぜひ一度その目で見よ、と。
このブログはそういう作品を主に取り扱ったりするぞ。イヤ、なんだか今週は「そういう作品」ばかりになったので……

あと書いてて思ったのがコスト問題、それと商業の世界でも格闘ゲーが3D当たり前になったように、
今後のエロ格闘は[RUMBLE BLAZING]みたいなプロレスというか、実際のスポーツのテイストになっていくのかなぁ、と思った。
うーん……どこか戯画的というか、あのHPバーがそれぞれの頭上にあって、見合ってラウンド1、レディ ファイみたいな様式にこそ滾る物があるんですが……致し方なしか

11/1(金)は、最近amazonプライムにて、昔うっすらと聞いた事あったような映画、[ティント・ブラス 郵便屋]を観たんですよ。
……ちゃんとスクリーンのノリでフェチな事を……、いやこと映画となると高尚な言葉で濁しがちだが、まぁ有り体に変態、エロい事しまくりであった。
まぁ日本もにっかつロマンポルノとかあったし、令和の時代では怒られそうな映画も、昔はちゃんとあった訳である。

…という事で、何の話かというと今作、殆ど一本道らしく”ノベルRPG”を謳ってるぐらいですが、しかしそのエロ描写は一般的なエロRPGのソレとはかなり毛色が異なり。
そうフランス映画的な、官能的なソレも漂うのでありました…(いや、[ティント・ブラス 郵便屋]はイタリア映画なんですけど…)

まず表紙の、[氷の微笑]みたいな挑発的な微少を浮かべ、黒下着をはだけ、足組みをしている一枚からしてやられたんですが([氷の微笑]はアメリカですが!)
ゲームが始まると、「生娘でないけど、熟れてもいない一番美味しい時期」とか表される、ブラウスの似合う金髪ショートカットの女が登場。
長スカートのスリットからちょっとだけ覗く脚がエッチですが、まだ常識的観念を持ち、セクハラ男には断罪を、でも煮え切らない想い人には迫りたい……と古書店で働く娘さん。

この娘さんが周りのカップルの変態行為に当てられ、セクハラ男に唆され、どこまでエロを許容する様になっていくのか……
ドスケベとか激シコといった言葉ではなく、まさに官能、という運びがあったのです。
体験版ですがなかなか本番行為にいかない、例えば高い所の本を取ろうとしてスカートごしのお尻が見事な曲線を描く、少し透ける……みたいな”じわり”感(ちなみに[ティント・ブラス 郵便屋]にも同じシーンがありました…)
あ、氷の微笑を意識してるかは知りませんが、想い人にパンツを脱がされてからは、ノーパン状態で過ごしたりもするので、そこもぴったりというか…(?)

いやあ、映画って本当にいいもんですね。
それではまた次の官能でお会いしましょう(??)

10/31(木)は毎週恒例のci-enまとめです。

[おじさんの夏休み]のサークルさんも対談ラジオをやっておられた、おじさんのラジオである
そして111もポッドキャストと称し、そろそろ2年になるくらいやっている……
これはci-en、同人エロゲ界に音声ブームが来るのか!?(来ない)

10/30(水)はSEXしないと出られない部屋シチュ。
知名度はあれど、まだゲームとしてはそこまで開拓されてないジャンル…と認識しておりますが、まだ開拓されてないうちから、更に一段捻った物が来た!? みたいな。

という訳で冒頭、クラス丸ごと? 宇宙人にアプダクトされますし、地球人の交尾が知りたいのでSEXするまで帰しませんとか宣言されますし、
一方で宇宙船内での行動は割と自由らしく、何とかSEXせずに脱出する手段は無いか探すADVでもあります。

あとどうやら捕まった生徒の中で自由に動けるのは俺だけらしく、
他のヤンキー男とかは命じられるままにレイプで暴走してるようだ、というのを強化ガラス越しに見る事になり、群像劇? を感じさせるようだったり、
あと俺が致すべき対象♀は複数から選べ、しかも身動きできない拘束状態という……。

すなわち「脱出手段を探して来るよ」と紳士ぶって出て行ったクラスの男子が、その手にマイクロビキニや淫具を携え戻ってきて、こ、ここ、こんなの見付けちゃったよ……げへ、げへへ…っ ゲピィッ!!! というのも有り得るわけです(女子目線)

体験版だと脱出の方は諦めざるを得ませんが、とりあえず立場も弁えず減らず口を叩く女子に腹パン、媚びへつらわせる、とかの監禁S凌辱風味は、なかなかにクるものがありました。
故にサークルさんの初作らしく、かなり要素を盛りに盛った物があるなあと。
SF、SEXしないと出られない部屋、脱出、S監禁凌辱、群像劇…?
これが今なら500円を切る価格で買えちゃうんだよね、まったくエロ同人ゲーは最高だぜ

10/29(火)は、しまった、エロトラップだ!
男の娘=トラップ。
海外ではそう言う向きもあるそうだが、こちとら進んでトラップに嵌まっとんじゃいっ!
という事で、ニッチ性癖枠、男の娘ワンダーランドです。

ゲーム的には、白ブリーフで股間をむっくりと膨らませた白髪メカクレのシロウサギくんや、腰にかかる位のロング髪、短パンスク水でさんざん煽り倒して来るメスガキならぬオスガキのネズミくん(くん付け呼称はゲーム内準拠)など男の娘5人と順に戦って行く、途中少しだけ色仕掛けありの簡単なBFという感じですが、
導入部分の雰囲気にちょっと感動しまして、
「妻たちには黙って、最近どこかへ出掛けているらしき、ソワソワしてる旦那たち」
「主人公はその秘密を聞き出そうとするも、教える訳にはいかないとばかり断られてしまう」
「やっと突き詰めた先にあるのは……(納得)」
と、男の娘とHするのは後ろめたい事なんだ、ここで行われるのはパラダイスだけどコソコソHなんだ、という前振りがあること。
この背徳感があるから、後のBFテキストでも強調される、
あぁ~おちんちんの気持ちいいツボを知ってる男の娘フェラは最高や、男の娘のくせに僅かにあるおっぱいを駆使して奉仕してくれる男の娘パイズリは健気や、そしてすんなりとアナルで繋がれた時の「マジックホールに挿入れちゃった」感といったら……。
という、可愛い男との性行為にずっぱ嵌まっちゃってるなあ俺、という何ともなキモチがくすぐられるんだよなぁ、と。

これが今なら、500円を切る価格で…(略)
貴重な男の娘枠エロRPGがまた一つ埋まった! みゃ~~、ホモになるゥ~~~!(嬉しげな断末魔)

10/28(月)は、このサークルさんの前作[多次元栄光国のマリアベル]からかなり魅せられておりまして、ビッと決まったアニメ絵でUnity製、オリジナルのゲーム性を構築されるサークルさん。
実際今作も、コンセプトは非常に響いて来る所がありました、が……。

今作でやりたかったんじゃないかというコンセプトを感じたのが、大きく二点。
それは
「処女でロリなのに、男を誘惑するのがどんどん上手くなるヒロイン」
「複数の戦略で臨める戦闘と、またその駆け引きによって誘惑模様が変わるエロシームレスさ」
だったんじゃないかなと(まぁ製品版ではどこかで処女失うか分からんが…、少なくとも体験版では前戯ばかり)

その為に拵えられたのが、ヒロインに憑いたサキュバス女王が貸す「虚像」の力の話。
相手の虚像を操って、増大したイメージで誘惑を成功させる。つまり実物は無傷って塩梅かなと……(この辺りのシナリオ運びも堅く、読み応えありますが…)
そして物語閲覧と戦闘を往復する内容という事かなと。

実際、反射神経のカウンター頼みで戦ってた時は、むくつけき盗賊相手にお姉さんぶって手コキでイカせてみせたり、完全にメスビッチの表情を浮かべしゃぶり抜いていたのが、
安定路線のバリア重視で戦うや、嫌々してます……みたいなロリご奉仕に変わったのには、かなり驚きがありました。
りぼんパンツや小さきお胸が見えてしまうとかでも、ハプニングか、それとも自分から見せているのか……、それだけでだいぶ違うからね。
つまり少女のHはそれだけ千変万化という事なのだ……!

一つ難点は、既にある物を頂く一般的なゲーム制作と比べ、オリジナルのシステムづくりの難しさですが……
作者さんもci-enで述べられてる通り、ややアクション性が求められる戦闘にしては、複雑になってしまっているか。

とはいえまさしくインディペンデント、という物をひしひしと感じられる作品かなと思います。
こういった作者さんが4年後まさかの大ヒットとか、あのサークルさんと組んで大化けするとは…なんてのがあるのが、今の同人エロゲドリームズなんだと信じておりますよ。
(苦節を経て、今や6000DL間近に届こうとしている[おじさんの夏休み]を横目に見つつ…)

記事にしなかったけど興味深いもの:

ヒールリンクス

[ヒールリンクス]

リアルタイム3Dで、SRPGっ!……とかなり珍しい感じ(同人だとあとは[キナとフィーネ ~夜明けに沈む街で]とかもあるかな)
海外のアセットを使ってるのか? コマンドの説明とかがぜんぶ英語だったりしますが、まぁ標準的なSRPGぽいムーブなので、何とか分かるでしょう。
むしろ湿っぽい砦の中から始まり、立ち塞がる盗賊? を叩き伏し、仲間を増やしていくらしき主人公…というな異国な雰囲気が気に入って、「ちょっと続けたいかも」って気持ちを抱かせました(体験版は一戦だけ))

H要素としては出て来る子、というか、SRPG盤上に配置するユニットが全員、全裸(あとHシーンもあるのかな…?)
なんでもmaya、blenderで作られたオリジナルという事で、なかなか見ない趣きがあり。
それも何か和気藹々というか、ワクワクをくすぐる理由かもですね
(勝利した時に全員が想い想いのポーズを取って動くとか、これは2DのSRPGには無い迫力を感じました)

おにぃ! ~鬼っ娘とタイピング生活~

[おにぃ! ~鬼っ娘とタイピング生活~]

久しぶりのエロ・タイピングゲームかっ! しかも「それだけ」に満足してないというか、なかなか良く作られた気配を覚えました。

『タイピングRPG』を謳っており、それを模した戦闘(タイピング)画面なんかもなかなか”らしい”演出ですが、ちゃんと途中のルート分岐やらお助けカードアイテムの獲得などがあり、駆け引きを出してくるのも偉い。
(タイピングゲームでありがちなのが後半に掛け、どうしても難易度上げたい余り「いや俺はそれ(物理的に)出来ねえ」みたいな事になり、一生その先を拝めない……って事だと思うんですが、
激打の時代じゃなし、タイピングソフト=タイプを教えるって構図は古くて、要はこの全80くらいの打鍵から成る、ちょっと変わったデバイス(キーボード)で見せられるゲーム性があるか、って考えるべきだと思うんですよね…)

基本的には冒険で敵をタイプで倒し、得たアイテムとかを売ってH……というルーティン、
戦闘→←物語を交互に進める形みたいですが、その合間に入るストーリーが詫び色なのも良い。
「世界は言葉で回っている」なんて、ゲーム開始時にもバチッと決まる言葉を吐く主人公、けれど生活は絶賛、厳しさと空しさを覚えている。
そんな折、大学時代の下宿先の大家さんの娘がやって来た…!
娘さんは大学生で、しかも(当たり前のように)鬼娘。
枯れた社会人男と、若くて優しくてエッチな女の子との交流が始まる……ってね。
(お金を稼ぐと部屋もアップグレードするらしく、ちゃんと全方向の解決を感じられる……というか)

あと体験版では1エッチのみですが、この大きなドットアニメと言って良いだろう表現で、
鬼娘のつるつるまんを捏ねてる手遣い、いかにもまんがフニフニとして柔らかさ伝わる動きがなんとも良いなと…(そしてモザイクに隠されてますが、ふにまんと指の間にクリぽい膨らみもほの見え…)
他のエロではお部屋でHしてますという気持ちが捗る、横視点構図のドットエロアニメとかも?

体験版すぐ終わっちゃうんですが、タイピングゲーム+RPGだし、もっとじっくりしっとり遊びたいかも、と思わせるには充分でしたね。

7日間予告ランキングを覗き見!

DLsite予告の7日間ランキングで、今週浮上してきた作品を見てみよう、という企画なのだ(この時点ではまだ体験版触ってないぞ)

LOOK.hacII -ルック・ハックII-

少し[ROOM]ぽさも覚えますが……、まぁこちらも最近割とヒットの多い、「盗撮もの(監視カメラ等)」のジャンルの一翼を担う売上げでありましょう[LOOK.hac -ルック・ハック-]に、2が!?

淫眠アプリ~淫夢で俺の女になれ!~

淫夢で俺の女になれ……、まずいですよ!
ま、まぁ、[洗脳アプリで高飛車なお嬢様を好き放題するシミュレーション]的な方向でしょうか。しかしよりSLG的な、パラメーター蓄積して……って部分が大きそう?

電車内淫交~ギャルは触って堕としたい~

らんばらんすさんですよっ!
懐かしいエロ同人の時代(2012年発売)の[初心者淫魔から割と本気で逃げる!!ver2.0]や、あるいはネコバズーカ素材の、あるいは昔、ネコバやいぬゲーをフリーゲームで公開されておられた、らんばらんすさんですよ!!

2年ぶりの新作。
今まではARPGでしたが、今回は痴漢ゲーム……、やたら乳も尻もボリュームある娘を自由に揉みしだける感じがあり、なかなか売れそうなオーラが?
ウディタも最近目覚ましくパワーアップしてますし、そこで能力底上げされる作者さんとかも居るのかな……
まさに信じて良かったウディタ、という感じが(自分はフリーゲームで一品作っただけで、棄教してしまった…)

TheBAR

先月発売の[MazeCave~俺の感覚遮断触手ダンジョン!]がまだまだヒット中の、海外サークルさんの新作。
そしてこれは……、まだ全然察して知るのみですが、coffe talk的な作品の雰囲気…か?
既に私は、coffe talkライクなまとめも作っておりますからね……、やはりエロ同人ゲーにそこが来たか…。
まぁカウンターで向かい合わせに座る感じじゃないと、どこまで「的なもの」に含むんだ、って話にはなるけどさ…。

Coffee Talk的な物語の魅せ方を考えたとき(むしろサイバーパンクなのでVA-11 HALL-Aの方だろうか…)
海外サークルさんだけあり、一番にテキストのニュアンスがネックになりそうだが、ここをビジュアル面で全力でサポートしてくれそうだなと。
でその結果、「エロさ」の打ち出しが凄そうな事に。

うーん、私はCoffee Talk的な物を作るならイコール、チルだと考えちゃって、どうエロすべきかが難しいよな……自分でそう自分に枷を嵌めちゃってた。

どうも最近、台湾~韓国~中国なんて辺りで、オタクコンテンツのビジュアルが秀逸な物が目立つが(ソシャゲから同人エロゲまで…?)
それは一つに「従来の日本の影響は受けつつ」「良い意味で過去のセオリーに縛られない」からかもな、なんて。
日本は過去の成功体験に囚われ、踊り場で一休みしちゃってる状況なのかも知れぬ。

……とかなんとか書きつつ、そもそもビジュアル以外のゲーム性が全く見えないので、全然違う内容だったら笑うけど。
ええねん、この業界、言ったもん勝ちみたいな所はあるぞォッ!