NAKED☆PLUS (製品版)

RPG,R18製品版の感想,ライター:さたける,NAKED☆PLUS

*この感想は [さたける]さんに書いて頂きました。
⇒予告での感想はこっち

ガチの「露出嗜好」を追及したゲーム性、チラリズムから大胆露出までの流れ

露出ゲーとRPGで言えばCOS ROシリーズで有名なH.H.WORKSさんが有名ですが、CIRCLE STREAKさんはより以前に露出に特化したNAKED ORDERを発売しています。露出好きを満足させる恥辱シチュが豊富だった記憶があります。
あれから4年、直接の続編となる本作が発売しました。前作の影響で露出に目覚めた主人公がノーパンで校舎を動き回り三送会(学内イベント)の準備を手伝うゲームとなっています。ちなみに学園で露出するだけのゲームなので前作知識はいりません。
軽いチラリズム(ノーパンなのでマンチラ)が頻繁におこる序盤→淫欲になり全裸など露出に移行→バレてあれこれされる鉄板の流れが1プレイ時間30分に凝縮されています。また、複数エンディングに多量のサブシナリオのため何周も楽しめるのもポイントです。
露出をテーマとしたミニゲーム、廊下での露出アクション、立ち絵アニメーション、シチュ全てが融和しており、プレイヤーはいつも何らかのエロを見ている状態になります。露出とマッチするシステムを採用したゲームデザインが優れています。システムの詳細は体験版感想をご参照ください。

立ち絵アニメーションと一枚絵を使い分けて新鮮味を出す

立ち絵アニメーションも素晴らしく、普段は歩くアニメーションですが、何か動作すると一瞬見えるチラリズムを堪能できます。廊下は不特定多数の人物が歩く中、人が近くにいる時に風が吹くエリアにいるとスカートが一瞬捲れてノーパンを晒すチラリズム。スカートが壁に引っかかって尻が見えてしまうチラリズム。

拾い物1 拾い物2 拾い物3
▲何か落ちてるから拾ってみると後姿で屈伸するようにしゃがんで、あそこが丸見え、そして1秒ほどで元のモーションに戻るチラリズム性、そして近くの人が狼狽するようなセリフ……。

チラリズムのエロを繰り返すと淫欲度がたまって大胆な露出ができるように。すると野外放尿や全裸などより大胆になります。特定の場所ではチラ裸になるようなミニゲームでサイコロを振る事に。サイコロ運が悪いと発見されてしまいます。

エロミニゲーム1 エロミニゲーム2
▲人がいる中で露出する事をミニゲームに。サイコロの値で露出がバれる緊張感。ミニゲーム中も立ち絵が次々変化するのでエロさを感じます。こういうミニゲームが複数あります。

全裸1 全裸2
▲全裸になる時の脱ぐシーンで立ち絵が3枚連続で表示。その後、全裸で校舎を回るだけでなく、教室に入ってNPC達に話しかける事も可能。

大胆になると、校内で主人公は露出狂だ……と噂が広がり、「露出する奴なら売春もやるでしょ」的な思考で主人公に提案を持ちかける人達。あるイベントだと着衣お触り→全裸(男共は観賞オナニー)と露出マゾの主人公を満足させた後に3段階目にヤリチン男を満足させなければレイプされるミニゲームに。

レイプ1 レイプ2 レイプ3
▲レイプ系統は、露出趣味が大胆になった結果主人公に訪れる悲劇として描かれています。サイコロを使ったミニゲームをクリアしないと男達は露出オナニー観賞だけで満足しなくなってしまいます。

また、レイプの特徴として、恥辱を煽るようなシチュがほとんどなのが特徴。「見られて満足だろ」みたいな言葉攻めから、校庭に人がいる中で屋上でのセックスや放送室でセックスしながら校内放送とか。露出恥辱の延長上のレイプが多いですね。(まあ単純な普通の輪姦凌辱もありますが)
このように要所要所で、立ち絵アニメーションエロ・立ち絵差分切り替えエロ・CGエロ・ミニゲームエロ、それぞれが個別に自己主張しているため、マンネリ化せずにクリアまで露出エロを楽しめます。

バリエーション豊かなエンディングで何度もクリアしたくなるゲームバランス

実際のゲームは文化祭実行委員として、困っているNPC達の手伝い(クエスト)をしたり、やる気のない生徒に活を入れたり。クエスト内容は、指定場所に移動(伝言や荷物運びなど)やミニゲームのプレイなど(負けると恥辱イベントありが多い)。時折、盗撮調査などエロに関わるイベントもあります。作業を繰り返すと淫欲、発覚、進行、時間の4パラメータが増加し、新たなイベントが発生します。

ゲーム研2 映像研究
▲一部のNPC達は個性が強いので単純な会話で指定場所まで移動するだけのお使いミニクエストだけでも楽しい。

ミニゲームもサイコロを使った簡易的なものもあれば、簡易FPSやTRPGなど、これをもっとしっかり練れば一つのゲームが作れるのじゃないかと思うほど力が入ったものがあります。

TRPG FPS
▲エロを引き立てるミニゲームもあれば、やけに本格的なものも。TRPGはサークル過去作「亜人王の城 〜女戦士レヴィアの冒険〜」のオマージュなどの遊び心。

このようなイベントを実行していく中でパラメータやフラグに基づいたイベントが追加されます。発覚度が高いと、どこかの教室に入った時に少女達に影で噂されてる話を聞いたり、体育館で不良が主人公の噂を探そうとするイベントが発生したり。
そして、淫欲度や個別キャライベント進行でエロ系エンディングに突入します。逆に真面目な実行委員のお仕事をこなすと普通のエンディングを迎えれます。レズ娘、売春、不良、無口男……とエンディングの相手は沢山おり、エンディング数は計12と膨大です。
また、個別エンディングまで、エロRPGでいう段階差分を踏み、ラストの選択肢でエンドへ突入します。ゲーム研究部エンドを紹介すると、最初はTRPG(ミニゲーム)をプレイして主人公が敗北した場合、スカートの下を見せつける約束をします。部員は知らないけどスカートの下は勿論ノーパン。次はフルヌードをかけてカードゲーム(ミニゲーム)で勝負。そして勿論負けると……。こうして罰ゲームの恥辱に慣れた頃、最後の段階としてゲーム部長は提案しエンディングに移行します。特別部員にならないか……と。

ゲーム研1 ゲーム研3

ゲーム研5 ゲーム研6
▲マンチラに驚く1段階目とヌードで感激する2段階目。2段階目は最初ブラになって、ブラ取って、スカート取り、そして様々な体位を見せつける様を文章だけでなく、次々立ち絵を切り替える事で余計にエロくなっています。ゲーム全般に言える事ですが、立ち絵を効率的に使うのが上手。
ちなみに何事も無く三送会が終わるノーマルエンドも日常会話が楽しく、全エンディングをしっかり作っている感じがします。ゲー研エンドも含めて、「露出の果ての恥辱」がテーマのため、エロ系エンドは「見せる恥辱」を意識した結末やエロが用意されています。
エンド後はゲーム中にお使いイベントクリアなどで入手するGPを清算して様々な特典を解放します。広大な校舎マップと豊富なサブイベントで、一度のプレイでは1/5も遊んでいないと思う程のボリューム。2週目以降になると今度は手付かずだったあの教室を探索しよう!みたいな感じで広い事がオープンワールド系RPGにも通ずる手探りの楽しさを提供してくれました。

エンド後
▲クリア後はゲームクリア時に入手するGP総量(ミニゲームクリア度などから算出)に合わせて各種機能が解放。各種パラメータを操作してゲームを開始したり、追加イベを解放したり。

広大なので1周目は探索面倒だな……と否定的な感情が浮かびましたが、2週目以降の継続したワクワク感と、好きな場所だけ行ってもクリアできる柔軟性でだんだんとメリットを感じるように。全部のエンド(12周)を見ようとするとマンネリ化したり、フラグが分からず迷ってしまいますが、最初の3,4周は新イベントばかり発見できて楽しかったです。
プレイ時間は1回30分。エンディングは12。基本CG30枚ほど、回想は45、加えて豊富な立ち絵差分があります。「露出」系をガチで好きな製作者が露出好き〜さん向けに作ったゲームだと、しっかり感じる出来栄えです。短編として作られていますが、シチュやサブシナリオ量は中編程の分量はあるかと。むしろ、それが短編に凝縮されているので高い密度を楽しめます。キーワードは露出に関する豊富なシチュの詰め合わせと、シチュと融合させたシステムでしょうか。
また、前作NAKED ORDERは執筆時点だと半額(※1)なので本作と合わせてチェックしてみてはいかがでしょう。システム的なシコ度は本作程ありませんが、露出好きであればシチュは前作も満足できる品質かと。
※1:半額は執筆時のものなので、購入時はDlsiteで改めて確認してください。