N.P.C.Dreams (製品版)

2022年4月9日RPG,R18遊べる,製品版の感想

体験版

*2021年9月10日予告時の感想です

ダークファンタジー（ソウル系）RPG×NPC姦…！　特有の風情もやり甲斐も出てます

体験版は戦い方次第かもですが、自分はプレイ１時間２０分くらい。
もちっと並行的に進められる寄り道が欲しいかな……と思いましたが、体験版では進めないもう一方の道もあるみたいで問題無しか

製品版

プレイ７時間でクリア、たっぷり楽しんだなぁと。
終わりまでプレイしても出会う人（NPC）がみな虚無的、最終目的であろう収束地の炎も一つだけ青いし、回想見てもエロシーンがまだ３分の１くらい見付かってない……

（*ここで付属の攻略情報の存在を思い出し、取り返し付かなくなってるのを知る）
……たまたま一人で挑んで、勝っちゃったボスが居るわ……。（こっちの方がムズいような）

さっきまで佇んでた人物が再訪すると居なくなってたり（……気が変わって襲って来たり）、
何となくどこまで到達したかが緩くチェックされてる様な、ゲームの中で時間が過ぎてる感はあったけど、「進行度」があるのね……。
そこで、索敵用かね、あんまり使わないぞと思ってた『真実の片割れ（アイテム・敵に遭遇しなくなる代わりに、スルーして先に進める）』の意味も分かる。
本作はダーク世界観だけど時には殺さない行動も重要？　なるほど……。

さすがにLv上げ過ぎ、100とかなんで（本作、3桁レベルまで用意されております）
Lv引き継ぎで２周目やったら完クリも容易そうではありますが。

やっぱりソウルライクなエロRPGは楽しいぜ！　実は意外にテンポ良く進み、世界観を堪能できる

そんな訳でダークソウル系というか、１８禁ゲーだと[BLACKSOULS -黒の童話と五魔姫-]が金字塔として挙げられるのが、このダークファンタジー系のRPG。
やはり始めに土地に放り出された時の暗い自由感みたいなワクワクがあり、しかもエロ的にはNPC姦である……という通好みが本作なわけです。

内容もまさに期待通りで、（体験版では感じにくいんですが）初めのエリアから二つの行き先に分かれ、更にボスを倒した先でそのまた左右に分かれ……。
同じダンジョンでも正面・裏口みたいに複数の侵入ルートへ至れるのも良いですね、それで後から「こことここが繋がってたのか」と発見、把握できるなんて喜びがあるという。

そもそも大別すると４つの領域、世界の滅びを司る四天王が居るとされてますが、別に順番は無く、出会った順から倒していってもＯＫ（倒せるならね……）

ゲーム体験として重要なトコですが本作、何というか”プレイしていて気持ち良い”エリアの繋がりを覚えるんですね……（そんな所までソウルライクなエッセンスを取り込めている。繰り返しますが期待通り、という）
「教会」の末端から飛び降りてみれば「毒の沼」の深部へ繋がっており、これがLv的には同じか少し冒険したくなるくらい、
毒の沼に潜れそうなポイントがあるので飛び込んでみたら、２つの出口へ繋がっており、そして片方には犯せるNPCがいて冒険が報われた感じ、そしてNPCがこの驚くべき変化を……

強化アイテムがあちこち落ちてるぞ、と良い気になって血の大地を探し歩いてたら案の定落とし穴があったり、そして繋がるのは「狩猟牢」……、ここが二段くらい上の敵、そんな焦ってるさ中、定期的にもの凄い速さで迫る襲撃者を退けないといけなくて、まさに”狩られてる！”って体験を味わう事に。

予告でもちゃんと驚かせてくれるなぁ、なんて感心してましたが、製品版でも満遍無くそうしたギミックが設けてあって満足。
一つ言えば

●RPGの難易度
絶望的です。きっと魂の隅々まで食い尽くされる事でしょう。

と作品説明文にありますが、どうだろう、
そりゃいきなり強い敵に出会って死亡、探索の末に踏み込んだエリアが明らか数段強い敵、死ぬ、とかはあるんですが、
まぁそうして死んだ後には弱強化アイテムが貰えますし、あとあちこちに能力＋の消費アイテムが落ちてますし（索敵たる「真実の片割れ」を上手く使って、アイテムだけ回収してみよう……とか、頭を使って有利に運ぶ）
そもそも敵を倒して得られるソウルが、がんがんLvが上がる量。
あっけなく死亡、こりゃ歯が立たん、いつか倒す、と後回しにしてたボスが３０分後くらいには倒せる見通しが開けて楽しい。

そういうバランスだけでなく、プレイビリティとしてはダ移動速度の速さに、ソウル変換用の○○の魂なんてのも、複数持ってればまとめて交換できるとか、こう見えて細かい所までプレイのしやすさが親切。

結果、かなりのテンポで、広大かつドキドキに満ちたフィールド、頭の巡らせ甲斐があるボス戦闘（まぁ自分はガンガンLv上げ、敵の１ターン＝こちらが３ターン位の速度差を付けた後、転倒率６６％の必殺技を矢継ぎ早に当てて相手に行動を許さなかったり、強化魔法×一度に３回の連続攻撃で叩き潰すプレイが好きですが……。クリア時Lv102とかでしたが、ちゃんと戦略に気を払ったら半分くらいでも行けそう？）、
そして難解かつ晦渋たるNPCストーリー……を味わいやすいという。

陳腐でコテコテの流れじゃなく……、むしろ深遠な物語にNPC姦を取り込んでみる試み

そしてそう、今作の魅力のもう一つはNPC姦。
よくある安っぽいファンタジーの世界に入り込んで、イタズラし放題だ！　みたいなテイストでは無く、
むしろ出て来る子も割と欠損・異型が多く、それらをダッチワイフ感覚で犯してる主人公の暴力性（正気を保とうとする心というか……）が目立つエロですが、NPC姦に重い異色さを持ち込むという意味では完璧というか。

コテコテな世界観なので断片だけ見ても察せられる、「あるある」に介入する興奮に浸れるのが従来のNPC姦なら、
今作はむしろ「主人公はあくまで出来上がった物語の一端に触れられるのみ」という、絶望をより深くする為だけにあるような。
そしてそれが只でさえ深淵な世界を覗かせる、いわゆるダークソウル系に寄与してる物があるんですよね……。
（真END見たらまた印象も違うかも知れませんが……）

絵としては、（上手ではないかも知れないけど）雰囲気がある絵だなと。
途中から明らかに画力の向上と、差分も心なし増えてるように感じられ、病んだ没入感を生んでいるように思いました。

関連：
3DNPC姦：

[NPC姦-3D- ～3Dマップを探索して、NPCを犯しまくろう!～]

同人エロゲの世界だとNPC姦は割と決まったスタイルになってるけど、

[NPC姦MOD]
とか見ると「海外ゲーのMOD」風を指向してたりもするのよね……
（漫画作品）

実は一番初めに過ったのが

[傭兵の冒険]
だったり

[リメインズリバース]
はRPGの運びは近いけど、世界観が違う……かな

ソウル的なエロRPGまとめ：