PigTail Territory!! (体験版)
余談1:今のデジタルゲームクリエイターと、麻雀とかを作った何百年前のゲームクリエイター、どっちが凄いんだ?
おぼろげに覚えているのは、昔なにかのゲーム雑誌上の企画で、当代のゲームクリエイター達が『昔から伝わる古典的な有名ゲームに、1つルールを加える・削るならどうするか?』という議論があった事。(将棋に一つ新しい駒を加えるとかね)
制作にしろ感想にしろ、とかく我ら「ゲーム性」だとか「面白い・面白くない」だとかを公然と語る。
その流れでは、そういったアナログ、古典のゲームでさえ範囲外とはならない筈なのだ。
そこで思うのは、達人は保護されているッッッ
——違った、むしろ(デジタル)ゲームクリエイターは保護されているのではないか? という事なのだ。
だって冷静に返れば、1秒数千・数万回なんて計算さえも楽々こなし、幾らでもテキストやルールを記憶しておけて、色も、音も、動画も使い放題の贅沢な環境で”ゲーム”と呼ばれるものを作っているが、果たしてそれに見合った面白さはあんのか?
TRPGなんて、数枚の紙とえんぴつ、サイコロで”ゲーム”を展開するのが当たり前だったりするからね。
もっともっとプアな環境で何百年前に作られた麻雀というゲームと、近年のPC上で遊ぶローグライク。
ガチンコで決めたら、どっちが面白いんだよ? という話にもなってくるのだ、それは。
ごちゃごちゃ言わんと誰が一番強いか決めたらええんや!
プロレスラー(デジタルゲームクリエイター)は、本当は強いんです!
そう言ってこそだろう。
なあ?(急に顔を覗き込んで来る)
余談2:グラフィックぐりぐりの新しいゲームも凄いけど、古典的なゲームに新しいルールを一つ付け加えてそれが面白いってのも、偉大なことだ
……のっけから若干脱線した。そしてこれからも大いに脱線する。
エロゲにおける、そうした「昔ながらの(古典的な)ゲーム」を考えてみる。
……するとまぁ野球拳、脱衣ブロック崩し、脱衣麻雀あたりに行き着くだろうか。
今宵、そこにもう一つ唱えたいのは「何となく省かれがちだけど、脱衣QIXとかもじゃね?」と。
(調べたら[ギャルズパニック]からと言うから、エロゲの歴史としては35年選手くらいになるのか……。
また残るのは、不思議と何となくダラダラ遊んじゃう特性の物なのも面白いな)
何が言いたいか。
ここで繰り広げられるのは、数百年前の卓上ゲーム VS 最新PCゲームという構図と同じ、
つまり最新の海外ディベロッパーのR18作品も良い、それは良いだろう、正直かなり良いわな……なんだけど、調子のんな!
これら伝統かつ古典的かつ、もういい加減ネバついて糸引いてるんじゃないかという硬直したゲームズに、一つ新しい可能性を引くようなゲームデザインもまた偉大な仕事では無いか、と思うわけです。
私はブロック崩しにしろ前からそう言っているのだが、余り理解されぬのでな……。つい、手荒なマネを……。
エロゲの古典の一つである脱衣QIXに、新しい可能性!
「PCで遊んでるんだから、マウスで囲えば良いじゃん」が今作です
▲開始画面。中央の穴から少しずつ広げていく
というわけで今作は、脱衣QIXに新しい可能性を見て、ムムッ! となった作品となります。
(エロ)QIXというもの、簡単に説明するとだいたい長方形のエリアがステージであり、大概は左端とかか始めて、でボタンを押しながらエリア内を進むと線が引かれる。
そのまま移動を続け再び端に到着すると、始点と終点が決まり、今までの移動軌跡からある種の図形が定まるわけだけど、その分だけ、ガバッ! ゴボッ! とエリアが削り取られる。(このガバッ! が楽しいところね)
R18的にはその削った分だけ女の子の服が破れる、などになるでしょう。
で調べるとQIXは元がゲーセンなので、このエリアを削るという部分を大体ジョイティック、時代は移ってFLASHの時代とかになっても、キーボードの矢印キーとかでやっていた。(私の知る限り…)
▲マウス操作で矩形に切り取るのだ!(切り取りエフェクトは、その面積に応じてもうちょっと派手で良かったかも…?)
……今作は「あ、言われてみればこれでええやん」的閃きがある作品だと思って、エリアを削るのはマウスで行います。
左クリックしながら始点から飛び出ると、位置に応じて矩形が引かれ、クリックを離すとガバッ! って感じ。
これが元版とはちょい感覚違うけど、なかなか軽快。
「あ、PCなんだからサ……これで良いじゃん」と思わされるポテンシャルがあった。(本作はスマホにも対応してるので、そっちなら画面を直接なぞる事になるかな)
ただ恐らく、今までこれが採り入れられて来なかったのには理由があって、一つは削り取るエリアが矩形しか出来ない。まあ、ここはちょっと駆け引きとか見た目の面白さが失われてる感はするものの、そこまで問題ではない。
もう一つはもっと重要で、「端から端へと移動する時間がほぼ無いので、メッチャ簡単になること」。
そう、QIXの死因ってだいたいは端からおらおらと順調にエリアを削っていて、そこに敵が向かって来たりして、い、いかーん! このままだと向こう岸に到着するまでにぶつかられて死んでしまう……って焦る辺り。
そこで急遽予定を変更、当初考えたよりずっと小さい形になるけど、慌てて取って返して小さく収まったり、まぁそういう所が駆け引きですね。
今作は『始点からマウスポインタに従って矩形を展開』『クリック離した時点で即完了』なので、ほぼノータイムでガバッ! 出来ます。
あかんやん。醍醐味、薄れてもうてるやん。
まぁそうなんだけど、そこでちゃんとバランスを取ってる措置に感心した……という話ですよ。
アイテムコンボを狙え! 新仕様に従って、ちゃんとそれに合ったバランス取りにしてるのが偉いなって
また脱線するけど、こういうQIX系で弾幕をばら撒いてくる巨大敵が登場するのは、私的に嫌いだなあ……。
「そういう話じゃないじゃん」感を猛烈に感じる。
昔、スーパーマリオギャラクシーだったかな、宮本茂氏が新人にゲームデザインを任せたら、今いち面白くならないと。
そこで新人は全体にゲームをスピードアップさせて解決しようとしたけど、それは違うでしょと指摘せざるを得なかった、みたいな話があったと思うけど……。
そういう感じや。
全体にゲーム速度を上げたらその瞬間は面白くなるんだけど、その速さに慣れたらまた根本的に面白くないって問題が首をもたげてくる。要は速度UPは多くの場合で、根本ではない。
だいいち、マリオがスピードアップして面白かったら、そりゃソニックなんだよなあ……。
で、QIXで弾をばら撒く敵ってのもまぁ、「このままだと簡単過ぎるから」とか、「ステージのバリエーションを作ろうと思って」とか尤もらしく口にするんだろうけど、それは速度UPと同じ、いかにも派手にすればその時は楽しいかも知れんけど、QIXの根本的な楽しみを失いかねない措置だと思う。
QIXの根本とは?
すなわち、ガバッ! ですよ!!
▲通常のQIXと少し違うが、意外にバランス取れてる。
タイムリミット制限が厳しくて死んだり、矩形の切り取りエリアゆえにあっと思ったら敵に触られて死んだり(しかも残機は1)
そんな訳で今作の新仕様で気に入っているのは(いや、体験版=第一ステージしか知らないんですけどね…)
弾を撃つ敵に頼らず、バランス取りをしたこと。
そう、マウスで楽々エリアを削り取れる代わりに、「全体の値がかなり小さめ」に抑制されているのです。
例えば全体のタイムリミット。(制限時間内にクリアできないと死ぬ)
かなり短いです。
あと自機は一機のみというストロングスタイルでもある。
そして一度に囲える範囲量ね。
そっちもゲージがあって、一度にガバッ! するにも限度があるし、また削り取った後はそのゲージの回復量がこれまた遅く、じりじり待ってると制限時間が……と。
その上で駆け引きを、「アイテムは多めで、ステージに散らばったそれを(囲んで)集めるのが肝要」にしたのも上手いです。
▲アイテムを囲み得るのはとても重要だ。中でも同時に取るとレアアイテムが出現するベルが鍵。
なんか一挙に取ったら、ドラッグゲージが回復するお薬(レア)が出たぞ!
なにしろタイムリミット増は取りたいし、ゲージ回復のアイテムも欲しいし。
更にここに用意周到にデザインを重ねてるなというのは、「同時に複数取った(囲った)時にだけ効果を発揮する、ベル(アイテム)」があることで。
言わばアイテム獲得コンボでしょうか、実際これを狙ってみると出現するのは、一度にガバッ! できるゲージの回量増という、いかにも欲しいレアアイテム。
(*そしてガバッゲージが増えると爽快になるけど、一度に沢山引けば当然死にやすくもなるという……リスク&リターンもばっちり)
▲これがほそほそ戦略である
▲細く端緒を作って、ゴバッと切り取る。
ちなみに敵の倒し方だが、デフォQIXの「囲んで倒す」はぶつかって死亡扱いなので、「狭いエリアに押し込むと勝手に死ぬ(数秒以内にターンを何度も切るたびにHP-1)」にしてるっぽい
実際遊んでるとテンポが良く、全体に仕様を現代風に変えたとも言えるけど、QIXのマニアックな楽しい所をちゃんと残してるのも偉くて、それはほそほそ戦略ですわ。
いやまぁ俺がそう名付けてるだけだから、何言ってるか分からないと思うけど。
まぁQIX中級以上の人がやる、めっちゃ幅が狭くて細長い矩形を引くやつです。
例えば100%のエリアを20%ずつ消していくんではなくして、49%と51%に分けるように二分する。
するとガバッと消えるルールってのは「二つに分けた時の小さい面積の方」だから、まぁ豪快に消えるよね。浮遊する敵とかも閉じ込められて、簡単に消せる。
(*本作だと少しルール違うけど、まぁ大まかには同じ)
QIXとか、上記で挙げた古典的なエロゲってのは全て、最近はAIで自動で出せて、だからこそ今ここで言及する意味があるんですけども……。
恐らくこのシステム、AIに任せっきりではない。
しっとりとした良い出来、ゲームデザインとしてバランスの取れた仕様を感じました。
H要素はステージを消して現れるLive2Dアニメ(+鑑賞モード)だよ
▲クリア。乳がでかくて、化粧の濃いおさげの女である
エロ要素はまぁ過去の脱衣QIXに同じく、消したエリアの分だけ下のエロ絵が現れる方式。
ただし今作では、それがLive2Dアニメしている。
バストがむっちゃ巨大な感じで揺れ動いているので、残った領域が偶然にも乳頭とかを卑猥に隠し、ちょっとムフ♡ とする感じに……というのも、アニメならではの贅沢な経験と言えるかも知れない。
アニメ数は、体験版で「1つのアニメで3ステージ」と書かれていたので、3ステージごとに新しいLive2Dアニメ、他は差分かな?(全何ステージあるかは分からない……)
若けぇ衆(し)はすぐにローグライトだのサバイバーだのに飛び付きやがる…… 古典的なゲームでさえ、アイデア一つでこんな洋々としたゲームの道が開けるものを。
…まぁ別にローグライトでも良いんだけどさ。売れるし。売れないかな? 一部のサークルさんだけ?
ともかくそこに息詰まりを覚えたら、こういうゲームデザインもええもんやで、という事を思うんでした。
体験版はプレイ15分。(何回もダラダラ遊んでた)
古典的なゲームの上で逆手を取った時のインパクト、例えば最近なら合法ブロック崩しなどが上げられる。
エロゲだと……インパクトだけで全部いけるほど甘くは無いかもだけど。(シコれないと……)
自信満々書いたけど、これまでのFLASHゲームの歴史とかでマウスで消すQIXとかありそうなんだよな……俺が知らないだけで
この作品のゲーム実況はここでしてます:
サークルさん過去作:
[最終電車の女03]
関連:
[MIND EROSION -Overwrite-]
に、QIXのステージを自分で編集、販売とかしてもいいツールが付属してくるらしー(AIゲームズ)






































ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません