PIXEL CALL GIRLS -REI- (製品版)
「独自エンジン」によるドットアニメで大ヒット? グレートですよ、こいつはァ………
まずはこのドットを見て欲しい。
東方の魔理沙がパンチラしていて良いね――、というAI絵ドットな訳だが、これを九条エミリア氏がこんなん出来たぞ、とdiscordで見せて来て、これで何か出来ねえかなあ、出来そうなオーラはあるよねえ、とひとしきり盛り上がった。
でまぁ日頃から腐れアフィ同人感想マンとして言わせてる俺のこと、これは何か言わねばなるまい、と紹介したのが本作[PIXEL CALL GIRLS -REI-]。
見ての通り”自作エンジン”の”ドット仕立て”で、1万DL以上のヒットを記録してる作品である。
その時はさすがだ、こういう風にやればAIドットエロも売れるかも知れへんなあ……
皆、111さんを胴上げだ! わっしょいわっしょい! と仲間の名声を欲しいままにしたのだが、実は111、この作品をやってなかったのである(体験版も無いし)。
元々この作品に目を付けていたのは他にも理由があって、
思うにかつてエロRPG黎明期の時代、ちゃんと冒険して戦闘して男主人公で……というモノから、一つの街で戦闘も無くエロイベント探索しまくる女主人公モノで……と、言わば「シコれる本音」に流れていったように、今この時代、更なる「本音」に行き着きはしないかと予測している。
つまり、もうエロかったらゲームじゃなくてもいいじゃん!
ゲームは長くこの形式での独特なエロを育む揺籃となって来たが、もうだいぶ「見えて来た」ことだし、そのエロ感は動画、あるいはオナサポアプリと呼ばれる形式へと収束していくのではないか。
……例えば近年、[Live2Dで動くイソップ寓話]や[オツトメ咲夜さん]の様なアプリ形式でのヒット作も散見される。(アプリなのだが、ジャンルとしては動画で登録されてたり……)
そんな所に『アニメプレイヤーと若干のノベルゲーム要素を備えた』を謳う今作が、想像以上の大ヒットとなっている訳だ。
また作者さんの過去の経緯からして、[トレス可!超ムチムチ3Dポーズ集withイラスト集2]なんてのを出してるのも面白い。
そんなサークルさんから放たれる”独自エンジン”とは如何ばかりか、気になったのでぜひ購入してみた次第。
肉エロボディのデリヘル嬢を毎日呼ぶと……本番NGだったのが、最後には生ハメ二連したりましたw

まずは内容から。
ピクセル”コールガール”という名の通り、(東方キャラに極似した)デリヘル嬢を自宅に呼ぶぞ、と。
そして作者さんの過去作の傾向からも推して知るべしだが、やって来た嬢たるレイは、B131-W69-H129なんてとんでもない体型だった!
ここが一つのポイント。
そしてもう一つのポイントは、
ビキニから完全に乳が溢れてるんだよなぁ……とか思いつつ、じゃあ始めましょうかと提示される選択肢が、初めはお風呂・フェラ・セックスの三つしか無く(しかも風俗なんでセックスを選んでも「本番禁止」とか言って断られる)
なんだよ、エロアニメ三種類だけかよぉ……と呻いたのだが、とんでもない。
今作は「デリヘル嬢を連日呼び、1日目~3日目、その後のフリープレイまで含めて、反応が変わっていく」というのがミソであり、また「プレイの選択順によってエロの入り方、あるいはその後の選択肢が変化する」というのがインパクトな所だ。

つまり風俗紳士を自称、律儀に初めに「お風呂」を選べば、嬢も好感を持ってくれたのか、断られてた「セックス」が可能に。
しかも風呂上がりに提示される選択肢として、豊満な乳での「パイズリ」お楽しみも追加されるじゃないですか……
パイズリか、セックスか。悩むっ!
選べる選択肢は3回まで(それ以上はピピと音が鳴って終了時間となるのだ。デリヘルだからね)お風呂で1回ぶんを費やしてるから……流れとしては前戯(パイ)→本番か? なんて脳内で描くのは、誰しも感情移入できるところでしょう。
逆にお風呂に一切入らず、迷惑客さながらに「フェラ」を選べば「即尺ね……、まぁいいけどね」とちょっと呆れた返事に。
ここでちょっと苛ついた俺は、フェラで一本しゃっぷり抜かれてるのにも関わらず、二度めの選択でも「フェラ」を指示。
再度のフェラ地獄だ!
すると「顎が疲れるんだけど……」とか言いつつ、嬢のフェラチオがちんぽの皮の中に舌を突っ込んでチンカスをこそぐ、「チン皮フェラ」に進化!
ふぉお、おお…… それや……それ…(卑猥な舌使いに仰け反る)

選択肢だけでなく、行為に入る前のちょっとしたセリフが変わるのも情感高まる所で、じゃあこれはどうだと、「パイズリ」で挟んで気持ちよくして貰った後に「フェラ」を選べば、「お掃除ね、はいはい」という当意即妙のちんしゃぶが始まる……
そんな具合で、後になるにつれ態度もじょじょに軟化、デレデレに。
例えば2日目のフェラなら「この辺が効くのよね? 分かってるんだから」と嬢がツボを抑えて気持ちよくしてくれるという嬉しさがあり、なんと最終3日目では、嫌がってたいきなりの「本番」が可能に!
すると新しく可能になる事がある……ってわけで、二連続ぶっつ続けの「セックス」を選択。
するとY字開脚のようなハメ甲斐ある体位でまさぐり射精した後に、今度はおもっくそ種付け感ある、デカ尻バックハメに変化! 背中から見える乳……卑猥だね♡
この射精させよう、させようとして来る連続の流れには、興奮でだいぶドクドクゆった程ですよ……。
(*ちなみにさすがに三連チャンセックスは出来ない模様。その代わり「フェラ」にて「じゃあ……お許し感謝のキス」と、ちんキスしてからの甲斐甲斐しいご奉仕風……というのもまたエロし!!)
変化は3日目で打ち止めとなり、それからは既に見たエロアニメを手早く回想できる「フリーモード」が解禁される、といった感じ。
(ちなみに1日目に状態を戻して再度トライ、とかも出来る。
初日なんて大概は本番断られて消化不良で終わったり、お風呂入りまくったらどうなるんやろ……? とか試す暇も無く、ずいずい次の日に進んじゃうので、これは嬉しい)
独自エンジンの価値は
さて今回の目的は、作者さんが謳う独自(アニメ)エンジンの現地調査団という事であった。
その評価。
まず唱えたいのが、今やその言葉がウリになるのであちこちで”ぬるぬるアニメ”みたく掲げられているが、
イヤぬるぬるアニメも本当に凄い「上物」の作品から([堕落した世界の執行人]とか?)
パーツ分けもせず、とりあえず一点で動かしてるだけ……みたいな「下」の作品まで、同じ名称で括られる不公平さがあると思う(上物ぬるぬると下物ぬるぬるを区別する言葉が無い)
で本作はその尺度で言うと、ぬるぬる感は「中」といったところ。
パーツ分けはざっくり上半身・乳・下半身・腕・頭など大きく分けてる感じ(顔周りのパーツはさすがに多めで、巧みさを感じる)
ただ本作のエロさの本質はそこではない。
パーツ分け自体はそこそこ大雑把だけど、問題にならない……事に、言わば独自エンジンとしての特徴がある。
なにしろタダでさえデカイ乳がばいんばいん、ぐわんぐわんと大きく動き、またドット質感も相まって、細かい所が目隠しされるのだ。
これが返す返す秀逸な所で、
そもそも本作のおバスト131cmはさすがにデカ過ぎ、マニア乳レベルじゃないですか? 本来は。
ところがそれがドットである事で、あるいは肉弾優先の大きな動きである事で、
嫌味なく、本来の許容量以上のデカ乳インパクトを、うわ・デケぇ・セックスと味わえる。
故に頭がパーーーンとなってしまう効果があるのだ。恐らく。
フェラならデカすぎる爆乳を揺さぶり、長チンを先っぽから中程まで大きなストロークで咥え、パイズリなら両乳を持ち上げ、叩き付けるようにしごく……。
どれも凄まじい肉弾を放っており、インパクトは素晴らしい。
正直、異常な興奮を覚える。
これがもし解像度の高い、リアル系ディティールだったら、このデカすぎる乳は正味、食傷気味になったと思う。
本来マニアなエロ肉が、カジュアルで頂ける興奮。
その効果は、本作が1万DL以上、☆評価も4.5以上を誇ってる事からも、納得できるのではないかと思う。
それを見越して取り合わせたこの特徴こそが、今回の独自エンジンの正体ではないかと……。
大きな動きだけに目を奪われるな・細かい仕事も一重に効果を挙げている

ただ肉弾アニメに目を奪われてると、このエンジンの50%にしか目を向けていない、と思う。
本作は「日数によってデリヘル嬢のエロがどんどん粘っこいものに」というアプリであるのだ。
逃すべきでないナイス脇役的な仕事として、大きく動くアニメの前後に潜む、カットインなどのワンポイントの使い方のえろさがあると思う。
「じゃあ……しゃぶるわね」と言って、ちん先にキス(カットイン)した後に、大きくおしゃぶる感じへ繋がるとか。
吸い付いてるのがよく分かる、窄めた頬の影が透明度が少し濃くなり、また薄れる所とか。
逆にチン皮フェラだと、ねちっこい舌の動きでちんぽ舐めずりがあった後に、射精前のビク付くちんこに「あっ! まって!」とぱくっと迎えに行くカットインであるとか。
これがセリフと相まって、日数・選択順による変化なんかを実に際立たせる……。

また細かい所に注目すると、本作の「独自エンジン」としてのユニークさは、実はドット表現や大きく卑猥なストロークで動かす……だけでなく(これらはLive2Dでも出来る)
「汗」に現れてると思った。
ぬるぬるアニメでは、大体どのパーツも同期するように、同じ拍子で動かしがちなのだが(そっちの方が作りやすい)
今作、むちむちの女の子を彩る「汗」だけは、ツツーっと、まるでここだけ60fpsみたいに滴るのだ。
ドット表現の大仰なインパクトの中で、汗の滑らかさだけは別物。フレームレートが違う。
ぬるぬるアニメツールならばこの汗もアニメでやるんだろうが、恐らく本作は「汗」だけはソフトウェア側だけでやってる……? という違いがあった。
爆乳むちむちガールのムワムワッ♡ のための、汗。
これもまた独自エンジンの長所の一つよ……。
俺も独自エンジンで大儲けできる……かなあ(ヒント:性癖に向き合え!)
つまり「俺も独自エンジンとか作って、(AI絵で)大儲けしてえなあ」というのが初めの取っ掛かりだった訳だが、現地調査の結論としては、まぁ不可能じゃないものの、
”汗”の扱いによる強調・マニアック肉体を広くカジュアルに咀嚼させられるドット仕立て・自分の絵にはこれが一番スケベだと理解した上での大雑把なパーツ分けと大きいストロークの動かし方……
独自エンジンというのは作者さんが自分の業というか、性癖とどこどこまでもがっぷり四つした結果出て来るものであって、根本的にAI絵ではそれは難しい、と思った。
見た目がドット風でちょっと似ているから、で出来るモノじゃないから……。
AI絵に、がっぷり四つになれる性癖はあんのかっ!

あと本作はオプションとして、他に往年のブラウン管風の歪みやゲームボーイ風みたいなフィルタを掛けられるが、まぁこれは実用性はないかな……
(作者さんが自分の癖を煮詰めた、証拠ではあると思う)
DLCもあるよ
興味深いのが、本作は「独自エンジン」として、第二弾・サナももう予告されてる……というか、第一弾のこのソフト内にさえ、いかにも内容追加できます的な空き枠があること。
そこで少し痺れるのが、元々「ゲームは動画・オナサポ的なアプリに集約されていくのではないか?」という一つのトレンド予測が、今回手に取った動機だった訳だけど、そこにもう一つ今のトレンドが(偶然にも)加わるんだよね。
つまり現在のエロRPGって、まぁ数万DLヒットした作品ならば間違いなくDLC第一弾、第二弾、と追加していくでしょう。
作者さんもラクだし、そらお客の方でも既に分かってるシステムの上にエロコンテンツが加わるんだし……(普段意識しないかもだが、新しいゲームのシステムを毎回イチから覚えるって、けっこうしんどい)
過去のDL数から察するに、恐らく作者さんでさえ今作がこんなにも売れるとは思ってなかったんじゃないかな……と思うのだけど、ここで偶然にも、大ヒット→DLC追加という二つめのトレンドを抑えた格好になるという。
今作には、何か逸話めいた位置を感じざるを得ない。
全体に――、今後の同人エロゲは”こういうこと”なのか? といった物を感じる……といったら大げさだろうか。
アニメは一つ一つの長さは短いものの、前述の会話変化により、なかなか種類多く感じる。
回想でのHシーンは9種類(基本5枚)+立ち絵鑑賞。
まぁシコでした、夢中でシコりました。
それでも、全体のボリュームはやや薄く感じるかな……?
まぁ20%FF+クーポンで1000円切る価格で買ったし、新しい物も見れたし、良い作品を買った、と満足です。



















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