プリシアディフェンス (製品版)

タワーディフェンス, R18製品版の感想, リアルタイム3D, ライター:エローン大君

*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

TPS+タワーディフェンスの異色作 罠を仕掛け敵を撃ち抜け!

PanzerSoftさんの「プリシアディフェンス」の感想でございます。
本作は、タワーディフェンスとサードパーソン・シューティング(TPS)が組み合わさった、かなり個性的なゲーム。
敵の進路に罠を仕掛けつつ、主人公の姫騎士・プリシアが魔法の弾を発射して直接迎撃することで、自陣へ迫る敵を撃退するという内容です。
進路上に床からトゲが出てくる罠を置いたり、オイルを撒いて敵の足が鈍ったところを魔法で撃ちまくったり、幅広い戦略を取れるのが特徴的。
「一切罠が置けない」「敵の進路を誘導すれば罠で一網打尽できる」などステージもバリエーション豊かで、アクション性・パズル性ともに非常に高いゲームとなっております。

主人公が直接攻撃出来るとは言え、罠の配置を間違えてしまえば、悲惨なことになるのがこのゲーム。
何とか自陣を守ろうと必死に魔法攻撃していると、意識外の方向から来た敵に押し倒され、そのまま犯されてしまうことも!
袋を被った謎の男に立ちバックでバンバン突かれたり、巨体なトロルにまるでオナホのように扱われたり。
他にもゴブリンやウェアウルフなど様々なモンスターが登場し、様々なエロシチュを見せてくれますよ!

5つの罠を如何に使うかが重要 シューティングも絡めた自由度の高い戦略性が魅力

ストーリーを簡単に説明すると、「王国の砦を壊滅状態にまで追い込んだ北方の魔術師に、罠の魔法を使える主人公が立ち向かう」というもの。
壊滅状態とは言え、砦の中には「宝物庫」などの施設がまだ残っており、占拠されている各施設をステージを攻略していくことによって解放するのが、本作の序盤の流れとなっております。
ストーリーを進めていくと、ダンジョンの中を探索したりするRPGパートなどもありますが、こちらについては後述するということといたしまして、まずは本作のゲームシステムを紹介したいと思います。

本作は前述した通り、「タワーディフェンス+TPS」と言う個性的な内容ですが、基本的な流れは一般的なタワーディフェンスと変わりません。
「罠を設置するフェイズ」と「実際に罠などを使って敵を迎撃するフェイズ」。
これを5回(5Wave)繰り返して、敵の侵攻から耐えきることが出来ればステージクリアです。
逆に、自陣への侵入を許したり、敵からの直接攻撃を受けたりして、HPが0になってしまうとゲームオーバー。
自陣を守るのはもちろんのこと、自分の身を守るためのTPSとしての立ち回りも重要なゲームとなっております。

本作で使える罠は、

とげの罠 :床からとげが飛び出す罠。最初から使える上にかなり汎用性が高い。
木箱の罠 :木箱をステージ上に出して敵の進路を妨害する。主に罠への誘導に使う。
オイルの罠 :敵の足を滑らせて遅くする罠。足が速いゴブリンの対策に使うことが多い。
爆弾の罠 :広範囲にわたって爆風で大ダメージを与える罠。強力だが15秒のクールタイムがあるのが難点。
ワープの罠 :入ると瞬時に場所を行き来できる、ワープポイントを作る罠。あくまで移動用で、敵をワープさせることは出来ない。
の5つ。これらの罠はストーリー進行と共に徐々に解禁されていきます。

罠の効果を見ていただくと分かる通り、敵を攻撃するよりも、主人公を補助する罠の方が多いのが特徴的。
これらの罠は、ストーリーにある「主人公は罠の魔法を使う」という設定の通り、主人公が持つMPの量によって配置できる数が変動します。
ここがかなり難しいところで、(順調にゲームを進めた場合)主人公のMPの最大値は300~400止まり。
一番最初に手に入る「とげの罠」ですらMPを100も消費してしまうため、罠で敵を倒すだけでも一苦労です。
1Wave丸々罠だけでクリアすることは、ほぼ(というより確実に?)無理と言っても過言ではありません。

そこで重要となってくるのが、主人公による魔法での直接攻撃。
威力こそ罠より大幅に劣りますが、様々な方向から敵が自陣を狙ってくる本作では、主人公の魔法射撃次第で大幅に戦況が変わります。
オイルの罠を置いて敵の足が鈍ったところを撃ちまくったり、2つの通路のうち片方を罠頼りにしてもう片方を自らの手で制圧したり。
「罠が置けない」という縛りがあるステージもあるため、時にはステージ中を駆け回って敵を撃ちまくるシチュエーションだってあります。
本作の面白さのキモは、「罠をメインに迎撃をして、倒し漏らした敵を射撃で倒す」「敵の足をとことん鈍らせて、撃ちまくることで倒す」などの、TPS+タワーディフェンスならではの戦略の自由度だと言えましょう。

また、罠の設置とは別に「回復魔法」や「魅了魔法」なども用意されています。
もちろん魔法ということで、これらもMPを消費するため、「回復魔法を使えるよう罠の配置を控える」というのも戦略の一つ。
うっかり罠の配置に失敗した際は、完全に魔法射撃だけで乗り切らなければなりませんが、如何せん物量で押し切られがち。
侵入されて減ったHPを回復しまくるゴリ押し戦法も、いざという時はかなり有用だったりします。

登場するモンスターに関しては、移動速度と耐久力によって差別化が図られています。
中でも特徴的なのが、「トロル」と「ゴブリン」。
トロルは足が著しく遅い代わりに、罠を踏みまくっても平然と生き残る驚異のしぶとさを持ちます。
一方、ゴブリンは足が非常に速く、何重に罠を張り巡らしても駆け抜けてくることが多い、非常に厄介な敵。
トロルは爆弾の罠で排除しやすいとは言え、ゴブリンは射撃での対処が基本。
死角から自陣に突っ込んでくることも多いため、「ゴブリン死ぬべし、慈悲は無い」の精神が重要です。人前に出てこないゴブリンだけが良いゴブリンだ。

ゲームボリュームとしては全14ステージを用意。それぞれEasyからINCUBUSまで4つの難易度が用意されています。
ステージ自体も前述した「罠が置けないステージ」などのギミックがあるものから、四方八方から敵に攻められるものまで、様々なバリエーションがありますので、プレイしている最中に飽きることはないでしょう。
ゲームクリアまでの時間は、難易度NORMALで大体3時間~4時間ほどとなっております。

FPS+タワーディフェンスなあのゲームとは違うのです! 罠を繰り出すMP管理が超重要なゲーム性

と、ここまで読まれたPCゲーマーの方は、とあるゲームを連想されたと思います。
それは、「FPS+タワーディフェンス」という個性的なゲーム性で知られる名作「Sanctum」シリーズ。
本作にしてもSanctumにしても、文章のみでゲーム内容を説明すると、「TPSかFPSか」以外にどのような違いがあるか、いまいちよく分からない方も多いでしょう。
そこで、Sanctumシリーズには無い、本作特有のシステム・戦略について取り上げていきたいと思います。

基本的なシステム面では、Sanctumシリーズは設置したタワーから敵を遠距離攻撃できるのに対し、本作は主人公の魔法射撃でしか遠距離攻撃ができない、というところが決定的な違い。
そのため、「敵が確実に通る場所に罠を設置する」ことが、本作攻略においての非常に重要なテクニックとなっています。
また、Sanctumシリーズの場合は進路妨害を気軽に行えるのに対して、本作の進路妨害方法に値する「木箱」はMPを消費する罠扱い。
前述したMPの最大値の少なさもありまして、「進路妨害を行うか否か」自体も戦略の一つとなっております。

全体的に見るとTPSに比重を置いたゲーム性のように思えますが、一番熱いのは「少ないMPをやり繰りして罠を仕掛ける」という部分。
上手く敵が罠にハマって断末魔をあげた時の快感には、独特の中毒性がありたまりません!
ちなみに、本作は罠の置き方の自由度が格段に高いのですが、その代わりほんの少しでも配置がズレていると敵にスルーされてしまいます。
そのため、「出現する敵が少ない1Wave目は、ある程度MPを温存して敵の侵攻ルートを見る」というのも立派な戦略です。

少ないMPをやり繰りするにあたっては「如何にMPを回復するか」も重要。本作では、MP回復の駆け引きも非常に熱くなっておりますよ!
本作では、1Waveクリアするごとに「MP最大値の20%」が自動的に回復するようになっておりますが、最大MPが300~400程度であるため、単純計算でもよくて80程度しか回復することができません。
罠を設置しようにも、最初から所持している「とげの罠」を設置する際のコストはMP100。
爆弾の罠に至ってはMP250を要しますので、自動回復分のMPではろくに罠を設置することすらままならない状況です。
そこで用意された本作ならではの要素が、ランダムに登場する「アイイービル」という敵キャラ。

ステージ中をふわふわと飛びまわるだけの無害な敵ですが、「倒すことでMPが回復する」という大きな特徴があります。いわゆるボーナスキャラですね。
回復量は最大MPのおおよそ8%ほど。1Wave中に何体も出てくるこのアイイービルを、如何にして倒すかが攻略に置いてかなり重要!
敵が自陣に向かってくるまでの間に倒すのはもちろんのこと、敵が近くに来ている状態でも「回復魔法でHP減少はカバーできるから、差し引きでMP回復を優先してアイイービルを倒しまくろう」など、ここでもまた戦略が問われるわけです。
アイイービルを倒した数次第で、次のWaveの難易度が大きく変わりますので、アイイービル倒しに思わず熱くなってしまうことでしょう!

もう一つの本作の特徴は、「RPGパート」があると言う点。
体験版段階では砦の中を移動してタワーディフェンスをこなすだけで終わってしまいますが、砦内の全施設を解放すると洞窟や森を探索するパートに移ります。
ダンジョン内を探索すると、宝箱の中から様々なアイテムを入手することが可能。
中でも、罠を強化する「コイル」というアイテムや、主人公のレベルアップ・装備購入などに使うお金はかなり貴重です。
単純すぎず複雑すぎず、ちょうどいい塩梅で各ダンジョンは作られていて、探索しているだけでも楽しいものとなっておりますので、宝箱は全てゲットする勢いで動き回りましょう。

ただし、探索中にはランダムエンカウント(一部シンボルエンカウントあり)で戦闘が発生!
「自陣へとまっすぐ向かってくる敵を魔法射撃で倒す」というシンプルなものですが、様々な種類の敵が混在して向かってくるため、どの順番で敵を倒すかなどを瞬時に判断するのが重要。まずはゴブリン殺すべし、慈悲は無い。
うっかり敵からの攻撃を受けてしまうと、他の敵が自陣に侵入してしまいHPをごっそり持っていかれるので、なかなか油断ならない要素となっております。
時には、「どうやっても自陣侵入を阻むことが不可能」な敵配置が出てくることもあるので、残りHPには常に気を配っておかないとゲームオーバーになってしまうかも……?

という感じで、基本的なゲームシステムだけを文章に表すとSanctumシリーズとほぼ同じに見えますが、細かい部分を見ていくと全くの別物だということが分かります。
罠をほどほどに置いて敵の侵攻ルートを一旦様子見する、という本作独自の戦略。
そして、「無害な敵を倒すことが攻略のカギとなる」という部分は、特にかなりユニークなアイディアだと言えましょう。

惜しいところと言いますか、少しストレスが溜まったところとしては、ランダムエンカウントでの戦闘。
例えば、RPGであれば適当にボタン連打で済んだりするところですが、TPSたる本作では毎回敵を狙って射撃をしなければいけないため、地味に面倒くさい一面もあったりします。
「聖水」という一定の間エンカウントしないアイテムもあるのですが、入手方法が少なく効果が切れるのも意外と早い。
個人的にはもう少しエンカウント率を下げるか、いっそのことシンボルエンカウントに統一してしまった方がいいのではないか、と感じました。

エロシーンはリアルタイム3Dアニメ 醜悪なモンスターと可愛い姫騎士の組み合わせがエロいのだ

本作のHシーンは、タワーディフェンスの迎撃フェイズ等で、敵から攻撃を受け押し倒された際に見ることが出来ます。
ゲーム中エロというだけあって、姫騎士であるプリシアがモンスター達に犯される姿を、リアルタイム3Dアニメーションで表現。
ピストンされるたびに主人公のおっぱいがたぷたぷと生々しく揺れる上、強気だった表情がHシーン中に変化していくため、正直言ってかなりエロいです。
(ちなみにゲーム中でも、勝利時におっぱいを揺らしながら小躍りするので、ちょいエロを感じさせるものがあったり……)

また、主人公の3Dモデルは可愛らしく、敵キャラの3Dモデルは如何にもモンスターという感じでテクスチャも含めおぞましい感じに作られております。
可愛い姫騎士が醜悪なモンスターに、様々な体位で犯される姿がなんともたまりません。
攻撃を受ける度に、鎧が壊れたりパンツを破られたりするのも、「戦う女の子が犯される」というシチュを強調していてナイスです。

登場する敵は、ゴブリンやオークなどの定番どころから、ウェアウルフ(狼男)・バンパイアなどの珍しいものまでバリエーション豊か。
弱いと侮っていたゴブリンに容赦なく犯されたり、トロルの巨大な指で秘所をズンズン突かれたり、モンスターごとの特徴を活かしたエロシチュを見ることができますよ。
また、モンスターごとに複数の体位が用意されているため、攻撃を受ける度に新鮮味溢れるHシーンをを楽しむことが出来るでしょう。
中でも、「袋を被った男」という敵は体位の数が非常に多く設定されております。
ゲーム中最弱と言っていい敵ではありますが、あえて攻撃を受けてみるのも面白いかも……?

回想モードにあたる「秘密の間」は、ゲームを全てクリアすることで解禁されます。
敵キャラや体位を選ぶだけでなく、Hシーンでの防具の破損状態や敵キャラの透過状態なども設定できるようになっておりますので、自分の好きなシチュエーションを手軽に見ることができますよ。
ちなみに、タワーディフェンスもTPSも難しい!超苦手!という方は、タイトル画面のオプションで難易度をEASYに設定しましょう。
ゲームバランスをぶっ壊すレベルの救済装備「絶対者の指輪」が入手できるため、クリア出来ないかも?という心配は無用です。

思わず何周も遊びたくなってしまう中毒性のある作品 さり気なくエロの組み合わせも膨大だったりも……

というわけで、PanzerSoftさんの「プリシアディフェンス」の感想でございました。
罠設置に消費するMPを高くすることに加え、倒せばMPが回復する敵を登場させることにより、罠を設置するタワーディフェンス面・敵を撃退するTPS面ともに、非常にユニークで戦略性が高く、楽しいゲーム性を持つ作品となっておりました。
ちなみに、私は本作を2周遊んだのですが、1周目はトゲ・オイルの罠や回復魔法などの低コストな罠や魔法を使ってゴリ押しでクリア。

2周目は、敵の侵攻ルートの見極めることの重要さに気付き、木箱を上手く利用してかなりスマートな方法でクリアすることができました。
MPさえ確保できれば様々な罠が置けるので、人によって戦略は千差万別。もっとスマートな倒し方は無いか、もっとバカバカしい倒し方は無いか、など色々な戦略で遊べるのも本作のいいところだと思います。
3周目をプレイする時は、罠の真下にいる敵を一気に倒せる「爆弾の罠」を全ステージで使う感じでプレイしてみようかな……。

エロシーンに関しては、モンスターのバリエーションだけでなく、体位も様々なものが用意されていて、非常に満足できました。
モンスターの3Dモデルのおぞましさがなかなかに素晴らしく、可愛い姫騎士とのギャップが更にエロさを強調しておりまして、個人的になかなかくるものがあったりも。
また、鎧などの装備破損というフィーチャーがあるため、「モンスター×体位×装備状態」と実質的にかなりの数のエロシーンが用意されている点もナイスだと思います。

「TPS+タワーディフェンス」という、かなり個性的なジャンルに挑んだ本作は、コツを掴めば掴むほど、思わず何周も遊びたくなってしまうような中毒性を持っております。
体験版では全14ステージのうち、砦内で戦う3ステージを遊ぶことが可能。
TPSが故の操作方法も含め、最初は遊び方で戸惑うかもしれませんが、様々な罠を置いたりしていくうちに面白さが分かると思いますので、是非ともプレイしてみてください。

余談ですが、本作は「ツクールMVのコアエンジンをUnity上で動かしている」という製作技術面でも注目されている作品でもあります。
UnityでChromiumブラウザを動作させる「EMBEDDED BROWSER」というアセットを使っているのは間違いないのですが、ツクールMV部分と3Dゲーム部分がシームレスに遷移する上に、HPやMPなどの数値を受け渡ししているため、どのように作っているのかが理解できない代物。
体験版を試していただくと、ゲーム起動時にウィンドウサイズがちょくちょく変わったりと苦労してるのが伝わって来るので、興味のある方は見ていただければ……。