Quest2034 – 2034年のエロゲRPG (体験版)

2024年9月24日RPG,R18ストーリー良さそう,AI生成作品

“10年後のRPGはどうなっているか"――そんな思索と共に繰り広げられる、表現規制の嵐!(それをAI生成絵でやるのだ)

[Dirty Jobs, Dirty Girls][Mad Dog Never Boiled]など、意欲ある(私的に好きな)RPGを作られてきたAI生成サークルさんの最新作!
今作は『10年後の標準的なエロRPGはどうなっているか?』みたいな思考実験、取り組みでもってその志が。

さて、そんな「10年後」の意味ですが……、実際笑えない、最近ますます激しくなっている表現規制が更に一般化した世界を取り上げているのでした。

冒頭に『未成年、LGBTを尊重し、現実世界において犯罪行為を行わないことを誓います』といった宣誓をさせられ、開幕、王様に「4人の仲間からお供を選ぶのだ」と言われて、選ぼう……とするも、一人は歩行グラからモザイク掛かっとる!! というヘンな笑いが。
で話し掛けて見ると氷解、「年齢は20歳を超えていますが、『幼く見えるため』」に、Hシーンはおろか、立ち絵、歩行グラまでも隠蔽されてしまったキャラ。
仲間とHに及ぶ前にも取り出される「性同意書」の一幕に、
いかにも生意気おっぱいを見せびらかしてる魔王軍の幹部を倒し、ヒャッハー! レイープ! としようと思っても「同意なき性行為のため」スキップ……。
天使らしき顔の前に掲げられたcensorship(意味は”検閲”)、これは特定の宗教描写を避ける為か(アメリカでは今、メリークリスマスとか言わず、ハッピーホリーデーですからね……)

1日で準備して魔王城にトライ! 周回で強くなる! いつものシステムを練り上げてます

要所でそんな要素が差し挟まれますが、ゲームとしては過去作の流れを踏襲。
つまり「魔王城に挑む1日前」からスタートし、与えられた初期資金からいかに戦力を強化できるか……、何周もして街のフラグを覚えていくのだ、といった塩梅。
初周でいかにもザコそうな奴に負けてリベンジを誓い、あぁこのアイテムは今は要らなかったな、とか、ここから有用な武具が手に入るな、とか。
くノ一を連れてると、鍵開けできる秘密の扉が(ただし安めのアイテム、ロックピックでも代用可能)……みたいな勘所あり、いかにも次周に持ち込めそうなフラグあり。
やがてコツが分かると戦闘メンバーも4人からなんか犬とか加わって? 最大7人で魔王城に殴り込みだ、とかなりそう…?

”ここをこうしたらどうなる”・”次回はあの辺りちょっとやってみよう”とまぁ、チャレンジをテンポ良く続けられるのでした。
正直過去作の幾つかと割と同じシステムではあるのですが、
ゲーム制作者さんにも色々タイプが居て、一つに「同じモチーフを繰り返し取り上げつつ、精度を上げていく」というのもありかなと。
そういう意味で今作、初めは過去作と同じ流れにやや食傷気味なものを覚えたのですが、プレイを続けると各所のブラッシュアップに感心。
やはり楽しく遊べるようになったり……。

以前までなら、魔王城へ突入した後はただ戦力が問われる=同じルーティンが続いてたと思いますが、今作は街でフラグを立ててると? 魔王城に入ってからの戦いの流れにも変化が、って所には素直に驚かれされました。
周回で強化を重ねつつも、幅広い展開が待ってそうでワクワクと。
(なお体験版では2周、いかにも面白そうなポイントが分かり、ここから巻き上げるぞ、となる所で終了なのだ)

AI生成絵もパワーアップ。
繰り返し同じモチーフを取り上げる事で洗練させる手法もあるのだ(だが今のAI市場では……)

あとなによりAI生成絵ですので、1年前と比べると出力される絵も普通にシコリティ上がってるなあ……とも。
メインH箇所はボス女キャラを倒した後のレイプ(検閲されますが…)、あとは魔王城へ突入する前との仲間たちの交歓かな?
後者は初めは主要キャラ4人ってトコですが、フラグを解くほどに仲間が増え、エッチも増える訳で、これはプリミティブに楽しい体験があるかも。
(ただ、よく見ると「あれっ君、立ち絵と比べて熟女っぽくなってない?」みたいな画風はあって、これもまさか規制の為に平均年齢アップしてんのか……? と思わされたり)

残念なのはロリ含めモザイク入ってしまうシーンですが……ここで作者さんのシナリオ力が光りそうなのは、
サンプル画からも「勝つのは摂理か、自由か」となっておりますし(体験版でも回想で確認すると、モザイクで隠蔽されるロリが”モザイクVer”となってるし)
倒すべきは果たして魔王なのか、果たして……といったメタも交えた大展開を行ってくれそう(真のエンディング)
そんな所もやはり骨の入ったものを窺わせ、嬉しくなる訳ですよ

しかし悲しいのは、本作は売上げが1/20になるとも言われるAI生成フロア送りであること……。
「同じモチーフを何度も取り上げる事で練度を増す作者さんが居る」と述べましたが、この市場では、それを続けるのも正直辛いだろうなと…。
そう、ある意味でこの作品自体がリアル世界での規制を受けてるんだよな……なんて。

体験版は2周まで。30分くらい。
余りに厳しすぎるAI生成フロア(辺獄)送り、[手描き版]も発売されたが、まぁ結果は……。
過去作と比べるとホントに歴然よね…
作者さんの次回作……見られるかなあ…

実はネタとして考えると、あんがい規制箇所は控えめで、プレイしてるうち
「お供の4人が全員女のは差別では? 黒人~白人~アジア人(なぜか黄色人種だけアジア人という雑な括り)、男女交えて、それにLGBT枠も入れないと」みたいな事も思い付くけど、作者さんも多分そういう事を考えないでは無かったんだろうけど、やり過ぎるとマジで普通にうざくなる可能性を考慮したのだと思う…

・この作品のゲーム実況はここでしてます

サークルさん過去作:

[Last Shop – ラスダン前の最後のお店]


[Mad Dog Never Boiled]


[Dirty Jobs, Dirty Girls]

関連:
陰謀論を前面にフィーチャーした作品、

[蛮族の剣奴]
を思い出した

今こそふりかえろう、華麗なるAI生成ゲーを:

[ダンジョン&ダークネス 大穴と自由の街エルバーン]


[☆援助妊娠學園☆ V3.1 Ending 1]


[妹 ~団欒の刻~]


[ウトウトスヤスヤ]


[エロマゾRPG~サキュバス達のえっちな色仕掛けに堕ちる勇者~]


[僕と彼女の痴○生活]


[ヤチヨノキヅナ]