シードオブザデッド:スイートホーム (製品版)

2022年6月12日FPS,R18製品版の感想,リアルタイム3D,遊べる

体験版

*体験版Ver0.75Rでの感想です

複数人でカバーし合うゾンビFPS……だけじゃない! 資材を持ち帰って拠点を拡張、強化スキルや仲間の好感度アップだ

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@becomegame

PV:

1ステージは30分くらいで済むけど、まあ1時間30分くらいずっと遊んでた
腕がじーんと痺れる……(キーボード+マウスプレイでありがち、今作はゲームパッドにも対応してるけど)

だから「スイートホーム」だったのか、とかなりの納得度だ
現在、体験版はここ

製品版 プレイ約10時間、クリア(ステージ8)

Steamでも大ヒットを記録、累計10万DLという記事がサークルさんから発表。
それを記念して40%オフ中だ……という事で、
正直Steamレビューなんかもわんさとある中で感想を書く意味はあるのか、旬を外しているのでは、などと己を訝しみつつ、やっぱたまにはがっつりした物を遊びたくなるよね。18禁ゾンビFPSの金字塔をプレイです。

仕様を書くだけで記事(魅力)になる、キャラコンテンツボリューム

体験版の頃のうろ覚えでは、まぁ前作[シード・オブ・ザ・デッド]もクリアしましたし、確かステージ中の犯されと、拠点でのエロ、あぁそう、今回は集めた資材で拠点強化とかもあるんだっけ……って位でしたがどっこい、これが今回は仕様を書き出すだけで記事になりそうなコンテンツ幅よ。

拠点を強化するとLv2でトイレ、Lv4でシャワー、Lv6で温泉なんて設備が解禁(他にもありますが、偶数Lvが桃色遊戯って事ですかね)
これが3Dならではのエロアクティビティ、ミニゲームが搭載されており、予想の裏を突かれた。
(3Dでエロバラエティの多さと言うと[はーれむ・とりがー!!]を思い出しますが、FPS勢はなぜ……)

ヒロインに利尿剤を盛り、トイレの下やら上の隙間からバレないように覗く!
そうなれば次のシャワーも覗き……かと思えば、「シャワーぶっかけ」ゲーム。
カメラを上手く寄せたりしつつ、汚れが付いた部位を綺麗に洗い流して行くのだ!
温泉ではもはや何の前触れも無く「小さくなった主人公」が、ジャンプスキーの要領で飛び立ち、桶への着地を目指す!
上手く行くと温泉に浸かってる女の子の傍をスイスイー泳ぎ、なにか幸せ感あるぞ!
いずれも女体強調ぽくて好き。

実は温泉なんかは後の、各ヒロインの親密Lvが上がった時のエロ条件にもなってて、”施設開放するとエロ条件が満たされる”なんて、これもうちょっとしたエロRPG並だよなと……

そしてそれらのエロを見た後には、H中の主観視点アングルだったり、裏ボイスだったり、まさにソソる実績要素をゲット。(これ(実績)ってSteamウケも考慮してたんですかね)

その様なコンテンツボリュームは他にも。
例えば主にステージ中に隠されたりしてますが、エロ衣装等を手に入れるとヒロインの着せ替え、衣装カスタムもあるぞ……

あと予想外だった物としては、NPCによる寝取られイベントも!
クリア済ステージに挑むと手に入るんでこれもやり込み的な意味を出しつつ、ともあれNTRる為のアイテムをわざわざNPCに手渡す事になる主人公……。しかも多段階イベントという。
寝取られ反応としてはまぁ、キャラにもよるんでそこそこガチじゃないのもありますが、わざわざいつも回復代わりに挿入合体してる「主人公のエッチより気持ち良かった」とまで言う台詞があるんだよなあ……。

結果として、3Dエロゲ的に抑えておかなくちゃいけないゲームをプレイ出来たかな、という感じはありました。
(殊に3Dエロゲは商業の先達がかなり薄いジャンルであり、同人の行く末として注視して置きたい所である)

海外ゾンビFPSと比べた時の、ヒットの要因は

むしろSteamでの大ヒット? を考えても、比ぶるべきは海外のメジャーゾンビFPS。
そしてそこで思うのはこの、キャラコンテンツな部分がたっぷりと用意されてるってのが、やはり海外をして魅力的に映ったのかなぁと。

謎の襟首が立ったマントとガトリングガン(身体のサイズを考えると、実はこれでも一般にあるものよりは小さくて特注よね? そんなセリフもあるし……)を構えたキララが戦っている、3Dでリアルさ漂わすFPSをしながら、こんな(アニメ的な)キャラの”映え方”は、まぁ私も殆ど経験無いので言えませんが、海外FPSには無い文脈かなと……。

正味な話、体験版の時に触って少し違和感あったのは、前作の時の空気感があった遠近時の描画処理が変わってて(恐らく激重だったんだろうなと思うんですが)それで女の子キャラのモデリングなんかもパッと見、やや違う方向性、進化が分かり辛いかと思ってたんですが、
いやぁ、ダメージ脱衣すると良く分かりますが基本的に各キャラがむちむちしており、良い。
特に今回の新キャラ、イチカ。
FPSでゾンビと真剣に戦いながら、ふと振り返ったらでかい乳が眼に飛び込んで来て、うぉっ でっか、と心奪われる経験は前作にもありましたが、今回は下着姿の艶めかしさといい、肉付きの感じといい、やはりモデリングのレベルアップを感じました。

キャラコンテンツ方面としては、メインの物語パートはもちろん、各キャラの親密度イベント、
更によく聞くと拠点でキャラモデルに近付いた時、その会話内容が耳に飛び込んで来る、しかもどうも親密度によって変化してるみたい……? なんて、実は相当なボイス量を兼ね備えてる事も窺えるのでした。
(…思えば『脱出する為に目的の場所に行く』というゲーム形態だったりする海外ゾンビFPS、今作はそこに途中までは「資材を持ち帰る」が理由な訳で、コンテンツのアップデート追加しやすさまで含めて、取り組み方が違うよなあ、と……)

FPSとして……?

ただまぁそうした海外の一級品どころのFPSと比べると、さすがに肩を並べてると言うには難しいか。
プレイしててちょっと飽きやすかったりするし。

そもそも絶対に居ないと確認したハズの場所からゾンビが出て来て、なんでやねんという気持ちになりますし(ランダム湧き)
まぁ割と言われてるでしょうが、ステージによっては仲間が勝手にどっか行って交戦、見失った状態で一方的に犯されてゲムオバる、という事を慣れないうちは数度体験しました。

前作プレイ勢としては、実は基礎のFPS部分としては前作の方が面白いなと感じるくらいなんですが、それはまぁ仕方無い、今作はゲームデザインが違うから。
思えば明確なWAVE系で、待ち受ける形が多かったのが前作。
それに対し今回は1ステージぶんのエリアは相当広くなり、突き進んで行く。
仲間のLvなんて育成値もありますし、掻き乱すべく敵はまばらに発生、時限でゾンビの大量の湧きが発生……という探索系なんですね。

難易度NOMARLでプレイしましたが、恐らく何度かはやられる想定で(敗北リョナエロシーンもありますし)、
でもそうやって得たアイテムで仲間の親密度を上げてLvアップすればHも見られる、FPSもグンと楽になる、思えばコンテンツの厚い所からしてそうですが、割とゲームテンポがRPG,SLGぽい所もあるかなと。

代わりに探索系として巨大だったり、多様だったりが可能になったステージ表現のメリットを存分に感じる所はあって、各ステージごとに印象的で異なる風景、要所の特別にしつらえたゲームシチュが楽しませてくれる。

電線を滑走して隣のビルへ移り、
(前作のような)街路での戦いもそこで終わらず、舞台はシームレスに駅へ、プラットフォームから線路上へ降りて戦うぞ……
発信した列車、次々と乗り込んで来るゾンビを倒すんだ!
……なぜか仲間の女の子全員が演奏(ボーカル付き)を始めやがって、主人公一人で押し寄せるゾンビを機銃で殲滅しなきゃいけない、とか。

まぁ海外FPSの影響をモロに感じつつ、その上でやはりアニメテイストというかを感じられる物になってるなあと……

これらは初見が一番楽しい演出という事ですが、何度も遊ぶFPSとして面白くしてくれるギミックは、「扉を(開けるだけでなく)閉められる」というのがグーでした。

一定時間でゾンビ大量襲来がある本作、そこで来た道の扉を面倒臭がらず閉めておくとひとまず向き合う敵は正面のみ、時間が稼げて戦いやすくなるという(そのうち殺到したゾンビに壊されるのも駆け引きがある)
こういった位置取りや、計画をちゃんと出来るギミックは良きですね……、
探索系のステージ、SLG的な要素を盛り込んだ事で、FPSとしてのレベルデザイン面はやや弱くなった印象がある本作、ただこういうギミックがあともう1,2あればもっともっと臨機応変に遊べたかな、という気もしました。

FPSのステージ自体はそこまで多くない(8つ)んですが、
まぁそもそも一つのエリアはだいぶ長いし、実は同じステージでも毎回素材とかは幾つかのランダムパターンから選ばれるようだったり、
またクリア済みの面に挑むと、前に塞がってた所が空いてて通れるようになる……だとか、
あとどうもヒロイン達のエロ衣装(見た目変更アイテム)を手に入れるには拠点のポイント購入だけじゃダメ、厄介なボス戦中に突如現れるアイテムboxを開くべし……とか、やり込みもだいぶ有りそう。
先述のキャラコンテンツ的なボリューム、実績解除と相まって、満足感は充分に得られるかなぁと思いました。

メインHシーンは?(拠点での親密度エロ、敵ゾンビにやられエロ)

そして拠点ではステージで拾った、あるいは稼いだポイントで買ったアイテムをプレゼント、親密度が上がったら時折Hイベントが……と。
既に述べましたが今回、乳首の質感と、動きで言えば”腰付き”が良い感じ。

イチカの肉々しさとか、パフィーニップルぽいのがエロいよね……とニヤ付いてたら、正統派ヒロインのヒカリなら、スレンダーというか全体としてすらっとしてる印象、ちゃんとキャラごとに体型の違いが出てるのは良いなあと。

初めの方の前戯系のエロこそ、むっ、モーションの使い回しが多いか、と厳しい目を向けてましたが、後半になると割とキャラごとのはっちゃけがあるというか、シチュ感も表出。
一度に体位を変えつつ数発の射精も行うなんて、Hシーンの固まり具合。
結果的にHボリューム的な満足も良好。

そしてやはりここでもボイス系の強さ、最後の方のオホ声喘ぎ絶頂はシコ度を稼いできますし、また実績解除で手に入る裏ボイス、3Dモーション中の心理が語られる裏ボイスがシコだというのは、他3D作品でも既に実証された事であると。うむ。

一方、もう一つの大きなエロとしては、ステージ中の敵ゾンビにやられるエロがある訳ですが、こちらは前作よりも長さも増し(あっさり殺されない。殺されるまでが割と執拗)
モデルのクオリティも向上してる訳ですし、リョナ味が高まってたなと。

私的には陰惨でちょっときつい領域に入ってましたが、ゾンビにやられる=犯されて死ぬ、
ある種ゾンビFPSやりながら思ってた「そうなって当然」をきちんと見せたぞというインパクトが是非とも欲しいのは分かる。
海外的にもウケが良さそう?
ここは売上げになかなか影響してそうと思いましたね…

追加されたハーレムモード、最新のクオリティを見て感動

あとデキに感動したんで、ここはぜひ特記したいんですが、

Ver1.32にてハーレムモードの実装を追加しました!

これが素晴らしい。
要は拠点の偶数Lvで開放されるミニゲーム系+それをクリアすれば複数人のHシーンへ、というアプデなんですが、なんというか個人的に、”エロUI”に感動。

各キャラを選択する際のストリッパーみたいな、性剥き出しみたいなダンスがまず艶めかしくてえろいぞってのはそうなんですが、
ここでキャラを選ぶ(ボタンにマウスオーバー)というUIに応じて、カメラがズームし、それに気持ち良く合わさったキャラのHダンスモーションがより扇情的に……
ゲーム的なUI遷移をやりながら、それにぴったりとエロさが沿ってる、という。

ミニゲーム自体は、乳首に吸盤ダーツを当てるんだ! という物なんですが、外した時の乳首をカスめて「ああっ」てなる表情とか、飛んで行くダイナミックなカメラアングルとか。
他のミニゲームは正直ネタ感もあるんですが、ここはプレイしてて素直に勃起。
遊んでて納得のエロさあるシチュ。こういうの、もっと! という気分が止まない。

ここだけアプデ、完成から半年以上経ってから追加されたという点を鑑みるに……、そこにサークルさんの腕の向上、その成し遂げた物を見る想い。
これはこれから先の作品にも期待できるぞ……というか。
感動する物がありましたねえ……

これが10万本のリアル

そんな訳で『シードオブザデッド:スイートホーム』の感想でした。
10万本と言うと、もう後光が射してるレベル、なんでも完璧に出来てる……みたいに理想を抱きがちですが、これが10万売れた同人エロゲのリアル。
ちょっと粗い所が(扉から突き出てるゾンビの上半身、Hシーン中に微妙に髪とか貫通…)とは思いつつ、ちゃんと本作なりの存在感を打ち立てた、世界に通用するバリューとはこれだ、という。
(そもそも比較対象が海外・一流のFPSって時点で正面からは不利よね、こっちはHもあるんやぞ!)

あ、私はDLsiteが薦める通り、体験版を先にプレイした訳ですが、1年くらい経とうというのに、きちんとそのセーブデータの引き継ぎが行われたのも地味に感心しました……
そういう所の堅さ、安心感とかも重要よね……。10万本かあ……。

サークルさん過去作:

[シード・オブ・ザ・デッド]

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