Sister of adversity (製品版)
*この感想は [さたける]さんに書いて頂きました。
魔法少女リリカルなのはViVidのシャンテ・アピニオンを主役に添えた二次創作RPG
熱血美少女達の魔法格闘スポ根アニメを原作とした本作。ジュニア魔法格闘競技(年齢制限19歳まで)であるインターミドルチャンピオンシップに教会枠で出場した不良シスター「シャンテ・アピニオン」が主人公です。シャンテは地区予選で優勝候補であるヴィクターと対戦し、得意である分身攻撃で相手を翻弄するも、致命打を与える事すらできずに敗れてしまいます。
本作は原作の試合を夢に見るまでになったシャンテが、分身技を強化する訓練をして、再度ヴィクターと試合して勝利する事を目指すRPGとなります。原作アニメのシャンテは2話約20分ほどしか登場しない脇役キャラで、本作は設定から妄想を膨らませた二次創作になります。
RPGとしては、敗北エロあり風俗重視の極めてオーソドックスな女主RPG。段階差分重視の圧倒的物量で責める風俗施設や、処女・通常・淫乱差分・堕落差分でテキストが異なる戦闘敗北エロなどが特徴です。イラストがいわゆるヘタウマ系で人を選ぶものの、エロに関してはこだわって作っているため、おそらく潜在的なファンが多数いそうなサークルです。(私もその一人)
私はパーリィナイツの前作「Innocence Break」の出来が素晴らしく大満足だったため、なのはVIVID未読ですが本作をプレイしました。その後レンタルで視聴してから2週目をプレイしました。私の雑感ですが、原作未読でも十分に楽しむ事ができます。原作の話はあまり絡まない事、そして必要な原作の背景や登場人物はゲーム中で説明し、主人公の過去などはシナリオに組み込んだりしているためです。
その一方、本筋ストーリーに絡まない形で原作人物ヴィヴィドやアインハルト、シャッハやセインなどが街中を歩いており、原作好きがニヤッとできる場面も多々あります。
メインシナリオは原作キャラがほとんど絡まずに情報屋や分身道場の師匠などオリジナルキャラで進みます。シナリオそのものは薄く、エロイベが濃い抜きゲー構造になっています。前作と比較するとエロの傾向はそのままに、メインシナリオを削りコンパクトにした内容です。
分身技をエロい特訓で強化!それが引き金になり淫乱度・堕落度が……
ゲームは半年(24週)、平日は教会に仕える身なので毎週末1日に行動します。街で強化方法を調査したり訓練したり。街には風俗街があり、学校があり、整体屋がありで、あぁそういうエロがあるのかと納得しながら情報屋を探して分身の情報を入手。情報に従って分身を教授してくれる師匠を探します。この流れでお金で情報入手→お金を稼ぐ手段が必要→エロバイトかダンジョン探索かなっとゲームの道筋がわかってきます。
で、この分身師匠、女の子に性的ないたずらをするため、エッチな訓練で分身を強化する方法を編み上げた変態です。裸になって分身を出しても精神を集中させて分身が解けないようにする訓練や、おっぱい触られても分身が解けないようにする訓練……、まさに分身が使えるシャンテにしかできないエッチ訓練のオンパレードでした。
エロ特訓ですが修行の理は適っており、後半まで進めると強力な技を入手し、最後まで進めると反則級の技も入手します。ラスボスは、後半の技を入手しないと勝利が難しい難敵なので分身道場は必須イベント。だけどその頃には主人公は淫乱になっており、大会などどうでもいい状態でボスと戦えないという矛盾。
だけど、その技を2週目引き継ぎで入手して2週目は道場無視した清純プレイができる……と。この分身道場、いい味出してますね。
淫乱度の高さで印象がガラリと変化する敗北エロ
さて、道場の訓練はお金が必要です。そのため、アルバイトや情報屋から探索・調査依頼でダンジョン最奥のボスを倒すなどで入手します。唯一のダンジョン探索パートであり、一部のダンジョンは敵敗北で敗北エロが発生します。研究所などは主人公を実験体にするため、様々な怪物や研究員が襲ってきたリします。
敗北エロは処女、淫乱度高、堕落度高でエロの雰囲気が全く異なる(文章もかなり変化している)ため、回想に登録されてからが盛り上がります。基本的にはレイプイベントですが、同じ相手でも処女の時は泣いて絶望しているのに堕落度が高いと、喜んで抱かれて一生囲われても何故か幸せそうという……。
モンスターなど異種姦も多いですが、基本的には対人レイプ系が目立ちます。
前作だと圧倒的物量の敗北エロが用意されていましたが、本作はちょっと数が少なめ(あくまで前作との比較で、一般的なRPGと比べると多い方)。ただし、前作は淫乱度低高の差がわずかな文章の変化だった事から考えるとボリュームの面では変わらずだと思います。
淫乱になる過程がしっかり味わえる風俗エロ
お金は情報屋のアルバイト(ダンジョン攻略)以外に街のアルバイトで入手できます。で、分身道場は淫乱値、堕落値上昇のきっかけになり、初期に侵入できなかった風俗街に入れるようになりパンツ売ったり、おっぱぶでおっぱい晒したりとライトな風俗ができるようになります。
ちなみに淫乱度(Hな事で増加)や堕落度(風俗など格闘家から外れた道を取ると増加)が一定値までたまると寝る時に選択肢が出て、さらに道を踏み外す選択をしなければ、歯止めがかかる仕様。
さらに、これがきっかけで売春街で働きヘルスで手コキ・フェラから本番まで参加、プルセラショップでは水着撮影からAV撮影まで変化、キャバクラではアフターでセックスするようになります。
それぞれ4段階の差分があり、週を跨ぎ淫乱になるとどんどん過激になっていく様子。
主人公も最初はお金とわずかな興味のためだったのが、後半ではエッチするために働くようになり、、淫乱になりすぎると修行して強くなる当初の目的は跡形もなく消え失せてしまいます。
また、働きだすと性の衝動が解放されるのか、整体屋で段階を経てどんどんエッチになっていく整体を受けたり、混浴風呂に入ったりとアルバイト以外も性の餌食に。上述の分身と整体は計7段階エロで個別のエンディングも用意されています。
最初の分身道場からはじまって軽いセクキャバ系バイトなどに参加するようになり、その後耐性が付くとヘルス・売春などに参加し、ライトエロの場所でも積極的に激しいエッチを求めるようになり……と変化の過程をプレイヤーが実感できる仕組みになっているのが嬉しいポイントです。サークル「パーリィナイツ」の特徴ですが、淫乱度が低い時のエロが高くなるにつれ、だんだん過激になり、さらに別のエロも追加されます。淫乱度・堕落度と共にどんどんイベントが増えて繋がっていくので、堕落していく様子がじっくり堪能できます。
プレイ時間は1周目6時間、2周目1時間ほど。回想は戦闘エロが21(それぞれ処女・通常・淫乱・堕落差分あり)、風俗・セクハラ系統60(4〜7段階の差分含む)、原作キャラ8です。基本CG枚数は正式には数えていませんが40〜60枚ぐらいです。前作は数十種という大幅なシーン追加アップデートがあったので今作にも期待です。エロ部分の作り込みがしっかりした安心できるサークルさんです。一度エロ関連のイベントが始まると次々イベントが解放されていくため、興奮を休める時がない状態でこれこそエロRPGの醍醐味だなーっと感じる良作です。
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