サキュバス・レイプ残酷物語 (製品版)
今までプレイした中で、最大のグロ・ゴアさを誇る同人RPGかも知れぬ!
体験版でそう恐れ戦きながらもそのパワフル感に興味を持っていた所、ご縁がありまして、作者さんより製品版を頂けました。
ソフトリョナは好きですが[BLOOD RUSH.]の主人公ミンチ肉&ハンバーグでダメだった111、
果たして最後まで楽しむ事は可能なのか……という事でプレイしてみました。
(なおDLsiteでは規制で発売のメドが立っていない模様、後々述べる内容を見ると、むべなるかなという感じも……)
化物vs化物! 超ド級のグロRPGがやってきた
まず本作がどれほどのグロ度であり性嗜好かですが、体験版スタートから数分でその洗礼を受ける事になります。
一応述べますと、
「最強の種族たるサキュバス」がエサ代わりの哀れな人間をレイプ、どうやら性欲と食欲が同列に存在するようで、貪りつつ勢い余って死姦。
描写的には、臓器をふたなりペニスにまつわり付かせて刺激しながらも、食べるには口を動かす必要すら無く、肉棒の先端からバキューム感覚で直啜いもできるようだ。
そして性欲と食欲が満足すればその次は、とばかり「こんなに食べたからうんち出ちゃう!」と宣言、
損壊した死体の上に脱糞を決めるという、この人死にの軽さ、特殊性癖の三乗みたいなエロがお出迎えです。
とそこに、怒りに燃える人間の女戦士が登場、「妻のヘレンを」と呟いてる事から察するに、かつてレズ婚の妻を同じようにして殺された様子。
とにもかくにも、恐れで足を震わせつつも戦いを挑みます。
初めからして既にサキュバスの化物感が半端無い訳で、ああ、この女戦士も哀れ供物かと思っていたところ、
なにやら女戦士は超絶強いようで、凶悪なサキュバスを一撃で瀕死に、
それだけでは足りぬとばかり、ふたなりレイプ!(お前もか)
まさに力には力、狂った世界での弱肉強食。
夥しい血液、過剰な暴力、死体損壊、臓器、脱糞、ふたなりレイプ、
OPから「付いて来れる奴だけ付いて来い!」と言わんばかりの嗜好なのでした。
ちなみに物語は基本的にこの先、この「化物同士のぶつかり合い&グロ」が柱であり、過激になる事はあっても、緩む事はけしてありません。
さて強姦されながらも女戦士の隙を突いて逃げたサキュバスは、自らの居住の館に帰り着いた後、従者に復讐を託し、絶命するのでした。
そしてその腹をぶち破り、新しい子が誕生します。
そうその幼児のようなサキュバスが主人公であり、プレイキャラクター。
以後は従者に諭され、母の復讐を果たすため、まず付近のザコモンスターを狩って力を付けていこう……という流れになるのでした。
ルーティンのレベル上げ多し。だがダメージ欠損・大惨殺要素でグロ好きには一大コンテンツに!
そうした事で、ゲームの大方は、
1.マップから挑むエリアを決める
2.その地域のザコモンスターを戦闘で倒しまくってLV上げ
3.その地域のボスに勝つ
4.ご褒美(?)の人間虐殺シーン
というワンセットを繰り返して、ストーリーを進行していきます。
ザコ戦闘の繰り返しでLV上げと聞くと、退屈と思われるかも知れませんが、今作の過激なインパクトはここでも留まる所を知りません。
既存のエロRPGでも敵女の子がダメージで脱ぐ……といったファクターがある訳ですが、本作はそれを一歩進めた?「ダメージ欠損」を採用。
すなわち気取った言い方をすれば、”モン娘”たちが(この世界のモンスターは全て人がベースでありメスなので)
HPが0に近付くにつれ、腕がぶっ飛び、脚が欠ける。
悲惨な泣き顔になったモン娘をそのまま死なせてあげても良いのですが、
ここで特別措置、残りHPを大きく上回るスキルやクリティカルなどでオーバーキルすると、その度合いに応じて「惨殺」「大惨殺」を判定。
惨殺ならゴボォッと内臓をぶち撒け、大惨殺なら女の子だった顔面が、原型を留めないほど破裂したりするのでありました。
時には十段階以上にも渡る、異常に力が込められた欠損具合。
グロ好きな方にとっては”ルーティンワークなんてとんでも無い、こここそメインコンテンツである”と断じられるかも知れず。
ちなみにこの扱いは例外なく”主人公も”ですので、まさに因果応報・これが自然の摂理だ的な、凄惨なバトルを繰り返す事になります。
敵が落とすドロップアイテム……、”甘い”とか称される妖精の膀胱やら脾臓やらを回復アイテムとして貪り食いつつ、次のザコを探していると、俺は獣かと、かなり荒んだ気持ちにもなって来るのでした。
(かつて家庭用のRPGでその辺りを謳った作品も無い事は無いのですが、
しかし実際に「さっき女の子をグチョグチョにして手に入れた」のを目にしてるだけに、やはり尋常ならざる物が……)
さて幼児期はぽんぽんレベルアップしますので、殺し合いから”狩り”になるくらいのLV・強さになったと判断したら、そのエリアの最奥へ向かいましょう。
そのエリアのボスが立ち塞がり、腕の試し所となる訳です。
ボスを倒せれば、後はエピソードを語るデモシーンへ。
すなわちエリアを抜け人間の村に辿り着いた主人公が、一斉虐殺を開始する……というくだりで、ここではもう戦闘すら起きません。
ある時は触るだけで(人間が)弾け飛ぶ脅威の鬼ごっこを、
ある時は凝った歩行キャラ演出で、滑稽さすらある殺戮劇を。(ホラー映画の殺人鬼に血祭りにされる人々を見てる感覚に近い)
トドメにスチル付きの残虐レイプシーンを、という具合。
まさにグロを超えたら、ご褒美のグロなのでした。
飽きさせない配慮もなかなかあるよ
さてここで心配になるのは「マンネリ化しそう」って事なのですが、
実は本作、超グロテスクな作風に似合わず、かなりキメ細やかな配慮が見られます。
(サンプル画像でも”ユーザーフレンドリー”を謳ってるくらいです……、残念ながら嗜好自体が尖りすぎてて、初めから戸口は激狭でしょうが)
例えばモリモリと繰り返す事になる戦闘の早送りは標準装備、
1ターンで行動を幾つもセットする戦闘スタイルなので、「行動を全て通常攻撃に」とかのショーカットコマンドも。
あと敵にやられたとしてもそこは意外に甘く、ゲームオーバーになる事はほとんどの場面で無くて、拠点から再開。
やった事が無駄にならない親切さ。
謎解きもちょっとありますが、作者さんサイトで答え付き。
システムとしても飽きさせなさは色々と考えられていて、例えば戦闘でのエクスタシーゲージですね、
これは攻撃の度に溜まっていき、限界を超えると(絶頂して)再び0に戻る……というもの。
そしてゲージが溜まるほど攻撃力もアップするという要素。
0と100ではかなりの能力差なので、毎戦闘、少し違った姿勢で臨むことになります。
(これは主人公の「殺戮で快楽を感じている」所も表現してて上手い)
あとはモンスター図鑑、戦った相手の情報が少しずつ埋まっていくものですが、それぞれの生態を語る文章がかなり凝ってます。
妖精ってたまに目を攻撃してくる事があるなぁと思ってたら
”妖精は目を狙って幼虫を植え付けてくる(キモい)”と分かって、憎らしさの余り、いつもよりブチ殺す気持ちが捗ったり。
モンスター図鑑は
「惨殺・大惨殺(後に述べるレイプも)」
を達成する度に埋まっていきますので、それらを励みについザコ戦闘を頑張れるのは良いなと。
寄り道のフレーバーテキストですが、マップの途中で本棚なんかを調べると
「この世界の生物は♀か、ふたなりペニスの生えた♀しか居なくなってしまった」
「サキュバスのペニスは先端から相手を吸収できる」
「サキュバスは基本的に不死」
といった事も分かり、意外なほど細かく作られた世界観と、その上でOPなど早くからそれが仄めかされていた事に驚くでしょう。
成長し、より強力かつ邪悪になっていく主人公サキュバス。壊れてもお構いなしのパワフル戦闘中エロ!
そうしてエリアを踏破し人間の村を潰す度に、宿敵・女冒険者が近付いてる事が語られ、
そしてそれに呼応するよう、幼児だった主人公も三段階に渡っての成長を遂げていきます。
(もちろん立ち絵グラも変化。かなりの手間でしょう……)
そして面白いのは形態が変化するにつれ、当初のただ食欲を満たすための狩りから
”そもそも不死であるはずのサキュバスを、なぜ女冒険者は殺せたのか?”
という情報集めも開始したり(つまり知恵が付いたんですね)
システム面やエロ嗜好での変化も若干見られること。
中でも結構感触変わったなぁというのは、第二形態から解禁される戦闘中の「レイプ」。
これはザコモンスターを弱らせた時のみ行えるコマンドで、何度も選択・実行する事でテキストが進行していきます。
もちろん主人公は性欲の化物みたいなサキュバスなので、ただのレイプでは無く……、
小型の妖精なら想像通り「イチモツがデカ過ぎて、前の穴だか後ろの穴だか分からなくなった」オナホ扱い、
大型のモンスターならイラマで歯が何本も飛び、パイズリさせようと上に乗っかったら”バキバキと”肋骨が何本か折れてもお構いなし、
あとは空を飛んでるハーピーを力づくで押さえ込んでペニスを挿入、
気持ち良くなってきたら力を緩めてハーピーを少し飛び立たせ、ペニスが抜けきりそうな所でまた押さえ込んで再挿入、出し入れのサイクルを楽しむ……なんて、
妙に想像できるテキスト力が。(図鑑の細かい設定がここで活きてる訳ですね)
レイプはテキストのみとなっていますが、抵抗するモンスターを壊れようが構わず犯す感じが出ており、正直なにか可能性さえ覚えましたね……。
(戦闘中の長エロと言えばBFですが、本作は犯す側なのでテンポが悪くならない。
おまけに段階エロで、射精まで身勝手に”使う”ですからね……)
そして凄いのは、恐らく変形段階が進むほど性欲が強くなり、並外れた力を反映した蹂躙するようなエロ嗜好になってる事で、
例えば最終段階は感じると射乳もするエグい身体つきに、
脆弱な人間なんかはもうおっぱいを振り下ろして頭蓋骨を割って殺すなんてシーンがありますし、
妖精を犯せば、もうオナホ扱いどころか「自分の巨根ふたなりの尿道に挿れて楽しむ(プジー扱い)」へ、
敵がふたなりモンスターなら、相手の尿道をフィストで広げた上で自分のを挿入するという制服感(「全方向から締め付けられてそこらの膣より良い」らしい)
複根や複玉を持つ相手には、次々と睾丸を踏み割るみたいな男性器への破壊も。
ただあえて言うなら、実は精神的にキツかったのは序盤辺り、
つまり性欲じゃなくただ食欲の為に殺してた幼児期の方がウッとなる事が多かった気もしますね。
「レイプ」が可能になってくると、割と性欲という点では理解できるというか……、美麗なエルフ兵なんかと対峙するや、「ふふ、ぴちぴちのお肌ね……どうやってイジメて犯してあげようかしらねぇええ」なんて、いたぶる気持ちにもなってたり。
そして思ったのは、血濡れになったラミア女王とかが妙に色っぽく……
あぁこれはあれだ、「怪奇、蛇女!」みたいな、お化け屋敷の看板絵のような、おどろおどろしいエロスに近いんだなと……。
考えてみたら、そういう意味では本当の『猟奇オナニー』、すなわちリョナの語源に近いんですよね……。
暴力と血と臓器ゴアの果てに。何か胸を塞ぐものが
という事で、クリアまでは約7時間弱。
さすがに終わりぐらいになると主人公の成長要素も打ち止め、新しい敵も色差分だったりでちょっとダレて来ましたが……、割と区切りまで遊ぼうとすると、がーっと遊べてしまう作品でしたね……。
クリア後は図鑑の完成度で、裏ボスが出現。
ここでは今まで疑問に思ってた事が氷解したり(”なんでモンスター、全員人型なんだよ”みたいな、ゲームの仕様上と思ってた事さえ納得できる。ラスボスの正体の補強的な意味合いも)
既に踏破したエリアに、強力な新種が居たりのやり込みが。
少し寂しく思ってた所に”もう一盛り”があって、何か満足もありました。
創作的に本当に際立ってると思うのは、これだけのバックボーンを匂わせつつも、ホロリとさせるとか、感傷的な所は一切無く、
本当に主人公自体は呵責が一欠片も無い、根っからの化物として描き切った事で、そういう純粋悪なキャラを操作できるRPG、その体験としては相当な稀少だと思います。
(第三形態なんか、ちょっとだけ封神演義の妲己を操ってるような感じというか。こっちはもっと太ましくて行き過ぎてますが)
何か破壊と殺戮に徹底してるからこそ、エンドロールで謎に胸を打つものがあるというか……。
エロに関してはほぼ100%グロな為、そこに興奮できる体質でないと「エロシーンどこ」になっちゃうでしょうが、いやはや、スペックうんぬんでは比較できない、凄まじい作品でした。
DLsiteで買いたい場合、グロゴア表現を抑えたスピンオフ作品も(近年稀に見るガチレイプと……)↓
[サキュバス探訪譚] :DMMでも配信中
ディスカッション
コメント一覧
クリア後に思わずレビューを探してしまいました。
自分の言いたいことを全て言ってくれている熱の籠もったレビューがあってくれて本当に良かったと思っています。
体験版をプレイした時点でこれは最後までやらないといけないなと逃げられない何かを感じて購入を決めたわけですが、「特殊性癖の三乗」という表現はまさによく言ってくれたもので、胎児姦とか脊椎が見えてるくらいゴアな幼児姦というツラかったシーンも、復讐者が一番守りたかった筈の存在をみすみす殺させてしまった救いのない展開も、この世の底を見てしまったような思いと共に嚥下していきました。純粋悪を描き切るって凄いことだなと…。
一般的な性癖で駆動されていない破壊の快楽、リョナゲーの奥深さを知ってしまった思いです。
後日にリリースされた探訪譚のほうもクリアしたのですが、主人公の最後は魅力的で、可能性を感じましたね。
尖りまくった表現ゆえに、奇妙な読後感…プレイ後を残す作品でしたね。
「クリア後にレビューを探してしまう」という気持ち、凄く分かります。
探訪譚の方もプレイされたのですか!
てっきりDLsite用の修正版かと思ったのですが、ストーリーも違っているとは…、それは知りませんでした。ありがとうございます。
こんにちは、このゲームの作者です(;´∀`)
コメント主さん、111さん、ともに熱い感想、ありがとうございます。
「サキュバス・レ○プ残酷物語」がDLsiteの審査に通らず、2度ほどストーリーを改変したものを提出したもののそれでも通らなかったため、一切の残酷表現を削除しようと作ったものが「サキュバス探訪譚」なのですが、諸般の事情により新しくCGを加筆することにし、主人公も新キャラクターになりました。
マップや敵キャラなどは同じなのですがイベントスチルやストーリー展開はほぼ別物になっています。
ちなみに体験版でもストーリーの最後までプレイできるようにしています(途中からCGに隠蔽が入ります)。
探訪譚の方は、主人公も別キャラとなっていたのですねー!
せっかくなので記事最下にリンクも追記しておきました…!