天国の守護者 (製品版)

ACT, R18製品版の感想, ライター:エローン大君

天国の守護者
天国の守護者[ディルドローター] :DMMでも配信中

*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

プレイ動画(スコアアタック):

自動射撃で敵を撃破! 簡単操作で楽しめる爽快感抜群なロボアクションゲーム

ディルドローターさんの「天国の守護者」の感想です。

本作のストーリーは、

機械兵によって人類が脅かされる世界。
エネルギー研究者フレド博士の娘「スノウ」は、機械兵に殺された父の借金を背負ってしまう。
父の遺産を受け継ぎ莫大な借金を返すため、スノウは企業傭兵になることを決める。
スノウが駆るは、スノウにしか動かせない対機械兵殲滅機動「リデルグ」。
傭兵となりスノウが活躍する中、機械兵との争いは徐々に意外な方向へと変わっていくのであった……。

と言ったもの。

ゲームとしては、ロボを動かして様々な兵器と戦う、近未来横スクロールアクションシューティング。
強力なロボや戦闘機、高射砲など様々なターゲットが用意されていて、ステージ内の全ての目標を破壊することでステージクリアです。
次々と現れる敵を撃って倒していくのですが、アクションシューティングにも関わらず「ショットボタンがない」のが本作の最大の特徴。
横一直線にメインショット、そして円形にサーチショットの「サイト」(いわゆる照準器)が用意されています。

そして、メインショットは敵と同じ高さ、サーチショットはサイト内に敵を捉えれば、ドドドドドドと自動的に射撃!
戦場を駆け巡るだけであらゆるところから爆発が起こる様は、重みのある爆発音も相まって純粋に気持ち良いです!
ただし、メインショットは攻撃力が高い代わり、敵と同じ高さにいないと発射出来ないため、敵の攻撃に身を晒すことに。
一方、サーチショットは攻撃力が低くサイトも狭いですが、安全なところから攻撃出来るのが特徴です。
敵との位置取りのみでこれらのショットを使い分け、時には組み合わせて大ダメージを狙う。
複雑な操作無しで、攻撃の立ち回りや破壊の爽快感を味わえるのが本作のウリとなっています。

などと書くと凄く簡単そうなゲームに思えますが、実際には至る所から敵の高速弾が飛んできて行く手を阻むため、そう簡単にはいきません。
守備面では、敵の攻撃を「飛行」や「シールド」で如何に凌ぐかが、本作のゲームシステムのキモとなっています。
自機を狙う高速弾を飛んでヒョイッと軽快に避けたり、飛行だけでは回避不可能な敵の弾幕をシールドで防いだり。
敵の銃撃や火炎放射の音が鳴り響く戦場は、少しでも気を抜いたらやられてしまうヒリヒリとした緊張感があるだけに、回避・防御ともに上手く決まると非常に気持ちが良い……!
しかし、飛行・シールドは使うたびに「SP」というゲージを消費し、枯渇してしまうと無防備になってしまいます。
SPは飛行していない間は自動回復しますが、回復スピードはそんなに早くはないので、SPを上手く管理することが攻略のポイントとなるでしょう。

ロボアクションと言うと、重厚感などを演出するためにややこしい操作性になりがち。
その点、本作では「SPを管理して敵を倒す」ゲーム性を強調するため、自動射撃や軽快な操作性など、かなり思い切った方向に舵をきっている印象です。
特に自動射撃システムは興味深いところ。簡単に敵を倒せることにすることで、様々な場所から弾が飛び交うハードな戦争を演出しやすくなるため、ゲームへの没入感をアップさせることにも繋がっています。

ロボものならではの「カスタマイズ」要素もあり 最強武装・低コスト、どんな機体にするかは君次第

ロボを操縦するゲームには嬉しい、様々な武装を付け替えできるカスタマイズ要素なども用意されています。
装備は最大HPを上げる「コア強化」や最大SPを上げる「バックパック」。
それに、貫通弾の「ポジトロンライフル」、移動速度を上げる「ランナーユニット」など様々。
装備名を見るだけでもワクワク、様々な武装を付けて最強の機体にしたい!……と思うところですが、これらの装備を付けると「機体コスト」が上がってしまいます。
せっかく勝利して報酬金をもらったとしても、機体の運用コストでゴッソリと持っていかれてはたまりません。何しろ、莫大な借金を返さなければならないのですから。
しかし、命あっての物種。カスタマイズを試行錯誤して、出来るだけ低コストで強力な自機になるように目指しましょう。

もちろん、クリアが難しいと感じたらバンバン武装を付けていくのがオススメですし、プレイに自信がある人はノーカスタマイズで縛りプレイしてみてもいいでしょう。
ちなみに私は、ストレス発散のために全ての武装を付けて戦場で大暴れしたりもします。様々な遊び方が出来るのも本作のいいところでしょう。
実のところ、運用コストがかさばるのは確かに痛いですが、借金を返すこと自体は難しくありません。自分の体を売り、男たちの性欲のはけ口にされる覚悟さえあれば……。

プレイ時間はストーリーモード全クリアで、おおよそ1時間半~2時間ほど。
しかし、本作に用意されたもう一つのモード「トライアルモード」(全12面)でのスコアアタックは非常に熱い……!
ハマってしまえば、一気に時間を吸われてしまうことは間違いありません。
ちなみに、ストーリーモードには報奨金がアップする「ハードモード」(被ダメージアップ)も用意されているので、興味のある人は遊んでみるといいかもしれません。

味方との共闘やスコアアタックなど、ストーリー・ゲーム面共に熱いゲームなのだ

本作は(恐らく)ヨガチカ系列の作品ですが、ゲームシステム・バランス共に非常に良好。
その上、ストーリーや演出もイカしていて、個人的に純粋に好きな作品です。
難しい話は抜きにしまして、「ここ好き!」と思ったポイントを挙げていこうと思います。

ストーリーモードにおける好きなポイントは、「ロボット戦争もの」らしさを重視した演出の数々。
ステージ開始時に流れるスチルや会話もたまらないですが、個人的に一番推したいのは「味方との共闘」というシチュの没入感ですね。
時折行われる、空中から敵を攻撃するヘリや、真正面から敵と撃ち合うロボとの共同作戦。
一人ぼっちで戦場に出ていた時とはまるで違う圧倒的な殲滅力に、「この人達と一緒なら負ける気がしない」と高揚した気分になりますが、仲間達は敵の攻撃を受け続ければ撃墜されてしまいます。
そうなれば一気に窮地に立たされますし、何より喪失感を強く感じてしまうもの。彼らと上手く連携するためには、自機が盾や囮になる必要があるのです。

強力な攻撃でターゲット撃破を援護してもらう代わりに、敵の攻撃から様々な手を使って味方を全力で守る。
互いをフォローしあう重要性に気付く時、「戦友」として仲間に更に愛着が沸き「必ず全員で帰ってやる!」と言う気持ちが生まれるのです。
また、ストーリーモードには他にも、様々な謎が散りばめられたストーリー、そしてライバルとの激戦・共闘などの熱い展開が待っています。
一度ゲームを始めれば、ついつい惹きこまれて最後まで一気にプレイしてしまうことでしょう。

次に好きなポイントは、「トライアルモード」でのスコアアタック。
ストーリーモードにおけるスコアは、借金を返す設定のための演出と言う趣が強いもの。
借金は売春でもバンバン返せるので、機体に載せる武装などもあまり意識する要素ではありませんでした。
しかし、トライアルモードでは別。純粋なスコアアタックなので、機体コストなども熟考しなければならないストイックなモードとなっています。
本作ではステージクリア時の残りタイムがスコアに加算されるため、「全部の敵を素早く倒しつつ、被ダメージや機体コストを抑える」ことが重要となっています。

テクニックでカバーできる被ダメージはともかく、攻撃が自動なだけに「全ての敵を素早く倒す」というのがなかなかに難しく、攻撃や飛行などの武装にどれだけコストを割くかが非常に悩ましいのがミソ。
攻撃面は上げれば上げるほど好タイムが期待できるのでコストを割きたいところですが、飛行・シールドで使うSP切れによるタイムロス・被ダメージもかなり痛いのです。

機体のカスタマイズを試行錯誤し、その上で操作ミスを可能な限り無くしていく。
ストーリーモードこそ1時間半~2時間ほどで終わりますが、やり込み始めると数時間単位で遊べるのが本作のもう一つの特徴です。
ステージクリア時に手動でリプレイを保存することも出来るので、敵を倒す順番や操作ミスなどの見直しなども出来るようになっているので、やり込む際はバンバン活用していきましょう。

本作の惜しいところは、アクションエディター4製である絡みで、ステージマップが複雑なところでしょうか。
ツールの仕様上、デモ画面も1ステージ扱いなので仕方が無いところもありますが、「売春しないと次のステージに進めない……!?」と勘違いしちゃったり、次のイベントがどこにあるのか何回か迷ったりしました……。

背負った莫大な借金を売春で返そう…… 多彩なシチュがあるエロシーン、でもちょっと雰囲気が足りない?

エロに関してはいわゆるノベルタイプで、ワールドマップにあるHイベントステージを選択することで見ることが出来ます。
借金を返すための売春やSMショー出演。その他、乱交やスライム姦・レズプレイなどシチュは様々。
主人公であるスノウちゃん以外にもいる女性キャラにも、それぞれエロシーンが用意されております。
スノウが売春の際に見せる初々しい姿や、戦場を共にした企業傭兵とのSEXなど、なかなかにそそる演出も用意されておりますよ!

売春を行えばお金が貰えて借金が返せる上、ストーリーを進めると更にいかがわしい場所に誘われることも……。
無垢だったスノウちゃんが段々と淫らな世界に引き込まれていく様子は、なかなかにたまらないものがありますね。

ただツールの仕様上フォントや文字色などに制限があって、いまいちテキストに雰囲気が出ないのが、ちょっと難点かなぁと思います。
テキスト自体も台詞・喘ぎ声がほとんどなので、地の文を重視してエロシーンへの気持ちの没入度を上げていれば、もっと雰囲気が出たのかなぁと感じるのですが……。
ちなみに、本作にはゲーム内で使われているCGの高解像度版が丸々入っている「イラスト」フォルダが用意されています(CG全63枚、うちHデモのCGは基本CG20枚・差分込で30枚)

エロCGや立ち絵(服ビリ・全裸あり!)はもちろんのこと、ゲーム内では説明されることが無かった友軍機の解説もありますので、ロボものが好きな人ならワクワクすることでしょう。
もちろん、ネタバレ要素満載(というかネタバレしかない)ので、ゲームクリア後に見ることをオススメいたします。

高いゲーム性に舌を巻く作品 ゲーム初心者にも硬派なゲーマーにもオススメできるゲーム

というわけで、ディルドローターさんの「天国の守護者」の感想でございました。
自動射撃という強力なシステムがある代わり、敵の攻撃は雑魚敵ですら超苛烈。
それを飛行やシールドでカバー、消費エネルギーに注意しながら戦場を駆け巡る!
ロボット戦争ものらしい戦闘の激しさを演出しつつ、簡単操作で爽快感を味わえるため、ゲーム初心者でも楽しめる良作だと感じました。
トライアルモードでのスコアアタックも熱く、ロボのカスタマイズから始まり、操作ミスを極力減らしていくストイックさは非常に楽しかったです。

エロ面に関しては、美麗なCGと売春を始めとしたシチュの豊富さがポイント。
ストーリーを進めることで、売春以外の「体での稼ぎ方」が増えるところも、なかなかに面白いと思いました。
ツールの仕様の問題で、テキストでいまいち雰囲気が出ない点が惜しいところではありますが……。

様々な場所で鳴り響く銃撃音や爆発音の中、戦場を往く機動兵器リデルク。
自動射撃などの独特なゲームシステムや、ストーリーの一端は体験版でも楽しめることが出来ます。
特にゲーム部分に関しては、「ストーリーモード6面、トライアルモード7面」という比率になっておりますので、興味のある方は遊んでみてくださいね。