webで作れる、『エロトラップダンジョンクリエイター』をリリース(しょぼい)

ゲーム制作コラム

ェエーーイ、What’s going on

大体半年前くらいに[ありすの乳頭エロトラップダンジョン ミルクバースト!!]を発表した私が、今度はピカピカの新ツール、『エロトラップダンジョンクリエイター』を発表するよ!

本当は自分もエロトラップダンジョンを作りたかったのに、我慢していた紳士淑女の皆様、
これでもう性癖を抑える必要は無い!
このツールがあれば、思い立ったらwebですぐ作れるし、作ったものはすぐテスト出来るし、ファイルをDLして自分のサイトに上げたり、友達と共有して遊んでも良いんじゃないかな…?

……えっなに、
「一応ページ開いてみたけど、なんや分からん」
「ショボ過ぎ」
とか、
「本当にこれでゲームは作れるのですか?」
といった声が聞こえるな。

まぁ人が前に進むために、乗り越えなければならぬ事って沢山あるよな。
俺にとって、その一つがコレだったという事までだ。
この素敵な”ゴミ”を上手く使えば、まぁまぁ素敵な”ゴミ”が出来るっていう寸法さ。

……とまぁ、そろそろ読者の困惑が見えますし、ひとまず経緯を記しておこうかな。↓↓

つくった経緯 全てはスマホ用エロゲの為の捨て石

コトの発端は、『ありすの乳頭エロトラップダンジョン』発表時にまで遡る。

そうですね、発売後の売れ行きが良かったら追加コンテンツをDLsiteの製品版のみに追加して、
今までの本編をフリー版としてどこかに改めて出す、というのもありかも、と考えました…。

と、このコメント欄で答えているように、私は『ありすの乳頭エロトラップダンジョン』のフリー版(web版)を出す為に、
製品版の方のコンテンツをもうちょい充実させる必要がある、
その為に3つの特典をアップデートとして加えたい……と考えたのだった。

まぁ世間的に期待されるアプデコンテンツは、例えば↓

この内容だと、これは別アプリ扱いで、いわゆる「お触りモノ」で「乳首責め特化」が一番良い気がしました。
お触りモノ……出来るかな…(アクティブなのは難しいかも。どう妥協するか、って次第な気もしますが)

といった辺りだと思うのですが(これも三大特典の一つではある)
111はこれを華麗に後回し。

ここ半年で作っていた特典こそ、『エロトラップダンジョンクリエイター』であった……
という寸法でした。
(ちなみに残るもう一つの特典は、

とかの、DLチャンネルの文章をまとめたPDFにしようかなと……。
[ゆきゆきてモンスター軍~レイプ革命~ プレミアム版]でも”ゆきモン開発前夜”とかを添付したので、これも要るかなあと……。
ただもう、あんまり共同制作者とかに悩まないし、そんなドキュメンタルな面白さでは無いんだよな……)

で、特典にしたって他にも色々考えられただろうに、
なんで『エロトラップダンジョンクリエイター』なんだ? って話だが、
前からどこかで語った気もするが、まぁざっと述べれば、
FANZAの電子書籍であったりとか、最近はスマホ向けのエロのヒットが、喧(かまびす)しい訳ですよ。
秋葉原に事務所を持ったり、年収5000万? だったりね。

だが同じDLエロ同人でありながら、ゲーム界隈は果たしてその恩恵に授かれているだろうか……という不公平さはあって。
平たく言えば、スマホでCG集とか同人誌を読む人はかなり居るけど、同人エロゲをプレイする人ってのは、まだ全然キてない訳だからね。

しかしPCユーザーに同じく、”環境さえ整えば”、スマホユーザーだって、同人エロゲを遊びたいのではないか……?

ここに可能性がある訳ですよ。
電子書籍のソレは、まさにゴールドラッシュであった。
億万長者になった人、わたし、何人も知ってるある。
ゲームにも将来的にそれが来るとすれば、私たちは先んじた成功を目にして、
きっちりと準備して、迎え撃てるという事になるのだ。
狙ってみる価値はありますぜ!

という事で、その捨て石となるべく作ったのが今回の『エロトラップダンジョンクリエイター』であった。
スマホ向けのゲームはまず、

・軽くなければいけない
・スマホで遊びやすくなければいけない(スマホの操作に最適化していなければいけない)
・それがエロくなければいけない。

その三点が重要だと思った(私は普段、スマホを触らないのでここからズレてるかも知れないが……)

で、これは、まだスマホ向け同人エロゲの市場が立ち上がってない今ならば、凄く単純な解決さがある。
つまり”シンプル”なゲームであれば良いのだ。
シンプルなゲームであれば軽いのは当然、内容がシンプルなんだから、スマホで遊びやすい対応もごく簡単。
(もちろん成熟するにつれ、複雑なゲームが求められるようにはなるんだろうけど……)

あとはエロ嗜好をどうカバーするかって話なんだが、
一方でCG集の世界を見渡してみると、適度にゲームぽさを醸したエロ嗜好であり、
あと同人エロゲのエロ的にも「肉体変異や状態異常を重ねてうんぬん……」という適度なフェチな重みがあるにも関わらず、恐らくRPGツクールみたいに専用のツールが無いからだろうか?
いかんせん省みられていないジャンルがあった。

すなわちエロトラップダンジョンである。

……このような思考実験を経て、未来への捨て石となるべく、
111はエロトラップダンジョンを専門に作れる、作れるだろう、作れるかも知れない、エロトラップダンジョンクリエイターを開発したのだ。
(今見返してみると、割とツール然とし過ぎというか……
もっと方眼用紙の1マス1マスを削って、作った罠を配置するよ、みたいなゲーム感覚があった方が良かった……か?
だが物事はまずシンプルにやるに限る……)

皆もこれを活用し、DL同人エロゲがスマホに根付いた未来を思い描いて欲しい。
(一応)スマホからも作れるし、作った物も(一応)スマホで遊べるようにしてあるし。

…ただまぁ、制作に半年も掛かったのは痛手だった、
これだ! と閃いた時には、まぁ一ヶ月、最低でも二ヶ月くらいで出来ると思ってたんで、そりゃあ……やってみようって気持ちにも拍車が掛かる、
気軽さの度合いが違うよなあ……。

なんでこの内容で半年も掛かったんだ……という事は、次の項目。↓

(別に飛ばしても一切支障が無い)技術話。俺こそがアウトサイダー・プログラマーだ

さて誰の得にもならない、むしろ自分の悔悟が募るのみの技術背景の話をする。

今回のエロトラップダンジョンクリエイター、まあwebサービスな訳だが、躍進目覚ましい最近のweb技術はまったく用いられておらず、まぁ10年前、2009年でも別におかしくないよね、みたいな技術で作っているのだった。

つまり、JavaScriptならJQueryで、HTMLのDOMを操作して、ツール部分や吐き出したゲームのエンジン部分を描画する。
見た目を整えるのもCSS、
ファイルの読み書きなんかには、rubyでCGIを書きましたよ……。
……世間的にはrubyと言えばrails、もしかして生CGIを書いた人間は割と珍しいくらいになってるのか?
しかしじゃあ代わりにどういう技術を使ったらもっと良く出来ただろうか、っていうのが
もう111には分からぬ、分からぬのだ……。
そんな所も読者に聞きたくて、こんな所に、こんな事を書いてる始末。

今どきはCGIじゃなく、nodeJSとかでやるのがナウいのだろうか……、
それとも自前のサーバーでやってる時点でダメ、当世風はクラウドで、GoogleAppとかでやるの?
FireBase……とかいうのは、ググったらDBを取り扱う場合だと出てきたから、
きっと違うんだろうな……たぶん。

分からん、まったく分からんのだ、そういう技術的な体系から切り離されている。
正規の学問を修めなかった人間が独自に作る芸術をアウトサイダー・アートと呼ぶが、111はアウトサイダー・プログラマーである。
(いやどう言い繕ってもそれは技術的にしょぼいって事にしかならない、アートじゃねえし……。プログラムは効率だけが価値基準だ……)

まぁ111も好きで非効率やってる訳じゃなく、
たまには技術キャッチアップしたろうと思って、せめて公開先を噂に聞く、Herokuというのにするつもりだったのだ。
しかしこれはまずGitにpushしてね、それを反映するよ、という仕組みらしく、
まぁ……今の今までGitHub(ギフハブ)とか触った事ない人間でしたので。
躓いても、Heroku由来なのかGit由来なのか、全然分からず、やはり死亡した次第。

それで安定のレンタルサーバー公開ですよ……。
ちなみにサーバー自体はさくらサーバーであり、2008年に借りたものらしい。
なんだ、やっぱり10年前の技術じゃないか!

ツール部分を動かすJavaScriptはちょっと見もので(特に難読化してないし、webなので普通にソースコード確認できるので、気になったらどうぞ……)
例えば、
罠を追加しようとButtonを押す

罠データに追加・更新

そのデータを(罠を表す)DOM部分に反映
という手順を踏んでいる。

これはあの懐かしいJQueryを基準に考えると、珍しき事である(データを別に持ったりはせず、データ=DOMとばかり、直にHTMLを更新すると思う)
データ基準にした方が、多少余計な手間は生じるとしても、関係性が分かりやすく、コードの見通しが効くよね、という理由でこうしたのだが、
現状、ツールの各部分に対応するだけの親オブジェクトが複数アレコレとひしめいてる訳だが、果たしてこれは正しかったのか……。
DOMの直更新よりは悲劇的な事態を避けられた気がするけど、でもそのせいで、半年とか掛かっちゃった訳だし……微妙…

そして詳しい人なら、ここまで読んだ時点で大概思い当たってるとは思うが、
この更新方法、ヴァーチャルDOMと呼ばれる考え方であり、今ならReactとか、Vueといったライブラリが行っている手法らしい。

既にそんな立派なツールがあるなら、だったら、それを使えば良い話だったのだ。
薄々そういう物がある事に気づいて居ながら、面倒から目を背け、また技術のキャッチアップをせず……何も得ず。
自力で中途半端にマネたりして、無駄な苦労を重ねたのか俺は……。
実に空虚じゃありゃせんか? うう。

あと自力実装のこの形態だと、ツールにパーツを新しく加える度に、なんかオブジェクト周りのコードを追加・修正したりする必要も生じますね。
噂に聞くReactとかVueはそんな手間は極力少ないと聞く、やはり何か間違っているのだろう……

あとパリッとした見た目に仕上げるのもご多分に漏れず苦労しているが、
これも知らんけど、ReactならCSS的なフレームワークもセットなんじゃないの? そう聞くけど。
あーあ、完全にやっちゃったね…。

つまるは、詳しい人が最新の技術でやったら、一ヶ月……とすら言わず、
恐らく3週間くらいで出来る内容なんじゃないだろうか、という疑問が(詳しい読者の方、実際その辺りの見積もりはどのくらいになるでしょうか……)
それに約半年、24週間掛かった訳か……。
約8倍とかそのくらいの効率差。まさにエンジニアの本質的なものを感じる。

これは次なるエロトラップダンジョン・プロジェクトへの長い長い下積みだと自分を慰めるが、それにしても普通のゲームプログラマが普通に行ってる管理を、ただただ遠回りして気付いただけな気もする。
(一作め「ありすの乳頭エロトラップダンジョン」は、データ構造をそのままソースコードに書き付けているので。
対して、エロトラップダンジョンクリエイターは”ダンジョンぽいデータ”を制作できるツールな訳で、これはエンジン部分とデータ部分を切り離しているという事。
早い話、このエロトラップダンジョンクリエイターをツールとしてもっと充実させたり、
エンジンをもっと豪華にすれば、一作めに似た物をより簡単に制作できるハズ……)

言うなれば東京ー大阪間を、別に新幹線で行けば一番速いのに、
特に本当に何のポリシーもなく、ただ自転車で行きました、薄々新幹線という存在も知ってたはいたけど、つい億劫で、みたいな話。
ただ疲労、ただ青春の徒労。ただ疲れる話。
こんなんせめて肯定しようと思ったら、
アウトサイダー・プログラマーとか言うしか無いやろ……。

まあ、ともかく完成した。
エロトラップダンジョンクリエイターで作ったものの配布は自由だし(そこに使う素材の規約は、個別に色々あると思うけども)
スマホでも(一応)動くし。
なんなら、コードもオープンソース的な事だと思っているので、好きに見たり、弄ったりしても良いのじゃないかな。
(ファイル出力のCGIだけは見られないだろうから、そこだけ困るかな…)

動画も使えるようにしたり、脱衣麻雀クリエイターやるかとか、夢は広がりんぐ

ちなみに今はweb版だけど、既に述べた通り、本来は「ありすの乳頭エロトラップダンジョン」の製品版のおまけとする予定。
なのでそのバージョンでは(レンタルサーバーに付き物の……)転送量とかはもう考えなくて良いので、
動画ファイルとかも扱えるようにしようかなと。

最近はVRoidとか出て来たし、まぁMMDとかでもさ、正味、
ちょっとしたエロトラップでシコれるものを作って、配布したいじゃないですか?
本線は実はここだと思ってるんだけど、まぁ伝わらないんだろうな。やれやれ。

そろそろ生活もやばくなって来た111のこと、
残りの製品版特典・お触りアプリとかはアウトサイダーとか斜に構えずに、もう考えうる限りの最大効率で仕掛かろうと思った。
その時になったらまた書くと思います、一体また何ヶ月掛かるでしょうね……。

今回のノウハウを活かして、スマホ用の二人脱衣麻雀クリエイターとかも出来るかも知れないんだけど
(昔、JavaAppletとかFLASHのものとかあったけど、今、スマホじゃ動かんよね?)
今はそんな時代でも無いのかねー、まぁいいか……。