The Monstrous Horror Show (製品版)
体験版
*体験版ver1.00での感想です
怪人が徘徊する廃病院に挑む4人の少女たち、それぞれの物語
それぞれの理由で廃病院に立ち入る事になる4人の少女たち。だがそこは、改造手術が施された”怪人”が徘徊する場所だったのだ……!
いかにもサスペンスな雰囲気、エッチさを振り撒く立ち絵。怯え犯されるCGもまた丁度良い感じで魅力的です
ゲームシステムとしては横視点での探索、ドット感がチープかもですが、Hドットとなると意外に映えたり、サスペンス感は十分にあり、これは良いチープさだな……と。
廃病院の仕掛けを解くべく、あちこち調べてると時折(お約束よろしく)怪人が出現するので、カーテンの後ろやベッドの下に隠れるのだと。
逃げられぬとなったら今まで拾い集めたアイテム(ビンや瓦礫とか)を投げまくる戦闘だ…
怪人に負ければ勿論、他に要所にある死亡フラグに突っ込むとHシーン発生とね。
シナリオも4人分であり、順不同にプレイしてるとそれぞれの関わり方、そしてなんとなく怪人側の事情や意外な接点も見えてくる構成なのも面白い
(時にはあっちの部で知った事をこっちの部で活用、部を超えて謎解きパスワードを推察するとラクだったりね……)
現体験版では1人のシナリオを大部分遊ぶ事ができ、この時点でかなり楽しめてたんですが、ハッちゃけるのはシナリオ終了後から。
なんと監禁した女たちと戯れる怪人側の視点も描かれる……、これもう殆ど5つめの部だろみたいなパートが。
怪人化(体験版の少女だと首切り離し……)されてしまった少女にアイテムをあげて「好感度アップ」、面倒を見てやるエロ……なんてド濃さもあって素晴らしい。
これは一気に持ってかれましたね。
▲体験版でプレイできるシナリオはオタク根暗娘のみ。彼女はその爆乳に目を付けられ、ギャルJKに売春を強要されそうになっていた……
なんとか厨二っぽい後輩に助けられたりしてますが、そんな彼女の行く末は体育教師がくれた暗号みたいな手紙を貰って、大きく変わる事になる
▲暗合を解いてしまい、彼女はそれが指し示す廃病院に足を踏み入れる事に……
あちこち調べてフラグ立てしていきます(途中でギャルJKや後輩との出会いの回想も入りつつ……)
▲しかしそこは正体不明の怪人が徘徊する場所だった!
捕まり、戦闘に負けると陵辱ゲムオバ……(HP代わりの「正気度」が減るほどこっちに近付いて来てなんかカワイイ)
▲途中、怪人に犯されまくってるロリを見付けて助けねば! と勇気を出してみたり……
▲ロリと一緒に行動中。謎解きせずに外へ出ようとしたり、危険なギロチン罠が始動してたり。
この時に限ったエロが色々ありそうでした(体験版では見られず)
▲なんとか謎解きしてあと一歩で脱出という所で、怪人が立ち塞がる!
実は助けたロリこそが改造手術をしまくってる一番悪い博士だったんだー!
しかしオタク女もこの戦いで一皮剥けていた、いま内気な自分を……変える!!(熱い流れ?)
小便を垂れ流しても勝てっ、正気度が回復するぞ
▲まぁ負けて陵辱はもちろん…(博士のにっこり……みたいな顔、ゲス表情が活き活きしまくってて良い)
▲勝っても結局犯されるし、しかも改造されて首だけ怪人にされちゃうんですけどね
各シナリオの終わりに改造した女を嬲る怪人側のパートも……。性癖全開だあっ!
▲各シナリオが終わると、女たちを監禁する怪人視点のパートが。
シナリオ途中に実験資料を拾ってるとここで読めたり、「ビン」を沢山集めてると道化師みたいな口調の怪人17号がヤラせてくれる。
ダルマ状態だからね、口の横の縫い口からおちんぽを出し入れしようっと……
なんかジャンル変わって更にノリノリになって来たな??
▲改造され怪人19号になってしまったオタク女の面倒を見るエロも……(首だけなのでオシッコが自力で出来ない)
豊富かつ脳がズガーンとなる行き切り感が素晴らしい
▲違う娘のシナリオも冒頭のみ確認可。実はふたなりでオタク女に欲情してた体育教師、失踪した彼女を探して廃病院へ……怪人と素手で渡り合うのがスゴかったり。
ギャルJKは放蕩売春生活からトラブルに巻き込まれ……とかね
▲一番重要そうなのが厨二病ぽい後輩。実は金持ちの社長で博士の天敵らしく、SPを連れて廃病院に挑みますが……
途中の壁尻エロのパンツ食い込ませ加減からのアナルぽっかり、良い描写感だ
体験版はプレイ1時間30分超くらい(キャラ一人+三人の冒頭プレイ)
体験版最後までいくとタイトル画面も変わって一つ驚きが。良い作り込み。
厨二女のパンツ食い込みしかり、オタク女の初めのパイズリ交差差分だけでも伝わってくる物があるんだよね。良いな
製品版プレイ
クロックタワーだと思ったらアダムスファミリーで、でも実は仮面ライダーだった!
プレイ9時間弱でトゥルーエンド。
体験版で『怪人が潜む廃病院に挑む4人の少女たち』(言うならクロックタワー)というのを感じ取り、またその体験版も最後までやると「ぶっとんだエロシチュ」「怪人側の視点でのエロもあるのか!」なんて驚かされましたが、製品版ではそこからも更に二転三転。
斜め上の相当なエスカレート具合。
▲実は怪人側も一枚岩では無い……と分かる黒ギャルJK編。
ジャンプで避けつつ逃げるんだ! とかあったり
絡み合うストーリー、奇想天外な性シチュ、キマりまくったスチル!(出番一回きり、数えたらほんの数秒? くらいの場面にさえ、気合い入った絵が用意されてるインパクト……)
まぁ”Horror Show”かはちょっと語弊があるかと思って(ホラーと言っても怖い奴じゃなく、ハロウィン的な周り、ゴスチックな意匠の意味でのホラーだ)
それより体験版でも分かると思うけど、もう見た目で首が離れてるし、言うなら(これも難しい塩梅だが)「猟奇コメディ」なのかなと……。
各キャラの章を見ていくと、悪の首魁たるマッド博士ロリババアでさえ完全には掌握し切れてない怪人もいるのか……、とか見えて来たり、あとは奮闘空しく怪人に改造されてしまう少女たちの、まぁこの生活も悪くないか……みたいな雰囲気(怪人側パートでのエロ)も併せると、つまり、あっ、『アダムスファミリー』みたいな感じかな? と何とか座り直して受け入れたのがメインキャラの4章分が終わるまで。
ここだけでもう当初のコンセプトは達しているんですが、物語的には更にもう一盛り上がり、二盛り上がり……
▲戦闘場面の立ち絵とかめちゃくちゃ格好良い物が多いです
序盤ではアダムスファミリーだと思ってたのが、怪人同士の戦い、怪人とは、ヒーローとは!? という仮面ライダーになっていたのだ(これ、実は作品中でも結構重要なワードであって、触れるのに躊躇しますが)
更にそこにエロ同人らしい欠損! 合体! 孤独! みたいな趣味とキーワードで包み。
予告で触った時、改造後のシチュ……つまり首切り離してのエロとか、”拗らせ切った性癖だ”と思ったのですが、実はそれも「物語のための趣き」だと分かるのだ(逆に性癖としては、いちおう雰囲気的に猟奇エロ=リョナではあるかも知れないけど、グロは入れようとしないし、半分くらい肉体強調を煽る為にやっているというか。
コアかと思ったら案外一線を引いてたり、ただモチロン一般性癖としてはちょっと括りにくかったりの混在加減……)
出会った時のインパクトを重視されたのかなとは思うんですが、サンプル画像にそういったケレン味溢れる、溢れまくり……を匂わせる所が殆ど無いのはどうかな、勿体無くないかな……とは思いつつ。
章をまたいで絡み合う関係性、明らかになる物語の全容
▲既に改造されてしまった生徒を見付けたふたなり先生。身体を動かせないのを良い事に一枚板の向こうで……?
このエロシーン、コント的でありながら肉体強調もされてて大好き
そんな感じ、戦闘とかはありつつも基本ADVなので筋書きは書きませんが、物語の構造として少し触れておく。
純粋な「怪人から身を隠しつつ脱出を目指す」を楽しめるのが体験版の根暗オタク女編なんですが、実はこの「身を隠しつつ」というゲーム部分は章ごとに変化。
例えば体育教師編ならむしろ積極的にザコを蹴散らしながら進む(ちょっとしたアクション)だったり、
頭軽そうな黒ギャJKはキーアイテムになりそうな存在感の銃を冒頭で入手、実はきちんと頭を働かせ、廃病院構内ではなく地下をメインに探索していく。
それぞれの侵入経路、その度ごとに明らかになっていく怪人側の事情。
順当に選べば最後の章、一番秘密を握ってて高スペックそうな厨二ロリ社長(まず2Fに居るはずの武装秘書との合流を目指す……)ですが、この章ではむしろ怪人を罠を張って待ち構える……という流れ。
でも実はドジっ子属性も相当で、あちこちで失敗した時のエロ多めというのは、ゲームとエロがだいぶシンクロしてて良いなと思いましたね……
▲厨二ロリ社長編では怪人というよりド変態の犬モンスターから逃げなければ……。一体誰なんだ…(ある意味、悪堕ちよね)
そして各章ごとに微妙に時系列が異なっており、有り余るスチルもあって毎回驚きの展開を見せてくれる。
サブイベントを集め、淫乱全開な黒ギャJKが実はちゃんと赤ちゃんを産みたい理由、また体育教師のふたなり(コンプレックス)を知り、シンパシーを覚えて行く……だったり、章を超え、キャラが、関係性が、物語が絡み合い解き明かされる。
(黒ギャル編で「保健室の先生がほとんど居ない」と僅かに呟いてた話が、体育教師編ではマッド博士ロリババアを見た瞬間に「保健室の先生じゃないか、なぜここに」とピンと来る。
では何故マッド博士ロリババアが保健室の先生だったかは別の章で……と)
そして全てが明らかになった時、4キャラとも捕まってしまっている訳ですが、+αの隠し章、更に……。
Hも物語ボリュームも分厚し このケレン味、かつての商業ADVエロゲ全盛時代を彷彿とさせる?
▲各章の終わり、怪人視点のエロ(調教パート?)
いつでも犯せる感の強調かドットエロアニメがあり、好感度MAXになるとコスプレHさえも……。
Hシーン数は59と明記されていますが、筆が走りまくってるのが分かる絵、とりわけ差分も相当多く、それによって描き出される肉質はとても魅力的。良い物見たな、という気分に。
と同時にシチュとしてはたっぷりと濃厚。
(特に後半、改造された境遇を受け入れてからと、複数プレイがだいぶ多くなってからは)かなーりお腹いっぱいになりましたよ……。
59なのはあくまでH数、いわゆる一般スチルも含む基本枚数で言ったら、余裕でその倍は行くと思う……。
EDだって付属テキスト=最初から意識する、章を跨いだ分岐の種があり、エンディング3種類という。
気が付けば、廃病院で終始する物語だし小ぶりなものだろう、という予想を数倍は超えたボリュームを喰らっておりました。
▲もの凄いスチル量の一端が窺える食事風景。喧嘩っすんなやっ
改造とか何とかやってる事はスゴイのに、嫌悪感が湧かないのもコメディの賜物でしょうか
あえて箔を付けた言い方をするなら、この物語の行き切り方とケレン味、自分がそれを経験していないのでつい語尾は弱くなってしまうんですが、
これがつまり美少女ゲー全盛の時代、商業エロゲの物語感(に類するもの)なのか? などと思いました。
昨年の[Demons Roots]がアリスソフトをリスペクトし、かつての中の人も称賛するくらいでしたが、ならば本作の高練度でありかつ大迫力のケレン味、こちらもあの頃の商業エロゲADVを継げる気風なのではないかと……
関連:
敵が現れたら隠れるのだ、同人エロゲだと
[UnHolY JaiL -Complete Edition-]
がやはり一番メジャーか
とかも。
それぞれのシナリオを描きつつも大体まぁレイプ、
[夜のキケンな帰り道 -生ハメレイプで拉致監禁-]
とかも思い出す
デュラハンみたいな首離れが好きなら、ゾンビ姦も好きに違いない(偏見?):
[LOVE IS UNDEAD ラブ・イズ・アンデッド]
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