うさみみボウケンタン (製品版)

2022年6月27日RPG,R18製品版の感想

体験版プレイ

昔のフリーゲームなんだけどギャグでしかもゲーム的に面白いという[D.D.-黒の封印-]みたいなRPGがあったのを思い出しました。
そうでした、お笑い・ギャグってのも一つのコンテンツ足り得るんでしたね……と思い出した感じ。
ギャグとはいえ筋道立ってるってのが大事なのかね……こう、シリアスと交互にやる事で凄い楽しくなるんだよね、不思議な脳の効果。

伝わってるか不安ですがプレイしてると良い具合に楽しくて、実は割と購入プレイする気がかなりあるんだ(遊ぶ時間が無い……)

製品版プレイ プレイ約4時間、クリア

MOTHER的な、価値観にハッとさせられる会話を挟みつつ片道を進むよ

僕達がもっと仲良しで、優しかったら、こんな事にはならなかったのだろうか?

体験版プレイで覚えた感触よりも自分の想像以上に売れていて、(エロRPGですし)その大半は可愛らしい絵柄に惹かれてるのかなあ……と思うのですが、この作品の真価はやはりストーリーかな、と思う。

まず体験するのは(これは体験版でも少し見えてましたが)
モブのふわふわしたファンシーキャラとの会話がいちいち楽しいな、センスあるなという事で、これをなぜかと煮詰めてみると、
大体が「見た目からある種の決め付けをする」→「予想外の事を窺わせるモブキャラのセリフ」→「意表を突かれた反応とか驚き」という形式を短いテキスト、ウェットに富んだやり取りに収めている。

例えば本当に端役なんだけど、世界旅行をしているかたつむりというのが居て、当然、遅すぎだろ……というのが誰しも初めに考える事だろうけど、
「そのぶん景色を楽しめるし、みんなに助けて貰えるから楽しいよ」
というセリフの暖かさに繋がると。
これは同時に”違う価値観で見ること”を訴えてもいて、ゲーム的には基本片道を行く本作、なるほど、これはMOTHERとかMOONといったRPGに近いテイストを持つ作品なのかなぁと。
(一つ一つの言葉をメモして取っておきたくなる感覚……)

心に突き刺さる優しさと犠牲のストーリーへ

ただそういう暖かく優しい世界で、時おりハッとさせられる肩抜けた感じを楽しむ……という所から、中盤を過ぎると一気に、直接的に心にぐいぐいクる感じとなる。
(それまでの何となくの伏線もあるのだけど)

……言うなれば、後悔と優しさ、自己犠牲と世界のお話。
何とはなしに泣きたくなる事がしばしばで……、というか今でも思い出してふいに泣きたくなる、そういう所にある感情にビシビシ来る。

展開としてはそんなにロジックを周到に組んでる訳でもないし、割と王道な着地だなと思う所もあるけど、ふいに心に刺さって涙をガードできない、というような……。詩的なのかも知れない。
(まず童話のような誰も傷付かない世界に迎え入れられ、そしてそれを成立させていたSFと優しさと「選択」の話を知り、そして……という構造)

クリアまで4時間。
あえて言えば、あまりのめり込んでプレイするゲームじゃなく、ちょびちょび大事に大事にという感じでプレイしましたね……。

和姦だけどちょっと変態なセクハラエロも多いんだ

エロとしては、旅の中で女の子がどんどんデレていく(好感度次第で3段階)
その為にちょっとモブと話し込むのも良し、たまに少し隠された所にあるH箇所やアイテムを探してみるのも良し、という感じ。

エロ嗜好としては「和姦でちょっと変態的なこともする」というのがポイントかな、
後になると「パンツのクロッチのしみを広げて見せて貰う」
「おしっこしてる所を見せて貰う」
「ちっぱいズリ」
「おつかいに行かせた後に、膣に繋がった魔法のオナホールで人前でさんざん抜き差し」
などを、ラブラブな反応を楽しみつつ出来るようになるのだ。

そしてこのエロプレイの数もスチル入る物から、立ち絵へのセクハラ含めるとかなり多め。
(段階変化もありますし。もしかしたらセクハラとしてはデレてない状態で変態プレイをさせるのが一番興奮するかも知れない……、そもそも好感度高くないと行えないエロもありますが)

なにげにエロの満足度も高いのですが、
自分にはお話が涙腺に来すぎて、ちょっと心を切り替えられないというピュア故の難点がありましたな……(エロRPGなのに)

製品版の感想はレメラボさん(隠れたエッチ箇所の攻略も)、
アクナキさんが書かれていました。

関連:

[Asmodeus Delta ~パンツを求めて~ episode0]
とか

[勇者と魔法使いとおとぎの絵本]
とか

[ドット彼女]
が浮かびましたねえ