VERITAS HARRIER (製品版)

SLG,R18製品版の感想

数年前から「戦略SLGどんなのがあるかな」とDL数でソートするたび、大体このサークルさんの作品が上位に来てて、前から気になっていたのですね。
それもそのはず、[雷神7]は発売こそ約5年前ですが、アップデートは今に至るも続けられてて、そこが「気になるけど、いまさら手を出しにくい」という状況にもなっていた。
そんな作者さんの新作SLGが、このたび登場という事で、さっそく遊んでみました。

宇宙戦艦、戦闘ロボット。男の子テンション上がるSF世界

コクピットスチルコクピットスチル。液体でパイロットの動きを増幅するアレだ

近未来の世界。資源の支配をもくらむ帝国に、技術で劣る共和国の切り札は、主人公たちが乗る浮遊戦艦!(搭乗員は女の子多し)
格納庫に並んだ戦闘ロボット、入り乱れる各思惑とSFギミック感。
プレイして10分程で、長い人気がスッと納得できました。
自分はあまり宇宙世紀とか詳しくない人間ですが、それでもやはり血沸き肉踊るものが。
これはもうオタクの根源的な物かも知れぬ…なんて。

ADVが軸かも。でも緩急与えるSLGのテンポも楽しい

立ち絵立ち絵は意外に優しいタッチで、良い意味で驚きました。なんだろ、ガンダムとかのイメージがあるからかな…

ゲームとしては、搭乗員との会話→格納庫(戦力の整備)→出撃が一つのフェーズ。
これを繰り返して、戦線を解放していくことになります。
始める前は勝手に、黙々と数値と向き合うSLGだと思ってたんですが、
一区切りごとに入る敵国の情勢だったり、毎回の女の子との会話で世界観を覗かせたり、意外にADV色強めと感じました。

ロボット格納庫に並んだいかにもなロボット…というだけで興奮せずにおれない。パーツのスチルもあるぞい!

しかしSLG部分も濃密な戦略でこそ無いものの、
ロボットをどう強化するか…という格納庫シーン、
(”パーツを本部に発注する”・”功績を上げないと認可が降りない”という手続きの設定もなんというか、くすぐられる)
いよいよ出撃となり、戦闘ロボごとの近接・遠距離を考えてどこに配置するかという編成、
実際での戦闘での速いテンポ、
全員出撃すれば勝てるのは当たり前、むしろ相手の状況に合わせてどう戦力を温存するか…
(最新鋭機なので局地戦での勝利は当然。むしろ長期戦こそが問題なのですね)
という思考が要求されるのは、ADVを軸に置きながらも、良いスパイスとなっていそうでした。

戦闘戦闘。選択→即攻撃アニメという、抑える所を抑えた上での軽いテンポも良い

お話は独り善がりのSF講義にならない程度に。
また戦略は、クラクラするような数字群でもなく。
ほどよい具合のクドくなさで、楽しみやすそう。
お約束の上での「そうそう、そうだよなあ」「お、なるほど、18禁ゲーですしそういう展開をしますか…」
なんてワクワクを止まないまま、ダレずに物語を進んでいける感覚が非常に快かったです。

女性パイロットとのラブエッチ。シモの男の子も喜ぶね

会話選択シーン会話の相手選び

パイロットの女の子たちを連続出撃させると、熱を帯びてダウンしてしまいます。
ケアする必要がある…という訳で、この時に会話モードで話しかけるとHシーン開始。

Hシーン1 Hシーン2Hシーン

主人公をパパと呼ぶ性的に無知なロリ子だったり、歳下の元気な子だったりと、ラブエッチで処女開通。
このテキストも長め、しかもエロ描写でというよりキャラクターを描写する感じの長さ。
システム的に以後、同じ子と何度もエロしそうでもあり、これはまさに物語の楽しみに華を添えそう…

敵国立ち絵1 敵国立ち絵2敵国の軍人たち

また製品版では、敵国も一枚岩では無いらしく、どんどん新しい女の子が仲間になっていきそう? な気配もあり…。
派手な演出こそ無いですが、安心して・素直に遊べる、実直な造りだ…。
と感じましたね。

ゲームとしては割と朴訥かも

元々、本編雷神7シリーズのスピンオフADVという事で、ゲームの展開としては割と淡々と進む感じ。

かわいい子たちが多いぞ

さすがに最後辺りになると、ダメージが集中して武装が壊れたりで、ちょっと慌てる事もあったけど、とりあえず普通にやってればほとんどリトライしなくてもいいバランス。
(ロボットのHPは戦闘終わったら完全回復するし、修理費掛からない。
帯熱はH・薬以外では、休憩させていてもほとんど引かない…とか、温存・運用をそこまで考えなくてもいい)

敵軍の歪な新兵器投入!

ストーリー面は、敵のいびつで無骨な巨大マシンや、新型機に乗り換えるぞーって展開に”うんうん”と。
しかし悪く言えば予想の範疇なので、もっと度を超すまで、濃く・しつこく語っても良いと思ったけど…(それはそれで鬱陶しいだろうか)
あとなにしろシリーズ初なので、時折ほの見えるえぐさが印象に残った。
ここだけお約束のガジェット感からいきなり外れるので、驚かされるという。
体験版でも言ってた皇子の”趣味”ってくだりも今思えば、それを示してたのね…

裏テーマはSM…?

きれいなCGなので、量が少なかったり、差分エロで何とかするのかな…と思ったら、予想以上にHシーンが豊富。
数えると全部で49シーン、ほとんど毎戦闘後エッチしても、まだ追い付かないくらい。
正直一周しただけでは、Hシーン回収率50%という感じ。

お気に入りの子ができると、Hシーンも捗りますよ

一つのCG辺り2~3回の差分なので、割と次から次へと新しいシチュに移行していく感覚で良かった。
基本はメインの3人の隊員とのラブエッチながら、NPCのエロも入ったり。
なんだヌルいラブHオンリーかと油断してはいけない…、後に行くほど、二つの穴に玩具をくわえこんだり、かなりハードめのエロも増えていって、これは嬉しかった。

足がピンとなってるのがリアル

そして激しい陵辱シーンも…。
時折入り込むえぐさといい、明るいSF物語の下に、裏テーマとして猟奇とかSMがいきなり覗くような所があるなと。
(そういえば本編シリーズもそんな風だと聞いた事あったような)
実際にはそれほど多くないけど、安心してる所に、ふいに来るので目立つ。
HシーンのSM感は普段との地続きで嬉しいけど、物語上のショッキングは突然って感じがして(前々から臭わせてる所でも、”そこまで直接書いちゃうかあ”みたいな)
何か少しの違和感を覚えた。
だがそこが特徴的だし、”戦争の一筋縄でいかなさ”を強調しているのも確か。
そして

エンディングがちょっと違う2周目があります。
詳しくは言えませんが、トラウマ注意的なシナリオです。(ブログより

やっぱり猟奇じゃないか!
やっぱ本編中でもヒヤヒヤさせられた、あの辺りの処置ですかね…(楽しみになってきた)

トラウマ注意な二周目…だと

二周目は”ちょっとエンディングが違う”らしい…と、大きく期待してなかったのですが、いや、かなりの違い。
一周目でもちょっと考えれば違和感あった、味方側の黒い所が見えていきます。
その為のもろもろの描写だったのだね。

新キャラ一周目では出なかった子とかも出現

”トラウマ注意”ってそういう方向かあと…。
確かにこのHシステムでそういう結末は、インパクト。
正直モヤモヤと…。
これは一周目あればこその感情で、ある意味、ADVの醍醐味的とも言えるでしょうか。
本編[雷神7]にもちょっと繋がっていくみたいです。

アナル

ちなみに二周目は各隊員のエロフラグを引き継ぎ。
初めから淫乱な子たちとなるのでした。
特に後半に入ってからの、それぞれのアナル開拓がちょっとお気に入り。
(結構くわえ込む感じで…)