優艶の花 続 淫縛の館 (製品版)

SLG,R18おさわりモノ,製品版の感想

調教が、責めが、リアルタイムにモーションに影響! 現時点で2D最高峰の調教ゲーかも

体験版のデモを観た時には、3Dモデルの動画を作られて来たサークルさんの持つ技術と、二次絵(2D)が渾然一体となった様な映像に目を奪われ、
”これは映像的には[奉課後輪姦中毒]以来の衝撃が走ったかも……”などと唸った訳だが、いざ実際にプレイしてみると、今度はその調教のアクティブさに震撼させられた。
まさに時代の先端、といった凄みのある作品だと思う。

一言で特徴を示せば、
『異様に責めまくれる、迫力満点のリアルタイム調教ゲー』
という感じ。

これがなぜ凄いかと言うと、例えば現在、Live2Dでのアニメーションが花盛りである訳だが、しかし概ねエロRPGとかを見ても、場面に応じ、決まったアニメを再生するといった範疇に留まってる物が多い。

アニメ再生だけなら、極端に言えば動画であっても事足りるのだが、
本作はUnity上でリアルタイムに制御点を持ち、それ故にリアルタイムに干渉できると。
こういうと、つまりはFLASH時代のおさわりか、太腿とかをクリック&ドラッグでぱかっと開いたり出来るのか……という所だが、それもやや毛色が異なる。

調教が、モーションに影響する。
(単なる再生ではなく、干渉によって変化するので、あえてアニメでなくモーションと呼ぶ)

まず調教時の操作だが、各責めごとに大体マウス長押しか単クリックかの二通りが存在。
これにより例えばペニス挿入で、ピストンをぬぷぬぷ楽しむか・強く突くか、などが分かれる。
更にピストンなら、「マウスを傾ける方向」によって責め角度が変化、それに応じて咥え込む若妻も、蹂躙している調教師もモーションが微調整される細かさ。
そしてそうこう角度を変えつつ責めていると、たまに”良いスポット”を探し当てたかの様な反応があったり、また特別な会話イベントも流れたり……。
プレイヤーの操作で若妻の弱点を手探りする、このアクティブさよ……。

そしてそうした調教の一日が終わると、部位ごとの調教Lvが上昇、あとはそれに応じてか、肉体に「スキル」と呼ばれる属性が追加……。
これにより例えば、乳房で初絶頂させた後ならば母乳が溢れ出す様になり、クリ絶頂させれば陰核が大きく(モザイクで判断し辛いのが勿体無い……)
翌日からはクリ責めでの絶頂がより早く、といった次第。

そして、そんなパラメーターが蓄積するほど、新しい体位(7種)やその中での責め(3〜6種くらい)
初めは手だけだったのが羽根や電マ、ムチ、ビリビリ電気棒などの責め具、
あるいはローターといった他の責めと組み合わせられるオプション系……と加速度的に、まるで掛け合わせとばかり、あれこれ解禁されていく。

……つまりはマウスで乳房を揉む強さや揉み方を調整したり、かと思えば羽根で乳頭をくすぐったり、電マでぶるぶるさせてみたり。
そうするうちに、初めは単クリックで乳首を思い切り摘み上げてミルクを噴かせていたのが、やがて平常のちょっとした責めでも長く、ぴゅぴゅっと多量に噴くようになる肉体の変化に驚かされる……。
オプションで「放尿器」を付けたまま他の調教を行っていたら、限界を迎えたのか失禁してしまい、スキル「放尿癖」を獲得。
以後、他の場面でもすぐお漏らしする、いやらしいカラダになる……

これらに動的に干渉し、ビジュアブルにフィードバックがあるのだ。
中盤頃になると調教にもやや工夫が要るようになるけど、初めなどは自分のしたい通り、考えた通りに淫らに変貌を遂げる若妻……、そんな感覚がありました。

調教された肉体により、連鎖的に巻き起こるいやらしい性現象……

これは技術的に言えば恐らく、母乳や失禁などの液体系と、あるいは乳房や責め具、身体の傾きなどを「揺れ物」として実装しているって事になると思うのだが、
しかしこれらを調教の絵作りに用いると、ここまでカバー出来る範囲が広いのかと、その表現幅に驚かされました。
(「揺れ物」は正直、動画で胸を揺らすくらい……だと思っていたのが、これもか、こういう使い方も出来るのか……と。)

そうしたLive2D的な制御点でのフルアニメ、その制御点にいかに影響するかの技術・魅せ方としては現時点で同人の最高峰かと感じましたし、つくづく他業種の才能(今回の場合は3Dか)が転用された時の、ポテンシャルの高さには慄く……。
(マイナーな話になるけど、自分がプレイした中では[なでなでおんなのこV]とかもUnity製で、かつその責めっぷりにやはり同じ路線を目指していたのではと今にして思い出されるのですが
ただこれは自力での構築であり、ところどころ絵が破綻していた……事を考えると、それを高い水準で成し遂げた事の偉大さが分かるというか……)

終盤などは今まで累積した肉体のスキル、オプション責めまで一斉に掛け合わせられるものだから、
乳房全体を歪ませるかのような「乳首クリップ」で、滝のように母乳が飛び散り、
アナルへの激しい抽挿に「失禁」が、身体が傾くのに合わせて黄金の弧を描き、「アヘ顔」を晒したタイミングでの中出し……!
とか出来るようになる。
それら全て、自分が起こすのだ。

これら調教の成果が、連鎖的に発生するのがえろいのだな……。
これはまさに全体を一つのアニメ、動画で捉えては出来ない、モーションと物理現象が連続的に起きるからのエロさである訳です。

いちおう調教SLGとして留意しておくと、実はそこは意外に平易。
若妻の体力や日数制限は無いし、各パラメーターの値が溜まれば新しい段階へ、というフラグ管理で数値的には凝っていないのだけど、
いや、そもそもまずそこに至るまでのアクティブさがシコ。激しい絵面で、そもそもそんなコトを冷静に考えさせないクオリティーなんですよね……

いかにもアクティブに調教してる空気感を醸すゲージ要素

アクティブに調教してる時のゲージについても工夫が感じられて、
快楽ゲージがMAXになると絶頂……とまでは予想が付くだろうしそこはそうなんですが、
もう一つ、例えば自分の場合だと、好きに乳を責め嬲ったせいで、乳の調教Lvだけが極端に偏って行き止まりに。
そろそろ他の部位も躾けねば……となったのですが、ここでちょっと一手間掛かったんですね。

何故だとゲージを良く観察していると、実はせっかくアナルの快楽ゲージを蓄積していても、先に乳での絶頂が起きると、他の蓄積は一気に霧散してしまう様子。
乳Lvは発達しまくってるから当然そこがイキやすくなってますし、また「放尿癖」の弊害なのか、何かゲージがMAXになる手前くらいでお漏らし現象が発生、これまた元の木阿弥に。
軽イキで漏らしてないで、本気での絶頂をお迎えしろよ、この! と言いたくなる事にしばしばなったり。

これなどはつまり、序盤は好き放題にイカセまくれば良いのですが、
中盤を迎えてからは特定部分に絞ってじっくり責めたり、あるいは焦らしたり……というプレイスタイルを促進しているのではないかなぁと。
そうしたいかにも調教めいた手管へと、自然に導かれるのには感心しましたね……
(済みません、自分のプレイが下手なだけかもですが……。
ゲージに関しては一応説明はあるものの、実は全部教えてる訳じゃなく、色々隠れた仕様があるっぽいので。
でも多分その隠れた部分こそが調教ゲーの深みで、全部分かっちゃったら今いち興奮できないってのもあるよなあと……。
基本的には好きに責めていけば、次第にUI演出や反応とかで、気付いていける様になってると思いますし)

またその点で言うと少し驚いたのが、「嫌悪」という反応。
これは例えばアナルやまんこLvが低い状態で、「産卵」みたいな変態プレイを行おうとすると、このUIが表示され、ゲージが全然上がらない。
まだ早いって事か……と悟る訳ですが、あえて強行してそのまま続行していると……?
じょじょに嫌悪アイコンが点かなくなり、カラダが慣らされたって事なのか、快楽ゲージが上がるように……。これはつまり
「時に怖がるような、ハードで新しい性癖の扉を強引に開けさせる」
というね……、いかにも調教というのを、ごく小さな駆け引きで上手く表現しているなぁと感心させられたものです。
(もちろん、弱い責めでも時間掛ければOKなので、調教の自由度はありますが)

また既に触れましたが、リアルタイムに責め、嬲る調教をしている所に、条件を満たすと差し挟まれる会話イベントが予想以上に効果を挙げてる。
これはつまり実績解除なんですが、この条件が多彩……。
恐らくですが、マウス角度や強さによる「一気にゲージが上昇した責めを行った時」であったり、あるいは中出しを連続で行った時。
かと思えば、クンニ中に「失禁癖」が発動した時……なんて、”ここぞ”という場面でもしっかりと。

アクティブで自由度が大きいだけに、こうした自分の調教がしっかり上手く行ってるという確認が嬉しかったり、また好きな責め方をしてみせた後に、そういう特別な反応が入るのは、素直に興奮が倍加。
地味なポイントですが、これも調教ゲーとして優れてる部分に思いましたねえ……

乳責め中心から、SMや変態的な嗜好まで……。これでもかという調教の果て

体験版のデモでは乳責め中心の性嗜好かなと感じたんですが、確かにそこは存在感が強いものの、他にSM的な拘束系や、道具や機械を使った責め、そして純粋に変態的な責めも。
後半に掛けては怒涛の勢いで大掛かりなシチュが解禁、弄くり倒しがやや飽和してた所に、更に一段、別種の感動をもたらしてくれるのでした。

SM系で言えばムチなんてのは序の口、珠付きのパールを電動で動かし、アソコに擦り付け(…マウスで逆回転や凄い勢いにしてみたり、足が浮き上がるほど釣り上げてみたり……)
三角木馬ではオプションで「重し」を付けて責め苛んだり、ここでの単クリック、「ホースから山芋が流れ出し、痒くて溜まらないので自分から腰を振るようになる」なんて、いかにもマニアだなぁと……。

他に変態系は、アナル浣腸から始まり(さすがにスカトロではなく、液噴出なので安心……)
ここではやり過ぎるとカラダががくがくと震え、ハイライト消失のレイプ目なんて珍しい反応でグッと来たり、
既に述べましたがクンニからの飲尿、あるいは産卵プレイ……(単クリックで植え付けた後にマウスを引っ張ると、息んだ後、アナルからぽんぽんと……)
オプションで「愛液ポンプ」、つまり口とおまんこを直結した状態で責めて自分のを飲ませるなんて嗜好であったり、
あとこれは機械系の責めでもありますが、
クスコ的なので膣口を完全に開かせ、そこに細長く、先が高速回転する磨き棒のような物を押し当て、潮が噴き出すスポットを探り探り……いかにも後々、肉体スキルが付属しそうな「子宮責め」とか……。
(こういう膣やアナルをぽっかり開くエロの時は、愛液が普段よりもねっとりと、糸引く物に変わってるのもとても細かいんだな……)

あと乳に関しても最終的にはきつく縛り上げ、まるでひょうたんを横に倒したみたく変形させてみたり、乳腺を拡張するように、乳首の先へ細い針を刺す器具まであったり。(さすがに「嫌悪」反応が高いが……)
乳マニアとしても、納得の位置付けになっていました。

いや、もし初めからこんな具合だったら割と自分も引くかと思うんですが、さんざん自分の手で調教、充分にヒートアップした後なので、まさに愉悦、興奮のフィナーレを飾っている感じで満足度高し。

プレイ約4時間で、100%コンプリート。
最後まで濃厚な責め感を堪能させてくれる作品でしたね。

余談とか攻略とか

・責め具の組み合わせ感は大いに心躍るのですが、中盤過ぎるとシチュのハードさを優先、大掛かりなのが災いして、組み合わせられるパターンが減ってたのは、やや寂しい&フィナーレ感には致し方無いのかなと……

・動きで魅せまくるので、ストーリーの楽しみはやや希薄かも。
テキストで言うと、調教師の冷たく品定めする目線とかは無く(まぁ調教はプレイヤー次第ですし……)
状況的には、世間から隔絶された館にずっと閉じ込められて調教されてるので、社会的な背徳感とかも無いかなと……。
ただヒロインの葛藤を物語るモノローグ音声が時折入り、後半になると冷静になろうと努めつつも、疼きを持て余し、独白を淫語読みしてる感じに。
なかなかこれはこれで……な、いやらしさは出てたかも。

・セリフ回しがなんか劇掛かってる、あとボイスの一部でちょっとミスしてる……とか、気になる人は気になるかな……?

(攻略ヒント)
・実はどんなに責めまくっても、調教Lvは一度に1Lvごとしか上がらないみたい。
ゲージがMAXになって絶頂させたら、粘らずにその日はさっさと引き上げるのが効率的だったり……
(まぁ効率的にプレイするのが正しい訳ではないが)

・最終段階へ進むには、いったん全部の部位Lvを8まで上げないと多分ダメ

・最終段階の、途中で切り上げられない懲罰責め(体位)は、他のオプションは重ねず、純粋にアナルだけをじっくり責めるとそのうち条件満ちるかも。
他部位で絶頂させると、いつまで経っても終わらない気配……

激シコなモーションはPVで確認するのだ:

関連:
シリーズ過去作(若妻の悶々感がえろい動画作品):

[優艶の花 前編 墜ちて行く若妻]


[優艶の花 後篇 調教された淫ら妻]

Unityでイジりまくれる

[なでなでおんなのこV ~動く!触れる!自由にえっち!インタラクティブアニメーションおさわりゲーム~]

に、調教としては

[captured era]

が高水準で一体になった感じ、といっても伝わらないか…。

FLASHおさわりの傑作である[おさわりFlash Hardcore 霞 〜 再生](発売停止してますが)も時代性を考えると、あるいは近かったのかなと……