DL販売サイトの競争はますます激化、割引が常態化しつつある昨今。
そりゃ買う方も「今度の割引まで待つかあ…」という動きになるだろという事で、その中で制作側も、ダンピングみたいな消耗路線を避けないといけない。

「むしろ基本価格を2000円超えにして、大きな予算で、他とは違うゲームを作るのが望ましい。
余裕がある人は発売当時に買えば良いし、そうでない人は割引時(50%オフならほぼ1000円になる)に買えばいい。
そうやって数年越しに売れるのが理想」
なんて話をメルマガで書いた訳ですが、そこに本作!

レベルドレインというニッチエロなシチュからスタートした1作めが1000円未満、2作めが1900円(+DL数1000以上で、新規Hシーンを追加)
そして今作、3作めは予定価格2500円!

これは「大きな予算をどう使うか」のモデルにもなるかも…と予告版をやってみました次第です。

LVを吸われるからこそ、効率的に稼ごうとする面白さ、それに応えるゲームデザイン


柱としては、Mエロ+ゲームとしても面白いぞ、という事だと思います([ROBF]シリーズのような)

ただ一線を画するのは、本作はレベルドレインなので、各街にある風俗店を利用するには『レベルで払う』。

戦闘OPで意気揚々と魔王に挑んだ主人公でしたが…

ヘタしたらLV上げちゃあエロ見て消失…という賽の河原みたいな目に陥りそうなところ、きちんと考えてゲームデザインされてるのが好感触でした。

そもそも過去作からその辺のことを考慮、一作目なんかは小さな世界の中で、「減るけど、またぐんぐんレベルが上がる」楽しさを追っていたような記憶がありますが、
今作は高価格で物語がだいぶ広がっただろう中、それでも両立してるのは偉い。

フィールドいきなり強いエリアにも行ける!

具体的には、初めの村から出るや、西に森、東に強いダンジョン、北に二番目の村とあり、
村に行ってみたら、更にその村の北に洞窟、西にドラゴンの谷…という塩梅。

「いきなり強いエリアへ踏み込み、本来はザコのはずの一体を苦労して倒して、メチャクチャLVアップ」
「もしくは宝箱を持ち帰って超強化」
みたいなプレイも可能。

それに拍車を掛けるのが、ステータス割り振り・覚えるスキルは任意…ということ。

強化2かなり破壊的なスキル取得もあるのがグーです がんがん伸ばせ!

自分なんかは「力を集中強化、攻撃スキルの一つだけを伸ばしまくり」という当てるか死ぬかな狂戦士プレイをしましたが、
敵により武器を持ち替える事も可能なので、
「飛行系の相手には弓を装備」
「花系の敵には、炎系の補助を」
というクレバーなプレイであったり、”自力で、効率的に強くなる道筋を見つける”感を味わえるでしょう。

普段のRPGでもそういった所は多少ありますが、本作はなにしろLV=エロ。
がぜんやる気も出るという物です。

風俗店

それと好感を持ったのは、そういう大きな枠組だけじゃなく、
「敏捷度が低いと、戦闘の逃亡率に影響(→つまりこれに極振りすれば、逃げまくりで強エリアの宝箱回収も可能?)」
「弓矢のダメージは器用度に依存」
みたいに、能力値が様々な場面で、きちんと反映されてるらしい細かさ。

カードバトル敵がたまに落とすカードを集めるやり込みも。装備のスロットを強化、もしくはカードバトルにも使えるのだ

そういった細かい部分での徹底があるからこそ、それぞれのプレイスタイルを追える訳です。
(他にも毒状態は戦闘をまたいだ累計のターン数で消えるとか、基本ですが、上げまくったLVを試せる寄り道的なクエストがあるとか)

結果、”LV上げが楽しい”という、もっとも基礎で大事かも知れない経験へ繋がっており、
見た目普通ですが、RPGの設計としてはかなり巧みだと思いました。

各街に、もうアレコレM向けプレイの風俗店


そしてリソースの大半を費やしただろう、各街の風俗エロ。
(それ以外にも、途中のクエストでのHシーンも僅かにありますが)

要はM向けエロシーンを街の数だけ繰り返すのだから、これ切り離して外注しやすいよな…
なんて邪推もしますが、しかしこれが良い!

やっぱM嗜好のエロで、責めていただける音声の威力は偉大だねとか、
CG良い人選んでるなーとか色々思う所はありますが、
一番高い効果を上げてるのは、「プレイの書き分け」という点では無いかと思いました。

アンドロイド手コキあー好き…こういうの好き…、お気に入りです…

黒ギャルJK風アンドロイドによる、ゴム手袋のローション手コキ(前立腺刺激もあります)にあー良いっすねぇ…となったかと思えば、
もう一人の手コキは後ろから抱えての、おねショタ風味の甘やかし。

「足で気持ちよくなるなんて変態だし」としっかり主人公が前振りしてからの、
「今、私の足の下でイってるのよ?」+精液で足がべたべたで、ちょっと嫌悪される…

臭い顔騎

ニオイのむんむんさが中心の顔騎プレイでは、ちょっと濃いめの絵の人を起用してるのも、さすがというか。

いくらM責めが好きな人でも、一人でこれだけの書き分けは出来なかったのではという多種、
それでいてどれも高いクオリティー…という風俗エロが用意されていました。

(主人公が童貞っていうのも秀逸…。
どうしてもSEXした後は「それがメイン」になっちゃうのが男心なもので、たっぷりと各前戯プレイを表現するにはきっと大切な配慮かと。

関係ないですが、Hシーンで共通して書かれてるのは、さんざん手を変え品を変えた”おちんちん気持ちよさ”な訳で、
Mエロは、女主人公モノのカウンターなのかも…と思いました。)

足コキ足コキ

質の担保×バラエティー。
なるほど、予算の高さにも納得…

製品版では女の子ごとに段階もありそうで、こうなると普通に「お気に入りの子に通い詰め(→身の破産)」という風情も出るなぁと。
これもしっかり書き分けあってこそ。感心しました。

予算があるとゲームの可能性も広がる…やっぱり…


男ボイスこういう場面も男性声優さんの熱演あるよ

意外だったのは今作、「立ち絵」が無いみたいなんですね。
そしてこれはどうだろう…って思ったのは、(エロに関係ない)モブ男にもボイスがあったり。

この辺り、個人的には疑問を覚えるところでした。
(立ち絵に関しては色々、高度な判断もありそうですが…)


予算でどう特色を出すか、制作として考えるのも楽しいし、それが各サークルの”らしさ”に繋がってくる。
割引の一方で、同人もそういう時代になるのかも…、なんて思いました。

しかし予算が大きいはずの商業エロゲが、「予算を回収する為に」硬直化を迎えてしまった経緯もあるので、マネジメントに向き合う事も必要になるのかなあ…とか。
(そういう意味で複数絵師が盛んなのに、M向けエロが多いってのは興味深い)