猫島ペトリコール (体験版)
猫になる3Dゲーが、遂に同人エロゲでも。18禁ネコ!
[偽猫物語]、[LITTLE CAT TINY STRAYS]、[Scattered]など全年齢Steam、言わばインディーゲーの一つの流れとして『猫になって進む3Dゲーム』というのがありまして、今作はその場所に遂にR18も参入だ! といった風情。
ただ☆評価を見る限り、現在3.85みたいな事になっており……。U.Nこの作品は粗悪な模造品って事なのかい? と訝りつつも体験版プレイ……。
結果少なくとも3D猫ゲーとしては、なかなかやっちょるのでは?(ただしHゲーとしては……)という感慨を持ちました。
樹があれば爪とぎ 足場があれば運ぶ
3Dアフォーダンス的アクション猫
▲OP。あんまりにもリラックスしすぎな主人公猫と、上陸してきた白髪お姉さんであった
▲以後、お姉さんに頼まれ? この島の道案内をする事に……
▲余りにも猫的な光景。寄り道をしながらも食堂に案内してあげる
寄り道にインセンティブ(実績とか)が無いのがちょっと寂しい、かな…?
ゲームの始まりとしては、猫たちが沢山居る猫島にやって来た白髪のお姉さん、彼女は猫に本気で話し掛ける痛い子だったので仕方なく主人公猫は求められるまま、島のあちこちを案内してあげる……という感じ。
(体験版たる1日目では)基本的に次の行き場所までの距離が○○mとか示されており、ICOじゃないけども女の子が後を付いてくるので、誘導。
目標の一定距離内に入ればイベント(2Dのノベル的なパート)が発生して物語進行するよ……といった具合。
▲訪ねた食堂が閉まってたり
▲訪ねた神社の謎を解かなきゃいけなかったり
そうして体験版での重要なゲームシーンとしては2つ、
お姉さんがアテにしてた村唯一の食堂がなぜか閉まっている……ねこは気付きました! スズメらしきが鍵の入ったボトルを持って樹の上に居るのを!(なぜ)と。
もう一つは、お姉さんはどうも民俗学の学生だったと判明、その勢いで猫神社に案内してあげたけど、猫の仲間たち6匹を集めないと神社は開かれないようだ……という感じ。
今作のゲーム感触を説明するとしたら『アフォーダンス的』というのが一番で、これは3Dのアクションでも、オブジェクトに色々アクションが生えてるタイプです。らしいよ。
▲草を調べるのも、爪とぎも、空きケースを運ぶのもB。これがアフォーダンスって事なんだね
つまりAボタンで猫ジャンプ、Bボタンで地域猫に喧嘩を売る、Cボタンでローリング地面すりすりだ! という固定猫アクションで対応するのじゃなく、
例えば一つめのゲームシーン(食堂が閉まっている)なら、ふと奥まった所を見ると、大きな爪痕が付いた樹があるので(分かり易い誘導)近付くとAボタンで爪とぎが可能に。
すると樹の上のスズメが驚いて食堂の屋根に逃げていくので、今度はビールの空きケースの前でAボタンを押しながら移動すると足場を作れる。
そして足場からジャンプで家の屋根に登れるようになり……
とまぁ、使用するボタンはAだけ、ただしその場にあるオブジェクトごとに違う猫アクションが飛び出す、といった次第。
このアフォーダンス的3Dアクションのメリットは、その場にあるオブジェクトに応じてほぼ無制限にアクションを描けること(つまりそれは無限の物語とも言える……)、
だが同時にデメリットとしては、上手くやらないとどうしても「要は毎回目立つオブジェクトの近くに行って、同じボタン押すだけやんけ」「自分がプレイしてるんでなく、ゲームの都合で”キャラクターを操作させられてる”印象……」みたいな事に陥ってしまう、でしょうか。
これはすなわち、いかに感情移入してキャラクターを操れているかという、『アフォーダンスを彩る物語』が重要なのだと言えて。
本作で言えば、おぉーちゃんと俺は猫やれてます、という気持ちで遊べるか。それ次第で全然楽しみが違うのでは無いかと。
……今作はその部分で、凝っている所も分かるけど、ちょっと不足もあるかな、という気にさせられたかな。
アフォーダンスの面白さとしては、”猫らしさ”をもっと究めて欲しかったかな…
例えばゲームの出だしとして、白髪のお姉さんに「猫くん、道案内頼むよ」と言われて食堂まで案内させられるんですけど、イヤ、そらこの猫自身はこの島の生まれだから詳しいだろうけど、プレイヤーは今始めたばかりだから! この島のこと知らんし! となるね……。
この時点でいきなし、俺=猫という構図が乖離したとすら言える。(まぁこの辺突き詰めると、”なんでRPGの主人公って記憶喪失で始まるキャラ多いの?”って事にもなりますが)
ゲーム的には勿論、そこで詰まらないよう食堂まで○○mみたいなガイドを示してくれるんですが…(以後これを頼りに道案内していく)、これも一つの解決ではありますが、同時にただゲーム側が出す情報を追うだけにもなってしまうな、と。
うーん、お姉さんが来る前、序盤に猫たちの縄張り争いがあって、土地に詳しくなるパートとかどうでしょ……。さすがにエロゲでしばらく女の子が出ないのはマズイか…?
(ぶっちゃけ今作、3D猫ゲーと聞いて他の猫との血湧き肉躍るバトルや! とワクワクしてたんですが、どうもそんな格闘要素は無いみたい。猫パンチ…したかった……)
▲スズメを追いかけて食堂の屋根に登ったぞ! 猫として、やったぜ感あるのだぜ
▲なんか妙にエロスを醸す食堂の爆乳女性。これにはしばし気持ちが猫から人間に戻って鑑賞……
食堂の屋根へと登っていくパートはまさに猫アクションの面目躍如、というプレイ感ではありました。
ただこれも言ってしまえば、なんで食堂の鍵がボトルに入ってて、しかもそれをスズメが持ってるんだよ、と考えると没入感が削がれてしまいますし、その後の展開として「食堂の扉を開けたら、爆乳お姉さんが扉の建て付けが悪くて困ってた」という事が判明するので……。
つまりこの局面では、『複数の解決があるべきでは無かったか?』と。
スズメのやろうがどれだけ近付いても毎回パッと逃げ、ギミック解き解き最後まで追い詰めてやっと鍵を落としていく、と至るのに、どうも猫アクションとしては「ゲーム的なもの」に従わされてる不満を感じて。だって俺は猫だし!
最後まで行けばそういう解決もあるとして、でも途中でQTEか何かで? 上手くプレイすれば、猫が一躍! バッと飛びかかってスズメを捕獲して鍵も取れる(ゲーム展開を省略できる)とかあっても楽しかっただろうな……と。
あとプレイしてて疑問だったんですが、プレイヤー猫かなり頭良いんだから、屋根とか歩いてる時に窓越しに中を覗けたり(今はテクスチャ的な反射で中が見れないようになってる)、窓ガラスをトントンして中の人に気付いて貰う、等々の解決もあって良かったのでは……? と。
言わばアフォーダンス的な3Dゲームってその多様な所が楽しいんであって、決められた道を辿らされてるな、と気付いてしまった時に結構キツくなるな、というか。
▲怖いけど土管に入っていく猫アクション!
6匹の猫を集めるため、5つの謎を解く(自分+5匹)という2つめのパートにも、やはり節々に良さはあるのですが。
土管に入っていって向こう側に出ると野良猫が居るよ、という場面で、そろーり歩くのに合わせ、カメラアングルが猫視点になって、外を窺い知れない目線で土管内を歩いて行く……ってのがとても良かったね。
人間では有り得ない。これが猫アクションだ!
あと草むらのニャーニャーを聞き付け、ここにも一匹居たのね、と探し出すのも良かったかな。
▲正直足場としてはムリがあるアスレチックは不自然でそんなに好きではない
ただ、「建築中? かも分からない、謎のアスレチックみたいな形状の木材の足場を壊しながら、一番高い所で寛ぐ猫に辿り着く」はどうかなあって。
それ、要は人間でも出来るし……(むしろララ・クロフトみたいな冒険家の影が横切ってしまった)
ってか猫、そんな所にあんまり登って休まんちゃう……みたいな。(普通は低い所から鳴き声で声かけると思うので、”高い所に登りすぎてHELPみたいになってる”とかで良かったかも知れない…)
もっと「日常にあるオブジェクトに、猫しか出来ない動き」でもって、物事を解決したかった!
いかにも「この為用の謎解きですよ」という建て付けでは猫に……俺が、猫になれねえ…!!
▲猫に謎解きを任せっきりでずっと停止してるお姉さんはきらい
▲目的地に行くのに、猫しか通れない狭い路地にうおーっ! と滑り込めるのはすき(お姉さんはダッシュでめちゃくちゃ迂回して来る)
……あともっと言うなら、俺=猫が謎を解く間、ずーっとお姉さんが困り顔でううーんとか唸りながら立ってて(主人公猫が謎を解くのを待ってる動き)、これも「ゲームだからね」みたいのを感じちゃって、こういう所じゃないかな、と…。
ストーリーのアイレベルみたいな話ですけど、別に猫が道案内から謎解きまで、全部担当しなくても良いんじゃないですか?
人間も独自で頑張ってる(謎とかも半分解かせちゃっていい)、でも猫しか知らない情報で、要所でそっと手助けをする。
そういう物語とアクションの方がほっこりするし、俺=猫だなあ、という気がするかと思いました……
グラフィック、気になるストーリー
▲良いグラフィックス!
▲バイハザ1的? 固定カメラ屋内探索はとても猫として有効
アンリアルエンジンのグラフィックはかなり良いです。
ここも大事なことで、高い屋根に登って遠くを見渡した時の光景の美しさなんて、猫として「うむ!」ですし、地上を歩きながら水たまりのリアルさを見るにつけ「良くやっておるな!」と、猫としてのっしのっし歩く気分になります。
先行例があるからですかね……、屋内の会話パートでは猫を操作しながら人々に話し掛けて(アクションして)いくわけですけど、ここが普段のカメラ追随ではなく、初代バイハザみたいな固定カメラアングルなのも凄く納得でした。
通常は恐怖感であったり特撮の巨大感を強調する為に用いられる斜め・煽りアングルなんですけど、ここでは猫の冒険感がすごくするという。
▲付き従うんで、お姉さんのパンツを巧みなカメラアングルで覗こうとすると、大体猫ブロックが発生するんだよな……
口の中の歯とかも作られてんだ
▲何かミーム猫ぽい瞬間
▲対してえろい感じの女性3Dモデル。3Dのエロあるのかなあ……
▲重要場面は2Dスチルになるのだけど(猫も)、3Dのまま演技して欲しかった気がしなくもない……まぁ妥当な選択ではあるけど
ただどうだろう…? 猫の3D造形自体はそんな可愛くない……というか、ぶっちゃけリアルと戯画的な可愛さ、どっちに寄せるか迷って、結果「ミーム猫みたいな造形になった」という感じが。
(女子の3Dモデルは遠目でも割とスケベぽさ出してるのに……。まぁ3Dの知見的にも、猫造形って本気で突き詰めたら難しいか…)
▲自販機の下、祠を調べ、なにか趣き深い事を言う猫さん
▲謎を解いて開いたお堂にどれどれと侵入しまくる猫たち。ところでポラロイドカメラの焦点の感じがめちゃリアルでびっくり
そういえば気になるのは、作品タグになぜか『鬱』が入っていることで。
猫目線として自販機(の下)を調べると「昔ここには子供が集まっていた。代わりに今は虫が集まる」というメッセージが出るんですが、この時点では、子どもって猫の子ども? 人間の子ども? まさか少子化問題を嘆く社会派キャッツ? ってくらいだったんですが、
その後、神社で壊れた祠を調べると「神社の子ども。親子でここを守っているようだ」と言うんですね。
……もしかして主人公猫さんは、死んだ猫(の子ども)も、生きた猫と同じくらいの感じで見ている……? なんて深読みしてしまったり。(実際には、祠←神社と同じ感じで小さいから”子ども”、神社は”親”って事だと思うけども)
ただ猫物語にそういう、もう一つスピリチュアルな捻りを加えるのも面白いかと思います。そもそも猫にしては賢すぎるってのも解決するし…(あとPV見ると、主要な登場人物に大体ネコミミ? が生えてるな……?)
つくづく、このようなアフォーダンス的なゲームは物語と一緒に歩ませられるかが重要なんじゃないか、と。
グラフィック的にはそこを十分遂げられてるとも言えますが、見た目が良いものほど、物語没入のために必要なデザインが複雑になったりもするね…。
やはりというか、エロは少なさそう(猫なので……)
▲風呂覗きキャットと化す猫さん
▲そこそこ強引なパンチラカットも
でまぁこれも必然的な弱点なんですが(一般的にはここが低評価の一番の理由かも)
まぁ……猫を主人公とした時点で、H要素は薄くなっちゃいますねえ……。
体験版は1日目だけですが、お姉さんの風呂覗きキャットと化す1枚(人間が溺れてないかな? と心配で見に来るアレだろうか)と、あとけっこう強引にスカートがめくれてパンツが見える数枚、といった感じでした。
この建て付けでエロくするにはどうすべきか…とまぁ考えるんですが、いっそ覗きに振り切るなら、(お姉さんのお風呂やオナニーとかが終わるまでの)制限時間付きで、塀とかの3D空間を駆使し、なんとか見るんだ、ガラス越しに裸体を発見するんだ……みたいな、覗き見スポットを探るドキドキ……とかでしょうか。
猫の視点だからこその、眼前におっきな尻が迫る! とかいけるかも知れません。
あとまぁもっと扱いやすい物なら、お姉さんパートと猫パートでところどころに分かれ、交互に操作して物語を進めていく、でお姉さんパートではエロが……というのがやりやすいかな(しかし猫ゲーとしては破綻が……)
とはいえ、深く興味深く、体験版を触らせて頂きました。猫に…猫になりたかった……!
体験版はプレイ40分くらい。
感想書いてるうちに自然と出て来た「猫アクション」が作品説明でもそう書かれてたので、やはり猫アクションというのはある物だと思われます。今後もR18猫アクション作品が出るといいね(出ないかなあ……)
「鬱」、巧妙にタイトル絵とかでは隠されてるが、よく見ると3Dでも2Dスチルでも白髪お姉さんの片手、包帯巻いてるのよね……って事かな?
この作品のゲーム実況はここでしてます:
関連:
なんか風呂覗き絵で、
[還道-累ノ夜-]
を思い出したのだった
あと3Dとしては
[なつのうしろで]
がなぜかよぎった(猫ではない)
なんか昔、犬にカメラ取り付けて盗撮するゲームとか無かったけ?
[リアルタイム3D"ニャンニャン" Ver2.02]
だった、関係無いし表紙に猫がいるだけだった






































































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