汁作 (体験版)

SLG,R18AI生成作品,遊べる

汁作
汁作[EroTube漫画情報局]

アリスソフト・elf・伊頭三兄弟……
あいつら(かつての商業美少女ゲーム)の事は、見ねぇようにしてきたんだよ…。

最近、同人エロRPGの黎明期はのう……などと15年くらい前の知識をひけらかし、とにかく若者に大ひんしゅくを買っているという111。
しかしそんな彼にも目の上のタンコブ的な存在があった…。
それはもっと前、いわゆる『(総括して”美少女ゲーム”などと呼ばれた)かつての商業エロゲ時代の話』である。

年寄りは自分が知ってる時代の——その更に前の話に、弱いッ!
なにしろ現在となっては生の情報にアクセスしにくいのに、しかも微妙に今と無関係でもないという厄介さ……。

中でも、今もゲームシステム的な意味で挙がるブランドと言えば、アリスソフトとelfが二大巨頭かと思う。

まぁ…言うて、今時のナウでヤングなエロゲーマーは両方とも知らんだろうし……バレへんやろ…(えっ、アリスソフト、鬼畜王ランスシリーズとかは今でも相当遊ばれてるの? まぁweb上でフリー公開する動きとかもあるしね……。
これが未だ存続している会社と、そうでない会社の違いなのか……?)

そんな風になんとか言い訳しつつ暮らす111の目に、ある日この作品が飛び込んで来たわけですよ。

伊頭三兄弟に、隠し子が!? 的な、なんともかつてのelf風味を感じる作品……。
その名も「汁作」
いやルックスで言うと『伝説の用務員』を模した作品はこれまでにも全然あったんですけど、所々に「これはちょっと違うんじゃないか」的な、ずばり「愛」を感じまして。

なんだったら主人公の見た目が「まんま」のAI作品があったと記憶してるけど、こちらは似てないようで似てる……みたいなレベルに留めてる慎ましさもいいじゃない。
それより何より、サークルさんの作品ページを見て欲しいんですけど、分かります?
……わざわざHTML組んでまで、ページとして重視してるのが「画面の右下に位置する伝説の用務員(その差し向かいに女の子が)」という構図なんですよ!

臭作等をやった事ない私(実は、鬼作とかとあんまり区別が付いてない…)にも何かピンと来るものがあり、これは……と体験版を手に取ってみた次第です。

令和の時代に盗撮タイムラインシステム、見参!

(*ここから知ってる人には恐らく言わずもがなのシステムの話が続きますが、ご容赦下さい)

寮制の女子校に用務員として勤めながらも、例によって? いやらしい目で見ているという廉(かど)で本日付けのクビが確定した主人公、汁作。
かくなる上は、今までの勤務で目を付けていた5人の美少女を喰いまくってやろうじゃねェか……。(やっぱりそういう目で見ていたのは事実だったのである)

具体的には「それぞれの女の子の部屋」や「女子トイレ」「プール更衣室」などの映えスポットカメラを仕掛け、少女たちの裸体を収め、それをネタに手籠めにしてやろう、という強引な計画。
実際には令和の時代を反映し? 盗撮カメラは「スマホ」となっており、初期では「ボロスマホ」を3つ、「上質スマホ」を1つ持っている状態からスタート。(なんでスマホなんだよ、いまどき盗撮カメラの方が絶対小さいし見付かりにくいしだろ、みたいな突っ込みは禁止。謎のパワーに溢れてた上の兄たちに比べ、自称伊頭家の「金も知識も無いオヤジが性欲優先でやってる」感が漂って来た……)

なにしろ汁作は本日でクビになってしまいますから、動けるのは今日一日しかなく、朝8:00から始まる1日間を、15分ごとに場所を指定しながら訪れ、盗撮スマホを仕掛けていく事になる。

肝要なのは、それぞれのキャラクターには行動時間帯が設定されていること。
つまり朝8:00に部屋に行ってもそりゃあ在室中、女の子に怪しまれ、スマホなんて仕掛けられません。
またこれが重要でオモシロイところでもあるんですが、
「例え首尾良く盗撮スマホを仕掛けられたとしても、時間を置いてもう一度回収しにいかなければならない(言わばセットと回収で1セット)」
「そしてHな映像が撮れてるかは、スマホがその場所にあった時間帯に、キャラがそこに何をしていたか(イベント)で決まる」
といった塩梅。
しかもボロスマホのバッテリーは1時間、上質スマホでも2時間しか持たないらしく、
例えばお目当てのJKが10:00に部屋でオナニーするというイベントがあり、そこを狙うとするなら、ボロスマホなら9:30くらいには仕掛けてないと映像が撮れない計算になる。(そしてスマホを回収する為に、もう一度JKが部屋を明けたタイミングで訪れないといけない…)

やってみると……これがなかなかヤキモキするんですね。
なにしろ仕掛ける・回収するで都合二回、空き状態を訪れなきゃいけないわけだから、初めの方は全然上手くいかない!(おまけにたまに休憩を入れないと、汁作の行動力も限界がある)
畜生、セットしたはいいが全然回収できねぇぞ……。俺の盗撮スマホちゃんが……
くそう、全然空いてる時間帯がねぇじゃねえか……いつになったら柔肌が拝めるんだ……

それでも丁寧なのは、例えばトイレへの設置に失敗すると「あのJK、俺の前で入りやがった!」とか、プール更衣室なら「女どもがずっと話してやがる、まだ話は続きそうだな……」みたいなセリフを汁作が呟くんですね。
こうやって、「あと15分早ければ空き状態だった」「暫く空いてないよ」ってヒントを示してくれていて、少しずつ手探りで「時間帯の把握」が捗っていく感じ。

かくてメモ帳片手に、自分なりのタイムテーブルを埋めていく……みたいな事が当時あったのかな、と生々しく想像しながらプレイしました(ちなみに本作も、各キャラのプロフィール項目にメモ欄があったりします)

そうしてやっとの事で盗撮スマホ設置~回収の1セットが成った時の達成感、さぁ何が映っているか確認しよう……と数秒の沈黙ののち、「お宝」か「外れ」かが判明するドキドキ……。この射幸心を煽る演出!

今作はつまり、どの時間帯と場所にイベントがあるかを絞り込むゲーム(を複雑にしたもの)ですが、
実は全てが盗撮・脅し・レイプ堕ちする女性ってわけでもなく、
中にはあっちから用務員室を訪れてしゃぶってくれる淫乱ギャルとの遭遇、あるいはどうも盗撮に気付いた上でアピールしてる? ピンク髪不思議ちゃん……なんて予想外なイベントもある。
ここを鑑みても、なんというかADVの運びとして「分かってるな」と……。

体験版では勿論そこまで行けませんが、多分こういうのがあるから、散々証拠を揃えてのお白洲のお代官パート……おっと、盗撮映像を突き付けての脅迫レイプパートが面白くなるんだろうな……と。

いやぁ、良いものですね。
なるほど、これは「違う」……と。
(個人的に興味深く感じた点として、「1回目のプレイ」の人と「10回目のプレイ」の人とで、やってる行動は見た目まったく同じ(時間帯に合わせて盗撮スマホを仕掛ける)なのに、恐らくその内面は把握してる情報いかんにより、感じてる面白さが全然違うだろう、ってのはなかなか考え甲斐があるゲーム構造にも思った。
あるいは良いADVって大体こうか…?)

これが……この「構図」の意味か! 蛭田テキストの醍醐味なのか!?(再発見の旅)

そう、後の時代まで語り継がれる名作ってのがあるんですが、問題なのはその語り継がれ方が大抵「分かり易い」所だけ抜き出した物になる
実はその作品を本当に名作たらしめてたのは、無視されがちな何とも言えない、作家性に関わる細かい部分ではないか……というのがあって。
(例えば……ドラゴンボールならゴクウが戦闘だけの馬鹿みたいなイメージになる、みたいな事ですかね…。(いや超もオフィシャルではあるんですけどね…)
聖闘士星矢だと後に語り継がれるのは間違い無く聖衣の概念ですが、序盤のトーナメント頃の少年たちの冷めてる感じ(と対照的な、久しぶりに仲間と会えて、そいつらが凄い奴になってるというワクワク)は余り語られない。ジャンプでトーナメントなのに冷めてるって! あそこはもの凄く色鮮やかな感情があったのではないかと……)

あくまで原作(臭作)を知らない私の推測ですが、その「些細だけど重要な一点」をなるべく克明に再現しようとしてるんじゃないかな、という感触があった。

例えばこれもヒントの一環なんですが、スマホの回収がバッテリー限界から大幅に遅れてると(効率を考えれば、なるべく無駄な時間無く回すのが理想なので)
それまで画面右下――例の構図……に位置して、さんざんボヤいてた汁作が、なんと堪らなくなったみたいにこっち(画面手前)に向き直って、悪態を突くんですよね。
あるいは盗撮映像が上手く撮れてた時も。
こっちを見て来て、「やったな兄弟」みたいにニヤリとする。

……ああ、これがこの『構図』の意味か!
いわゆる第四の壁を突破して来る、ってやつ。しかも第四の壁は舞台用語だけど、これはゲームだ。エロゲだ。

いつだったか……昔どこかで読み、ずっと薄らと胸につっかえていた、臭作の記事の話があって。
そこでは確かゲームとして、「プレイヤーがコマンドを選択する感覚でもなく」、また「プレイヤーが”臭作にやらせる”という感覚でもなく」、
まるでプレイしながら、臭作との共犯関係のように錯覚する
その奇妙さについて触れていた記憶があります……。
これが……、それか!
何十年か振りに附に落ちたのが、とにかく私にとっては感動であり、成果でしたねえ……。

そしてそうなって来ると、やけに多いセリフ群(まぁ空き室でない(外れパターン)であっても、楽しんでもらう為に多く用意してるのが真相だと思いますが)
タルちゃんの魔法で10分止めてくんねェかなァ……お前もそう思うだろォ……?(時代柄まじかる☆の事だと思いますが、古すぎだろ!…待てよ? 時代柄ってなんだ??)」
「せっかく湿気で肉アワビの臭いが強調されてる確変状態なんだがよォ…、ハンドルも握れねェとはよォ…くそっ…。」
「お前のその未開発な原野を、これから俺様の汚ねェ指でじっくり開発していくと思うとよォ……今から検閲の衝撃波が止まらねェよォ」
みたいなコッテコテ、いわゆる濃いおやぢテキストまでも何かフィーチャリング俺、みたいな愛着が湧いて来るという。(本作はそこもやっているのです)
これが噂に聞く……、名高い蛭田節……!?

(……一応これでも私、この同人ゲーアフィ活動に入ってからもこの辺りを求め続けてはおり、直接の比較になってしまいますが、臭作のシステムに似てるらしい? と噂を聞き、以前[自宅警備員]の体験版を手に取った時には学び得なかった、「こういうことか」という感覚がありましたね…。(まぁ[自宅警備員]の体験版はごくごく短いですし))

ただ思ったのは、恐らくこれ原作もだと思うんですが、どうせ何周もするのだし、攻略を考えると何も考えず同じ場所を指定し続け、さっさと端から空き状況のタイムテーブルを把握していった方が効率は良いんだろうなと……。
それをすると「今回こそ撮れてるか・撮れていないか」のドキドキが全く無くなる、味気なさ過ぎるプレイになるんですけどね……。
(*そういう意味で、こういったシステムならばそりゃ『攻略情報』が求められた背景も分かった気がして、うん、昔のサイトってこういう……タイムテーブルみたいな記載が花盛りだったなと。思えばこういう攻略情報みたいな事まで、今に繋がる文化なんだよな……)

Hシーン 盗撮映像は静止画もアニメもするよ、AIだからね

エロの中身(絵、シーン)について。
少しAI的に感心したのは、仕掛けたのがボロスマホだと撮れるのは静止画で、上質スマホなら動画、と分かれるらしいということ。

ここがちょっと感心した。
同じ絵でも、静止画か動画。動画でリッチ…。
最新のAI技術である動画化、どうにも力押し・ダメ押しみたいに使われがちなんですが、ゲームに沿う自然な形で盛り込まれている。
そんな所も目を見張る作品なのかなと。

AIゲームズへの偏見としてありがちな、いい加減な作品ではない…と思いますので、興味が湧いた方は是非、という気分です。


体験版はプレイ15分くらい。昼までで終わる。
もちろん一周めはスカばかりだったので、四周くらいはしたかな……

この作品のゲーム実況はここでしてます:

関連:
[自宅警備員2]

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