古書店のパステル (体験版)

ノベル,R18ストーリー良さそう

これはちょっと感心しましたねえ……。
ゲームとしては恐らく一本道(”ノベル風RPG”を謳ってるぐらい)ですが、そこで綴られるエロ描写、進め方がなんというか、良い意味でエロRPGぽくなくて。

ショートカットでブラウスの似合う古書店の女が、気になってる男への誘惑に踏み出す……。
エロRPGというより、フランス映画ぽいHさだ

主人公の視点で綴られる舞台は、勤務する古書店に、その街の一角のみ? と小さめな様ですが、それでも僅かに出歩ける時に探してみると、通りには新婚やSEXに憧れる恋人たちが溢れかえってたり、主人公もブロンドでショートカット、ブラウスの似合う女だという…。
この、ね、舞台が外国ぽいというか。ずばりフランス映画? ぽいエロの語り口かなと。

タグとして「寝取られ」が付いてますが、このタグは他と比べて正直強すぎるなと思って、つまり中盤から後半にかけ、NTRもあるでしょうが……そればかり見るのは損、みたいな風にも感じました。

「生娘でないけど、熟れてもいない一番美味しい時期だもんねェ」とか毎日セクハラしてくるお隣の薬屋に言われる、ヒロインのパステル。
(心の中で、死ね! と罵る一方)勤め先の古書店のオーナーには恋心を抱いていて……。

そしてオーナーがエッチな写真(ブロマイドぽいのがなんとも時代性を感じさせる)を隠し持ってるのを発見、いたずら心と物語が動き出す……。
自分もわざとはだけさせてみたり、でもヘタレの代表格みたいなオーナーは全然その気を示してくれず、
二人で食事してる最中も「この後、お泊まり……ある?」「下着、大丈夫だったかな…」みたいに内心ドキドキしつつも、「じゃあ、送るよ」みたいな事になって不機嫌になったり…。

他の娘のエッチさ、不倫行為などを目にして少しずつ大胆に……

そうして少女が春めき、じょじょに大胆になっていくキッカケが綴られていく。
お隣の健康的なセクシーさを誇るパン屋の娘は、すぐ「好き~」とか口走るギャル気質、すぐオトコを誘惑するし、またオーナーはそういう態度にすぐ靡いてるようにも見える(男として気楽なのは分かるが…!)
嫉妬心からか、自分も張り合ってちょっと露出する事になっちゃったり…。
またしつこくセクハラしてくる薬屋ですが、実はオーナーに”性欲が減退する”薬を差し入れているみたいな重要な立場、また事あるごとに「男性はこういうのに興奮するんだ」と学ばされる感じもあり……でしょうか(ここがNTR?)

そして早い段階から怪しげに存在が臭わされている、「パートナーだけ入れる秘密倶楽部」の存在……。(ここで凄いものを見ちゃったり、最後には自分も…?)
主人公が触発される機会として、例えば店にそこそこ良く来ていた同僚だという男女が、(人妻なのに)行きずりの浮気しちゃってる現場を目撃……
なにかこんな描写を含め、フランス映画だなあ…! と(*偏見)

「処女ってわけでもないけど、熟れてるわけでもない」若い娘のトロトロ感。
露出、寝取られへ…?

体験版ではとてもSEXする所までは行きませんが、いや、着衣でとろりとろりと重ねていく様な描写も良いものですよ……(「目線」の感じが着衣エロ的になるんですな)
オーナーとの関係も、初めこそHな写真を慌てて隠されてたのが、体験版の最後には目隠ししてるから大丈夫ですよ…とお膳立てをしてやって、やっと見ヌキさせるのに成功してからは、
そのHな写真を二人で一緒に眺めたり、少しずつ進展してると思われ。
つまり、純愛のそばに浮気があるみたいな…風情、いやぁエロスやロマンスが御座いますな、と言いたくなる気分でした。

ただ本作、本当に勿体ないのがBGMやSEがほぼ無い? こと。
フランス映画ぽいとか書きましたが、この作品に相応しいBGMの使い方、HシーンのSE(エロRPGらしくない、湿っぽいのが良いですね…)は幾らでも考えつく訳で、全然イメージも変わって来そう。非常に惜しさを覚えます。

体験版はプレイ35分くらい。
このエロスを保ったまま一皮、二皮剥けたら恐ろしいほどシコれ、売れる作品を作りそう……、そんな期待感もありますね

・この作品のゲーム実況はここでしてます

関連:
[金色の冷笑]
のエチイメージが近いでしょうねえ、やはり

[サリィの犯され売春白書]
とかも会員制サロン的な雰囲気、ありますな

[マグメルの娼婦 Ver1.10]
とかの感じも、まあ

フランス舞台と言えば、

ですよ……(発売停止している)