魔界洞ルル・ファレア〜倒して、犯して、嫁にする!〜 (製品版)

RPG,R18製品版の感想

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昔からあるシステムをエロゲに採用

WWAという、昔からあるゲームシステムをエロゲに持ち込んだ…という触れ込みの作品。
私は不勉強ながら知らなかったのですが、やってみてこれは没頭。
さすがに月日に晒されつつも生き残ったシステムは違うなと。

一画面内の制限とアドリブ

まず画面構成が独特。
画面左に主人公パラメーターと鍵、画面右にすっぽりと収まったダンジョン+敵or扉or鍵orアイテムが配置されてる、という具合です。

なるほど、行き先が分からない普通のRPGのダンジョンと違い、「何が起きるか」一目で分かる、つまり「どう動くか」「どう選択するか」が肝なのかな…という所ですが、配置された敵etc.もまさにそれに拍車を掛けるもの。
ざっと述べれば
●LVの概念無し。敵を倒しても、手に入るのはお金だけ
●戦闘にランダム要素は無い。(同じ条件なら同じダメージを必ず喰らう)
●強くなるには、ダンジョンに落ちてる強化アイテムを取らないといけない。大体扉の向こうにあったりする。
●扉を開けるには鍵が必要
●鍵は拾える分では足りず、お金で買ったりしないと進めない
●敵を倒してお金を手に入れようとしても、敵の数は固定(倒したら二度と復活しない)
という、強くなりたいしお金欲しいし進みたいけど、うぐぐ…というパズル感を課すルールとなっている訳です。

戦闘は自動、すぐさまケリが付く。被ダメージも事前に分かるので、戦いに入る前が肝心

ただ絶妙なのは、キツキツのパズルのように正解ルート以外は全部ダメ…という事ではなく、
”鍵を温存して、敵を倒すルート”を取っても、後で回復アイテムを取れば帳尻が合うし、逆に”鍵を使ってショートカット、HPを残して進む”場合でも、どこかで鍵を余計に入手する方法を考えないといけない。
基本的には「あっちより、こっちの道の方がお得かな」くらいの計算で進めばOK。
この適度な、”頭を使わないといけないけど、遊びの部分があって、割となんとかなる”感が不思議と面白いのですね…。

そうしたある程度のアドリブを許してくれる補助要素も色々とあって、
前の階に戻るのもアリなので、行き詰まったら何とかお金や鍵を掻き集めてみたり、HPがピンチで回復アイテムが取れない時も、いったん外の世界に脱出して宿屋に泊まれば全快だったり。
(しかし利用するほどどんどん値上げ、プレイヤーを甘やかさないのも良い塩梅)

後の時代が薄めた、RPGの妙味が強調されている

上手いのが、それらの要素が“損得を煮詰めながら進むゲーム“という一本調子に、違ったリズムも作ってるところ。
お金を貯めて外の世界で“つるはし“を購入、扉を開かなくても裏から壁を壊して入れる…というのは鍵が不足した時の措置ですが、同時に”正規以外のルートで、ごっそりアイテムをゲットしてやった!”感が面白い訳です。
(『毎戦闘ごとに復活するバリアー値(これがある内は、体力にダメージが行かない)』があるので、その入手に躍起になったり。
消費を節約して進むのが基本のゲームに、毎回回復…を入れるのは、確信的に設計してると思う)

本質的に「いかに少ないコストで強くなるか」を考えるのは楽しい行為ですし(SLGしかり、というか人生しかり…)
もちろん「自分の選択で、自分の道が拓ける(文字通り)」という楽しさもありますし。

分散セーブは必須だなと…

これらは言わば後のRPGが失いつつある妙味で、そこを制限と適度な緩和で、上手く強調しているのだなと…。
うーんWWA、これは温故知新。
(ただ「その形式に従えば大体どれも面白くなるし、慣れると大体どれも同じになっちゃう」…タワーディフェンスの様な物も感じたり。
言わばそれを振りかけると、ある程度美味しくなるけどそれ以上の深まりはない、「ゲーム性のふりかけ」みたいな。
自分はWWAこれが初めてなので、アレですが…)

Hシーン

Hシーンは、ダンジョンの途中にいるモンスター娘を倒すと発生。
そこに辿り着くまでの道もやっぱりコストが掛かりますが、倒した後にかなりの+ボーナスがあるので、ムリにでも帳尻を合わせていきたい所。

 

頻度自体は少ないですが、一つのシーンはかなり長め、差分もなかなか。
そして

・女モンスターのエッチシーンは全員複数回あり
・倒した女モンスターはその場で犯す!
・その後、帰したモンスターを追いかけて再度エッチ!
・更に、女モンスター以外のエッチイベントも存在するぞ!

という事にもなるようで、なんだか賑やかになる予感がしました。

セーブ&リトライしまくり、楽しいけど超シビア!

中盤から難易度急上昇、6時間ぶっ続けてで何度も何度も巻き戻してはトライで、B27Fまで進むも遂にダウン…。

容赦なく進行不可になるし、救済措置など極小。分散セーブは基本です…

よく考えたら、初めのちょっとしたムダな動き、鍵のムダ使いが後々まで尾を引く構造なんだよね…。
後になるほど組み合わせパターンは増大、そしてクリア要求も高くなるという…
目の前だけ頑張っても、実はどうあっても”詰み”な状況になってたり。
これは60フロア完走は本当にきつそう…。

ケモケモセクシーなボスが1フロアの大ボス モン娘と愛を深めるんだ!

シビアさが肝心なのは分かりますが、エロゲだし、もうちょい易しくならなかったものかと…。
弾幕STGをクリアできない人がいるように、本作をクリアできないのはけして不名誉ではない…と諦め。
すごく面白いし、ハマるのですけどね…!

脱衣前の照れとか…和姦にエロさを感じたのは久しぶりかも

Hシーンはどれも和姦、会話や女性側の心理描写も多めで、ラブ感高い。
本番前の女性の照れ描写とかもばっちりで、楽しくエロい気分になれた。
(和姦にエロさを感じるのは珍しいのですが、なるほどこういう物かと…)

 

なにしろ何も知らない子に「勃起」とか「愛液」とかを教える段階から始まり、必然的に乳揉みや乳首触るのにもおっかなびっくり、
挿入前にも「はぁはぁ、本当に怖くないか…!?」と、確認することそのものに興奮してる感じで声掛け、
ようやく合体してみたらお互いに名前を呼び合って、「なんでもない、呼んでみただけ♪」というキャッキャウフフまで…が一シーンなので、それは長くなろうというもの。

状況判断の積み重ね、パズル苦手でも楽しめた(途中までは…)

パズルゲームは苦手なのだけど、本作は楽しめたな…
なぞなぞというより、単純な状況計算を積み重ねていく耐久レースだからかも(しかし中盤過ぎから苦しくなった辺り、やはり素養の差は出たか)

突然クイズが始まったり、コミカル会話カットイン多めで会話も楽しいのだけど

ただ隠しアイテムとかあったのは少しイラッと…。
こっちは提示されたルールの上で”公平に”試行錯誤を重ねてるつもりだったのに、何だその、見つけた人だけ有利になるよみたいのは…という。
結構効果もでかく、シビアさも相まって、隠しを見つけないとクリアが相当難しくなる…のも納得のいかなさに拍車が。
救済措置は…、能力少しだけ引き継いで初めからコンティニュー、現実時間で数時間待つと鍵が貰える種まき、エンディングが変わるけど難易度途中変更できる、
10Fごとにこれなら頑張ればクリアできるだろうという、最低限の基本データが別に作られる…とかでしょうか(それまでの行動で実はもう詰んでる、って事態を避けたい)
ある種、”どこでセーブを取るかも判断のうち”っていうシビアさも楽しいんですけどね…

お助け部屋アップデートきたぞ!

アップデートで"お助け部屋"が加わった事で、なんとか進めるように。
あと鍵とかの箇所も増えたかな…?

お助け部屋はLV0~2まで区切られてて、一気にヌルゲ化はしない分かってる仕様。
全部使うようならルーザーと認めねばなるまい…
と思ってましたが、あれよあれよとLV1まで使い込み、現在最終段階に手を出すべきか悩んでおる所…
マジかこのシビアさ…(現在、さすがに"真・お助け部屋"も追加された様子)

中盤以降で流れも変わる!

30~40Fはなんと、各女の子キャラの家+お店で埋まっていて、素通りできる。
ここで流れがまた一段変わった。

道中、ヤンキーゾンビ(!?)を抱いてデレられる…とかありました。可愛いじゃねえか…

ゲーム的には、今までさんざん苦労した鍵が自由に買えるようになり、また「一回の戦闘だけ超強化できる」店が。
特に後者は定額(500G)で強化できるので、ここに来るまでに能力強化しまくり一回が1100Gとかなってる人には、使い所を考えればかなり得。
(というか有効利用しないと、すぐ追い詰められる…)
一気に金が万能になる流れに合わせて、「最大HPを削ってお金取得」「そもそも40~50Fは敵を倒してもお金が手に入らない。多めに落ちてる鍵を拾って売るしかない…」という構成へ。
頭の使い所が変わってこれも楽しいね。

一つのHシーンは相変わらずとても長い、和姦ですからなー

女の子の家は、既に倒した子と再エッチできる…? ぽいかな…
強化もあるだろうし是非Hしたいのだが、色々条件アイテム等があり、これまた一筋縄でいかないのでした…。
和姦・恋愛エロ要素にもシビアさを持ち込むとは…さすが…

 

初Hした後、まだツンツン反抗的な態度を取ってるけど、キスすると思い出してしまい、すぐにおにーちゃん…♪ ってトロけるロリえろし。
と言うか全体にキスカットインが多く、とろけるキス堕ちがエロいですな…。
これも女性の心の変化をじっくり追える、和姦の強み…でしょうか。

最後はなんだかんだ圧倒的に良い話で、切ない…。
フラグ探しでどうかと思う所もあったけど(後述)エロも良くて、何だかんだ「良いゲームだったなー」と思わされる読後(プレイ後)感でした。

埋もれがちな感じだけど、エロシーンかなり上手かも

ここに来てざっと流してたエロシーンをじっくり読みましたが、単に長いだけじゃなくテキスト上手いですな…。
キスしかり、女の子の流され方が上手い。

下の姉妹に見せつけセックス!

強がってた子をたっぷり責めてトロけさせた後に「もう正常に頭が働いてないんだな…本当にもうすぐイキそうなんだ」ってのは読んでるこちらもテンション上がる(細かいけど、射精前に腰の打ち付けSEも速くなる…)
あとはウブな子が多く、一人につき2回以上のエロが用意されてるので、お掃除フェラとかのいやらしい事を教え込むえろさも。
そんなこんなで「遂に中出しおねだりまでするようになったか…!」なんてセリフには、興奮の一言。基本を外してない。

3人姉妹丼ックス…!

ボスの姉妹系では3p、果ては4pと、複数プレイもなかなか充実。
エロ水着の女の子三人が股を開いて待ってる状況で、「ちょっと前は普通に話すだけの姉妹だったのに、今では同じ男のモノを待ってる…」とかの独白なんてとても良い強調だし、
キャラの書き分けも出来てて、真ん中の妹は献身的で「僕が先にイっても、精子出るまで突き続けてくれていいからね…!」とか思わずグッと来る。
3Pから続けざまに入った一番下の妹は「2回めだから、すぐに準備が出来てる」って欲しい所もばっちり、「イくっ、もうイく感覚覚えちゃってるよー! これイくっ!」というロリが絶頂、その後は無邪気にスヤスヤ寝るやらしさ…。
Hシーンも27と存外に多い、というか一つ一つが長いし。
アップデートの”真お助け部屋”で誰でもクリアできる難易度になったので、これはかなり良いんじゃないかと…。
ただモフモフのケモノからスライム、ゾンビ娘…とモンスター娘も割と多いので、そこは己が嗜好と相談ですかね…。

フラグ立ては厳しかった…アプデが来て、本当に助かった

ゲーム本編のパズル的なシビアさも面白い…のですが、結局最後まで行って不満点が一つ。

恥ずかしい事も言わせる!

状況判断のゲームかと思ったら、女の子H時の強化がとても強いので、結局フラグ探しのゲームになってるという。
しかもそのフラグも「雪だるまに女学生の服を被せたら消える」みたいな、ちょっと攻略メモ見ないと分からん…という物が多くて。
そもそもその時点で必要なさそうな、よく分からないアイテムがかなり高額で売ってて、ムダな投資で終わる事もある…という状況で、なかなか買おうとは踏み切れない…
普通に目の前のピンチ、鍵購入とかを優先してしまう…。
”いかにも使って欲しそうな人がいるけど、それは別に使わなくてもいい、というか使っちゃうと後々多分詰む”っていうミスリードとかもかなり極悪に感じました…。
まあ今はアップデートで幾らでも立て直しが聞きますが、出題に納得できるかどうかの問題。
(本来はドルアーガの塔がそうだったよう…に、自ら攻略情報を集めていくプレイスタイル推奨だったのかな?
しかしネット上ではだいたい攻略情報が一揃いで入っちゃうのよね…昔みたいに断片的な、不確かな攻略のウワサがあると面白いんだけど)
エロRPG購入検討&レビューさん
暇だからゲームでもするかさんも書いてます