たのしい! 監獄経営 (体験版)
囚人をすごろく的に歩かせて強制労働、拷問すると開拓が捗るSLG!
マニアックだが、これならではの風情があります
なかなか見た事ないゲーム性で新鮮。
同時に既存のこうだ、という所からかなり捻ってある感じで、割とマニアックな事にもなってますな…。
ワード的には「資源開拓SLG」と「ボードゲーム」を混ぜた感じでしょうか、そこにエロ嗜好として成立する為の設定も加わり、かなり特徴的。
つまり貴方は監獄長に任命されました、ここですべき事は囚人である獣娘を働かせつつ、地下監獄の開拓も進めること。
またここでは「苦痛を与えると」資源が手に入るらしく……。
という事で、獣娘はボードゲームで進むがよろしく、勝手にサイコロ振る感じでランダムに進んで行きますので、そのマス先に拷問器具を設置。
見事マスに止まると苦痛が集められる。
拷問には肉体的なモノと恥辱的なモノがあり、両者によって溜まるポイントの種類が違ったり。
それによって新たに設置できる器具も変わって来ますので、ある程度マスを壊したり、既存の罠を強化したり、差配が必要となって来ると。
そして新規の器具に留まると、記憶映像=Hシーンが解放されていくぞ…といった塩梅。
H嗜好は舞台からも窺える通り、かなりのドS系で、鞭打ちしまくり、それでも抵抗の態度が止まぬので、傷口に塩をぬりこむぞ!! と脅し、「打って下さってありがとうございます」と感謝の言葉を述べさせる、タトゥー的に紋章を刻むシチュやら、壁尻での肉便器奉仕…などなど。
なによりゲームプレイとして、ひたすら監獄内をぐるぐるさせられ、初めは三白眼的に睨んでいるが、HPが低くなると目も虚ろになり、セリフも懇願するようになる……
という立ち絵の風情がS。
囚人をコキ使ってる、監獄経営の雰囲気を醸すのでした。
マニアックなのはそうしたエロ嗜好もですが、ゲームプレイの面でもやや分かりにくさが。
理由は幾つかあって、例えば勢い勇んで拷問ばっかしてるとすぐに倒れてしまう(振り出しに戻る)ので、あえて紋章で肉体改造(強化)、休憩箇所を設置……みたいな、ドSかと思ったらわざと囚人に利する事を行わなきゃいけなかったり、罠を設置するのはこちらだけど、結局そこに止まるかは囚人次第……という、微妙に隔靴掻痒の感じ。
拷問器具には記憶映像が残らないタイプの物も割とありますが、ここも立ち絵変化とかのフィードバックがもっと欲しいかなあ、とか(あとS系の内容なのに、立ち絵がボロボロに汚れたりはしない?)
細かいですが、紋章を刻む「肉体改造」と聞けばHなのを思い浮かべると思うのですが、立ち絵にタトゥーが残らなかったり、そもそも実はここは肉体強化の意味なのよね…(アスリート的な…)。
あとSLG的にはプレイヤーに対立する要素が基本、かなり後に設定されたノルマくらいしか無いので、「何を目標とするか」「どう楽しみを見出すか」が割と遊び手に投げられているかな、とも。
大きな概念として道を切り拓き、新しい場所へ辿り着くってのがありますが、それを急かせる要素もあんまり無いんですよね…
ある程度自由なシミュレーター的に捉えるのか? だがボードゲーム的歩みは割とタイトなプレイを促すようでもあり……
と、新規ジャンルゆえに、割と判断に困る感じ。
狭い監獄で延々イジメまくる……という風情をきちんとゲーム的な物として成立させてるのは凄いと思うんですが、どうにもやらされてる感が出ちゃってる……かな。
(その辺りの対策で秘書子を賑やかに喋らせたり、ゲームジャンル自体の趣き=監獄経営や開拓なんてわくわくを取り込んでるのも頷けるんですが、やはり根本的な部分があるのでしょうね…
ただリョナゲーとして捉えると可能性も感じる、今作でのみ出る風情も確かにあって、悩ましいところ……)
体験版はプレイ50分くらい。
UIとかも良く出来ているが、システム自体が難しい、もしくは面白さのツボを抑えているだろうか、というのは…。
資源開拓SLGというよりボードゲームかなあ、やはり。
ボードゲームって考えると、道を自分で開拓できるって割と特殊だよな
・この作品のゲーム実況はここでしてます
・製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓
関連:
資源開拓SLGまとめ:
拷問を眺める:
[スレイブファームメーカー~肉奴隸牧場をつくろう~]
すごろく駆け引きゲーム:
[まぞトラ ~魔族娘のトラップ恥辱巡り~]
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