キサタマ! (体験版)

RPG,R18ストーリー良さそう

キサタマ!
キサタマ![伊瀬チラタ]

おっと昔のエロRPGぽいやつだぞ→ちょっと体調が悪くなるくらいの似NTR、胸糞系?

そんな……そんなつもりじゃ無かったんだ……!

「きっと絵が上手い人は描かないだろうな」みたいな、過渡期にしか存在しない毒気のあるオリジナル敵デザイン、冒頭からあっちこっち20分に渡る執拗な主人公へのイジメ描写DLsiteレビューは☆5か低評価かという極端。
12~13年前はお前のような戦士が一杯居たんだよ……! とまさに「昔のエロRPG(しかもダークサイド寄り)」と説きたくなる感じで、まぁ一番真っ先に思い浮かべたのが、クラスでも馬鹿にされてたオタク三人が共感性の無さゆえに殆ど呵責も無くあっという間にレイプ・殺人と犯罪を繰り返すようになり、半グレ達からも一目置かれるという[結成!陰キャラ同盟]
あるいはゲーム始めたばかりは結構フレッシュなシステム感あるのに、中頃からなぜかとあるアーティストの薬物疑惑をなんか幾度もコスる事が印象深い[BF寝取り大戦 セックスバトルで真の勇者に目覚めろ!]、時代的にまじで先端を行くBFシステム感はあったんですが、ヒロインの母親の毒親言動ぶりがマジモンな[売春イカせ少女RPG](サクラキジ氏)……辺りなんですが、まぁ一世代遅れながらも、やっぱ「こういうの」はいつの時代も存在するんだ、ようやくやって来たソレ、という感じ。

ただ遅れてやって来たようで、もしかしたら今の時代だからこそワンチャンあるかもというのは今作『寝取られ』をフィーチャーしている事で(後で述べますが、厳密にはNTRですし、多分BSSでもない、でも鬱ニーではあると思う……)
正直体験版のプレイ感としては『ちょっと体調悪くなるくらい胸糞』でした。(しかも半分くらい天然でやってる所がある気が)
で思うにその胸糞感は、「ゲーム中に散りばめられた悪意に気付けるか」で、だいぶ変わって来るんじゃないかと……。
(そういう意味でプレイ感としては、ぬるぬる動くドット戦闘システムはエッチなのに、陰謀論をひたすら注ぎ込まれてるうちにリアル気持ち悪くなる[蛮族の剣奴]に近いかも…。
胸糞の捉え方としては、初めからバッドエンド確定まっしぐらという[BAD,END,SLAVE]に近いようで、こっちはちゃんと計算されてるのでプレイし終わった後にある種の満足感があるのに対し、今作はまぁ天然ゆえの毒気だ……というか。
*ところで思ったのですが『こういうの』、なぜかどれもゲームシステム的に見るべき物が多いのも特徴ですね…)

20分に及ぶイジメ描写からの、心理ダイブ能力をゲット。
これでフラグを解いていくんだ! だが一皮剥けばドロドロの大人の事情が渦巻いていて……

物語としては、主人公のチャタローは両親を亡くし、一人で暮らしている小学生。(この表記を見て「ん? 施設暮らしって事?」と思ったかも知れませんが、本当に一人暮らしをしてます。家もありますし、どころか土地の隅っこには農作物を育ててるらしき気配も……。しかもそんなサバイバル故か心優しき少年という符号ゆえか、庭にはキツネの「ミツハシ」、豚の「イガラシ」がウロウロしており、動物たちと会話も出来る模様)
だが学校ではそれが元でイジメっ子3人からイジメめられていた……(というより学校に留まらずOPから家まで来てリンチをしていくのはこの際、置いておくものとする)
チャタローの担任の女先生はマジメな熱血漢ゆえにイジメをなんとか止めようとしているが、イジメっ子3人に完全に舐められてる……。

(その後20分くらい、イジメに抵抗する選択肢を選ぶも屋上から落とされそうになる殺害未遂万引きの強要などの描写、女先生がなんとかしなけりゃと焦る描写が入りつつ……。
また町を歩くと、「私腹を肥やしてるらしき村長」「なぜか女子高生型のアンドロイドと同居しているお兄さん」などヘンな人々が居るんだなあ、くらいに知る事になる)

ある時、イジメっ子に強く突き飛ばされたチャタローは、それが何か分からずとりあえず信奉していた女神像にぶつかり、壊してしまう。
やべえ、と走り去るイジメっ子。
途端にOP以来、ずっと降り続いていた雨は止んで晴れ間が差し、「古の大魔女ヨーロッパ」と名乗る女性が現れたのだ……!
(ちなみにこの時点で既にだいぶ悪意が混入しており、例えばこの場面などが強烈にそう。
”雨が降り続いていたのが、止んで、晴れる”は物語が変わり始めるのを伝える古典的な演出ですが、ふつうこの場合「主人公が何か努力をして、変わる一歩を掴んだ」のを契機にすると思うんですよね。でも今作の場合、その契機でさえ「イジメっ子に突き飛ばされたから」という主人公結局何もしてないじゃんってのが、この先をも暗示しているという……)

封印を解いたので、古の大魔女ヨーロッパは渋々ながらチャタローに力を貸してくれる様子。
まずは試しと「人々の深層心理にダイブできるようになる」力を与えられたチャタローは、イジメっ子の心にアクセスし、「嗜虐心」と「元気」を狩る。
するとイジメっ子の主犯・竹ちゃんは急に元気を無くし、ふらふらと家に帰っては寝込むのでした……。

やれる!
今作はチャタロー少年がコノウラミハラサデオクベキか、と深層ダイブを経てヤっていく復讐モノだったのかあ……!(ところでチャタローって魔太郎モチーフ?)

ここから本編スタートとなり、今作は古典的RPGよろしく「ほとんど次のイベントのフラグが示されない」所があるんですが、それでも狭い町の事なんで、ウロウロしながら調べていくうち、「多分ここが次フラグの鍵かな……」と分かる。
具体的には深層ダイブによって人の心の声を読んだり、心のダンジョンで戦闘したりでフラグを立てていく……というのが運びです。

そうして出くわすのが、”まだ心の声が聞こえなかった頃は、のほほんとしているかの様に見えた町(だってチャタロー少年は動物と会話できるくらい純朴なんだし)”が、実はその内にドロドロした物を抱えていること……。
例えば町長は端々の描写から、”まぁ狭い村だし横領とかしてるんだろうなあ”くらいにプレイヤーとして思ってたんですが、突然町長の家からエルフのお姉ちゃんが飛び出して来て、森に匿うチャタロー少年、というイベントへと繋がる。
当然怪しんでその後町長の家に行くわけですが、ここでダイブ能力を使うと「帳簿」に若い女の値段がある事を知れる。
どころか、2Fに上がると数々の心のうめき(幽霊)が……。
以上の事から察するにどうも、町長、人身売買の上に監禁・殺害までしてんのかよ……!?

他、村の入り口で案内セリフを吐くRPGに付き物のNPCだと思ってた人の深層心理を読み取ってみると「誰かを殺して埋めている」事が分かり。
日にちが進むと村に「正体不明の誰かに命を狙われてる!」と叫ぶどう見てもキ印の人が現れ、しかしちゃんと話を深掘ってみると「本当だった」と分かる体験、それに殺して埋めてるNPCが関わってるという帰結……
家にアンドロイドの女子高生がいるお兄ちゃんの深層心理を覗いてみると……?

これらはどうもサブイベントのようで、ストーリーを進ませようと探す程になんだか「悪意」に当てられ、気付いていく様な所がある……。
なんというか基本的に「陰謀論かと思ったら、本当だった」という先の見えない展開が脳を襲って来て、散々に打ちのめされます。
子供の手に余るような出来事がチャタローに降り掛かるし、しかも問題解決能力(選択肢)は本当に子供の範疇でしか無い……! という感覚。(これはかなり重要なポイント)

「良かれと思ってした事で、周りが不幸になっていく(ほぼ不可避)」
分岐もあるらしいが……?

んで、ここからの展開が本当に色濃く悪意が示される所、メインストーリーだと思うんですが、
まず本作、「選択肢で展開が分岐する」的なことを打ち出してますが、本当に???

プレイヤー=俺としては、このまま佐竹くんの人生における生き甲斐とか張りとかを全て奪い、インポになるくらい追い詰めてやりたかったんですが、色々探しまわってもこの件で次に取れる行動は「女先生の心にダイブ。”教師としての使命感”や”貞操観念”を打ち砕く」しか無いんですよ!
どこか見付け損なったのか……? とにかくそれをしないと、進まないのだから仕方がない。

でそうこうする内に佐竹の野郎が元気を奪ったハズなのにみるみる元気を取り戻し、「チャタローのイジメを止めて欲しかったら、先生、おっぱい見せてよ」ですよ。
以後も事あるごとにチャタローは先生の深層心理を破壊する事となり(そうしないと進まないから)、
「今度はフェラしてよ(しかも学校の職員室)」「(休日に先生の家に押しかけ)素股してよー」と、イジメっ子がエロをする事にただ協力する感じ(しかもどんどんヤリチン風態度になっていく佐竹、お前の力じゃねえだろ)
そう今作、”さんざん序盤にヘイトを溜めたイジメっ子たち、これは中盤に掛けてザマア展開かと思ったら何の制裁もなく、棚からぼた餅的に(性的に)良い想いをする”という胸糞さだし、しかもそれを何だかんだプレイヤー自らが行わなければいけない、という構造に追い込んでいる…!?

その間、こっちもなんとか回避をするフラグはねぇもんかと探すモンですから、やっちまいましたよ。
森に隠れているエルフのお姉さんの居場所を、なぜか血眼になって探す町長たちに教えてしまう……。
いや! ここは選択肢となってるんです、なってるんですけど、だってこれ選ばないとチャタローが寝なくて翌日にならないんだから。先に進めないんだからさア……!
(その後、森に行ってみるとエルフのお姉さんは居なくなっており「辺り一帯にむせかえるような精液のニオイ」、ぽつんと居る動物に話し掛けると「チャタロー、なんで居場所をチクったにゃ? そんニャ事をしたら、そりゃあの子捕まるに決まってるニャ……」みたいに自分の童心を責めてくるようなイベントまである。
だって! だってよ!!!

個人的には不可避のシナリオでしたが、どうもチャタロー少年的には「イジメを止めて貰うために、先生を差し出す」感じになってるらしく(ゲーム中では殆ど心理が語られないんですが、作品説明によると。……すごい能力があるのだから、ナンボでも出来るのでは?)
このどこどこまでも弱く、情けない卑怯さ。

そしてプレイヤーの目線としては、社会さえも変える力を持ちながらも、「良かれと思ってやった事が(それしか選択肢が無いので、まぁ良い方向に行くんだろう、みたいな気持ちで選ぶ)、次々と最悪の結果になる」感じ……。
ゲーム構造的には『最悪の結果しか待っていないのに、それをわざわざプレイヤーが選び取るまでどこまでも待つ感じ』でしょうか、
なんて悪意だぁ……と打ちのめされる体験があるのでした。

町は一見おかしなキャラばかり、深読みするほどに溢れてくる悪意……

また『悪意』としてはゲームシステム側、一要素としてサポートされてる所もありまして、
フラグを見付ける為に注意力をもって調べると色々「気付いてしまうこと」もボディブローのように効いてくる所があるんですが、
例えばエルフ娘の居場所を教えた後、おそらく村長の家に監禁されてるのではないかと思い(子供だからか、卑怯だからか、助けに行く選択肢とかは出ない……)
その後ヨーロッパの能力で「生き人形(名称もすごいな)」を解放するとエロステータスが見えるようになるんですが、
ここでエルフ娘の状態を確認してみると……経験人数や性器の具合、そして「ひき続き執拗な輪姦は続くと思われます」とだけ通知される感じ(先に亡霊を見付けてると、その行く末さえも予想できてしまう)

あと、先生の家を調べると日記が読め、タケちゃんとのエロの度に内容が変わっている……とかね。
(この辺は素直に胸糞系NTR、”想像させる”寝取られとして、刺さる人には刺さる鋭さがあるかも)

アンドロイドJKがある時から唐突に仲間に加えられるようになり、一日のフラグが済んで、チャタローの家で寝る段になっても帰ろうとしないくだりと、アンドロイドのお兄さんの深層心理バトルで現れる敵名称『口なし』。
その後、なぜか主人公のポッケにあったハッシュドポテト(こういう所ある。必要ならばアイテムが出現する、寺山修司的というか……)を美味しそうに食べる普通のJKぽい仕草がなぜかかなりのスチルを用いて表現、その度によぎる「虐待」のメッセージ。

先生の深層心理バトルでの構図は右に清楚な顔、左にあんまりと言えばあんまりな形状のアレ(ちなみに敵名称は「Hの想い出」で、車に乗ってる二人。カーセックスかなあ……となんとなく悟らせる悪意付き)

逆にタケちゃんとかアンドロイドのお兄さんとかの心理戦は完全に目がイんでおり、歯が尖りまくっておるという、ダイレクトに心を削られる(ウシジマくんの肉蝮のような……)デザイン。
でこのタケちゃんの良心であろう「白いタケちゃん」を打ち砕くときの、なぜか盛り上がるボスBGMと殊勝な事を言った後にすぐ茶化すMOTHER2のポーキーがエロも絡んでより酷くなった感じのイラつき。
深読みし出すと気持ち悪くなるほどに、悪意がビシビシと当てられるのでした。

エロシーン。
新任の女の先生が、生徒のクソガキにハメられていくエロ(あらかじめ貞操観念を破壊してるのは…俺……!)

実は深層心理の戦闘もそこそこ難しくてレベル上げの必要があったり、フラグ探しもあって、体験版は2時間掛かったんですが(作品説明には1時間ってなってたんですけど……)
それでも直接的なエロシーンは3箇所くらい(分岐次第か?)、でも回想見ると結構ありそう……等からして、かなり底知れない。

ちなみにHとしては回想のシルエットから判断するに女先生のエロが多め、すなわちショタおねというか、クソガキ達の段階堕としセックス、輪姦とかも結構多そう?
(しかし段階”堕とし”つっても、その段階進めてるのは俺キッカケだし、先生も俺の為に頑張ってくれてて何となくエッチではあるけど、別にBSSって訳でもないし……。
なんだろう、寝取らせでもなく、一番近い言葉である「胸糞」に全てを詰め込みたくなる不思議な感触…)

体験版範囲で見られるエロとしても、新任の女教師ぽい、垢抜けない先生がじょじょに許してしまう感じ、どんどん調子に乗り脅迫を繰り返すクソガキ、というのはなかなかエロイ構図だったかも知れない。

久しぶりに昔のエロRPGをやったし、また久しぶりに喰らった感じがあるぜ……!(面白い訳じゃないんだけどね……。”やられる”物ではある)
極論すれば現在のエロRPGは、「需要を読み、市場を狙う集団制作」と「昔ぽい、自分中心のメッセージを込める個人制作」に二分されるかもですが(まぁ実際は「個人制作でありながら、ちゃんと需要も汲んだ名作」もありますし、それこそが大正義なんですけども…)、
前者の作品はクオリティ高いけど何となくパンチが足りないな……となる一方、じゃあ後者はっていうと……。まぁこれも「久しぶり」くらいが丁度良いか……。

体験版プレイ2時間。
ゲームそのものより、それについて文章書いてる時の方がたのしい経験になってるじゃねーか
まぁこれを読んで興味を持った人は、やってみて下さい。なんか「喰らう」ものがある(つまりそれが☆1にも☆5にもなるってこと?)

この作品のゲーム実況はここでしてます:

関連:
こういう感じか:
[結成!陰キャラ同盟]

[BF寝取り大戦 セックスバトルで真の勇者に目覚めろ!]

[蛮族の剣奴]

[BAD・END・SL*VES]

[僕らの肉便器先生 -the GAME- ヤンママ教師の変態生活]

[イタズラ戦争~小さな離島の物語~]

[ボクガキえちえち戦争]