楽園のローレライ (体験版)
イマドキ珍しい? 作り込まれたJRPGの楽しさがあるエロRPGですよ
体験版プレイ2時間。
体験版の最後までプレイ出来てなくて、ちょっと書くか迷ったんですが……
このサークルさんは特に、SFC末期のRPGみたいな遊べる感というか、ツクール製のRPGで作り込んだ時の面白さってやつを抑えておられるので、「(感想)無いよりはあった方が良いでしょう」の精神で書く。
過去作にしてももうちょっと売れて欲しいな、と思ってるくらいで。
特にお気に入りは”序列○○○位”なんていう低レベルの悪魔から始まり、皆戦場で競って攻め込むなか、活躍すると順位が上がっていく(そしてそれをTV放送されているという体の)[イビルガールズパーティー]ですかねえ……
滅んだ世界、ローレイライと呼ばれる人工少女たち、そして主人公は……その「飼育員」なのだ、っと
▲OP。コールドスリープから目覚めた貴方は「飼育員」として、うら若きお魚ガールを率いていくのだ
今作は海洋研究所員たる主人公が、何かあったのか、「50年のコールドスリープ」に就くところからスタート。
場面は変わって、世はローレイライと呼ばれる(それぞれ海の生き物を源流に持つ)少女たちが、かつての文明の資源を漁っては生きていた……。
と、そこにコールドスリープの棺が漂着する。
目覚めた主人公を「飼育員さんが来た!」と歓迎する少女たち。
一体どれほどの月日が経ってしまったのか? 人類の文明は滅びてしまったのか?
…まずはローレイライ達の食糧事情を改善すべく、この世界の探索をすれば、じょじょに分かっていくかも知れない……。
という、「おっ、ソシャゲかな?」という事も浮かぶ安定的な滑り出し。(私はけものフレンズがよぎりましたが……って、これも元はソシャゲか)
そしてその作り込みにいちいち「うむ、うむ」と頷いていく事になるのでした。
今述べた冒頭のストーリーさえ5分で済ませ、拠点を自由に歩けるようになって、で、その辺のあちこちには分かり易くHマーク発生箇所を記す♡が散らばってる(ゲーム開始して15分も操作できない自動イベントが続くとまぁ辛いわよね……)
すごろく要素を活かした探索エリア
▲第一エリアに挑戦! エリア開始時にはまずボーナスルーレット、バフでちょっと楽しい気分にさせられる(取り組む戦略も変わる?)
▲サイコロ+分岐道でちょっと楽しい探索を
ゲームシステムの一つの柱としてあるのは、すごろくを組み込んだダンジョンシステム。
フィードマップから探索エリアを選んだらGo、「探索可能ターン数」までにゴールを目指すのだ……
ツクールですと、すごろくプラグインとか簡単な手もあるんですが、これを用いず独自で済ませてて、結果、「重過ぎず、軽すぎもしないゲーム触感で良いな」という感じ。
例えばサイコロで5が出たら、分岐のこっちを行けばモンスターマス、片方は採取マスだ……
戦うのが嫌だから採取の方に進もう、とか出来ますし、実は「2歩進んで、3歩戻る」みたいな歩き方もOK。
(その代わり、行き止まりにある宝箱はぴったり止まらないとだめ)
▲やったー、何もないマスかと思ったら宝箱を見付けてお宝の抽選が始まる!
当然やろうと思えば戦闘もかなり避けられるし、採取マスで素材を採りまくるのもOK、となかなか任意性があるなと。
あとこのサークルさんのゲームはやっぱ他と違って練り込んであるな、と感じるのは、恐らく空マスに停まった時にランダムでやってるのかな、「隠されていた宝箱を発見した!」なんて事が起き、宝箱オープン、ルーレットが始まる……!(ヴァン○イアサバイバー風?)
わーい貴重なアイテムゲットだと思ったら、3つめのリールが「罠」になってダメージ受けた時のぬか喜び感……とかね。やるやる。
戦闘! 素材で武器作成、5つのスロットに全て武器を装着、ボスの行動順表示……
▲ザコ戦闘。自動戦闘もあるので、流しでプレイして強くなっていくのを楽しむのも良い
キャラは端々でセリフウィンドーがポップするぞ
▲強力だが、相手の取る行動順が分かる大ボス戦!
▲ボス戦の途中に仲間が駆け付けたりする時も……。良い演出、展開だ
戦闘難易度はプレイした感じ、「何も考えずに進んだらコロ負け、考えてプレイしてもLv上げ無しでは本当にギリギリ勝てる」くらいの、まぁゲーム心くすぐる感じ(難易度NOMARLでプレイ)
クリアしたエリアに再度挑んだりしてやり込むも良し、あえて推奨レベル以下で知恵を凝らすのも良いのだ。
自分は舐めてかかって初ボスでダウン。
そこで、やっぱこういうのが用意されてる訳ですよ……と持ち帰った素材で武器を作成したりするのでした。
ここでまぁJRPG好きに朗報なんですが、本作は装備スロットが5、そしてこの5つは『装備種を問いません』。
つまり「5つのスロット全てに武器装備の強戦士」キャラに仕立てるのもイケるって寸法よ……。
実際、武器ごとに「空中の敵に大ダメージ」「触手系に大ダメージ」とか敵種特攻の技スキルが使えるようになるし、あと追い詰められると(TP100使用で)パーティー全員をバフ強化できる必殺技を使えるキャラとかも居る……
つまり、条件を突き詰めればボスだろうと大ダメージも与えられる。
…まぁボスはボスで全体攻撃とか平気でしてくるんで、普段のダメージでかなり致命傷もらうけど。
ボスは事前の攻撃行動が分かるので、それで準備すれば何とか……! ってね。(まぁ防具装備で普通に戦うのも良いです)
▲探索エリア2。普通にやってるとなかなかターン数が足りない…! ダイスアイテム使用だ!
▲最大HPを消費して探索を続ける事も……。
▲なにげにイベントで食糧事情を改善してると、探索可能ターン数が増える。
この様な直近で分かりやすい危機(想像しやすい)を最初の目標に据えるのも、さすがなのだ
ちなみに遊び幅は戦闘だけでなく。
なんとなく予期してましたが、エリア2では「そもそもゴールに辿り着くまでがかなり遠い」ステージ構造となっており、ここで「食糧系の素材を沢山拾ってるとローレイライたちの食糧事情が改善、探索可能ターン数+」のバフ効果があったりすると嬉しい、やってて良かったって感じだし、
まぁそれが無いなら無いで、宝箱から手に入ったりした「かみかぜダイス(マス目に+3)」などのアイテムを駆使していくのだ。
ちなみに探索可能ターン数が0になっても実は続行は可能だったりするんですが、その時に提案されるのが「パーティーの最大HPがダウンする代わりに続行」だったりする。
さすがに最大HPダウンは後への影響が強すぎる……って引き上げたくなりますが、そこに、いやらしいことに「5ターンだけ獲得経験値量やお金がアップ」なんて文言も付け加えられるんだ。
くっ、このゲーム…駆け引きを分かっていやがりますよ……!
安定した牽引力。
一つステージをクリアする度に新機能可能、新仲間、そして物語が……
▲エリアをクリアしてたら……ふらっと新しい子が登場!
あとはエリアを1つクリアするごとに、新しいキャラがやって来たり、新機能が解放されたり、新しい建物に入れるようになったり(戦闘無し、あちこち調べてアイテムが手に入ったり、うろうろしてる少女と会話したりする楽しさ…)
……定番の運びではありますが、まぁそうそうという。強力という。
▲探索エリアをクリアし、安全になった場所を調べる。先頭キャラの技術次第で開く宝箱……スゴそうな物が入ってそう、後からまたやって来なければ!
特に新しい建物で「先頭キャラの技術力が50以上でないと開けない宝箱」とかを見付けた時には、くぅ~~、こういうのだよなあ、と……。(ちなみに射撃系の武器だと技術力が+2とかされる、スロットが5つあるので……と足りない時になんとか悪あがきする所まで含めて、計算されてると思われる)
これが良いのは「今はまだ開けられないからちょっと先、強くなってから帰って来よう」という目的になるからだけど、そうした小目標、中目標、大目標の抱かせ方も適切ですね。
▲素材を溜めて「採取小屋」を建築しました。これにはシャチの子も満足そう
新機能としては例えば「失われてしまったかつての文明(設備)の復元」というのがある。
これはさすがに相当な素材を溜める必要があるけど、まぁ響きが魅力的だし、いつかやったんぞ、と燃えるという。
実際に復元してみると、単にメッセージで褒められるだけ……なんて事はもちろん無く、マップ上に立ち寄れる建物が出現!
行ってみるとローレイライの女の子たちが屯し、なんか駄弁ってる(つまり新キャラが増える度に嬉しい)
あと探すとアイテムが一杯ある、と見返りも豊富なわけ。
こう……な! 新・桃太郎伝説であったな、こういうの!(具体的なSFCのRPGのタイトルを述べるんじゃない)
▲かつての記憶、そして朽ちた汽車……。旅はどこへ続くのか
(大目標は、エリアをクリアした時にたまに主人公のかつての記憶が蘇り、そもそもなぜ昔の海洋研究所はローレイライを作ったのか……人類はなぜそこまでの苦境に陥ったか……などなどストーリーが明かされていく様子)
Hシーン。少女たちにイデンシを注ぎ込むのだ!
ちっちゃい子から青肌の子まで、様々(フルボイス)
▲夕方になると、ローレイライの少女たちとお話したり。
▲ある時を境にセクハラ質問が可能に! ぐへへへ……げへっ!
▲仲良くなって、イデンシを注入させて貰おうね
こういう場面でSD絵がちゃんとキャラごとに用意されてるの、細かくてかわいい
そして建物からは稀に「遺伝子カプセル」などが手に入り、これで個別キャラの特別な強化が可能に……
というか、Hシーンの出番です、という具合。
(Hシーンは主にストーリーの進みでオープンされる、拠点のあちこちに♡がある発生箇所と、任意強化のこの遺伝子カプセル部分かな? まだ他にもあるかも)
▲おちんちんの面倒を見て貰うファーストエロ。両手でごしごししてもらおうかい?
▲ロリコンとかなじりつつ、乳見せ足コキなどをしてくるノーパンスパッツのシャチの子であった
▲カツオノエボシの子は自ら天才を自称する癖に、でかちんちんに弱い。衣装も華麗だし、SEXしばき甲斐があるなあ(中出しするとこもスケスケで見える)
▲青肌のウミウシの子がくっぱり
▲「イデンシ」注入シーンだけでなく、近くを通ったらオナニーを覗いてしまい……など、それぞれの子の家を訪れると条件エロとかも。
Hシーンは、初めこそちっちゃい子たちが(関係ないが、初期メンの3人ともちっちゃい子たち、というのは今どき勇気あるセレクトだと思う)
両手で飼育員さん=主人公のちんぽをごしごしする、などの微笑ましいものだったり、
ノーパンスパッツ、シャチモデルのギザ歯女の子がロリのくせに(まだ第一段階だからか)虚勢を張り、足コキをして来たりとかするものでしたが、
そのうちに、お淑やかに見えた貝の子が、Hになると淫紋が浮かび上がってヘンタイになるんだね、まさに真珠を隠してるが如しだったんだね……
という、キャラの二面性を描くのに役立ったり、
あとそうした海洋生物ギャルですから、ゴージャスな身体付きと衣装なんだけど、カツオノエボシの子だからちんぽ入ってる所が透け透けで丸見え♡ 断面図いらずだね♡
であったり、単純に青肌であそこくっぱり、もしくは手がヒレみたいになっててめちゃくちゃ細く見えるのに、おっぱいはツンッとしてるね…♡ という子だったり、
一つのモチーフでの多種多様なエロに広がっていく気配があるのでした。
(あとサンプルからすると、後に登場する子ほど、巨乳の割合が増えていくような……?)
そして当然のようにフルボイス姿勢。うむっ!
遊ぶほどに面白くなるやつよね(クリアまで20~30時間)
▲第4探索エリアは海。みんな水着に……みたいな変化が飽きさせない。
カツオエボシの子の、白い肌ゆえに紅いおまんこが目立つ感じ、エッチだぜ
プレイしてて肌で感じるし、また読者諸氏も恐らく覚えがある事でしょう、こういうのはまさに「遊ぶほどに愛着が増し、どんどんと面白くなる」タイプ。
正直体験版の2時間でもそろそろケツに根が生えて抜けられなくなる、のめり込み……の気配を感じるほどでしたが、製品版では『日数経過でルート分岐もある(と判明)』!?
おぉ……割とそのへん無頓着だったわ…。これは煮詰めだしたらかなりタイトになりそう、むしろ一周目は気楽にプレイして、若干の後悔を覚えたりするタイプかな…なんて。
(ちなみにクリアまでの時間は"20~30時間程度"とのこと)
不満として……、ちょっとRPGとして優等生過ぎる運びで、「裏切り」がもうちょい欲しいかな、と思ったくらいなんですが、まぁこの分だとその心配も要らないかも知れない。
あと仲間がたくさん加わりそうなのに、戦闘パーティーは4人までだから割と後の子とか空気にならないかな……とか思ってましたが、きっとここも対策取っておられるのかな。
今や同人エロゲも世界規模、それこそ色んなゲームがある訳ですが、こうしたツクール由来のものも立派にあるのだぞ……
という事で、お一ついかが、と思うのでした。
体験版はプレイ2時間。
登録本数も増え、まず大型作品が可処分時間を持っていくし、ますます1本辺りに避ける時間が減ってる気もするんだよな昨今……。
(ツィッターとか見てる時間を減らしたら、すぐゲームやるくらいの時間は確保できるだろ……)
この作品のゲーム実況はここでしてます:
サークル過去作:
[ミスティのキラキラ繁盛記]
関連:
ツクール的な、遊べるRPG:
[サマータイムオブゴブリン]


































































































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