サクっとセクハラRPG!-エロコス露出-
サクっとセクハラRPG!-エロコス露出-[サークルさすてなぶる]

*この感想は[レメラボ]さんに書いて頂きました。

ただの108円作品じゃ無さそうだ!


サークルさすてなぶるさんのデビュー作品『サクっとセクハラRPG!-エロコス露出-』。
108円作品の軽いジャブ的掌編作品なのかと思いきや、なかなかこだわりのシステムが搭載されていて面白いです。
たとえば操作キャラクターの上下左右の動きに追随して、画面右に表示される立ち絵の向きも変化するなど、ちょっとしたこだわりが嬉しい。

  

「108円作品なのだから切り詰めました」ではなく「108円作品だけど詰め込みました」と感じられるのはプレイヤーとしては大変嬉しいですね。
クリアまで一時間前後ですが、CG枚数やテキストの質、イベント数を踏まえてもコストパフォーマンス的には非常に優秀っ!
発売前には予価300円だったということだけれど、なぜ値下げした!?

羞恥系・露出系としての優秀さ


ジャンルとしてはRPGなわけだけれど戦闘などは一切無く、文化祭でクラスの出し物のための集客する可愛い女子高生二人を切り替えつつ操作し、「体育館前」と「ホール」で来場者にビラ配りをするのが本筋。
オープニングでは「ぼく」が文化祭実行委員としての立場を利用し、クラスの宣伝役をエリちゃんとさゆちゃんに任命。
金髪ショートのエリちゃんは一見するところ快活なJKだけれど、知らない人の前ではちょっと萎縮してしまう側面も。

もう一人のさゆちゃんは大人しそうな母性溢れるJKで、土下座すればSEXさせてくれそうな女の子。
そんな二人にエロコスチュームを着せちゃう「ぼく」。
エリちゃんにはバニースーツと黒タイツ、さゆちゃんには布地をかなり切り詰めたタンクトップとホットパンツ、こんな痴女めいた格好で大勢の中に飛び込ませ、集客ビラ配りをさせるという設定は羞恥系・露出系ストーリーの導入としてお手本のような出来。

男性器を女性器に突っ込んでヒーヒー言わせてればエロさはそれなりに表現できるけれども、ジャンルによって、特に羞恥系・露出系は性交シーン無しでエロさを表現しなくてはならないジャンルなので、女の子が恥ずかしがるまでのストーリー、露出するまでのシチュエーションを丁寧に描写する力量が試されるのだけれど、そんなことを今作の前で語る必要性がないのは前述のこだわり立ち絵システムを搭載されている時点で明らかなわけです。

そう、恥ずかしい格好をした女の子を四方から眺められる立ち絵システムは、この手のジャンル好きのプレイヤーには堪らんのです! 作者さん、わかってる!

 

羞恥系・露出系オンリーのゲームなの?


喜んで飛び跳ねた瞬間に服が脱げておっぱいポロリに始まり、最初は嫌々だったのに集客のためと割り切り、その気になった手ブラパフォーマンス(手を離されちゃうのはデフォ)、甘んじてのセクハラ容認などなどの辱めの他、来場中の小さな男の子(ショタ)に木陰に連れ込まれてしまいパイズリを強要されたり、トイレでフェラぶっかけされたり、いらずらだ〜れだ(下半身を見えないように覆われた状態の演者のうち、誰がいたずらをされているのかをみんなで当てるクイズ)ではいたずらの度が過ぎてクンニリングスや挿入、中出しなんかまであったり。

正直、そこまでは予想していた。
けれどもだ、どうして今作OPでは「ぼく」という一人称キャラが存在したのだろうか。
それでいて操作キャラは可愛いJK二人。
気合いの入りまくった占いキャラに最大13人の集客が可能だと言われればコンプリートしてやろうじゃないかとマップ中をくまなく走り回って集客して、さぁ集客はやり尽くしたぜ自分のクラスに戻ろうぜよと教室のドアを開ける。

そこで待ち受けていたエッチイベントの一つは、「ぼく」視点を利用したからこそ可能なイベントであって、このエッチイベントには賛否あるかもしれないけれど、今作をうまくまとめるオチとしてよく機能していたと思わされるものでした。



醜男生徒らが文化祭を理由に馬鹿騒ぎっ!


階段の下で女子生徒のパンチラを期待しているような非モテ男子が文化祭のお祭り騒ぎに乗じて好き放題っ!
登場する男子生徒の数々は醜男で、美女と野獣的に醜男が可愛い女の子にエッチなことをするシチュエーションを楽しむのもあるんだけれど、今作ではそういった容姿に劣る自覚があるであろう非モテ醜男生徒が文化祭の陽気さの中で馬鹿騒ぎする雰囲気をぜひ味わって欲しい。

そして今レビュー中、何度も可愛いJKと表現してきたダブルヒロインのエリちゃんとさゆちゃんだけれど、勝手な推測で語るのを許してもらえれば、たぶん、彼氏ができた経験は無いのではないかな?
そう推測を語らせるのは、体育館前で焼きそばの出店をやっているサッカー部の生徒とサッカー部マネージャーの男女のいちゃラブっぷりを見せつけられた時の二人の反応。エリちゅんは少し引いた感じだけれど、さゆちゃんのどん引きの表情はなかなか見物。

この部分が作者さんの意図的なものだったかどうかは定かではないけれど、おかげで可愛い可愛いJK二人も非リア充として数えることができるようになり、非モテ醜男生徒らが馬鹿騒ぎする文化祭の、その一員としてよくよく溶け込み、なおさら今作のエッチな文化祭の雰囲気が醸成されていったように思える。
すると当初は滑り気味に感じていたホール入口の生徒会役員が爆発音のSEを伴いつつ挨拶をしてくる演出なども「馬鹿騒ぎ」的な演出としてハマっているように感じてくるのだから、今作の構成には感心させられる。
僕をして、今作の完成度が高いと評させたのは、間違いなくまゆちゃんのどん引きの表情です、はい。


今後のアップーデートに期待してもいいの?


え、108円ゲームとして考えると充分にお腹いっぱいにさせてもらったよ?

でも作者さんのブログを覗いてみると、今後はお化け屋敷などのイベントの追加を考えてもいる模様。
燃え尽き感を訴えてる作者さんですが、ぜひ頑張って欲しいですね。
羞恥系・露出系を真っ正面から描写した作品はなかなか珍しいですし、作品コンセプトも雰囲気もとても良いものでした。