吾輩は鎧である (体験版)

RPG,R18新しい

吾輩は鎧である
吾輩は鎧である[とらうま商事]

魔王様は鎧になってしまった!
久しぶりに来た”戦闘中に味方のフリして邪魔するやつ”だ

[Jumble Jokers][Jumble Strikers]で『戦闘中パーティ(集団)犯され』をやって来たサークルさんが、今作では鎧に宿った魔王として、勇者女を邪魔する……つまり、『戦闘中、味方のフリして邪魔する流れ』にトライ!
要は[ボクのために戦って負けて犯されて!?]とか、もっと古く言えば[Valkyrie Destruction]などの流れの一つな訳ですよ…。
……って、挙げる例が平気で5年とか開けてて、今はもう知ってる人も少ないのか?
むしろ「その流れが令和に蘇る」と言っても良いかも知れない。

昔のエロRPGぽい感触あり。同時にこれまでのエロRPG文脈解釈があれこれ、ストーリー要素が見え隠れ

ともあれ個人的には本作の、”少し前のエロRPGの雰囲気”が楽しみやすくてイイな…という感じも抱きました。
それは現代風の、ビジュアルとコンテンツで押し切るのではなく、こういうコンセプトで一本作ってみましたが、どうか? みたいにお出ししてくる姿勢とか、
今まで築かれてきた既存のエロRPGの流れの上にある物だから…とかもそうでしょうが、
プレイしてみると、他の部分でも安定的手腕が垣間見えるのですね。

例えばストーリー。
勇者にやられた魔王は鎧に緊急避難、再び目覚めた時には200年経過しており、目の前には”俺”を装着した、かつての勇者の子孫が……。
エロで自身の魔力が上がる事も分かり、ここは虎視眈々、様子を窺おう…って寸法ですが、
そもそもなぜ魔王は200年ぶりに目覚められたのか? って疑問がまずあって、
で、「最近、魔の気配が強まっておるし」と王様に言わせたり、別勢力と組んでそうな人間側のキャラの描写も合間に入り。
そうして魔王は「我が輩の部下が生きておるなら、合流しなければ」と目論んだり、
あるいはもっと大きな伏線として、もしかして既に他の魔王が誕生してるんじゃね? とかも勘繰りたくなる……。

直近でやる事、一・二歩先に待ち構えてそうな気配、そしてもっと先、物語全体を牽引しそうな伏線。
ストーリーラインにまず、きちっとした物を覚えました。

更に、あると物語が楽しくなるスパイスとして、「200年後の世界はこうなってんのか…」みたいな魔王の述懐ありーの(タイムスリップものの定番だ)、
伝説の剣を手に入れる為にまず二つの鍵を見付け出すのです……なんて、大仰ないかにも勇者らしい段取りが(自分=鎧とは関係無く)勝手に進行するのを眺める、ヘンな愉快さもあり。
こういうのは”まさかのOPから魔王戦直前”とかが定番ですが、その「逆」的面白さをよりロングバージョン、延長戦にした……ってギミック感なんですよね。

あと会話運びとしては、基本、勇者の行動をなんとか阻止したい魔王という構成なので、
勇者が頷いた後に魔王がまずい、とかモノローグで言う展開が多いのですが、
ヘンな所で意気投合というか、それは両者にとってもまずい! とばかり、同じセリフを吐く(被る)みたいなセリフの面白さも……。(物語自体はちょっとコメディ調ですしね)

だから何というか、やはり、基本的なシナリオ運びの上手さを痛感しました。

戦闘エロ(亜流の楽しさ)

あとRPGとしては、てっきり魔王は触手鎧としていんぐりもんぐり続けていくものかと思えば、体験版では全然まだ弱いのか?
勇者がオートでザコ相手に無情にも殲滅攻撃を振るう一方、
そうはさせじと、勇者の命中率低下、敵のHP回復とかなんとか粘り、ランダムで発生する敵のエロ攻撃が起きるのを願う……。
この自動で戦ってる所になんとか一矢報いる感じ、やはりまだまだ新鮮さを覚えるなと。

そして体験版の最後くらいになるとだいぶ魔王鎧も強くなり、お邪魔魔法もだいぶ融通が効くように。
こうなると前戯程度だった敵モンスターの攻撃も押し倒し、挿入、中出しと進化していく(Lv99でこそ無いものの、激強だった女騎士がザコ相手にエロされるようになる……という文脈でもある訳です)
更になめくじにアナル寄生され、中出しでは妊娠するかも?
犯された相手に「苦手意識」が芽生え、胸敏感が刻まれてる……というデバブ系も。

なるほど、ここまで来ると(戦闘中パーティー犯されより、むしろ歴史が古いんですが)最近でも人気な、戦闘中エロ要素にちょっと亜流の流れを注ぎ込めてる感じもあるな……と。

奇妙な協力関係?

そして実際、体験版範囲の最後にはちょっと油断すると普通に勇者がやられちゃったりして、まぁこっちとしても先に進む必要はありますから、仕方ないなあって適時ヒールで回復してやったり、お金で装備を調えてやったり…。
言わば普通のRPGぽくなり、ここの「奇妙な協力関係」が発生する感じもちょっと楽しませてくれる、と。

どこか懐かしいけど、色んな部分に跨がる要素の”スパイス”が効いて、”亜流”の面白さがあり、
なんだろう、久しぶりにこういうエロRPGぽいエロRPG(ツクールのデフォマップみたいな)を腰を据えてやってるな俺、と楽しい進行感があったというか。
[Jumble Jokers]程の破壊力は無いかもですが、それだけに丁寧な要素の散りばめ、しっくりと来る采配の多さには、さすがキャリアだなあと……。

体験版はプレイ45分くらいか

・この作品のゲーム実況はここでしてます

製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓

サークルさん過去作:
[Jumble Jokers]

[Jumble Strikers]

関連:
邪魔するやつ二作:
[ボクのために戦って負けて犯されて!?]

[Valkyrie Destruction]

111ちゃんデータベースによれば、

もそういう内容だけど、未だに予告のまま発売してないので残念だ、らしい

[私が愛したギルドの貴方へ]
は「わざと負けさせ」を更に進化させた作品かも知れない、という事らしい

「(奴隷の)女連れ回し系」とかなると、また少し話違って来るかなあ…
[フォーリン・ラビリンス ―隷属の少女たち―]

[レジネッタの冒険 ~勇者と呪難のお姫様~]

[奴○の奴○]