金色の冷笑 (体験版)
けして本気で感じない・堕ちない強い女……という嗜好のサークルさんの最新作、しかも今回は「寝取られ」!?
なにより”魅せ方”が別格。
美しい女性という点では今までもそうですが、今回はゲームの運び、NTRとしての変化球にまでそれが及び、フェチさは究めるものだなあ、と。
主人公は一兵士として、姫騎士たるヒロインを仰ぎ見るしか無い立場(この視点のスチルもまた上手い訳ですが…)
ある夜、軍を統括するハゲ将軍と姫との「契約」が行われたのを見てしまい……。
後々、実はその契約とは将軍が功績を立てるほど姫様が身体を許す……というものだと分かって行くのですが、
つまりRPGとしては主人公が姫様に目に留まりたいと日々頑張って防衛任務=モンスターとの戦闘に勝つほど、(軍の功績は結局、将軍の物なので)NTRが進んでしまう…という皮肉な構造。
これもなかなか面白い変化球。
ゲームとしてのやり甲斐とエロが一致しにくいのが寝取られという嗜好ですが、「頑張れば頑張るほど早くエロが見られる」を実現している。
今までも強くなるとNTRが進む構造のRPGはあったでしょうが、今いち自然な設定は難しく。
そこに説得力ある答えを用意したなと。
そしてエロ。
一言で”お預け”というか、エロとは美しい女性が貪られる手間、オトコを妖しく迎え入れる女性の微笑こそが至極……というのが伝わるフェチ。
功績を一定積んだ夜、将軍の自室を覗くと……
曰くありげなやり取り、しかし主人公は僅かに姫様の美しい背中を覗くしか無く……。
このチラ見せ。
寝取られRPGでは「定点カメラ」「カーテン越し」等が一要素としてある訳ですが、そこに作者さんなりの、Hしてはいるけど全然届いてない様なクールな女こそが至極、おちんちんをずっと甘刺激されてるようでエェんだ……というのが凄く噛んだ形で表現されており、一粒に二度美味しい物を実現したような。
なるほどなぁ、という形を見るようでした。
(ちなみに覗く際に特定アイテムを購入してないと引き揚げる事もある=本物のお預けを喰らうようだったり、まさに焦らし最高! 的なフェチに特化してるよなぁと)
夜のエロはそんなドキドキが長く続く視点ですが、それじゃあんまりだからか、毎朝の朝礼の場面では、実際何が行われてたか妄想するエロも。
エロRPGにおいて「Hシーンは妄想でした」って賛否分かれるんですが、そこも躊躇無く扱えてしまうフェチ嗜好が強い。
実際、ソソられる煽りになってるんですね…
▲タイトル画面→まさかのその後ろで覗く男が主人公(実際、初見で気付かなかった)というアングルや好き。
ところどころ大きな漢字フォントで彩られる魅せ方、”物語は彼に関係無く進み、彼に関係なく終わるだろう。”の冷酷さも
▲姫様の寝取られを早く進めるべく奮闘……、敵に合う装備やアイテムとかをちょっと試してみたり。この辺のバランスもちょっと好きだったり
体験版はプレイ30分くらいかなと。
まさにフェチこそが新しいゲームとしての趣向を切り開くな、と……(そもそも寝取られ自体がそうでしたが。勝ち負けにこだわるゲーム基準では絶対生まれてこないもの)
良い噛み合う物がありました、発明感がある
見える見えるぞ、絵のとても綺麗さに惹かれて買って「本番エロシーン少なっ」みたいに怒ってる人が! そういう嗜好なんだ……っ
サークルさん過去作RPG:
[赤髪の鬼神]
・製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓
関連:
寝取られであり、姫様であり、兵を鍛える為に……というと
[魔道兵装マグテルス]
があるけど、NTRに向かう心構えがまるで違うのだ
日常業務をこなす中でエロを見付ける…みたいな雰囲気は
[交易街の黒い衛兵~地下監獄と女囚達~]
の感じもちょっと思い出したかも
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