黒夜神 RE:FinE 〜堕ちた肉奴隷達の徒花〜 (体験版)
*この感想は [さたける]さんに書いて頂きました。
ダーク系王道調教だけど、ハードな肉体変異がありそう
肉体変異系の奴隷調教を楽しむ調教シミュレーション。オリジナルは9年前に発売され5000DL以上を売り上げるも、現在のMicrosoftサポートOSは動作保証外(インストールできない)。そこで新規OSに対応した上で、システムの快適化、回想解放緩和、エロシーンの効果音追加、全曲リファイン、立絵ビューワー、追加シナリオと大幅にパワーアップした内容が本作となります。なお、私はオリジナル未プレイです。
奴隷調教師の主人公が親の借金が原因で奴隷にならざるを得なかった女の子を調教する話。芯の強さと希少な真マゾの資質に気づいた主人公は、念を入れた調教を施し「作品」を作りだす事を決意します。
このオープニングはラストで処女を散らすか残すか選択ができます。処女のまま調教すると、また異なるエンドが複数あるようです。
一昔前の商業ダークゲーでよく見かける奴隷調教物を彷彿しますが、KI-SofTWarEさんは肉体変異が得意なサークルさん。単なる奴隷調教だけで済むはずもなく、穴を徹底的に拡張したりフタナリ化、獣姦などハードな調教を楽しめる事が期待できるようです。
改造・調教内容で境遇と身体が変化していくお嬢様の末路
調教本編に入ると月〜金曜日は肉体改造、および一般調教、土曜日は特別調教で進みます。これの繰り返しで体験版範囲だと4週(1ヶ月)プレイできます。
一般調教は奇数週は肉体改造・偶数週は調教メニューを行います。最初から選べる改造項目は豊胸薬投与、アナル拡張、女性器拡張、クリトリス肥大薬投与、羞恥心排除。また偶数週は乳首愛撫、オナニーなど性的な調教です。昨日まで生娘(もしくは現在も)だった相手にいきなりハードな改造メニューでびっくり。この中から月〜金まで5日分、選択します。なお、調教項目は約40程あるようです。
すると、選んだメニューによって毎日3行程度の文章で調教風景が語られます。特に感動する内容ではないので私は早送り。
そして土曜日にエロノベルパートである特別調教が行われます。この特別調教は1週間で選んだ肉体改造・調教項目、そして肉体改造度合いで大きく変化します。初日だけでも均等に調教を施した場合、それぞれ1つの調教項目に絞って5日間実施した場合などで変化します。
この時、メイドや成金じいさんなどが登場し、会話がある場合も。たぶん成金じいさんはお邪魔キャラで下手したら調教途中で奪っていくのではないかと危惧。
最後に結果画面。「バスト〇cm + 〇cm増です。」などのようにバスト・ウエスト・ヒップ・乳輪・クリトリス・体重・女性器の増加量が表示されます。それぞれの大きさがフラグ分岐の条件なので、この画面でどの調教を施したらよいのか考えていきます。
月〜金の改造・調教の選択次第で特別調教が変化していくのですが、多彩でバリエーション豊かです。
羞恥心排除とオナニーを繰り返した場合、1週目は特別調教でオナニーさせた後に、荒縄かボンテージを常時着ける事に。そして翌週はオナニー中に目隠しされ、これも常時着ける事に。この頃にはオナニーを見られる快感に身を委ねた状態になります。そして、翌週以降は目隠ししたままアナル舐めに……と恥辱方面に成長している事が見てとれる状態になります。
女性器拡張(バイブ責め)とセックスを繰り返した場合、1週目の特別調教でローターとクンニで翻弄されるお嬢様。そして常時ローター着用を強制させる事に。翌週はセックス、そして順々に女性器が大きくなると常時着用がバイブに変更され、セックスは荒々しくなり……とこの場合はエッチ方面に磨きがかかってきます。
体験版範囲だと、1ヶ月の調教によって、ダーク調教系シミュのように調教によって身も心も変わりつつある状態が堪能できます。お嬢様が奴隷へと変わりゆく様は、1ヶ月だけでもエロさが滲み出ています。そして、当然ですがこれは序の口、原版の公式サイト等を閲覧すると、調教で相当エグい肉体改造もあるみたいです。
類稀な文章力が紡ぎあげるダークな世界観、淫靡な奴隷調教
私は以前「亡国のクルティザンヌ」の感想で文章力があり、文そのものを読む楽しさがある……と表現しましたが、本作も同レベルで読ませる文章力があります。商業エロゲ界、ライトノベルなども含めて文章力がプロ中のプロ並みに高い人は稀です。奴隷調教を扱うダークな雰囲気を文章で盛り上げるので、奴隷である少女への感情移入、どこか狂った世界で生きる主人公の残酷さなどが頭の中に思い浮かぶように入ってきます。
エロ描写でも、官能を引き立てる情緒溢れる文章は、CG無しの単体でも抜けるレベルです。(作者さん、官能小説作家としてもやっていけそう)。これにCGが加わるわけです。
脱衣シーンでも1枚1枚脱いでいく様を立ち絵で表示しながら煽情的な文章で煽るわけです。
そして、これまたCG差分の使い方が上手。表情差分以外に動きを表現する差分が多く、実際は静止画なのにアニメーションを見るぐらいにねっとりとした臨場感があります。差分の手抜きがない事と1シーンに基本画像2,3枚を使っているため、新鮮さもボリュームがたっぷり。エロは1シーンがかなり濃いです。
たぶんですが、回想シーンを見る限り60以上はありそう。段階的に、そして調教内容別に整理して区分されているので、回想だけでも疑似ゲーム的な実用度が感じられます。そして、エロい着せ替えができる立ち絵ビューワー。たぶん、これは前作からのシナリオ以外の追加要素です。
プレイ感覚としては、調教シミュレーションではなく、調教でフラグ管理するノベルゲームです。原作は相当分岐が多いようで、文章の質、ルート分岐、そして手軽に調教シミュ風味を楽しめそうなゲームです。体験版だけでも抜きの実用度が非常に高くエロボリュームには期待できそうです。
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