ボクの奴隷娼館 (製品版)
彗星のように登場し、タワーディフェンス+横ACTという斬新さも印象に新しい[獣と魔女とその娘]。
その続編、今回は娼館経営SLG! という訳でさっそくやってみました。
2014/10/14予告時の感想です
今時っぽい動的SLG+エロアレンジ
広い一画面(ズーム可)、リアルタイムに時間が流れる、今時っぽいSLG。

女の子たちは画面のそこかしこでエロしまくり、満足したお客はお金をばら撒くので、硬貨が乱舞する。
これをせっせと回収してる内に、女の子のパラメータが降下していくので休ませる。
目先の忙しさだけじゃダメ、次の設備拡張も考えないと…

最近だと「メゾンド魔王」(古くは「タワー」?)みたいな新しめのゲーム性なのに、女の子があっちこっちで売春したり妊娠したりする…という世界観にアレンジするのは、まさにエロゲならでは。
(エロRPGなんかは何だかんだ商業が先だったりしますが、同人がいよいよエロゲのゲームデザインを牽引する、という意味では感慨深い…)
カジュアルなSLGぽさと操作の楽しさ
で、面白いです。初めは特に。
SLGと言うとかつては、数字がダーッと並び、腰を落ち着けて遊ぶ感じでしたが(静的なSLG)
グラフィックがあちこちで動き、操作も簡単。すごくカジュアルな感じ(動的なSLG)

マウスで女の子を売春部屋までドラッグ。すると、かぽっと壁尻状態に変化、しばらくしたらお客が現れ、試しにハメハメしてる所をズームしてみると、喘ぎ声が聞こえるように。
客がフィニュッシュを迎えればコインが飛び散り、これまたマウスでなぞって、ちゃりんちゃりんと稼げる…。
(更に初めての場合、実績解除もされて嬉しい)
なんていう、"操作をすることの"プリミティブな快感がある訳です。
その上で毎日維持費が掛かるとか、どんどん建築して建物を広げていこう、っていうSLGしてる感もちゃんとあり。

一つ、「最近のゲーム性やなあ」と如実に思ったのは、明確な"敵"いわばストレスが無いなあと…(体験版だからかもですが)
いちおう毎日の支払いで所持金がマイナスになったらゲームオーバーなんですが、厳しい条件をクリアしようとキリキリ胃を痛め、汗を流す感じではない。
自分の手でお金がどんどん増えて、設備は大きくなり、新しい女の子は喘ぐ…これで十分楽しいじゃん、という"楽しい事だけ"取り。
すごく今風なのかなあと。

実際それで楽しいんですが反面、潰れる危機が無いぶん、飽きやすいんですね。
ただそれも、操作自体が気持ち良いおかげでダラダラ続けてしまいそうだし、
ちょうど飽きそうな頃に、コインが貯まって新しい設備にアップグレードできそう、
同じ売春部屋でも淫乱度高い子を付けたらエロが変化するじゃんって発見したり、断続的に楽しさが与えられる感じ。
エロゲとしては新しいし、遊びやすいし、楽しいし。
“ちょっと良いなあ、好ましいなあ"って感じなんですが…、さりげなく装ってるだけで、実はその技術力デザイン含め"すごく良い"作品なのだと思います。期待。
ヌキとしてはどうだろ
ただまぁあえて言うなら、"ヌキ"には困りそうかなと…
あちこちでHしてる、って光景を眺めて楽しむってのが主眼じゃないかなと。
前作はダークなストーリー&主人公エロでシコれたのが、今作は(雰囲気は)コメディぽいですし…

ただ娼婦の組み合わせパターンは多そうだし、エロの種類自体も多いし。
回想部屋でまとめて見たら、なんだかんだイケそうだなと。
(あるいはストーリー的にも何らかの仕掛けがある…?)
手触り面白い、でもリズムに波が無いかな…
好きな所に施設を作って、建物が広がって、あっちこっちでエロしてて、溢れ出るコイン…という手触りの部分、やばいお金の工面が間に合わないかも、みたいな序盤の焦りも、SLGとして楽しい。
ただ支出の上昇は毎日定額、収入の上昇は娼婦×施設の数と質でうなぎ昇り…という事で、中盤くらいからもうお金に困らず、そうなるといわゆる「ゲームシーン」が一つな訳で、メリハリの無さがちょっと気になった。

ゲームテンポ的にも、施設アップグレードの為に新しい星が必要→能力高い娼婦で新しい売春施設を試すの繰り返しで、最後まで行くので…一辺倒という。
面白いのだけど、HシーンがEDにあるくらいで、だいたい体験版と同じ遊び幅かな、と…。
クリアまでは2時間ちょっとくらい。
回想部屋の、女の子カスタマイズ&淫乱・従順度で変化する反応はエロいし、楽しみやすい。
自主的にタイムアタックしてみると、見える景色が変わる!
ただ自分は2周してみたのだけど、「1時間以内のクリアを目指してみよう」とかすると、結構見てる景色が違ってくる。
だらだらプレイしてもクリアはできる本作、でも積極的に借金&返済していく事で時間の短縮化が図れるし、大浴場を囲むように売春部屋を設置する工夫をしてみたり、調教部屋はふつう一つで足りるけど、併設して同時調教してみたり。

本作の駆け引きをあえて煮詰めれば、設置の位置・種類をどう工夫するかという所なのだけど、そこを余りシビアにしてないので、張り合いが無いのは確か。
(反面、どんな風に遊んでも良いし、なんだか楽しいぞ…って手触りを楽しむには良いミニエロゲだと思う。
自分も、タワーディフェンスくらい設置がシビアだと泣く…)
むしろ何分でラストまで行けるかのタイムアタックモードや、誰が10万G先に貯められるか、妨害工作もあり…っていう対戦モードがあれば、本編は余りシビアにならず、やり甲斐も刺激されるプラスαになったかな…という気がしました(制作が難しいだろうけども)
同人ゲームの鍵さん、
エロRPG購入検討&レビューさんもレビュー書かれています
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【ネタバレ】
ナビ&ストーリーテラー役の青髪のゲスい娘との恋愛成就は(今のところ)ありません。