*この感想は [なめか]さんに書いて頂きました。

こんにちは。今回はサークルFASさんから発売されているADV「サキュバスの誘惑」のレビューをさせて頂きます。

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音声サークルが満を持して発売したエロADVゲーム


サークルFASさんは主に音声作品、特に催眠音声を数多く手がけてきたサークルさんです。
そんなサークルが初めて発売したゲーム作品がこのサキュバスの誘惑になります。
催眠音声サークルということでピンときた方もいると思いますが、当然のごとくM向けの作品となっています。
CGはM向けイラストを描かせたら右に出る者はいない(と勝手に思っている)doskoinpo氏が手がけています。
また、CVは幾つもの音声作品に出演してきたベテランである沢野ぽぷら氏と柚木朱莉氏が担当していて、とても聴き心地が良いです。
音声作品のシナリオ経験を活かした引き込まれるテキストと、抜群の音声・SE編集による臨場感がすばらしい作品になっています。

ところで、催眠音声というものが何かわからない方に簡単に説明すると、催眠音声とは声優さんが催眠誘導する音声で、これを聴くことで催眠術を体験することができるというものです。
催眠状態でオナニー指示をされることで、その他のオナサポボイスに比べてより気持ちのよいオナニーをすることができます。
本作は催眠音声ではありませんが、それをモチーフにしたHシーンが幾つか登場します。

9/22まで半額となっているので、この機会に是非プレイしてみてください。

ストーリー


本作は8〜9割がエロシーンなので細かいストーリーはないのですが、大まかなあらすじを紹介します。
どちらのサキュバスを選ぶかで微妙に異なりますが、大体の流れは以下のとおりです。

実家に帰省した主人公(プレイヤーであるあなた)は、父親に頼まれ大量の蔵書を整理することになりました。
整理している中で、あなたは怪しげな黒い本と白い本を見つけます。
家に帰ると先ほどの本(選択したどちらか1冊)が荷物に紛れていることに気づいたあなたは、なんとなく本のテキストを読み上げてしまいます。
すると次の瞬間、部屋中にろうそくが立てられ、中央に黒(または白)の服に身を包んだ妖艶な女性が立っているではありませんか。
そう、あなたが持ち帰った本はサキュバスを封印していたもので、読み上げたテキストは彼女を開放する呪文だったのです。

サキュバスは困惑するあなたに語ります。
呪文は本の封印を一時的に、五日間だけ開放するものであること。
本から完全に解放されるには男(つまるところあなた)を奴隷にしなければならないこと。
なのであなたに奴隷となってほしいこと。

当然奴隷などになりたくないあなたは拒否しますが、サキュバスは続けてこう提案するのです。
五日間の誘惑に耐えられるかゲームをしよう。
耐えられたならおとなしく本の中に帰るが、もしあなたが誘惑に屈してしまえば奴隷となること。
そしてこのゲームを受けてくれなければ、夢魔としてあなたを夢の中で搾り殺す、と。

サキュバスの本気の誘惑と、湧き上がる射精欲に勝つことができるでしょうか?
かくしてあなたは五日間の悪魔のゲームに挑むことになったのでした。

個性的なふたりのヒロイン


本作では二人のサキュバスが登場します。最初にどちらの本を選んだかで登場するサキュバスが代わり、両方のヒロインが同時に出現することはありません。二者択一です。

黒のサキュバス ディーナ


ディーナ

蠱惑的な黒いぴっちりとしたスーツに身を包んだサキュバス。
ボクっ子で、妖艶さと無邪気さを兼ね備えた性格。

白のサキュバス スルーア


スルーア

男を誘うような、短いスカートの白い服に身を包んだサキュバス。
物腰柔らかな敬語の性格と、タメ口で冷たさを感じさせるクールな性格の2つを使い分けて話しかけてくる。

心とリンクしたロウソクシステム


どちらのヒロインを選択したかによって設定が少し変わりますが、どちらにせよ部屋に出現したロウソクがこの作品を特徴づけるものであることに変わりありません。
無数に立てられたロウソクの火は、あなたの精神力の象徴です。
物理的に吹き消すことはできず、あなたが屈したときに1つずつ消えていきます。
もしもサキュバスを再び封印するまでの5日の間に、すべてのロウソクが消えてしまえばサキュバスに抵抗する気力はなくなり、自ら進んで奴隷となってしまうでしょう。
また、ロウソクの中にひときわ太いものが5つあります。(下図)
ロウソクの太さは精神面における重要さを表しているため、この太いロウソクは特に大事なものになっています。
この太いロウソクは他のロウソクと違い、各日の最後に「屈服する」ことを「あなた自身が」選んだ際に消えてしまいます。

太いロウソク

つまり、これらが消えてしまうということは、自らサキュバスに負けを認めてしまったという敗北の証でもあります。

ちなみにSEをONにしていると、ロウソクが消えるときに風の吹くような効果音が流れます。
言葉で追い詰められながら、周りでロウソクが消える音を聴く絶望感は最高にシコいので、音声をONにした状態でプレイすることをお勧めします。

ディーナを選んだ場合


あなたがディーナの質問・言葉に対して“素直になってしまった時”ロウソクが消えてしまいます。
ディーナは火の消えたロウソクからあなたの知識(性癖や初恋の相手など)を知ることができます。
奴隷にならないためには、去勢を張り続ける必要があります。

意地を張った最後に快楽に屈して素直に答えてしまうという快楽を味わえます。

スルーアを選んだ場合


ディーナの場合とは逆に、あなたが“ウソをついてしまった時”ロウソクが消えてしまいます。
黙秘しても、無意識が「ウソをついた」と認識してしまえばロウソクは消えます。
必死に否定しても、あなたの本心はロウソクの反応によってスルーアに筒抜けになってしまいます。
なお、最後の最後でこのロウソクに対するあるトリックが明かされますが、最高にM心をくすぐるので必見です。

心の中をどんどんと暴かれていく快楽を味わえます。

Hシーン紹介


このゲームの魅力は当然Hシーンなので、それぞれいくつかのHシーンについて語ることで本作の素晴らしさを伝えさせてください。
ある程度ネタバレになってしまうので、やはり初見で楽しみたいという方はここまでで読むのをとどめておいて早速購入しに行きましょう。

本作には2人のヒロインがそれぞれ五日間(+最終日は追加シーン)、計12のシーンがあります。
CG差分も豊富にあり、1シーンあたり平均6〜7枚はあります。
少ないように感じるかもしれませんが、それぞれが趣向を凝らし、1つの音声作品のテーマにできそうなほど作り込まれているので満足感はとてもあります。

スルーアのシーン


ウソをつかないように頑張ってくださいね。

1日目 手コキ誘惑


早速初日からスルーアが誘惑してきます。
質問に嘘をついてもロウソクが消えるし、サキュバスに素直になってしまうのも危ないと考えた主人公は、聞こえないふりをして回答しないことでやり過ごそうとします。
ところがスルーアは主人公の死角を一瞥し、「ロウソクが消えた」と伝えるのです。
「肯定しなかった」ということに対して無意識が「ウソをついた」と思ってしまったためにロウソクが消えた、と。

黙っていても、咄嗟にウソをついてもロウソク(=精神力)が尽きてしまうことに焦り追い詰められたあなたは、とうとう声に出して「オネダリ」してしまうのでした。
……が、スルーアに言われて振り返ってみれば、なんとロウソクは消えていないではありませんか。
そう、黙ることで消えるというのはスルーアのブラフで、あなたはまんまと嵌められて恥ずかしいオネダリをしてしまったのでした。

スルーア1日目
▲よく見ると手つきもめちゃくちゃやらしい。

初日から弄んで来ますねぇ。
しかも、頑張ってオネダリしたとは言え、ゲームに敗北したという宣言をしていないので射精させてくれません。
(まぁ、別に1日敗北しても負けが決まるわけでもないし、最終的に負けても奴隷になるという実質ご褒美しかないので素直に負け宣言していいんですが。)
敗北宣言をすると、ウソにあたる言葉を復唱させられながら(つまりロウソクをどんどん消されながら)射精させられてしまいます。

2日目 前立腺責め


男にしかない性感帯である前立腺。お尻の中にあるそれを責められると、女の子が感じるのと同じ快感を感じることができます。
当然射精とは別ベクトルの快感なので、射精したくて仕方がなくなるのですが、スルーアはおちんちんには絶対に触ってくれません。
しかし……「アナタが自分で触るんだったら、私は止めませんよ?」という悪魔の囁き。
なんやかんやと誘導されてあなたはスルーアの前立腺いじめに合わせておちんちんをシゴいてしまうのでした。

この時点でもだいぶ屈辱的ではあるんですが、考えてみると、「屈服したくない」「なので射精したくない」という意志・宣言に対して、手は射精に向かって自分を追い詰め続けている訳です。
これは矛盾、すなわちどちらかが“ウソ”ということになるわけですね。
それを意識してしまうと、ただ手を動かし続けているだけでどんどんロウソクが消えてしまいます。

もう泥沼ですね。とはいえスルーアも優しいので、さんざんロウソクを消させたのち解放してくれます。
もちろんあなたがそのまま射精したいのであれば、屈服する選択肢を選ぶ必要がありますが。最高に意地悪ですね。

スルーア2日目
▲所謂ちんぐりがえしのポーズです。

3日目 感度XXXX倍&尻尾責め


この日はいつもの敬語口調ではなく、挑発的で嗜虐的な笑みを浮かべる第2の性格で攻めてくれます。
声優さんによる演じ分けが素晴らしいですね。

プレイ内容は、どこまで快感に耐えられるかのゲームです。
・スルーアはロウソクを一つ用意して、その上に黒いおりがみのような物を落とす。
・この紙は主人公の感度を司るもので、1枚燃えるごとに感度が倍になる。
・あなたは紙が落ち、燃えるまでに「快感に屈していない」と宣言する。
・もし宣言通りなら火は消えず紙が燃え尽き、感度があがる。
・逆に屈していれば、発言はウソとなりロウソクが消えることで感度の上昇がストップする。(負け)
・10回「屈していない」と言い切れたら、今日の勝負は主人公の勝ち。
・ゲームが終われば上がった感度は元に戻る。

・紙が落ちるまでに宣言できなければ、ルール違反のペナルティとして他のロウソクが1つ消える。

スルーア3日目
▲この紙が火に到達し、燃え尽きるごとに感度が上がります。

この設定だけで作品が一つ作れそうですね。
ルール上、気持ちよくなった頃に宣言がウソになってゲームが終了してしまうので、気持ちよさを長く楽しむためには宣言をスキップしてペナルティを受ける必要があるわけですね。
というか、アナタはまんまとハマって10枚目、感度1024倍にまでされてしまいます。

自分の意志で宣言をスキップしているわけですから、あなたは理性が本能に負けている変態だと罵られてしまいます。
実際こんなドマゾ向けゲームを喜々として購入してしまう我々はド変態なので罵倒されてもそのとおりだとしか言えないのでとてもつらくて気持ちいいです。
散々バカにされたあと、射精するために屈服するかどうかの選択肢です。

屈服すると完全にバカにした「頑張れ頑張れ」コールで射精させてもらえます。


4,5日目はさらに屈辱的で背徳的なプレイが目白押しです。
特に1,2日目の人格と3日目の人格の分身による3Pもありますので、続きは是非製品版にてお楽しみください。

ディーナのシーン


素直にならないように頑張ってくださいね。

2日目 パイズリ


時間制限がないのは不公平だとして、あなたは10分間耐えたら勝ちという条件をディーナから引き出します。
しかし、ディーナの爆乳に顔をうずめさせられ、散々やらしい屈辱的なおねだりをさせられた挙句、10分の時間制限が経ってしまいます。

ディーナ2日目
▲このCGでは徹底的に焦らすだけで、射精はさせてくれません。

生殺しの状態で射精する方法はただ一つ、敗北の宣言をすること。
焦らされ続けた状態であなたは耐えることができるでしょうか?

できなかった場合はパイズリCGが見れます。

doskoinpo氏による、まるで本当に触感を感じられそうなやわらかいおっぱいのイラストも見どころです。

3日目 催眠乳首オナニー


FASの真骨頂である催眠のシーンです。
ディーナは、リラックスのおまじないと称してロウソクを見つめるよう促してきます。
しかしそれは本当は催眠誘導であり、あなたは催眠術にかかってしまうのでした。
ディーナ編では、割りとガチの催眠誘導を仕掛けてきます。
催眠音声に慣れ親しんだ人が聴くと、実際に催眠にかかってしまうかもしれませんね。
ちなみにちゃんと解除もしてくれるのでご安心ください。逆に言えば、ちゃんと解除の台詞まで聞き終わるようにしてください。

プレイ内容は甘い乳首オナニーになっています。ところどころFASの催眠音声作品のオマージュっぽい部分もあって、FASファンはより楽しめるかと思います。
おすすめは、オートモードにして実際に乳首オナすることです。

ディーナ3日目
▲ロウソクなどの火を見つめながら誘導というのは実際の催眠でも用いられることがあります。

なお、このシーンで催眠音声に興味を持たれた方は是非後述する関連作品をお聴きになってください。

4日目 ストッキング足コキ・ロウソク責め


ディーナは、火の消えてしまった(ディーナの手に堕ちた)ロウソクに再び火をつけ、ロウを股間に垂らしてきます。
一般的なロウソクプレイと異なり、このロウはとても冷たく、このロウを浴びるたびにあなたは負けてしまった時の敗北感・屈辱を思い出してしまうのです。

おちんちんを足蹴にされながら、魔法のロウソクで敗北感を擦り込まれていくという大変マゾ心を刺激するプレイとなっております。

ディーナ4日目
▲とろとろと溶けたロウの描写が気持ちよさそうです。ただし現実でこういった白色ロウソクをこの距離で当てるとめちゃくちゃ熱いのでやめましょう。

イラストのストッキングの描写が非常に凝っていて、脚を嗅がされたりもするので、脚フェチ、特にストッキングフェチにはストライクなシーンでもあります。

1,5日目も当然実用性抜群なのでぜひ製品版でお確かめください。

まとめ


性格の異なる二人のサキュバスのどちらかと、たっぷり堕とされる5日間のお話です。
どちらも最終的には楽しい奴隷生活になるのは変わりませんが、どちらかと言うとディーナルートのほうが甘々な気がします。
「屈服しない」という選択肢を選べる「ゲーム」という形式にしたことで、自分の意志で屈服したという事実をより感じることができます。
音声作品を手がけてきたサークルならではのシナリオ構成の丁寧さと、一つ一つが1本の作品として成り立ちそうなくらい濃密な各Hシーンが魅力です。

逆転などは一切ないので、マゾ向けです。
ただし、物理的ではなく精神的に追い込むので、痛みを伴う描写や不幸になる表現はないのでソフトなマゾの方でも十分に楽しめるでしょう。

あなたもサキュバスの誘惑を感じてみませんか?

おまけ


本作で登場する二人のサキュバスですが、実は同サークルの音声作品に同じ性格と声を持つキャラが登場する作品が存在します。
二人が好きになってしまった方や、本作の催眠プレイに興味を持たれた方は是非こちらも体験してみてください。

「サキュバスの言葉責めマインドコントロール」
黒と白のサキュバスによる言葉責め音声です。
名前は明言されていませんが、イラスト・声優・性格が一致しているので彼女たちでしょう。

「サキュバスのエナジードレイン催眠」
黒いサキュバスによる催眠音声です。
イラスト・CV・一人称がディーナと同じです。

なお、どちらも9/22まで半額となっているので価格的にもおすすめです。