マイティフェイタルファイト (製品版)

ベルトアクション,R18製品版の感想,ライター:エローン大君

*この感想は [エローン大君]さんに書いて頂きました。

SDキャラが大暴れ!鬼畜なリョナもバッチシな爽快ベルトスクロールアクション!

 

タイトル画面
▲タイトル画面からして8bit風

鬼畜リョナでおなじみのStudioSさんの作品の最新作、「マイティフェイタルファイト」を紹介します。
タイトルでニヤリとした方もいると思いますが、元ネタはカプコンの人気ベルトスクロールアクションのFC版。
StudioSさんは数年前に「フェイタルファイト」という作品を発売しておりまして、本作はそれを8bitなゲーム風にリメイクしたものとなっております。
基本的なシステムはそのままに、前作では無かった「デモシーン」でエロ面をマシマシ。
多数設置されたアイテムでベルトスクロールアクションならではの爽快感がアップした一作となっております。

奪われた恋人をとりもどせ!! 空中コンボが気持ちいいベルトスクロールアクション

 

脅迫状写真
▲最初の写真の段階で、相当に酷い目にあっているマリア

ストーリーとしては、

舞台は、拳帝ノウザーが率いるマッドウルフの手によって荒廃した世界。
主人公・ケンはそんな中一人立ち上がり、暴力によって支配された街をマッドウルフを倒し解放していた。
しかしその時、ケンの元に恋人・マリアの写真が脅迫状と共に送られてくる。
そこに写されていたのは、散々陵辱され無理矢理ダブルピースをさせられているマリアの姿。
激怒したケンは、拳帝ノウザーを倒すためノーザンクロスに乗り込むのであった。
と言った感じ。

 

デモシーン画面
▲多数のデモシーンが用意されているのでやり甲斐もバッチリ

前作・フェイタルファイトでは、ストーリー開始時点で故人となっていたマリア。
本作では敵の組織に捕まっているという設定のため、ステージクリアごとに本作で追加されたデモシーンで様々な拷問を受ける羽目になります。
ステージをクリアするごとに、仕打ちがドンドンと過激に!本作のエロシーンの見どころとなっております。
また、EASY・NORMAL・HARD・DEATHと4つの難易度があり、それぞれエンディングが異なるため、デモシーンを全部見るためには全難易度クリアが必要です。

アクションパート
▲SDだけどフェイタルファイトでの技もきっちり再現

ゲームシステムは、前作と同じく非常にオードソックスなベルトスクロールアクション。
全6ステージで、1周は大体30〜40分程度でクリアできます。
特徴としては、無敵技を含む4つの必殺技が用意されており、SPECIALゲージを消費して発動することができます。
初期状態からSPゲージはMAX!もし減っても、敵への攻撃や被ダメージ・アイテムで増加するため、気兼ねなくバンバン使っていけます。
ジャンプキックや必殺技で相手を浮かすことができ、そこから空中コンボが可能。
ベルスクではおなじみの武器攻撃も健在。爽快感溢れるアクションを手軽に楽しむことが出来ます。
フェイタルファイトと比べると、アクションは「ダウンした敵に追い討ちでマウントパンチ」という要素が削除されている程度。
コンボの爽快さはそのまま引き継がれています。

大量のアイテムで悪党退治も楽々!?前作から変化したゲーム性

ただし、基本的なゲームシステム自体はほぼ同じですが、ゲーム性は大幅に変化。
アイテム数の増加や当たり判定の調整によって、主人公が有利になる方向へと舵がきられています。
具体的に書きますと、
・ステージ中に炎などのトラップや、ドラム缶などの破壊可能オブジェクトが追加
・破壊可能オブジェクトを壊すと、体力回復・SPゲージ・1UPアイテムが出現
・主人公の攻撃判定が拡大
・敵の耐久力が控えめに
と言った感じ。
前作では、「ほぼアイテム無し・Y軸の攻撃範囲が狭く連続攻撃中に反撃される」など、独特な癖があり全体的に高難易度な傾向。
ゲームに馴れないと敵からリンチを受けやすいため、脱出用の無敵技にSPゲージを割くために、必殺技を絡めた空中コンボはちょっと控えたくなるゲーム性でした。

1面の破壊可能オブジェクト
▲頻繁に回復系アイテムが手に入るので難易度は大幅に低下

その点、本作は上に書いたものを見て分かる通り、全体的にベルスクならではの爽快感を重視。
アイテムの配置数も非常に多く、雑魚敵相手にもバンバン必殺技を絡めたコンボが出せるようになっています。
前述しましたが、本作は全難易度クリアしないと全エンディングが見られないため、意図的に難易度が下げられているのだと思われます。
(ちなみに、隠しコマンドによる更なる救済措置も用意されていたり)

ステージ5
▲多分ラストステージよりも難しいステージ5

逆に言えば、必殺技を絡めた基本コンボと無敵技を出せさえすれば大体の局面が乗り切れるため、ちょっと大味な印象。
ラスボス戦に至っては、「体力大幅回復・SP回復・1UP」と十分すぎるほどのアイテムがその場に用意されているため、「アイテムを拾えるよう動きつつ、ラスボスを巻き込みながら無敵技を出しまくる」だけで勝ててしまうことも。
しかし、ノーコンティニュークリアに挑戦となると話は別。
無限コンティニューではあるのですが、ゲームオーバーになるとスコアがリセットされるため、ボスラッシュ&アイテム数が非常に少ないステージ5が鬼門になると思われます。
モードは本編であるストーリーモード以外にも、敵を選んで練習できるプラクティスモード、残機が尽きるまで戦い抜くサバイバルモードが用意されています。
サバイバルモードはアイテム数が限られているため、かなりやり応えのあるモード。
そして、エロ要素をコンプリートするためには、極めなければならないモードだったりするのです。

やり込めばやり込むほど解放 エロは鬼畜リョナがメイン

 

脱衣KO敵キャラ デモシーン蝋責め
▲あくまでエロ面はデモシーンがメイン。8bit風でも鬼畜さは変わらない……!

前作がチェンソーで敵キャラを真っ二つにするなど「能動的なリョナ」だったのとは対照的に、本作はデモシーン・CGによる「受動的なリョナ」がメイン。
エロシーンは、ゲーム自体が8bitゲーム風ということで、ドット絵のCGとなっております。
一応、アクションパートでも女性の敵キャラを倒すと脱衣はしますが、いかんせんSDキャラなので、あまりエロい感じはしなかったり。
その代わり、前作ではやり込み要素というだけの存在だった、「難易度別クリア・敵の累計KO数・サバイバルモードでのKO数」での成績に応じて、デモシーン・女敵キャラのCGが解放される仕組みになっています。
マリアがいたぶられるデモシーンは、EASY・NORMALでは陵辱メインなのに対し、HARD・DEATHでは蝋責めから始まり、電撃・焼き印など過激な鬼畜シーンが続出。
エンディングも高難易度になればなるほど過激になっていくため、フェイタルファイトでは見られなかったヒロインの無惨な姿を見ることが出来ます。

前作レコード画面 コレクション画面
▲前作のやり込み要素画面がそのままコレクションモードに。やり込まなければ解放できないのだ。

ゲームの成績によって解放されるCGに関しては、ストーリーモードを4周するため、敵の累計KO数は簡単に稼げますが、問題は「サバイバルモードでのKO数」。
150人敵を倒せば良いのですが、アイテム数が限られており、もちろんコンティニューも出来ないため、意外と難易度は高め。
アイテムをきちんと回収できれば何とかなりますが、ベルトスクロールアクションが苦手な方は遠慮無く隠しコマンドの救済措置を使った方がいいでしょう。

KO数解禁リョナ
▲ゲーム中ではSDキャラだけど、CGモードではきちんとリアル頭身

前作での女敵キャラのリョナはゴアがメインでしたが、本作のCGは打撃メインのリョナ。
放尿しながら命乞いをするようなライトなCGもあれば、顔面崩壊させんばかりの勢いでボコボコに殴っているCGもあり、ライトな人もハードな人も楽しめるようになっております。

8bitな雰囲気の再現度は満点!コンボでの無双感を味わえる一作

というわけで、SDキャラを使ったベルトスクロールアクション「マイティフェイタルファイト」の紹介でございました。
独特な癖があり歯ごたえがあったフェイタルファイトと比べ、必殺技やコンボで雑魚敵が吹き飛んだり倒れていくのは無双感があり、非常に楽しいゲームに仕上がっております。
エロもデモシーンとCGという形に変わりましたが、鬼畜なリョナシーンはなかなかにクるものがあり、8bit風とは言えリョナラー心をくすぐることでしょう。
ちょうどフェイタルファイトは現在半額セール中(※1)ですので、両方とも買ってゲーム性やエロの違いを比較してみるのも面白いと思います。
ちなみにStudioSさんは以前、ストリップファイターIVのGB風リメイク「熱闘!!ストリップファイターIV」を発売されていたりします。
「鬼畜リョナ」という面が際立つサークルさんではありますが、これらリメイク群や「トレジャーハンターミンク」など「レトロゲームをリスペクトした作品」なども製作されていたりしますので、興味のある方は色々と体験版を漁ってみてはいかがでしょうか。
※1:半額は執筆時のものなので、購入時はDlsiteで改めて確認してください。