ゆうしゃのあしあと (体験版)

[LOVE RUN DOLL DELIVERY ～性具配達人～]https://www.dlsite.comや[ピンサロール ペイメント ～借金返済GAME～]https://www.dlsite.comなど、緻密に組まれた街の中でこことここはこう繋がるのか、とフラグを紐解いていく楽しみとちょっと独特、でもちょっと深いみたいな感触が面白いサークルさん。

2023年7月20日

最新作は、ん、レトロRPGの感じ……？　と思いましたが、やはり探索系なんですね。しかもより凝った構造になってる…という。

2023年7月20日

今どきのマセガキが30年前（ファミコンの頃ですね……）の「クリア不可能の伝説のクソゲー」をやった所、確かにその通りというか、街には殆ど人が残されておらず、それどころか勇者が逃げ出した世界だった…？
なんだこれと思って止めるも、現実世界でその逃げた「ゲームの中の人々」が登場し始め…と

2023年7月20日

この辺りの感触も丁寧で良いなあ、なんですが、ゲームを貸してくれるオタにぃ（近所に住んでるオタクのお兄さん。忙しくて寂しそう）の主人公少年に対する微妙な距離感だったり、ゲームの中の登場人物が街を闊歩する、なんて、エロRPGなんですが昔のハリウッド映画にありそう、なんて思うのです。

2023年7月20日

その後、現実世界に現れたゲームの人々と話すも「自分の役割（ロールプレイ）」について妙に達観していたり。そう、ゲーム中では主人公少年もモブの村人を操作する事になり、開幕の戦闘で嫌というほど無力さ、モブの定めを思い知られされる。

2023年7月20日

でも、ゲームの中では重要な役割を占めるはずの勇者が逃げてしまった……
一方でモブたる主人公が「意志を持った」ことで、すなわち意志の力で、変えられる事があるのではないか？
これは翻って現実でもそうでないかと。

2023年7月20日

今は少年の主人公だが、プレイヤーは大人であろうから、『そもそも現実でも大体モブみたいな役割なのでは』……なんて、在りしの青春みたく眩しい。
作り込まれた街並と、やや枯れたような人物たちのセリフを眺めると、そんな深い気持ちになります（でもそんな所も押し付けがましい訳ではない）

2023年7月20日

そうした気持ちでゲームの世界を眺めると、まさにあちこちに『足跡』が。
そこでこれから追う事になるだろう、タイトル（ゆうしゃのあしあと）の意味に気付く……なんて、良い運びだと思いました。

2023年7月20日

勇者は「主人公と同じ歳くらいの少年」らしく、やはり力は強いと言っても役割を演じるしかない立場で、自我に目覚めたのか……？　なんて。

2023年7月20日

サークルさんの物語の語り口として特異な所は、一つに『プレイヤー自身に気付かせる巧みさ』があると思って、自力で気付くから、より何となしの深さを感じられるというか。
過去数作、どれも探索を中心に据えてるのもそうしたゲームデザインの根っこがあるのかな、と思います。

2023年7月20日

探索システムとしては、現実に迷い込んだゲーム世界の住人を見つけ、帰す事で少しずつゲーム世界の復興が起きる、またゲームの世界から現実にアイテムを持っていく事で変化が起きるかも……というインベントリシステム。

2023年7月20日

言わばゼルダの伝説の、表の世界と裏の世界、みたいな凝った関わりとなっていったのです。
そのシステムを用い、７日間でどれだけ変化を起こせるか……という方向性は過去作と同じくですね

2023年7月20日

Hとしては両親が７日家を空けてるのをいいことに上がり込んだ、ゲーム世界の王女とメイド。
王女はエロウェルカムぽいけど実際の性知識は皆無なお姉さん、メイドは眼鏡で地味ぽいけど実はスケベさを隠してる……と、セクシーな美女デザイン。
そんな二人と同棲状態なので…とエロが起きてく様子。

2023年7月20日

探索としては他のキャラあり、街のあちこち巡って着せ替え衣装を手に入れる…とかもありそう。
あとどうも街の舞台が過去作と共通してる、今回は破格の70エロシーンという事で、過去ヒロインも出て来る……かな？
不思議な手触り、だけれども好ましく思える手触り。今作もそんな良さを感じたのです。

2023年7月20日