サマータイムオブゴブリン (体験版)

2025年5月15日RPG,R18遊べる,ストーリー良さそう

ゴブリンの夏休み(半分嘘)

ゴブリンが主人公のエロゲというと、キーキーうるさい低脳の小鬼がこぞって女冒険者を襲い、苗床に!……なる、[ゴブリンの巣穴]的なサイクルを想像するでしょうか。
しかし今作。
ゴブに似つかわしくない「初夏の大森林」を背景とした、なにやら淡い? 雰囲気を醸し、しかもそれに合わせ、いかにもこう…少年の夏休みゲー感ある「虫採り」や「釣り」要素まであるぞ

タイトルを飾る仲間たちは「絶対これ、作者さんが試しに作ったのが案外ツボにハマって使おうと思っただけだろ」的な、ふにゃふにゃしたデザインの「イヌモドキ」に、微妙になで肩の陰キャぽいゴブリン、ゆるい表情のスライム……。
さぁ冒険の始まりだ

まぁそんなスタンドバイミー的な物語かと言えば、話のノリ自体はゆるいものの、やっぱ倒した人間の女はレイプ&調教するんですけどね。
(*サンプル画像見ても「さぁ夏を満喫しよう!」の文字の後ろで裸土下座とか、首枷した女に激しい手マン等を行っており、明らかに狙ってるギャップ。たまらない)

ゆるさある世界観、ナイス美女感あるムービー演出
実は熱いシナリオ

特徴としては随所に3Dレンダリングのムービーが挿入され、他とは違うな、という物語や演出感を盛り上げる。
特にゲーム開始のOPでは、それぞれの領土を治める魔王たちと人間の英雄、第三極たる精霊たちといった要素を散りばめ、かつての大戦が描かれ。
全体に3DレンダリングですからCGの使用画像枚数なんかも多く、なかなかの頻度で登場する女の子たちもかなり可愛い出来です(MMDぽいかな?)

さて時代は巡り、人間たちの天下へ。
同じゴブたちの骸の中で目覚めた、黒い角のゴブリン。それが貴方なのだ……
「まだこんなに強いゴブリンが生き残っていたか! 助かったぜ!」と迎え入れられた仲間のゴブと共に、人間の侵攻を防ぐためにどうすれば良いか、森の精霊様に話を聞きに行こうと。
道中、人間にいじめられていたスライム、犬なのかよく分からないイヌモドキ(戦闘では明らかに照明設定ミスったみたいな、黄色い明るすぎる光が当てられている)
つまりは森の仲間たちと合流……

パーティーはどんどん充実し、なにやらゴブ目線のちょっとおかしいやり取りも上手いと思います。

強敵を前に、やり込み的な強化箇所多数!
虫採り、魚釣り、寄り道の探索ボス、過去のゴブリン英雄から奥義継承……

そんな風にして、メインは会話と戦闘から成る1話をクリアすると次の話へ、と読んでいく形式なんですが、精霊と出会い、初の女ボスキャラを倒す3話を超えると、途端に小忙しく。
メインの話を読み進めたくとも、ガクンと敵が強くなり、苦戦は必至。
そこで妖精様のお力で新しく可能になった、なにか夏を楽しむコマンドが解禁、とここでやり込み的な夏要素が合流です。

メインストーリーとは別に、周辺を探索する寄り道戦闘、
戦闘で手に入る「甘い蜜」を樹に塗ってカブトムシの出現を待つミニゲーム? に、そこで採れたレアクワガタ等とアイテムを交換すると、魚のエサとかも手に入るんで、今度はゲージをタイミング良く止める釣りミニゲーム。
得たお魚ポイントでランダムに武具が手に入るお宝boxで仲間を強化、「探索エリアのボスへ挑む」アイテムが手に入る……。

ちなみに探索エリアのボスもまた近辺の傭兵的な強い女となっており、こいつも勝てば捕獲対象だと。
ただし毎ターン全体攻撃を放ってくる位、めちゃくちゃ強い。
挑む際のムービー演出もしっかりと用意され、言わば寄り道ボスって訳ですが、強くなってヤってやるぞ、というモチベをそそります。

そこでもう一つ、「散っていった過去の英雄ゴブリン」と対峙する事でその奥義を伝承できる、なんて強化箇所も。
ここもただ戦闘するのではなく、事前に英雄の戦闘哲学が語られ、なんとなく熱さを煽ります……(作者さん、文章センスがあるのだと思います)

しかし女というのは、たとえ勝ってレイプ可能となっても、そのままでは従順ではない。
そこで探索エリアから採れる素材で、洗脳薬を合成してみたり……。

確率なんで何度も試したりしつつ、捕獲した女性キャラの洗脳が成功すれば、H種類も格段に増えますし、また面白いのは、仲間としてパーティーに加わること。
こうなると『今までの強かったボスが仲間に』ってわけで、戦力は格段にアップ。
よし、これならメインストーリーも万事進められるかも知れない……

……とまぁ強敵を前に、やたらめったら強化ポイントがあちこち設けられ、あれにはこれが必要で、その前にこうしておくと便利で……
と、ぐるぐるサイクルを回す感じ。
気が付いたら平気で1時間30分とか経ってる、なかなか遊び込めるシステムがあるのでした。

やがてメインストーリーでは、本来中立の精霊までを支配しようとする人間の軍勢、敵味方に見目麗しい綺麗な女性キャラが出まくって応酬……となっていきそうでしたが、
シリアスな影もチラつかせつつ、多分最終的にはそこまで真剣に振り切る事もないんだろうな、という暢気さもまた窺えるのでした。

なんだか楽しいぞ……

レイプ調教はきっちりとね♪
ここでもムービー強さが活かされるHシーン

故にHシーンとしては、女の子ボスを捕まえて拠点でレイプ可能。
ただしこの時点ではまだ未洗脳であるという事で、4~5通りのエロですね。
この段階でも、挨拶代わり(エロに入る前のムービー)の拘束手マンやら、職人かのような腰つきでひたすらピストンするゴブリンに被って、絶頂回数○○回みたいな文字が積み上がる事後報告とかけっこう良い味してますが、
洗脳が成功すると、いやらしく誘惑するようになった女に、裸土下座で服従を誓わせ、更に頭を踏み付ける……
などなど、いつものゆるゴブリンはどこへやら、割と本身入った犯し方も良いなと。

そしてそれらHシーンは、全て3Dレンダリングのムービー。
だいたい1キャラに付き、5~10秒くらいのムービーが約10くらいあるかなと(寄り道の探索ボス(女)は、メインストーリーのボスのモデル流用ぽくて少し残念でしたが……)

ストーリー描写にも大きく寄与している3D技術が、このエロ部分でも大々的に活用されているのを感じました。

強化箇所があちこちに跨がる拠点パートは正直、やや操作が多くなってちょっと面倒臭かったり……もするものの、ムービーの多さ・楽しませてくれる感じに、ストーリーのへんてこだけども力入ってる感じ、ツクール的なUI演出等もよくカスタマイズされてて感心する所があり。
(目立たないかもですが)楽しいRPGという気がしました。

体験版は1時間30分。
☆評価も高いんやで。言うなら地味だけどマジメなお味ってRPGなので、感想のテンションもそんな風になったねー

・この作品のゲーム実況はここでしてます

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