ビストロ勇者 (体験版)
世界を救った元勇者が今度はビストロを開業! 招くのはかつてのパーティーに、宿敵……その果てに浮かび上がって来る話とは
▲OP
▲招待状を出してビストロに呼ぼう!
魔王を打ち倒しし時から5年、世界を救った勇者は故郷で料理店を開いていた…。
「客」としてかつて一緒に旅した英雄を、立ち寄った街の暖かい人々を、招待状を送って招き、我がビストロに誘おう、と。
▲店に招いたお客が訪ねて来ます……スチルの質の高さもさりながら、店内と窓の向こうの光景を別レイヤ扱いにして雨を降らせてみたり、光を差し込ませてみたり。
手が込んでおります
最近でも同人エロゲでは[雨音に満ちる夜 ~A night filled with the sound of rain~]とかありましたが、「coffee talk」風の作品と言えましょう。
しかもそれをAIで……。
まぁ正直舐めてたんですが、このゲームジャンルに持って来るにはやられた的な設定がまず巧く(葬送のフリーレンのような……)、おまけにUIや背景など手も込んでいる。
だいぶ「チル」な雰囲気の演出に一役買っていたのです。
▲ちょっとしたゲーム性。料理失敗してもまぁなんとかなります、が……
そんな訳でゲームとしては招かれた女の子に料理を振る舞い、そしてお話しを……特に悩みを聞いていくのが中心。
と言っても、会話は見ていくだけでなんとなく終わりますし、
一応ゲーム性として供する2つの料理のどちらかを選び、タイミングで調理に成功させる…とかありますが、ここも主人公(勇者)に肯定的な人ばかりなので、明らか失敗してマズそうな料理でも食べてくれる……となかなか緩い。
これこそチルか? みたいな感じになっているのでした。
▲会話が盛り上がったところでお花を渡してH!
そして会話が盛り上がったいい所で、告白の意味を示すお花を差し出すと……Hへ! とね(というか席に着いたばかりでもOKなんですが、さすがに「いきなり過ぎるよ!」とかは言われる)
▲Hシーン。脱衣差分なんかも
Hシーンでは最早当たり前みたく、AI絵の付加価値としてぬるぬるアニメ化が行われていて驚いたりも。
どうだろう、例えばDLsiteではAI生成フロア隔離の政策により、なんとなく技術的な所へ踏み込んで語るような土壌がありませんが、
例えばAI絵ひとつ取っても「い~いAIエンジン(モデル)選んでますねぇ」というか、取り回しの効く絵を出すなぁとか。
やっぱノウハウ、技術があると思うんですよね……
全体にそこが高い、という印象を抱きました。
▲招待できる人々は増えていって……かつての宿敵も?
興味深いのは、そうして各人の悩みを聞くうち点と線が繋がり、どうもかつての魔王が再び復活しようとしている兆し? が読み取れること。
お話の方向としては、初めは故郷の街だけですが、より遠くの人にも招待状を送れるようになり、その中にはかつての魔王の幹部も居るようで……?
と、それなりに話にオチが付きそうな、几帳面さが窺えました。
▲作った料理図鑑もあるよ
ただ[coffee talk]の革新的なところは「とりとめの無い会話で良い」としたところ、「とりとめの無い会話でも、雰囲気で場を持たせてしまう」所に凄みがあったのではないかと、
そういう意味で、話に始まりとお終いを付けようとする今作は、シナリオの観点ではある種の正解なんでしょうが、正解だからこそ野暮ったい……みたいな。
ちょっとこのジャンルについて考える機会になるなと……
体験版は15分くらい。
欲を言えば会話部分にも、もうちょいギミックが欲しかった……かな?
あとこれ、料理の為の食材調達を戦闘ありとかにすれば、まぁ簡単にRPG的なボリュームも増せるね…
・この作品のゲーム実況はここでしてます
関連:
今後ぼつぼつ増えそうと見込んでますが、今は他に
[雨音に満ちる夜 ~A night filled with the sound of rain~]
しか無いですねえ……
意味もなく
[おさけリース]
を貼ってみる
(まぁお酒を飲ませまくって睡姦するんですが)
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