魔王娘と封印の塔 (体験版)
エロRPGとしてすんなり遊べる力量に混ぜた「ヘンなところ」。
でもこれがじわじわっと面白くなって来るんだ
このサークルさんは毎回、なんかおかしくて面白い……絶妙な質感が用意されてるサークルさんだと思って、でもこれが文章の感想では非常に伝えにくいんですね。
現状、腰を据えてプレイした者同士が分かる? 分かる? と目配せし合ってる感じなのだと思います。
(ちなみにその配分が薄め? というか、唯一のメジャー感となった作品が[紋章の乙女 ~princess guardian~]なのかなあ、と…。
……言うほどメジャー感あるか…?(大量の変態おっさんセクハラを思い出しつつ))
まず今まで数々のRPG作品をリリースされて来ただけあり、さすがの遊び易さがあります。
建物内は一個一個狭めにしており、冒険自体にリズムを刻める感じがあり。
フィールドやダンジョングラなど、素材的にはけしてツクールのデフォではなく……しっとりとした(基本的な)部分も良い感じ。
物語。魔王が倒された後のその娘はどうなるの
物語は、勇者が魔王を倒し、その娘である主人公(魔王の娘)はどうなるの……って所で、
命こそ奪われませんでしたが、勇者の監視下の村に置かれ、更生を迫られることに。
勇者からの依頼をこなすべくあちこちに赴き、達成しては「信頼度」が上がるなんて一方で、
道中、昔の仲間(かつての魔王軍の幹部)と対面する事もあり、勇者にバレないよう魔王復活の為の護符を集めていくか……? と、シナリオを二軸で牽引する所も見せる。
私的にキャリアを感じた部分は、例えば最初の依頼は「森で行方不明になった薬草採りを探すこと」なんですが、こいつを助け出した後に武具屋にいくと「薬草採りが帰って来たので、商品が豊富になったよ」と言われるんですね。
一つ進行が進む度に店屋の商品が増えて行くのはRPGの定番ですが、自然にそこへ結び付ける。
またエロRPGとしては、その薬草採りを襲うオオカミに負けると犯され発生ですが、その際に「あんまり人に見られる状況じゃなかっただけマジだったかも」って言うんですね。
でその時点で期待が誘導されると思うんですが、その2つ後の敗北エロでは街の人に見られながら犯されるシチュ。
この辺りにさすが、と唸るんですねえ……。
様々な衣装チェンジ、なんやねん的笑い溢るる魔物図鑑
▲胸の部分の強化裏地(?)が無いであろう「剣士の服」の時だけ? おっぱいがたゆん、って広がる大きさになってる事に気付くとニッコリなるよね
▲新衣装を装備して戦闘してみたり
またベースとして「飽きさせなさ」を非常に心掛けておられる印象で、例えば何くれと足を運んだ先の街で、新しい衣装が手に入ったりする。
その衣装を使ったHシーンとかも入る訳ですが、この衣装は立ち絵にも反映されるんで、例えば戦闘でちょっとポーズ変わったりするたび、「カワイイな」「えっちだな…」と何か品評会のような心持ちに。
▲魔物図鑑&「なんなんだ…」感ある戦闘中エッチ。
他のエロRPGと戦闘中エロの目的が違う!?(後半ではがっつり犯される事もあるみたいですが)
▲ケモ手でぽちっ、と胸触るのはむしろカワイイ
そしてもう一つ『魔物図鑑』も外せない所で、なぜか全ての敵をオリジナルで描かれてる作者さんのこと、
この小憎たらしいよーな造形の、ザコ敵の小話が埋まっていくのがこの図鑑ですよ。
これが……「なんでやねん」的笑いを誘う小粋な文章、ついツボってしまうというw
ボスの敗北エロがそこそこ多くを占めるゲームですし、ザコ敵なんか避けるが吉……ってなりがちですが、「いかん、ザコ敵と戦って図鑑を埋めねば」となるのは、なかなか初めてでしたよ……。
この魔物図鑑ってのが割と象徴的な事だと思うんですが、じわじわ笑いが後からクるみたいに、プレイしてると何だろう、何だろう? みたく、じわじわ面白さが染み出して来るような所がある……
▲初めの敵からしてこれ(だが女の子の嫌がりは実際、股間にすくすく響く)
思うのはサークルさんの女の子絵、よく観察すれば気付きますが、衣服、髪の描き込みが尋常じゃない一方で、割とベース部分は薄味に仕立てており、それが対称的に本当に強調したいこと、やりたいこと、を浮き立たせてると思うんですね。
この構造は本作の魅力を語ろうとした時にもう一つ有効で、つまり
「そのキャリアから、RPG部分は高いクオリティでソツなく遊べるようこなしつつ」
「でもその実、それは(魔物図鑑みたいな)ヘンな部分、おかしな面白さをやりたいが為である」
みたいな。
服構造も計算に入れてるかのような、めくるめく描き込みに浸る
▲村娘立ち絵。
選択肢次第で冒頭で処女を失う……ここも複数人による抑え付けレイプと服はだけ感が良いんだ(髪の描き込みも大きく寄与してると思う)
▲魔王様の娘Verのスチルです
H絵に関しては、衣装フェチ的に[サリィの犯され売春白書]や[マーリィズナイト]とかでも大いに唸ってましたが、今作では主人公の基本立ち絵姿(村娘)を見ても、
「おなかをコルセットみたいにぎゅっとしてるの、エッチだなあ」
「そういう目でみると、裾をぎゅっと絞ってるのもえっちだなあ」
「あ、おなかのぎゅっとした部分と手首のふわふわはセットの感じになってるんだ」
「あ、よく見ると肩口でちょっと吊ってる!(おなかのコルセットに繋がってるし、そうしないと裾を絞り上げられない構造と考えた…のかな?)」
「で、その釣り上げでオッパイがより強調されるんですねえ」
「逆に、首元の垂れたりぼんは活発な感じに?」
と、いちいち観察してはふんふんと頷きたくなるほど。
タイトルでも見られる、魔王の娘Verのスチルにしても
「おっぱい布、良いですねえ……」
「ゴージャスな感じがするのは、肩からのチェーンのゆえか…」
「そして安定の服の皺の描き込み」
「しかし、髪の描き込みに何か吸い込まれるようだ…」
「もしかしてこれ、黄金比を参考に視線誘導してる?」
などなど、一枚一枚を粒立て、嗜むようにH絵を拝むのでした。
▲「セクおじ」アイコンとかいうオプション表示
重要なのはここで、ふにゃふにゃした敵モンスターが実は裏で腹黒いみたいなナンセンスにナハハと笑ったり、
絵に関しては、顎に手をやってその意図を慮っては堪能したり、
そうしたくなる「深さ」「おかしみ」、そして入口として「遊び易さ」が機能してるという事です。
転じて、良いよなあ、良いよなあ、と遊びました(体験版ですが…)
▲ぐへぐへ感を出して来た初めの街の男たち。貞淑度で入れる森
▲ダンジョンの途中でかつての仲間に「エロすると強くなる」とそそのかされ
▲ショタくんともエッチありそう
体験版最後には(信頼を勝ち得たからか?)初めの街にエロイベも解禁……
あと「貞淑度」が下がると入れるという、いかにもエロありそうな森に、
ダンジョンでちょっと寄り道すると集められる、属性のカビを持って行くとHできそうな魔王幹部のショタ…
などなど、およそRPG、冒険といったものに付随するエロ箇所は用意されてそうです。
体験版はプレイ1時間30分。
H的にはなにげにシーン中のフトモモむっちり感が良かった(小並感)
ヒールみたいな靴のおかげでお○んこ高々示してる感じとか、短足ぽいけどそれ故にむっちり感に繋がってタマランッってのを醸しててねえ…
▲こんなふともも、ぷりんとしたお尻がタマラン訳です(たまに男が邪魔に感じる時さえもある)
・この作品のゲーム実況はここでしてます
・製品版の感想は以下のサイトさんが書かれていました↓
サークルさん過去作:
[紋章の乙女 ~princess guardian~]
関連:
[ゆうしゃのあしあと]
[プニエラと魔法の霊薬]
とかも、本当はポテンシャル高い、味わいサークルさんとして入っているのだ(というか「味わい」で検索した、このブログを。なんだ味わいって)
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