祈りの少女シャルロット (体験版)

RPG,R18ライター:エローン大君

*この感想は[エローン大君]さんに書いて頂きました。

作り込まれた街や村が魅力的!コミカル寄り王道RPG 戦闘面にも面白さの片鱗が

魔物の退治や住民の助けに応じる、命・貞操ともに危険と言われる「修道騎士」。
純情な少女でありながら、そんな境遇に身を置く主人公・シャルロットの奮闘を描くRPGです。
神様が落としたと言われる「光のたね」の探索を行う修道騎士。
修道騎士の養成学校を卒業したてのシャルロットは、任務を受け船に乗ってとある地方を訪れます。
そこで待ち受けていたのは、凶暴化している魔物たちでした……。
というのが、予告版で楽しめるストーリーのあらすじ。
初っぱなから「船酔いをしてトイレに間に合わずお漏らししてしまう」など、どこか抜けたところのある主人公。
そんな彼女が出会う様々な優しい人達とのやりとりや、逆に風俗街などで見られる様々なエッチ・変態的なことに対するシャルロットのウブな反応。
会話に中に挟まれるフレーバーテキストの巧みさに、まるでシャルロットと一緒に冒険しているような気持ちになります。

うっかり子どもの砂山を壊してしまった時のとっさの対応。かわいい。

何よりシャルロット自身が、どんな人にも優しく対応する世間擦れしていない性格なので、一挙手一投足見ていて清々しいんですよね。

どこか生々しさすら感じさせる、作り込まれた街が見事

マップ朝画面左上ではずっと太陽の光が輝いていたり

太陽の光が差し込む街中はもちろんのこと、建物の中もしっかり作り込まれていまして、飽きることがありません。
風俗街のある港街と他の街では治安が違うなど、ファンタジー世界ながらリアルな生活感がとても楽しいです。
ただ、「RPGあるある」ではあるんですが、道の幅が1マスしかないのにNPCがうろちょろして通れない、なんてこともあったりします。妙なところもリアル。
ストーリーのノリとしては基本的に牧歌的で明るく、「トイレをしていたら覗かれる」などのイベントでも「小便を撒き散らしながら壁を蹴る」という凄まじい対応が描かれ陰鬱な感じを打ち消しています。

マップ夕薄暗く周りも怪しげなお店がいっぱいに

その代わり、前述した風俗街には娼館やSMクラブなどがあり、その地区に足を踏み入れると明るかった街が一変し、ちょっと怪しい雰囲気に様変わり。
それらを覗いたり変態に会ったりするとと、本作のエロポイントである「エッチ度」「淫乱度」「変態度」が上昇します。
予告版では数値が足りないのか、どの店に行ってもウブなシャルロットが自分からお断りしちゃうので、変態的なプレイは楽しめませんでした。
ちなみに、主人公のステータスとして「処女か非処女か」という点も表記されておりまして、上手く変態度等を調整すると、
『おっぱいをポロンして劇場で踊ったり、SMクラブで女王様として通っているけど、実は処女』
という、エロいロマンが感じられる「変態処女」ロールプレイも、製品版では行えるようです。

ただ脱衣するだけじゃない!戦略性の高さが垣間見える戦闘面

RPGとして特筆すべきは、「着せ替えシステム」と「十字架メイス」の2つでしょう。
立ち絵として表示される服装を変えられる「着せ替えシステム」は、可愛い服装に替えられるだけでなく、戦闘中に起こる「服ビリ」にも影響を及ぼすシステム。
戦闘中に攻撃を受けると、服が何段階にも(しかも結構細かく)破れていき、最終的には全裸になります(※全裸になるとシャルロットが怒って強くなったりします)。
予告版ではシスター服のみですが、帽子やショーツ(しまパン!等)は変更できるので、製品版に搭載されるコスチュームも楽しみだったり。

戦闘着せ替えした後の戦闘シーン

もう一つの「十字架メイス」は、主人公の祖父が作り上げた武器にして、本作の戦闘システムを象徴するシステム。
武器自身がソードやアックスなどに変形し、独自のスキルを戦略的に使えば、ボス戦などを優位に進められるようになります。
予告版の中ではソード変形のみですが、武器変化に加えて様々な属性の魔法も付加できるようになるそうなので、RPGとしてもやり込みようがありそうです。
戦闘難易度は、ボス戦に至るまでソード変形すら無いため、数で押されてどうしても苦戦気味。
主人公の体力に対してダメージ量も多く、景気よく減っていくため、戦闘バランスを取るのはかなり難しそうに思えます。
とは言え、ソード形態を身に付けてからの強さは段違い。形態・属性を用いた戦略的なバトルに関しては、製品版に期待と言った感じです。

処女・非処女かでもオナニーシーンが変わる!?3つのステータスで現れる主人公のエロ度

エロ面としては予告編では控えめで、主人公のおしっこ・オナニー・陵辱に、仲良くなった少女のパンツが見られる程度。
エロシーン自体はCGがあるものから、会話だけで済まされるプチエロなイベントまで様々。
CG付きのものとしては「変態」・(一応聖職者として)「背徳」・「異種姦」の3パターンが体験できますが、RPGの雰囲気が「のん気」であることが微妙に不安材料です。

トイレを出た瞬間に近くの人が駆け寄って心配してくれる

「トイレを覗かれる」というイベント自体の衝撃は大きいものの、イベント後に街の人が心配してくれるため陰鬱さが少なめ。
のん気さとのギャップが活きる陵辱に関してはいいものの、「寝取り」などの背徳的なエロもある本作では、ちょっと物足りなく感じるエロも出てくるかも知れません。
しかし、「回想の部屋」と称される回想モード用マップは恐ろしく広大で、その上オナニー1つとっても「処女か否か」で内容が異なるらしいことが描かれています。
前述した通り、「おしっこを漏らす」、「おしっこを覗かれる」などの弱いスカトロ分はありますが、前者は立ち絵等も無しのギャグシーン、後者はそもそもトイレに行かなければOK。

ステータスステータス下部に注目

エロシーンを見る上で重要になってくるのは、やはり様々なところで上がる「エッチ度」「淫乱度」「変態度」という3つのパラメータでしょう。
淫乱度が上がれば娼館にも抵抗なく行くでしょうし、変態度が上がれば女王様プレイだって何のそのだと思われます。
エロシーンは基本的に、娼館・SMクラブ・壁尻SEX風呂などの「街でのエッチ」と、一部雑魚敵・ボスに負けた際の「ヒロイン敗北エッチ」の2種類に分けられます。

異種姦エロシーン1 異種姦エロシーン2意外にも処女を奪われない異種姦シーン

敵に負けての異種姦に関しても、ぴっちりと閉じたおマンコに挿入されそうになるシーンがあるのですが、結局「先端の抜き差しだけで責められたので処女はセーフ!」と、意外と処女は奪われない感じ。
「街中にいるM男を責めたり、お尻を責められると変態度が上がる」なんてことも書いてあったので、非処女になるケースは意外と少ないのでは無いかと思います。
ちなみに、クリニックで処女膜が無事かを調べたり性病を治せたり、妙に生活感溢れる要素もあったりしますよ。

バグっぽい仕様から高まる期待、そして色々な意味で気になる「妖精獣」

気になった点としては、実は本ゲーム、女性キャラの立ち絵が消える時、服から表示を消す処理を行っているのか、パンツやおっぱいが薄らと一瞬見えるのです。
ただそれが、主人公だけでなく、未亡人の奥様や教会の人など、立ち絵のある女性キャラ全員、パンツが見えるんですよね。
これはもしかしたら、他の女性キャラにも話の展開によってエッチなシーンが存在するのかも……?
あと、これは実際にプレイして目撃した方がインパクトが大きいので、予告版をプレイされてのお楽しみですが、「妖精獣」の見た目が結構ぶっ飛んでます。
マスコット的な何かなのかな、とヘルプを読んだ上で実際に出会ったところ、魔法少女アニメのマスコットに乳首・スジマンを付けた「私も犯されますよ、御主人様!」と言わんばかりの容姿。
一応彼女(?)にも処女・非処女の概念があるそうなので、何が起こるのか楽しみにしておきましょう。

トイレでおしっこ

エロシーン含めボイス無しの作品ではありますが、その分SM・陵辱・弱めのスカトロ等、様々なエロニーズに適応していると思われます。
娼館などのあらかじめ用意された舞台だけでなく、レズやショタどころか「寝取り」なんかも出来ちゃうようです。
生活感あふれる街の中、様々な「性活」を送りたい方には、もってこいの作品。
王道RPGとしても性のテーマパークとしても楽しめる本作、正式版が楽しみです。
やりこみんの遊べる同人ゲーム攻略さんが攻略されています。
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